「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2018年8月

++美しい装い きよべ++

▲先月の日記へ ▲店長のきもの日記へ ▲過去ログへ ▲翌月の日記へ

究極の目玉焼き(その1)
 朝食に時々目玉焼きを作ります。 白身は固く、黄身がほぼナマが理想です。 鍛錬のか甲斐あって “ イイカンジ ” に焼けるようになりましたが、まだモノタリません。
 カリカリの白身にトロトロの黄身を絡めてシンプルに食べたいのです。

 ふと思いつきました。「白身と黄身を最初から分ければいいんだ!」
 割ったタマゴから黄身を吸出し(ペットボトルを使用)、白身だけをフタ無しフライパンで焼きます(このときスプーンを押し当て、黄身が収まる窪みをつけておく)。
 皿に移して、黄身をポチョっと載せたら…理想の目玉焼きの完成です(写真をクリックすると拡大)。

 「料理界の大発明や!!」と意気揚々ネットに書き込もうとしたら・・・・すでに先達がたくさんおられました orz_。
 「くっそ〜〜〜っ さらに精進して究極の目玉焼きを完成させるぞ」と満月のような目玉に誓うのでした。

 きょうは紺の楊柳木綿に青白角帯、青灰の太麻袴です。
          (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月31日(金)  No.5544

城端のコンセプトは?
 城端地域まちづくり検討会議メンバーで急遽、岐阜と愛知へ日帰り視察することになりました。
 みんなの森 ぎふメディアコスモス(岐阜市)とグルッポふじとう(高蔵寺まなびと交流センター)(春日部市)です。
 双方とも図書館を核にした複合施設。 メディアコスモスは伊東豊雄氏設計の新設、グルッポは統合した小学校(藤山台東小学校)をリノベーションしてます。

 メディア…は岐阜市の中央図書館の位置づけでえらいお金かかってます(125億)。 図書館としてはおぉ!と思うのですが、複合施設としては理念先行の感があって、市民と手を携えてというスタートではなかった気が。 岡崎りぶらサポーターズを参考にしたというサポータ組織もまだ²な感じを受けました。
 ただ、司書が非常に多く、彼らが得意分野を発揮することで、従来の枠では考えられなかったフレキシブルな図書館になっているのは素晴らしい!

 わずか3年で具現化したグルッポは、コミュニティカフェが素晴らしく、平日でも(夏休みということもあってか)人が溢れてました(右写真)。
 エリア全体を統括する三セク「高蔵寺まちづくり株式会社」とNPO法人「まちのエキスパネット」(コミュニティカフェ&こどもとまちのサポートセンター)がスピーディに連携しているのが印象的です。 NPO代表の治郎丸慶子さんの強い思い(=愛)が形となっているようにも感じます。
 「まなび」「交流」「居場所」のコンセプトが施設全体で共有され、明るく良い氣が流れる本当に素晴らしい施設…。 時間が足らなかったので、もう一度、今度こそランチを食べに行きたいなぁ…。

 帰って一旦夕食を済ませてから、再集結。 鉄は熱いうちに打て!じゃないけれど、まちづくり会議で意見交換します。
 城端に何が必要なのか? どうすれば実現できるのか? 維持できるのか? 徹底的に議論したいと考えてます。 お知恵とご意見をください。

 きょうはグレー織小千谷に薄茶の半衿、黒緑の角帯に灰茶の綿袴です。
          (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月30日(木)  No.5543

富山は日本のスウェーデン?
 タイトルが気になって取り寄せてもらった「富山は日本のスウェーデン 〜変革する保守王国の謎を解く〜」(井手英策/著)
 「県民必読書だろう」と思いながら読み進めると、単なる讃美本じゃないんですね、これが。 歴史の中で、現在の豊かな富山がいかにして形成されたか丹念に追ってゆきます。 富山No.1本じゃなくて、財政学でもなく、社会学書かも。
 富山は「保守が生んだ日本型北欧社会」なんだそうです。 僕の政治観は「リベラルだが、急激な変化を好まない点では保守」なので、近い気がして嬉しかったです(現政権は右派であっても保守じゃありません。「改革」の名のもとに、アメリカ迎合の政治を続けてます)。

