「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2017年2月

++美しい装い きよべ++

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つごもりグルメ
 今年も晴れたつごもり大市! 10時スタート前からたくさんのお客様がお越しになってます。
 10時半の「千円大市」開始時にはもうワヤクワンタンの人だかり。 保育所の園児らもお散歩に来て、J-CREWプロジェクトペギ機関長・なみ丸・サニーラダーと握手会(というかお触り会)。
 午後3時半に曳山祭ユネスコ登録記念もちまきもあって、終日賑わいました。

 今年もノンビリほっこり楽しかったなぁ…いろんなもん食べたし(ぜんざい2、つごもりうどん、焼き芋、チャリティー鍋、ポン菓子、そして池川カボチャのスープとピザセット…美味でした)。
 きょうは茶地に白糸を織り込んだ木綿に焦茶のタートル、黄金の角帯に黒茶の袴、茶のニットスヌードに手甲、茶のタビックスです。
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2017年2月28日(火)  No.4992

じょうはな座シネマウィーク
 富山で撮影された市川 徹監督作品を7本一気に上映しちゃおうという「じょうはな座シネマウィーク」が始まってます。
 定休日を利用してようやく1本だけ観ることができました。 「TAKAMINE 〜アメリカに桜を咲かせた男〜」です。

 高岡生まれ金沢育ちの化学者 高峰譲吉博士がタカヂアスターゼの抽出に成功したことは知ってましたが、アメリカに渡り日本との架け橋になっていたとは…。 伝記のような映画だったので、お勉強になりました(笑)
 ワンコイン500円が功を奏したのか、三本見たら1本無料が良かったのか、7本コンプリートしたら記念品に魅かれたのか、月曜夜の部なのに結構人が入ってました。
 街に映画館は必要なのです、きっと。 次回シネマウィークを望みます。

 きょうはグレー織木綿に黒タートルネック、黒裂織角帯に黒斑の袴、黒のフリース足袋です。
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2017年2月27日(月)  No.4991

春を迎えに来ませんか
 3月に店内催事場で「迎春展」と題した呉服展示会を開催します(写真をクリックすると拡大)。
 特集 〜お祭りを楽しむ着物〜
 訪問着や附下(つけさげ)はもちろん、小紋や紬、名古屋帯も充実します。当店ならではの男性着物も。 ぜひご高覧ください。

 久しぶりの大型催事なので超特価コーナーも併設! 半額以下(3分の1や4分の1も)見なきゃ損ですよ〜。
 先日から制作していた「南砺八景 安居寺」このチラシに入れました

 3月10日(金) 11日(土) 12日(日)の3日間 冷やかし歓迎 お気軽にどうぞ。
 きょうはグレー片貝木綿に小豆色のハイネック、グレー裂織角帯に腰板無しの綿袴、ローズニットマフラーに手甲、柿色のタビックスです。
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2017年2月26日(日)  No.4990

桜の下でお気軽 着物体験
 しだれ桜まつりにひとつ新体験メニューがあります。 きものレンタル「小春日和」さんが、4月9日(日)限定で、アンティーク着物と半幅帯でしだれ桜まつりを楽しむ企画をなさるんです(写真をクリックすると拡大)。
 お試し価格として 1時間1,000円 半日3,000円のビックリ価格 もちろん着物一式と着付料込です。

 小春日和の河村さん(城端在住のOL)が「きものファンを増やしたい」と一念発起、趣旨に賛同した当店がサポートすることになりました。 お客様は手ぶらでお越しいただいてOK!(できれば御予約ください)
 同日、じょうはな花庵のみなさんの「なりきり姫体験」にて打掛の着装もできます。 
 うわ〜楽しみですね〜。 春めく城端を着物で散策…晴れて桜が咲いていてほしいなぁ。

 きょうは桑染め紬に茶色の半衿、黄金の角帯に黒茶の袴、茶系のガーゼストールに黄ニットの手甲、焦茶のタビックスです。
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2017年2月25日(土)  No.4989

