「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2009年2月

++美しい装い きよべ++

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人・人・人のつごもり大市
 とってもよく晴れた朝、いよいよ城端つごもり大市です。
 開始は10時からなのに、8時半には小学生がウロチョロしています(ちなみに通行止めは9時から)。 土曜日で学校は休みだし、いろんなお店は出てるし、まさにお祭り気分???
 お祭りモードなのは小学生だけじゃなく、期末テスト中(のハズ)の中学生もくじびきでテンション上がってます。
 そして大人も…。
 左は千円大市のスタート時です(写真をクリックすると拡大)。 いまどきこんなごったがえす売り場ってありますか?
 右は旧じゃんとこいで林道美有紀さんライブを待つ人々、よくぞこれだけギッシリ入ったものです。 入りきれない方が路上の街頭テレビに集まりました。 それでも人垣でよく見えません。
 例年よりたくさんあった飲食物もすべて完売。 うどんやもちつきには長い行列ができました。 それでも大きな不満の声が聞こえなかったのは、暖かい春の陽気のおかげでしょうか。
 とにかく一日通してこれだけの人がいたつごもり大市は記憶にありません。 人口密度はむぎや祭を上回っていたかも…。 まぁ、大成功でしょう。
 お越しくださったお客様、ありがとうございました。 そして快くご協力くださった皆様、ありがとうございました。 僕もつごもり大市を楽しめました。

 つごもり大市の詳細な様子は近いうちにサイトにアップします。
 きょうは白茶の木綿に赤茶の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴、白茶の足袋にストールです。
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2009年2月28日(土)  No.2060

つごもり特設会場
 いよいよ明日はつごもり大市、何週間もかけて準備してきたので、期待半分不安半分です。 幸い天気予報は晴れ! あ〜良かった。

 今年の目玉はなんといっても林道美有紀さんのデビューライブつごもり寄席でしょう。 前評判も高く、どれくらいのお客様がこられるか予測できません。
 会場の旧じゃんとこいの三分の二に畳を敷き詰めました。 膝の悪い方の為に、牛乳パックイスを、さらに後方は縁台を設置しています。 立ち見でも入れない場合に備えて「街頭テレビ」も用意しました。
 準備は万端(?)、明日は大成功で終わりたいと願ってます。
 会場設営のため、今日は一日、藍染めの作務衣姿でした。
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2009年2月27日(金)  No.2059

保育園の絵画展
 にしまち商店会加盟店にて「保育園の絵画展」を開催しています(3月6日まで)。
 さくら保育園の年長さんが「ぼくのわたしの好きな人」を描きます。
 毎年力作揃いで、見て回るのを楽しみにしている方も多いのですが、「個人情報保護」とやらで、下の名前だけが記されることになりました。 しかし「○○組の○○ちゃん」だけでは、「お母さんの絵」を見ても、誰を描いたのかわからないので興味が半減します。 残念です。

 天気がよかったので、保育園の子どもたちが絵を見に商店街を訪れました(右写真をクリックすると拡大)。 子どもの歓声っていいですね、まちがパッと明るくなります。
 ちなみに当店には「おとうさん」byこうきくん、「おじいちゃん」byあやかちゃん、「せんせい」byゆうかちゃん、が貼り出されています。 探す時の参考になさってください。

 きょうは青縞ウールに黒の半衿、黒の角帯にチャコールグレーの袴、グレーの足袋にストールです。
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2009年2月26日(木)  No.2058

つごもり準備 着々と
 美山荘で活動している「にこにこ会」にお願いしていたイスができました。 城端小学校の子どもたちが集めてくれた牛乳パックで、手づくりしたものです。
 パックを18ヶ使った四角いイスと、24ヶの六角形のイスが合計で22個作れました。 座面にきれいな紙が貼ってあるのがわかりますか?(写真をクリックすると拡大)
 作ってくださったおばあちゃん達に好評で「こんなが欲しかったがいわ」とすでに予約が入るほど…。(つごもり寄席終了後にご希望の方にお譲りします)

 つごもり大市での「林道美有紀デビューライブ」と落語レクチャー「つごもり寄席」は、畳に直接座るも良し、このイスにちょこんと座るも良し、しっかりした長椅子に腰掛けるも良し、ラク〜な形でお楽しみください。

 もし会場が満席で入れなくても大丈夫! 52インチの街頭テレビを用意します。 実物大の(ひょっとしたら実物より大きな)迫力あるライブ&落語をご覧になれますよ。
 開演前には先日撮影した林道美有紀さんのプロモーションビデオをどこよりも早く公開予定! 城端の名所と住民が多数出ている映像も期待大です。 お楽しみに〜。
 きょうはグレー木綿袷に黒半衿、黒角帯に灰黒の袴、黒のタビックスに黒手甲です。
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2009年2月25日(水)  No.2057