 富山が豊かなのは女性が社会進出してるから…これは間違いありません。 有能な女性がもっと² 社会に出れば、日本の将来は明るいです。 その意味で富山県にスポットが当たるのは好ましいと考えます。
 さらに、この本を読んで城端に移り住んでくれるファミリーがいたら嬉しい!…ですが、そうじゃなくても富山好きな人が増えてくれたら満足です(在県民も含めて)。

 「日々の営みの延長線上にこそ歴史の変動がある。そんな気づきを与えてくれる迫力が富山社会には満ちあふれている。」巻末の一文です。 その通りだと思いませんか?

 きょうは黄色のコサシルクにベージュの半衿、緑の紗角帯に腰板なしの綿袴です。
          (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月29日(水)  No.5542

さくらももこさん
 漫画家のさくらももこさんがお亡くなりになりました。 まだ53歳…。
 「ちびまるこちゃん」より僕は彼女のエッセイが好きで、あの文体に憧れさえ抱いたものです。
 本棚から「もものかんづめ」を、冷蔵庫から「いただきもののもも」を探し出して、つまみ読みながら追悼しています。
 さくらさんといい、米原万里さんといい、文才のある女性は早逝しちゃうのかなぁ…(涙)

 きょうは藍色楊柳木綿にベージュの半衿、青白角帯に薄緑の綿袴です。
          (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月28日(火)  No.5541

お気軽寄席 その参
 定休日、待ってましたのじょうはな座での落語会。 歩いて行ける距離(約400m)でプロの噺家の高座が楽しめるなんて、嬉しいじゃありませんか。
 夏休み特別価格で子ども料金300円! お小遣いで入場できますよ!
 どんだけ子どもでいっぱいかと思いきや…10人程度でした(ちょっと残念)。 みんな宿題で忙しいのかなぁ。。。

 さて今回は桂 米紫さん、桂 紅雀さん、桂 弥っこさんの組み合わせ。
 弥っこさんは[時うどん]、紅雀さんはマクラが面白すぎて[替わり目]の途中まで、米紫さんは足がしびれていたのか[秘伝書]をそこそこに。 で、五箇山編み竹おどりが発祥の必殺?[南京玉すだれ]を披露。 盛りだくさんです。

 そして本日、ついに後半のメンバーが発表されました(右写真をクリックすると拡大)。
 な、な、な、なんと! 桂 米團治師匠が12月17日に出演決定! えぇ〜!?前売り800円ですよ〜 いいがけ? 楽しみだなぁ。

 きょうは水色縞明石木綿にざっくりした水色の半衿、青白角帯に青灰の麻袴です。
          (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月27日(月)  No.5540

一心講の衣装を作る
 一心講踊りを来週(9月2日)に控え、追い込まれて夏休みの工作中
 昨年は手持ちのピエロ衣装で手抜きしたので、今年は本格的に仮装しようと策を練ります。
 …といいつつも、お金をかけたくないので、そこらにあったダンボール箱でテキトーに工作。 構想3分、製作20分で完成しました!虚無僧もどき(写真をクリックすると拡大)。
 とても雑な仕上がりですが、暗いのでなんとかそれらしく見えんかなぁ(願望)

 9月2日 夜7時 善徳寺境内にお越しください(雨天時は本堂)。
 仮装歓迎!ですが、浴衣や普通の格好でも結構です。
 異世界を垣間見てきっとヤミツキになることでしょう。

 きょうはグレー縞の小千谷に黒緑の角帯、黒茶の綿袴です。
          (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月26日(日)  No.5539