木の葉のブローチ
 つごもり大市もまだ…ですが、イベントが多い城端ではすでに次の催しが企画されてます。
 4月1日〜9日の8日間(メインは8,9の土日)に城端しだれ桜まつりを開催。 当店の体験メニューは「木の葉のブローチ」作り教室(4/8・9)。 古い大島を使って、ふんわり柔らか木の葉を模したブローチ(orペンダント)を作ってみませんか? アレンジも可能です。
 講師は丹羽やす子さん 参加費1,500円(材料費込) 所要時間約90分 見学自由です。

 きょうは茶縞ウールにくすんだ薄赤の半衿、黄金の角帯に帆布の袴、茶のチョーカーにニット手甲、キャメルのタビックスです。
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2017年2月24日(金)  No.4988

さくや姫だより その63
 テレビを “ 願いが叶う魔法の板 ” だと思ってるフシがあるさくやですが、このたび新しい芸(?)を覚えました。
 アナログレコードをキュキュキュとするスクラッチです。 ここをクリックして、音声だけ聞くと…ほらDJのテクが!(実は座椅子がさくやの動きで軋んでるだけ)
 リズム感がもうひとつなのが残念です(笑)

 きょうは紺ウールにくすんだ深緑の半衿、薄緑の角帯に黒斑の袴、グレーニットチョーカーに紺のタビックスです。
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2017年2月23日(木)  No.4987

美しい祭を
 じょうはな庵で「城端の灯り空間」という勉強会に参加。 新潟大学都市計画研究室松井ゼミの研究報告「曳山祭の灯り空間研究」(写真をクリックすると拡大)と「光の小径」の報告です。 行灯作成ワークショプもあり、童心に還り楽しく手を動かしました(僕の作品?は手前左から2つめ)。

 城端の祭、とくに曳山祭は照明をどのように灯すかで、祭の雰囲気ががらっと変わってしまいます。 山宿、所望宿、曳山それぞれに適した照度と光源があるハズ。
 山宿&曳山の御神像を明るくしすぎると神々しさが消え、装飾物になってしまうきらいがあります。
 所望宿は暗すぎてもダメだし、加減が難しい
 道路照明も夜の提灯山の美しさを損なう可能性があります。 ボンボリは光源が分散するし、庵屋台の後ろから光が入るので、美しくないなぁ…。
 なにを美しいと感ずるかは人それぞれなので、強制できることではありませんが、各々が考え熟議する風潮になれば嬉しいです。 日本一美しい祭を目指して
 きょうは柿色木綿に黒タートル、黄金の角帯に黒茶の袴、茶柄のニット手甲に焦茶のタビックスです。
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2017年2月22日(水)  No.4986

南砺八景 制作中
 9年ぶりに切り絵(もどき)を作っています。 『城端十景』につづいて『南砺八景』をシリーズ化しようと、壮大な計画を立てたんです。
 迷いましたが第一弾は旧福野町にある安居寺にしました、開基1300年間近の古刹です。
 制作過程を見ていただく為に、全体のごく一部(特長ある大わらじ)をアップします(写真をクリックすると拡大)。 下絵写真を少しずつ、マウス操作でカットすると右写真のようになります。 元画像のコントラストを大きくしてますが、どのあたりを白黒に切り分けるかの判断は経験と勘がたよりなんです。
 久しぶりで勘が鈍ってるのか、時間ばかりかかってしまい…いつ完成するか皆目見当がつきません。 これから睡眠時間を削る毎日が続きそうです。

 きょうは濃紺ウールに黒ハイネック、黒裂織角帯に梅鼠のウール袴、グレーニットチョーカーに黒フリース足袋です。
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2017年2月21日(火)  No.4985

新しいつごもり大市を!
 28日に開催する『つごもり大市』のチラシがようやく刷り上がりました。 遅れに遅れたのは、新しい催しを入れたくてギリギリまで粘ったからです。
 曳山祭のユネスコ文化遺産登録を記念して「もちまき」
 池川さんぽ道グループ「ピザ&カボチャスープ」 河川敷の畑で育てた池川カボチャです。
 地滑り災害でそば祭りを中止せざるを得なかった利賀村から、山菜類のお店が初出店。 応援したいですね。
 さらに、J-CREWプロジェクト 〜やっぱり海が好き〜 キャラバン隊が海から山(城端)へマスコットとともに上陸(右写真)!