つばき咲くつごもり大市
 つごもり大市に花を添えようと、井口商工会女性部が椿の切り花200本を贈ってくださいました。 毎年毎年ありがとうございます。
 井口地域では3月21・22日「南砺いのくち椿まつり」を地域挙げて開催します。
 今年は3/20から第19回全国椿サミット南砺大会が行われるので、気合い充分でしょう。 プレイベントは既に始まっていて、花好きな方以外でも楽しめます。
 19年前に小さな村が小さく始めたイベントが、こんなに盛大になりました。 地域おこしの見本ですね。

 今夜はフラワーカード会の総会です。 理事長となってあっという間に一年が経ちました。
 抜かったトップですが、加盟店と事務局に助けられながらなんとかやってこれました。 もちろん城端でご購入くださるお客様の御贔屓あってのことだと思っています。
 総会なので、桑染めの紬に茶衿をかけた半襦袢、辛子の角帯に御召袴、黒に近い無地羽織に茶色の羽織紐、梅鼠の足袋でちょっとそれらしく。
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2009年2月24日(火)  No.2056

記念碑に名前が
 北陸銀行の角に「長想遠思」の石碑があります。 5年前「一般国道304号道路改築事業完成式」にて除幕されたものです。 先日からなにやら裏側を工事してると思ったら、記録銘板が据え付けてありました。
 当時の関係居住者名をすべて記録したもので、その数ざっと二百数十名、僕の名前もありました。 半永久的に名前が残ることでエラくなったような気が一瞬したのは…やはり凡夫なんだなぁ。 ちょっと自省。

 この記録板は「国道304号線城端市街地道路整備促進期成同盟会」と日本一長い名(推定)を持つ会が、拡幅前のジオラマと一緒に製作したものです(ジオラマはつごもり大市に曳山会館にてご覧になれます)。
 来週(3月2日)にはいよいよ最後の竣工式となります。
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2009年2月23日(月)  No.2055

椿事?
 神棚に供えてあったサカキに花が咲いてました(写真をクリックすると拡大)。 葉の裏側にひっそりと小さな白い花をつけてます。
 常緑の榊が花をつけるとは予想だにしてませんでした。 これはなにかの前触れか? ・・・とりあえず宝くじを買ってみることにします。

 きょうはグレー縞の伊勢木綿に黒の綿タートル、黒の角帯に灰黒の袴、グレーの足袋にストールです。
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2009年2月22日(日)  No.2054

じょうはなで歌舞伎ルネサンス
 三ヶ月ぶりの芝居は自転車でじょうはな座へ。 歌舞伎ルネサンス公演「萬夜一夜先代萩(まんよひとよのせんだいはぎ)」です。
 特別な家柄の男性だけが演ずることができる歌舞伎(大芝居)じゃなく、「昔のように誰もが自由に創作できる歌舞伎を復興したい」という歌舞伎ルネサンス、その心意気や良しです。

 演目は二つ「鶴千代御殿の場」と30年後の後日談「伊達館奥殿の場」
 仙台伊達藩の御家騒動をベースに、若君の身代わりとなって死んだ我が子を思う乳母 政岡の苦悶が見どころです。
 主演の政岡(まさおか)に朝丘雪路さん、脇を固めるのは林 与一さん、江藤 潤さん。
 発売日の早朝から並んだので、最前列に席を取り間近で見ることができました。

 …で、感想ですが『面白かったぁ!大満足!』 雪路さん演ずる政岡の母ごころは、やはり女性ならではの演技と思われます。 近隣の女性陣はすすり泣いてました。
 敵役の八汐(林 与一さん)・栄御前(西川鯉之祐さん)の憎らしさは女装した男性ならでは(?)
 過去に見た歌舞伎は常に遥か後方の席だったので、役者の微細な表情がわからなかったんですが、さすがにこれだけ近いといろんなものが見えてきます。
 腰元(吉村美奈子さん)と成人した伊達綱村(江藤 潤さん)との目線のやりとりは、「こいつらデキてるんじゃないか?」と勘ぐってしまいました(笑)

 写真はパンフと一緒に撮ったじょうはな座。 解体してビルになるという東京の歌舞伎座より、よほどそれらしいと思いませんか? 小芝居でいいから、もう一度城端で歌舞伎を見たいです。

 きょうはあずき色ヒゲの紬に茶衿の半襦袢、辛子の角帯に御召袴、白茶の足袋にストール、ロングコートに黒手甲です。
 何人も着物姿の女性がおられました。 観劇に和装、いいですよ
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2009年2月21日(土)  No.2053

男の楽チン着物術
 ネットで知り合いになった深大寺鈴之助さんが男のきもの本を出版しました。 その名も「男の楽チン着物術」
 僕の知る限り最も自由に着物を着こなしている男性が書いた指南書(?)です(写真をクリックすると拡大)。
 いままで女性のカジュアル着物本はありましたが、男性のそれは初めてかも…。 和裁までやっちゃう深大寺さんならではのノウハウいっぱいの本です。
 カラー写真が多いので深大寺さんの斬新なコーディネートを見るだけでも楽しめます。