『ダメ。ゼッタイ。』の、その先へ
 NHK富山放送局制作  ナビゲーション  『ダメ。ゼッタイ。』の、その先へ 〜どうする 薬物依存からの回復支援 を見ました。

 危険な薬物はダメ!というのは誰もが知っていますが、もし一旦あっち側に落ちたら中毒性常習性があるので抜け出すことは困難です。
 薬物依存の再犯も後を絶ちません。
 懲罰だけでは依存症者が減らないことから、更生のための支援施設「ダルク」【Drug Addiction Rehabilitation Center】が全国各地にあります。
 富山は和太鼓プログラムが特徴の「富山ダルク」。 薬物に手を伸ばしたい気持ちを、太鼓でストレス発散し、仲間に押し殺してきた気持ちを語ることで楽になれるそうです(写真をクリックすると拡大)。
 そして和太鼓をツテに地域社会と共存共栄し、社会復帰への足がかりとする…なんと素晴らしい!
 人間はゼッタイに一人では生きていけません。 支え合ってゆくことで、様々な人々が優しく共生できる社会を望みます。

 この素晴らしいドキュメンタリーは、最近「魂を売った」とまで言われるNHK(ニュース報道の偏向ぶりは公共放送とはいえません)。 しかし、制作現場は「上」と抗い戦っているように見受けられます。
 良質の番組をちゃんと選んで観て、視聴者として支持表明することも大切だと思っています。

 きょうはグレー縞の小千谷に緑の紗角帯、腰板なしの綿袴です。
         (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月25日(土)  No.5538

台風一過
 未明に能登半島を通過した台風20号は予想以上の強風を吹かせました。 警戒して長椅子を横にし、外に出してあるものを店内に入れておいたのですが…。 前夜音沙汰なかっただけに油断してたようです…朝起きたらミニトマトの鉢が倒れ、プラスチック鉢がどこかへ飛ばされてました(写真をクリックすると拡大)。
 つづだこみちに貼ったむぎや祭のポスターも…(暴風前の写真はココ)。 顔ハメ看板作成計画は頓挫しました orz_
 どこいっちゃったんでしょうねぇ。 ご迷惑かけてなければいいのですが…。

 きょうはグレー地紋の小千谷麻に黒緑の角帯、灰茶の綿袴です。
        (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月24日(金)  No.5537

復活!!お寺deフリマ
 平成30年10月7日(日曜日)
 お寺deフリマ 復活します!

 今年は秋に一度だけ開催することにします。
 じょうはな はなまるしぇひみつのまち歩き と同時開催(AM10〜PM4)し、相乗効果で街なかを盛り上げたいと考えました。

 現在出店者募集中! FAXorメールもしくはお電話でお問い合わせください(詳細はこちらをクリック)

 またまたイシムラ画伯がナイスなポスターを描いてくれました。(写真をクリックすると拡大) いつんかんきのどくなはや。

 きょうはグレー楊柳木綿に水色の半衿、緑の絽角帯に青灰の麻袴です。
        (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月23日(木)  No.5536

さくや姫だより その77
 連日猛暑が続きます。 台風接近によるフェーン現象もあって富山市の最高気温は39.5℃、南砺市高宮(福光)も37.5℃と共に観測史上最高を記録しました。
 お盆過ぎの数日涼しかったのがウソのようです。

 居間のエアコンは日中フル回転…ですがそこに居るはずのさくや がいない!?
 なんと、廊下でひなたぼっこ!していました(笑)
 汗腺が無いので犬は暑がりなものだと思いこんでましたが、ひょっとして姫は冷え性??
 ご覧ください、幸せそうに目を細めているさくやを(写真をクリックすると拡大)。

 きょうは緑のコサシルクに薄黄土の半衿、緑の紗角帯に薄緑の綿袴です。
        (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月22日(水)  No.5535

柳田國男文学碑募金
 城端駅前の工事が9月15・16日のむぎや祭に間に合うように急ピッチで進められています。 車が安全に出入りできるようロータリーを移動するのです(工事期間中、車両は先日完成したR304福光側からの進入路をご利用ください)。

 工事に伴って民俗学者 柳田國男の看板が撤去されました。
 明治42年に城端を訪れたことを紀行文「木曽より五箇山へ」にこう書き記しています。

 城端は機の聲の町なり
寺々は本堂の扉を開き
 聴聞の男女傘を連ね
市に立ちて甘藷の苗賣る者多し
 麻の簾京めきたり

 この文を刻んだ文学碑を別院山門の南側に募金で建立することになりました。
 すでに趣意書(右写真を)が出回ってるかと存じます、趣旨にご賛同の上ぜひご協力ください。

 きょうは地紋のあるグレー小千谷にギャルソンエプロンです。
        (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月21日(火)  No.5534