 恒例の「千円大市」「つごもりうどん」「ぜんざい」「あったか鍋」や「小学校4年生の店」「林道美有紀ライブ」「あいけろ似顔絵」「なんと木くばりPJ」などなど、沢山あって書ききれません。

 詳しい情報はつごもり大市サイト、もしくはフェイスブックイベントページをご覧ください。 チラシ(PDF)はココをクリック
 火曜開催ですが、今年のつごもりは、盛り上がるぞ〜。
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2017年2月20日(月)  No.4984

頭のいいカーナビ?
 長男の免許取得記念(?)に買ったカーナビですが、3年を前に突然電源が入らなくなりました。 保証期間はとっくに過ぎてたので、ままよ!と分解してみることに…。
 すると…なんということでしょう!基板に直付けされたマイクロスイッチが折れてました。 チカラのかかる大事な箇所なのに、接点を二点ハンダで止めただけだなんて…。 中国製のイイカゲンさに、あきれてしまいます(安物買いの銭失いとはよく言ったものです)。

 修理を諦め、適当なナビが無いかと探すこと数時間、FineGPS「iQ 7000」を購入。 今度は韓国製、前の倍額19,990円です。 発売から1年以上経ってるので、事前に評判を調べ、正規ルートで購入しました。
 造りはしっかりしています、重量もあり、ペナペナ感はありません。 速いナビゲーションと名乗るだけあって、起動が早く軽快。 スマホと連動して渋滞情報(VICS)も取得できるとか(城端では不要)、そこそこ詳しい観光地案内も入ってます(写真をクリックすると拡大)。 マップは二度無料更新できるそうなので、大事に使ってモトを取らないきゃ←やっぱり貧乏性(笑)
 お試しドライブに出かけてみたいのですが…、時間が取れませんね(TT)

 きょうはグレー縞伊勢木綿にグレータートルネックフリース、黒緑の角帯に黒斑の袴、青茶のガーゼストールにチャコールグレーのタビックスです。
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2017年2月19日(日)  No.4983

男の着物を楽しもう
 まちゼミ『粋な角帯の結びかた』最終講座。 サミットで学んだ成果を発揮すべく&バタバタだった初回を反省し、気合いを入れつつ自然体で臨みます。
 今回お二人の参加をいただきました。 普段から着物を着てみたい方or舞台用に着こなしたい方、ご要望に添ったアドバイスができたでしょうか。
 覚えの良い方々で、最後はたたみ方の講習までできました。
 1時間足らずでここまで着られたら大したものです(写真をクリックすると拡大)。あとは実地あるのみ。

 男性着物がもっと²増えればいいのに! 今後も及ばずながらお手伝いさせていただこうと思います。
 きょうは茶地に朱縞ウールにくすんだ赤半衿、グレー角帯に梅鼠の袴、茶のガーゼストールにニット手甲、タビックスです。
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2017年2月18日(土)  No.4982

自室に絵を
 先月購入した牧田恵実さんの版画バオバブ」を入れる額を探して砺波の画材店たんぽぽへ。
 現物を持参したのに、どんな額縁にすればいいのか検討つかず…サイズすら。 ウロウロ彷徨っていたらお店の方が声をかけてくださいました。
 たくさんある中で、迷いに迷って選んだのがコレ(写真をクリックすると拡大)。 無難な感じになってしまった…難しいなぁ。
 さっそく自室に飾ってます、部屋に絵があるっていいですね。

 きょうは茶地に白糸を織り込んだ木綿に焦茶のタートルフリース、黄金の角帯に帆布の袴、キャメルのタビックスです。
 春一番が吹き荒れました。
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2017年2月17日(金)  No.4981