闇メイク
 昨夜のふるさと寺子屋の大トリは別院内を巡るきもだめし「闇講」です。
 いい歳こいた大人が真剣に討議し準備し力いっぱい驚かす…夜の別院が持つ場のチカラと相まって怖くないわけがない…。
 泣く子、わめく子、おしっこちびる大人(笑)、 阿鼻叫喚でした。

 今回は平家の落人伝説がモチーフだったので全員和モノ。 初めてメイクしてもらい、白装束を左前に着込み黒絽羽織で怖さを演出したつもり…でしたが。 ほとんど真っ暗な中で「あ、呉服屋さんだ〜」「ひだまりくらぶの人や〜」と子どもたちに証されていしまい動揺を隠せません。 なんでバレたんだろ(笑)

 「子どもたちに素敵な思い出を残したい」と集まったメンバー全員で撮った集合写真が凄い迫力でしょ(クリックすると拡大)。
 あ、「闇講」は来年も継続する予定です、ご期待ください!

 きょうはグレー縞小千谷に細しぼのある生成り半衿、黒緑の角帯に黒茶の綿袴です。
    (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月20日(月)  No.5533

子どもで終日賑わう城端
 いよいよ決戦の日曜日、「「ふるさと寺子屋(闇講)」」「じょうはなわんだ〜らんど」「すごろくスタンプラリー」のファミリー&子ども対象の3イベントを城端市街地で同日開催するのです。

 まずはフラワーカード加盟店を巡るすごろくスタンプラリー。 当店は反物巻きに挑戦してもらいました。 重めの木製巻芯が功を奏したか、割とすんなり回してました。

 うまいこといったので気を良くして、真覚寺さんのじょうはなわんだ〜らんどへ。 奥まった会場なので集客を心配してたんですが、杞憂だったようです。 左写真は様々な体験メニューの中で、木のカレンダーを作ってる子どもたちです。

 そして隣接する別院境内は・・・なんということでしょう!子どもたちで大賑わい(右写真をクリックすると拡大)。 こんな大勢の子を別院で見たことなかったかも…。 同日開催 大成功です!
 そして…薄暗くなってからは恐ろしい闇講が始まるのでした(つづく)。

 きょうはグレー楊柳木綿に薄茶の半衿、黒緑の角帯に腰板なしの綿袴です。
       (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月19日(日)  No.5532

ヒマワリに迷う
 見ごろだと聞き、早朝バイクで桜ヶ池と信末のひまわり迷路を見てきました。
 左が桜ヶ池クアガーデン、右が信末(山田川左岸北信橋下流)です。 記録的少雨の夏にもかかわらず見事な花を咲かせていて、お世話なさる方々の苦労が忍ばれます。

 信末迷路で迷う動画も撮影したので、参考までにどうぞ(ココをクリック)。

 きょうは紺の楊柳木綿に生成りの半衿、緑の紗角帯に青灰の麻袴です。
        (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月18日(土)  No.5531

カメラを止めるな!
 話題の邦画「カメラを止めるな!」を富山ファボーレで昨夜観てきました。
 制作費300万円の超低予算映画で俳優も監督も無名…にもかかわらず観た人がハマリ→リピーターになり→伝道師になってSNSで拡散しまくり爆発的拡散(ポンデミック)→あっという間に全県で上映(←いまここ)。
 不思議なことに映画のあらすじはおろか、ジャンルさえも秘匿されていて、誰もが「とにかく観てください」としか言わないんです。

 で、期待に胸膨らませながら(笑)観ました。
 が、最初の30分で失望に変わり、あまりのB級さにクラクラ。。。
・・・・がっ!!
 後はネタバレになるので書けません。 期待を遥かに上回る完成度で「もう一度観たい!」し、こうして日記に書くことで感染拡大に協力しています。
 次男も「DVD買う!」宣言しました。