つごもり宣伝ツアー
 月末28日は城端つごもり大市、準備が着々と進んでます。
 手分けして広報活動することになり、今日は僕がエフエムとなみコンプレッサーのマジック・ツアー』に出演。 コンプさんとは久しぶりです。
 収録なので全く緊張感無く、ほぼ雑談で終ったのですが…宣伝になってるのでしょうか??? 
 放送は3回あるそうです、23(木)19時〜、24(金)14時〜、25(土)8時〜。 城端弁まる出しでお聞き苦しいかと存じますが、よろしければ…。 インターネットラジオでも聴けますよ〜。
 きょうはグレー織木綿に黒タートル、黒緑の角帯に黒斑の袴、チャコールグレーのチョーカーに紫のタビックスです。
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2017年2月16日(木)  No.4980

除雪道具ランキング
 立春から10日、もうさすがに大雪の心配はないでしょう。
 点検兼ねて除雪道具を僕が考える【役に立つ順】に左から並べてみました(写真をクリックすると拡大)。 

▶優勝:角スコップ 凍ってガンガンの雪もこれならへっちゃら(アルミスコップは軽いけど、柔らかいので曲がりやすく、直せない)
▶次勝:スノーダンプ 平底のほうが設置面積が多く滑りがいいので腰に優しい、重くてもがっしりした物を買わないと1年で粗大ゴミ化(間違ってもプラ製を買ってはダメ=足で蹴るので強度が必要)。
▶3位 プララッセル 10センチ以下の積雪ならこれで押すとラクチン。 柔らか素材の方が割れにくいので長持ちする。
▶選外 プラスコップ ふわふわ雪専用(=富山ではほとんど役に立たない) 流雪穴の目印…もしくは頑張って除雪してるアピール用(毒)

 きょうは茶縞ウールに焦茶のタートル、黒緑の角帯に焦茶の袴、茶柄の手甲に焦茶のタビックスです。
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2017年2月15日(水)  No.4979

アルミの曳山
 城端曳山祭ユネスコ無形文化遺産登録されたことを記念して、町内の企業(株)リバン・イシカワさんがアルミの曳山ミニチュア(1/20サイズ)を制作寄贈してくださいました(写真をクリックすると拡大)。
 金属部品加工メーカーだけあって精密です。 御神像はさすがに乗ってませんが、車輪や高欄の文様加工は素晴らしい(車輪が回るんだとか)!。
 嬉しいなぁ…、あと5基、いや庵屋台と剣鉾も…と妄想が膨らみます。 曳山会館で常設展示しています、実物の質感をご覧ください。

 ・・・・誰か3Dプリンターで超ミニチュアの曳山作ってくれませんかね(ボソっ)
 きょうは青縞ウールにグレータートル、黒緑の角帯に黒斑の袴、チャコールグレーのニットチョーカーにタビックスです。
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2017年2月14日(火)  No.4978

アイ21万キロ
 愛車ミツビシiの走行距離がついに21万キロを越えました(写真をクリックすると拡大)。 ホントは210,000kmジャストで撮るはずだっだんですが、ボーッとしてまして(笑)
 ノンターボ、四駆、4速AT、大柄な車体…なので爆発的な加速!…にはほど遠いですが、乗り心地は良く運転ストレスも少ないです。
 まだまだ乗り続ける予定ですが、もっかの悩みは塗装が剥げてきたこと…。 緑マジックで塗るか…。
 あと据え付けカーナビのデータが古く、よく田んぼのド真ん中を斜めに走ってます(笑)

 きょうは紺無地ウールに黒ハイネック、グレー裂織角帯に腰板無しの綿袴、グレーニットチョーカーにチャコールグレーのタビックスです。 
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2017年2月13日(月)  No.4977

曳山祭が始動
 準備を重ねて本日一回目の臨時曳山連合会開催日。
 西上町・東下町・西下町・出丸町・東上町・大工町の六町の区長および役員&若連中会長が一同に会し、今年の曳山巡行について議論します。
 固い会議なので事務方の僕も緊張しましたが、波乱無く終えることができました。 有り難うございます。
 遅い時間になりましたが、懇親を深める意味で軽く飲みます。
 各テーブル話が尽きず、盛り上がりました。みなさん祭が好きなんだなぁ。 嬉しいです。

 いよいよ曳山祭準備が本格化します。 我々…だけじゃなく日本が世界に誇る素晴らしい祭です、5月5日はこぞってお越しくださいね。

 きょうは璃寛茶の紬に茶衿、黒緑の角帯に梅鼠の袴、橡色の無地羽織に茶の羽織紐、梅鼠の足袋です。
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2017年2月12日(日)  No.4976