 ここまで映画愛に溢れた映画は近年なかった…かも。
 しかも面白い。 ぜひぜひ、ぜひ⁴ 映画館でご覧になってください。 できれば誰かと一緒に(ぜったい語りたくなりますから)。
        (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月17日(金)  No.5530

Florian CLAAR 展
 午後からお盆休みをいただいて息子たちと美術館巡り。
 福光美術館にて『第4回 ザ・セッション!Artの俊英展』(8/27まで)
 第3回から3年間を置いて、1971〜1991年生まれの砺波地方の若き作家24名が美を競います。 城端ゆかり(小原好喬さん、松林 学さん、湯浅真麻さん)の作品もですが、御旅屋宏輝さんのボールペン細密画に驚かされました。

 高速に乗って入善町 下山芸術の森 発電所美術館Waldmärchen(森の物語) フロリアン クラール展」へ(10/8まで)。 フロリアン=クラール金沢21世紀美術館にも常設されてるドイツ出身の作家です。
 なんの予備知識も無く見たのですが、作家の意図はわからぬけれど、刺激的で面白かったです(写真をクリックすると拡大)。 息子たちも同様の感想でした。


 きょうは地紋のある小千谷に格子地紋の生成り半衿、緑の紗角帯に灰茶の綿袴です。
        (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月16日(木)  No.5529

あんころ渋滞
 今年も早朝5時「暁天講座」と「全戦没者追悼法要」に参列します。
 戦死した方のみならず、空襲で死亡した方も、低栄養で亡くなった方も、すべて戦争の犠牲者であり戦没者です。
 我が家は遺族ではありますが、英霊²とことさらに奉ることにある意図を感じ、強い違和感があります。
 戦争を経験した人たちは不戦の誓いを立てたはずです。 先人の意思を尊重しないでなにが保守なのでしょうか。 戦争を金儲けの道具にしたい輩は今の日本にもいます。
 左写真は切籠(キリコ)、12年越しで呼び名を知りました。

 清々しい気分で別院を出たら、和菓子屋さんの前がごった返しています(写真をクリックすると拡大)。 城端だけの風物詩、年に一度のアンコロ渋滞です。
 いつものお盆を迎えられる幸せを感じています。

 きょうは生成りの楊柳木綿に福光麻の半衿、緑の絽角帯に黒の紗羽織、黃青の細羽織紐です。
        (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月15日(水)  No.5528

明治の警察書類
 つづらこみちに新アイテム。 128年前(明治23年)の警察古書類を展示しています(写真をクリックすると拡大)。
 城端の旧家からでてきたものです。
 明治二十三年十二月廿三日 富山懸城端警察
 なにかの許可証?のようです。

 他にも昔の買物帳なども出しました。
 興味がお有りの方は、ガラスケースを開けますのでお申し出ください。 そして、可能ならばご解読をおねがいします。

 きょうはグレー縞小千谷に黒緑の角帯、竪絽の袴です。
         (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月14日(火)  No.5527

Au milieu de la vie(生命のあるものに囲まれて)
 帰省家族が揃ったので、先月27日にオープンしたお向かいさんAu milieu de la vie (オーミリュードゥラヴィ)で夕食会。

 野菜フレンチが特長のお店だけあって、野菜が抜群に美味しい!(写真をクリックすると拡大)
 メインディッシュのなんとポークは火加減が抜群で、柔らかくて香ばしぃ!!(お皿に注目!お祖父様から譲り受けたという九谷焼ですよ!)
 キュウリのジュースもめっき鯛の焼き物も美味しかった。 

 おまかせコースは4000円からだそうですが、男性比率が高いので500円奮発して4500円コースを予約。 ワンドリンク足して、税サ込み5000円ポッキリの明朗会計です。
 ちなみにランチは1500円と2000円の2コース。 プラス500円で飲み物とデザートが付くようです。
 次はランチも食べてきますね。

 きょうはグレー織小千谷に生成りの半衿、黒緑の角帯に灰茶の綿袴です。
         (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月13日(月)  No.5526