野村瑞穂 土のよはく
 花形狂言の行きしなに砺波市美術館へ、第18回至高の精神展「土のよはく」です(観覧無料 2/26まで)。 上市町在住の陶芸家 野村瑞穂さんが焼き上げる独特の形状をした作品は、おもわず触れてしまいそうな質感と体温を持ってました(写真をクリックすると拡大)。

 県民会館で開催中の「黄金のファラオと大ピラミッド展」も鑑賞(3/26まで)、平日にも関わらず混んでて、エジプト人気のほどが伺えます。
 う〜ん、吉村作治先生が監修したという展示品は立派なんですが、なにか物足りない。 たぶん僕は、お宝ではなく物語を求めていたんですね。 バー(魂)とカー(霊魂)、古代エジプト人の死生観が長い年月をかけて、どう醸成されていったのか知りたかった。
 でも、アメンエムペルムウトの彩色木棺は見応え充分、高精細オリジナル4Kシアターも良かったです、エジプトに行きたくなりました。

 きょうは紺のウールにグレーのタートルネック、黒裂織角帯に梅鼠のウール袴、チャコールグレーのタビックスです。
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2017年2月11日(土)  No.4975

太物の日2017
 呉服屋でありながら普段は太物ばかり着ています。 2月10日はもちろん太物=焦茶に朱縞のウールに黒タートル、黄金の角帯に帆布の袴、茶のニットスヌードに黒のフリース足袋(写真をクリックすると拡大)。 気負いはありません。
 各地のSNSの様子を覗いてみると(ココをクリック)、みんなオシャレだし、ファッションの一種として和装を楽しんでおられるのが伝わってきます。

 白状します、僕は最初から年中着物だったわけじゃなく、洋服もかなりこだわって着てました。 国内のデザイナーズブランドを制覇(?)し、ついにインポートモノに手を出し…。 毎月かなりの金額を洋服購入に充て…。
 でも…飽きちゃったんです。そーゆーのに。
 ふと足元(というかタンス)を見ると、未開拓の男物が眠ってました。
 これを呉服屋らしく手堅く着てもよかったんですが、なんか嫌で…。 自由にドレスダウンしてるとだんだん面白くなり、いろんなアイディア(だまし半衿一本たすきetc.)が浮かび、ますます楽しくなりました。
 いまは僕の IDENTITY はココにある!とさえ考えてます。

 和装は、帯一本、腰紐ひとつの結び方で、粋にもだらしなげにも見えます。
 作り手を越えられない宿命にある洋装より、着る側を前面に出せる和装のほうが楽しめますよ、絶対。
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2017年2月10日(金)  No.4974

花形狂言
 教育文化会館で『HANAGATA 2017』を鑑賞。 なぜか最前列中央が取れてしまったのでドキドキしながら席につきます。

 花形歌舞伎ならぬ花形狂言?とは、狂言方大蔵流 茂山千五郎家の若手(千五郎・宗彦・茂・逸平・童司)役者が立ち上げた「花形不在のオッサン揃いの会(自称)」。 「狂言の枠に縛られない舞台を」と実験的な新作狂言を披露してくれてます。
 古典は『附子(ぶす)』のみ、アレンジした『狸山伏』、狂言のお約束を利用した『my sweet home 〜旅は道連れ〜』、落語より『かけとり』、もっとも実験的だった『寄せ笑い』の五作品。
 いやもう…大爆笑しました。 世界で通用する和のコメディです。
 単に笑わせればいい…というのでなく、狂言&日本の古典をふまえた笑い、若い観客に日本の伝統芸能への道筋をつけたいとの願いが込められているように感じます。
 文楽もだけど、狂言も頑張っています。 応援の意味を込め、我が家も次世代に繋ぐべく長男を連れて行きましたが、満足したようです。

 観客を見送りながら「熊本地震支援募金」を出演者全員でなさってました、頭が下がります。
 日本手拭いを購入したら宗彦さんと茂さんが快くサインをくださいました(写真をクリックすると拡大)、「立涌に雪輪の蒲公英(タンポポ)、雪輪の薺(ナズナ)」厳しい冬の時代を耐え忍び花を咲かす…いい文様&いい色だ。

 きょうは茶地に白糸を織り込んだ厚手木綿に黒タートルネック、グレー裂織角帯に黒斑の袴、ダカ織のストールに茶のタビックス、茶のロングコートです。
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2017年2月9日(木)  No.4973

さくや姫だより その62
 無芸小食のさくやです、オテもオスワリもマテもできません。
 でもたったひとつ、教えてもないのにできることがあります。 それは…「シッポあげて」(笑)

 ウ◎チのあと、念のため拭き取ってやるときに「さくや!シッポあ〜げ〜て」というと、ピョコンと上げます(写真をクリックすると拡大)。 カワイイでしょ〜。
 動画はこちらでごらんになれます

 きょうは柿色木綿に黒ハイネック、黒緑の角帯に黒茶の袴、茶色のストールに黄色のニット手甲、焦茶のタビックスです。
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2017年2月8日(水)  No.4972

天二算盤の使い方
 上段2珠の中国算盤が店にあります、これまで使い方がわからなかったのですが、岡崎の八丁味噌カクキューを見学した際に謎が解けました(写真をクリックすると拡大)。
 そろばんは江戸時代初期(?)に明から伝来しました。 尺貫法で重さの単位1斤=16両=160匁と16進法なので(天秤で分け易かったから?)、中国では16進法の算盤として使われてたようです。
 十進法の日本では、輸入した算盤をそのまま使ってました(すなわち上段2珠が下がると、隣りの桁に繰り上げる)。 しかし明治に入り改良を重ね、現在の上段1珠下段4珠の形に落ち着いたようです。

 ようやくすっきりしました。 それにしても中国の人はあの使いにくい丸い珠をなんとかしようと考えなかったのでしょうか?
 きょうはグレー織木綿に黒タートル、黒裂織角帯に黒斑の袴、黒柄ニットチョーカーにチャコールグレーのタビックスです。
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2017年2月7日(火)  No.4971

ところでさ、
 城端線車内に見慣れぬ中吊り広告が(写真をクリックすると拡大)。
 マナーUP広告なんですが、正義よりもユーモアをということで、上から目線でない啓発活動です。

 『Which is 吾唯知足?』
 禅の教え“吾唯知足( Waretadataruwoshiru)”われただ足るを知る
 足ることを知っている者は、なにも無くても心豊かで、足ることを知らない者は、なんでも有っても心乱れる。 大切なのは知ること、学ぶこと、工夫すること。

 右と左どちらが満ち足りて心穏やかでしょうか? 一目瞭然ですね。
 地域おこし協力隊の伊勢谷千裕さんがコピーを書き、若さんがイラストを描きました。
 他にも『Which is かわいい?』『Which is おもてなし?』『Which is もったいない?』『Which is 粋でいなせ?』『Which is 侘び寂び?』があるそうなので、乗車したときに探してみてください。
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2017年2月6日(月)  No.4970

名古屋へ行くなら炭の湯
 経費(宿泊費&交通費)を節約するため移動はもっぱら夜行バスです。 今回はJRバス京都ー名古屋便を利用しました。
 早朝5時半に名古屋駅(新幹線口)に到着したので、軽く朝食を摂った後、朝6時半に銭湯「炭の湯」へ(写真をクリックすると拡大)。 ビジネスホテルの二階にあるこぎれいなお風呂で、早朝から旅行客が営業開始を待ってました

 温まったあとは1階の食事処 “タチバナ”でセルフサービス(?)のモーニング(280円)。 くつろいだ席でおかわり自由なのが嬉しい。
 ロシア人(?)のママさん(?)が僕を見るなり「カタカナ?」と。←それ「サムライ」の間違いだし(笑)

 きょうは茶縞ウールに焦茶のタートルネック、黄金の角帯に帆布の袴、茶のニットマフラーにキャメルのタビックス、帆布の道服です。
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2017年2月5日(日)  No.4969