じょうはな今昔(8)「梶徳鉄工所」
 コンクリートの廃墟は萌えるのに、木造の廃屋が物悲しいのはなぜでしょう。
 廃業され無人のままになっている旧梶徳鉄工所が朽ちはじめました(写真をクリックすると拡大)。
 歴史ある建物に味のある看板なだけに残念です。
 競売にかかっていたと思うのですが、誰もこの広大な敷地を利用しきれないのかもしれません。 県道21号井波城端線の北野交差点南にある便利な場所なんだけどなぁ…。 勿体無いなぁ…。

 きょうは薄いグレー縞小千谷に福光麻の半衿、緑の紗角帯に薄緑の綿袴です。
         (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月12日(日)  No.5525

つづらこみち掲示板 
 この時期は行事目白押しの城端です。
 たくさんあって貼りきれないので、つづらこみちにコルクボードを吊り下げました(写真をクリックすると拡大)。
 まずは8月19日「ふるさと寺子屋(闇講)」「じょうはなわんだ〜らんど」「すごろくスタンプラリー」のファミリー子ども三部作、よろしくおねがいします。

 きょうはグレー縞小千谷に山吹の半衿、黒緑の角帯に黒の絽袴です。
         (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月11日(土)  No.5524

水不足でも花は保つ
 プランターを吊り下げてから2ヶ月経ちました。
 ひと月近く雨が降らないにもかかわらず、ゴンフレナは絶好調!(ラベンダーは花の時期が終わったので植え替えねばなりませんね)
 水遣りを忘れ、干からびた日もあったのですが、けなげに花を咲かせています。

 優しい雨が降らないかなぁ…との願いが叶い、久しぶりの雨、恵みの雨です。
 植物が生き生きしてるように見えませんか(写真をクリックすると拡大)。

 きょうはグレー地紋の小千谷に縞半衿、黒緑の角帯にすすけた黒茶の綿袴です。
         (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月10日(金)  No.5523

コスプレ踊りだ!一心講
 9月2日(日)夜の一心講おどりの非公式ポスターができました(写真をクリックすると拡大)。
 今回もお隣のイシムラ画伯の作品です。 イイでしょ〜見れば見るほどジワります(笑)

 今年は街なかイベント事務局のみなさんのご尽力でコプスレイヤーさんの参加もありそう(募集要項はこちら)。
 めっちゃ楽しみなんですが…問題は僕がどんな格好で参加するか?ということ。 昨年手抜きしたので、ちょっと気合を入れなくては…と思うのです。
 みなさんもぜひぜひご参加を!
 あ、仮装じゃなくてもOK!…ですが、仮装したほうが間違いなく楽しいです。

 きょうは薄グレー縞小千谷に福光麻野半衿、青白角帯に青灰の麻袴です。
         (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月9日(木)  No.5522

祭燈継承
 夜間の所望空間を考えるワークショップに参加しました。 昨日(東町庵)、今日(じょうはな庵)の2日間、新潟大学都市計画研究室メンバーが研究成果を発表し、住民と意見交換します。

 所望宿の室内照明3パターン(蛍光灯、蛍光灯+行灯、蛍光灯&燭台+行灯)それぞれを実際に設え、内と外から見比べる実験も。
 今年の曳山祭、当店は燭台+スポット(手前)+蛍光灯(後ろ)にしました。 いま思うと、短冊を読めるようにと点けたスポットが明るすぎですね、せっかく用意した燭台の効果が薄れてます。

 夜間景観についても発表があり、街路灯OFFにしたCGは衝撃的でした!主役の曳山が煌々と輝いています(写真をクリックすると拡大)。
 となれば、曳山巡行時に路上のボンボリを消灯する試みは効果を発揮しているようです。

 学生のみなさんが、城端の祭のことを真剣に考えてくださってるのが嬉しいし、「祭の魅せかた」という我々が気づかなかった視点を与えてくれたことに感謝しています。
 山町、連合会、保存会、敬神会が意識を共有して、日本一美しい祭にしたいと思うのです。

 きょうはグレー縞の小千谷に青灰半衿、黒緑の角帯に腰板なしの綿袴です。
         (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月8日(水)  No.5521