岡崎城攻め
 岡崎へは朝9時に到着しました。 初めての土地、しかも天守閣がある!登らんなんやろ!ということで、岡崎城攻め(笑)
 明治維新で取り壊されましたが、昭和34年に鉄筋コンクリートにて再築城。 外観はイイ感じです(写真をクリックすると拡大)。 場内撮影禁止なのが残念ですが…まぁ登って損は無いかと…。
 堀や曲輪がそのまま残されてました。 三河武士のやかた家康館に行こうとして、迷って城を一周しちゃったよ(笑) さすが守りは完璧(笑)

 昨日は朝のブラブラ散歩で三河別院岡崎天満宮を参拝。 道を問えば親切に教えてくださいます。
 岡崎、ホントいい町です、すっかり気に入りました。

 きょうはグレー縞の片貝木綿に黒タートル、黒裂織角帯に黒茶の袴、茶のチョーカーに手甲、焦茶のタビックスです。
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2017年2月4日(土)  No.4968

岡崎探訪
 充実したまちゼミサミットも無事終了、午後は岡崎市内観光です。
 徳川家康生誕の地、城下町の岡崎は5万石と小藩です。 ではなぜ栄えたのか?といえば、東海道五十三次の宿場町だったから(いまも国道1号線がまちのド真ん中を通ってます)。
 国道沿いはご多分に漏れずいづこも同じロードサイド店舗が占めてますが、一本中に入れば風情ある寺社仏閣が残されてました。

 八丁味噌(城から八町離れた八丁村)のカクキューを見学(無料)。 今も木桶を使ってるとは思いませんでした(写真をクリックすると拡大)。
 社屋も素敵だし、なによりバイトくん(♂19)のスーパーガイドぶりに拍手喝采でした。 次男と同級生か…すごいな。

 きょうは璃寛茶の紬に茶衿のだまし襦袢、裂織の角帯に黒斑の袴、黒のトンビに茶のタビックスです。 
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2017年2月3日(金)  No.4967

第4回全国まちゼミサミット
 愛知県岡崎市が発祥の「まちゼミ」は日本全国に広がり、いまや300地域以上で実施!
 今日明日の2日間、三年に一度のまちゼミサミットが開催され、南砺市から14名が泊まりがけで初参加します(僕は夜バス名古屋経由で合流)。 北は北海道から南は沖縄まで、全国200地域620人以上商業者が集まったんです、凄いでしょ!
 自分の店を!商店街を!町を!なんとかしたい=まちづくりの同志と情報交換でき、キョーレツな刺激を受けました。
 頑張ってる呉服屋さんとも繋がることができ、収穫大です。
 真剣に商売のことをトコトン考えていると、新たなアイディアもひらめいて…いまとてもワクワクしています。

 2月18日(土)『粋な角帯の結びかた』若干名空きがあります。 いかがでしょうか?

 きょうは紺無地に黒タートルネック、グレー裂織角帯に黒斑の袴、グレーニットチョーカーにタビックス、黒のトンビコートです。
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2017年2月2日(木)  No.4966

茶碗の中の宇宙
 京都出張の後、国立近代美術館で開催中の「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」を見てきました(写真をクリックすると拡大)。
 習っていたお茶の先生が「樂はいいよぉ」と万感こめておっしゃって以来、興味を抱き、機会があれば拝見してきました。 今回かなりの数が出展されると知り、楽しみにしてたんです。

 初心者なので”樂は黒”だと思い込んでますが、多様な樂焼があるものですね〜。 一子相伝の楽焼ですが、時代時代のチャレンジが興味深いです。
 伝統とは形ではなく、精神を継承すること…だとあらためて思いました。

 広い会場には沢山のお茶人さんがお越しです、みなさんそれぞれの宇宙を見つけられたでしょうか?
 僕は男にしては手が小さいので、小ぶりな茶碗が好みです。 一度でいいから両掌に小さな宇宙を抱えてみたいと願ってます。

 きょうは璃寛茶の紬に茶衿のだまし襦袢、裂織の角帯に黒斑の袴、黒のトンビに梅鼠の足袋です。
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2017年2月1日(水)  No.4965

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