城端絹の額
 店舗奥のプチギャラリーに城端絹の額を飾りました。
 今はなき城東機業場と細川機業の製品です(写真をクリックすると拡大)。

 細川機業は大正7年に大工町で起業し、昭和12年南町に分工場を建設。 かなりの規模となったものの、昭和33年に廃業なさいました。

 全盛期は絹織業が30社以上もあった城端織物組合ですが、ニットやトリコットに移行して、現在絹を織ってるのは2社のみ。
 観光資源としても魅力的な工場建物を含めてどうしたら残せるのか? 一企業の努力だけではなく城端あげての知恵の出しどころだと考えています。

 きょうは紺のコサシルクに縞の半衿、緑の紗角帯に薄緑の綿袴です。
         (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月7日(火)  No.5520

平和とは
 今年も8時15分、広島に向かって黙祷しました。
 松井一實 広島市長の平和宣言は、遅々として進まない核兵器の廃絶への道筋と、阻害する日本政府へのいらだちを感じました。
 想像力の足りぬ為政者が我が国のトップです。

 小学6年生の平和への誓い
 
平和とは、自然に笑顔になれること。
平和とは、人も自分も幸せであること。
平和とは、夢や希望をもてる未来があること。

 シンプルだけど、その通りです。

 下を向いたまま原稿棒読みの為政者を、国民のひとりとして恥じます。
 あなたには人の発言を聞く耳はないのか? あなたには想像力がないのか? あなたが作ろうとしている国家像は、国民が望むものなのか?

 きょうはグレーの織小千谷に薄黄土の半衿、黒緑の角帯に灰茶の綿袴です。
         (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月6日(月)  No.5519

特別攻撃隊
 知覧の語り部による講演があると知り、急遽福光会館(旧ベル2F)へ。 となみ青年会議所主催の公開例会です。 「先人たちが築いた今の時代と今の自分〜戦史から学び先人たちに感謝する〜 」という…なんだかな〜のタイトルがついてます。
 「日清戦争〜第2次世界大戦」までの戦史パネル展示。 見ごたえのある展示で(写真をクリックすると拡大)、焼夷弾の重さは空襲を想像させるに充分です(ただ…日本が戦ったのは仕方なかった…的なストーリが気になります)。
 戦争体験者のビデオ「となみ野戦時ヒストリー」は思いや願いが吐露させていて、とても重厚なインタビュー。聞き入ってしまいました。

 そして講演「特攻の史実〜特攻隊員が最後に伝えたかったこと〜」 知覧特攻平和会館 語り部 田代良民さん。
 いたずらに特攻を美化するのではなく無謀な作戦よって飛び散った少年兵ひとりひとりを丁寧に語ります。 思わず涙がこぼれました。
 僕は知覧も激戦の沖縄も行ったことがありません。 一度は訪れなくては申し訳ない…と心に誓うのでした。

 きょうは黄色のコサシルクに山吹の半衿、緑の紗角帯に薄緑の綿袴です。
         (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月5日(日)  No.5518

蓑谷のラジオ体操
「蓑谷はラジオ体操の前にお経をあげとるよ」と聞いて、シンジラレナイ思いで朝6時安楽寺に向かいます。 ジャマにならぬよう、そ〜っと本堂に上がらせていただきました。
 すると…子どもも大人も正信偈を称えてるではありませんか(写真をクリックすると拡大)。 ご住職は易しくお経のフシを教えます。 子どもたちはちゃんと正座して15分間勤めあげました。
 ご褒美にフーセンガム1個をもらって、しばらく境内で遊び、6時半からラジオ体操です。

 山門下には6時半でもネムネムな子がいるのに、毎朝30分早いんですよ。 
 梅原住職に「いつからですか?」とお尋ねすると「じいさまのときから」とおっしゃいました。 孫を連れて参加してる男性も「オラちゃ子どもん時からやっとる」と。
 幼いときから仏の子として地域に育てられるのは素晴らしいことです。 地域コミュニティの核として寺院の価値を改めて認識しました。

 きょうは薄グレー縞の小千谷に黒緑の角帯、腰板なしの綿袴です。
         (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月4日(土)  No.5517

夏こそ闇講
 この19日に開催する「ふるさと寺子屋〈闇講〉」の打ち合わせに善徳寺へ。
 明るすぎるかとおもいきや、別院内は意外に薄暗く、遮光シートを併用すればほぼ闇となりそうです。

 今年は和モノで攻めます(写真をクリックすると拡大)。 商工会青年部城端ファンクラブが融合し、止揚し、完成度を高めます。
 もともと場所がコワイのに、人海戦術で圧倒するのでめちゃくちゃ怖いです、ご期待下さい!

▶混乱を避けるため、当日13時半から整理券をお配りします(1枚300円)
 第一部17:30〜 第二部18:30〜 第三部19:30〜 各20組限定です。

 きょうはグレー縞の小千谷に黒緑の角帯、黒の紗袴です。
         (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月3日(金)  No.5516

縄文展
 国立東京博物館(トーハク)で特別展「縄文 〜1万年の美の鼓動〜 」 日本各地から集めた土器土偶等が大集結、その数なんと207点!
 縄文マニアとしては絶対に外せない展示です。
 国宝「中空土偶」「仮面の女神」「縄文の女神」「合掌土偶」「縄文のビーナス」「火焔型土器」をはじめ、重文「遮光器土偶」「ハート形土偶」etc.
 ホンモノを見たくて²堪らなかった土偶がこれでもか!と並びます。さすが国立!
 とりわけ僕は仮面土偶の美しさに金縛りにあいました。 縄文の精神性の高さにもゾッコン(死語)です。
 写真は戦利品(クリックすると拡大)。 とても充実してて、いつもは図録以外は買わない僕が散財してしまいました。

 きょうはグレー地紋の小千谷に山吹色の半衿、黒緑の角帯に黒絽袴です。
         (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月2日(木)  No.5515

ゴール裏の一体感
 夏休みを頂戴して今年初のサッカー応援。 昨年逆転負けしたFマリノスを倒しに夜バスで横浜へ。
 現在首位独走のサンフレッチェ)とはいえ、W杯中断後は1勝1敗1引分…、決して強いとは言えません。 しかも直前のレッズ戦に1-4で大敗し、悪いイメージを引きずってます。

 夜7時半キックオフ!ですが体感気温は30℃を遥かに上回り、暑すぎて汗が一瞬で蒸発していきます。 応援してるだけで、熱射病にやられそう…選手の体調が気がかりです。
 以前とは違うハイプレスの攻撃サッカーをするマリノスに押されつつ、PKで1点先取して後半へ。 日程がきつく疲れているハズのサンフレ選手の運動量が落ちません。 前線からの守備で相手ボールを奪ってカウンター&セットプレイからの得点で、4-0の圧勝ムードに。 ロスタイムの1失点は残念ですが、遠征サポとしてはコレ以上無いほど嬉しい勝利となりました。
 じつは…3年前のガンバ戦以来、10試合勝ててなかったんです。 ホント嬉しい。

 青と紫に染まった満員のスタジアム。 ビジターシートは大盛り上がり。 得点のたびに、前後左右の見知らぬサポとハイタッチ。
 僕の隣は小学生のサッカー少年、お母さんと妹と一緒に来てましたが、女性達は興味が無いのかずっと座ったまま。
 無言で観戦していた彼ですが、僕や周囲の大声チャントにつられてか、少し声が出るようになり、最後は大声で。
 ゼッケン11(HISATO)のユニだから、ポジションは多分フォワードだと思います。 彼に夏休みの楽しい思い出を残せてよかった。

 一度はゴール裏でJリーグをご覧になることをおすすめします。 戦術云々の面倒くさいことを取っ払って、純粋にサッカー応援を楽しむことができますよ。

 きょうはグレー地紋の小千谷に黒柄半衿、黒緑の角帯に黒絽袴です。
 汗モンダラになった小千谷麻ですが、手洗いしてタオルで水気を取り一晩干せば、ほぼ乾きました。 念の為乾燥機をちょっと回したら、爽やかな麻着物復活です。
         (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2018年8月1日(水)  No.5514

▲先月の日記へ ▲店長のきもの日記へ ▲過去ログへ ▲翌月の日記へ