 写真では3種類あるように見えますが、実は中身は一緒! 表紙だけ違うんです。
 限定わずか300部の発行で、シリアルナンバー入の希少本です。 本屋では絶対に手に入りませんが、当店で扱っております(1,500円)。 パラパラ眺めてお気に召したらご購入ください(きっと気に入ると思います)。

 きょうは黒茶縞のウールに茶色の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴、茶色の足袋にストールです。
【男の着物を楽しもう!】http://homepage1.nifty.com/REDKING/
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2009年2月20日(金)  No.2052

夜の灯火
 昨年から準備していた和あんどんがようやく完成しました。 さっそく店前で点灯させています(写真をクリックすると拡大)。

 虫籠桟に縁台、そして「やすんでかれ」のバナー(?)に和行灯。 イイ感じでしょ?

 夜のお散歩に疲れたらご休憩ください。
 基本的に営業時間後に消灯予定ですが、うっかり消し忘れることもアルかも…。

 きょうは縞木綿に茶の半衿、芥子の角帯に焦茶の袴、茶色の足袋にダカ織ストールです。
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2009年2月19日(木)  No.2051

連続ラジオ出演
 いよいよ近くなったつごもり大市の宣伝にエフエムとなみへ。
 生放送「ななろく・たいむ」(DJ境 佐余子さん)です。 つごもり大市の由来を簡単に伝え、今年の目玉である「つごもり寄席」「林道美有紀デビューライブ」に加え、新規事業「恋する城端企画」「自衛隊グッズ販売」などについて話してきました。
 普段は電話出演が多いので、まくしたてるようにしゃべってしまうのですが、スタジオならDJが阿吽の呼吸(?)でフォローしてくださるので助かります。

 出演終了直後、別スタジオで「ヨスマradio」(DJ前田けいこさん)の収録。 無料巡回バス「つごもり大市臨時号」についても触れました。
 今年のつごもり大市は商店会・商工会・福祉団体・行政・各種団体が連携をとり「身体も心も温まり、元気になれる市」にしたいとラジオでお話ししました。
 いまのところうまくいっています。 あと心配なのは当日のお天気ですね(雨天降雪決行です)。

 きょうは茶縞ウールに赤茶の半衿、芥子の角帯に帆布の袴、茶色の足袋に黒手甲です。
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2009年2月18日(水)  No.2050

資格合格ブローチ
 「つごもり大市」も「フラワー寄席」もこれからですが、すでに春の「城端しだれ桜まつり」の準備にとりかかってます。
 今年の開催日は4月4日(土)〜12日(日) 昨年同様、いやそれ以上に盛り上がるイベントを企画中です。

 当店は後半に「五弁の花のブローチ」づくり体験会を開催します。 針を使わないので、子どもさんでもできますよ。
 簡単なので「四弁のブローチ」も同時に作ってもらうことにしました。 四角と五角のブローチです。
 入試には間に合いませんが、大人の資格試験の合格祈願にいかがでしょうか?

 きょうはグレーにネップの入った木綿袷に黒の半衿、裂織りの黒角帯に灰黒の綿袴、黒地の小紋足袋に黒手甲。
 城端フラワー寄席のチケット完売しました。 ありがとうございます。
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2009年2月17日(火)  No.2049

つごもりポスターチラシ
 月末に開催する「城端つごもり大市」の校正がおわりました。 いよいよ印刷に入ります(写真をクリックすると拡大)。
 3色印刷ですが、例年以上に賑やかな感じになりました。 イベント盛り沢山で楽しそうでしょ?
 今回初めて両面印刷にしました。
 裏面は無料巡回バス つごもり大市臨時号の時刻表の時刻表を掲載。 1月末に全戸配布したパンフを無くした方でも大丈夫!城端の方はどうぞバスでお越しください。 バス乗り場じゃなくても手を挙げたら止まってくれます。
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2009年2月16日(月)  No.2048

あ ねはんだんご
 ねはんだんごを頂戴しました。 焼いて食べると一年間健康でいられるそうなのでさっそく反射型ストーブの上に。
 かなり前になりますが、長時間停電した時、エアコン(暖房)は勿論、石油ファンヒーターも使えないことに気づき、これはイカンと納屋から昔のストーブを引っ張りだしてきたんです。 燃費がいいし、炎が見えるので見た目も暖かい優れものです。

 右写真は昨日城端別院で行われた涅槃会の様子(写真をクリックすると拡大)。
 山門楼上に沢山の人が上っているのがわかりますか? ほとんど女性でした。
 なるほどそれで、姉はん団子?(寒)

 きょうは青縞ウールに黒の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、グレーの足袋にストールです。
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2009年2月15日(日)  No.2047

バレンタイン撮影会
 先週予告したように、きょうは林道美有紀さん「月と風」のPV(プロモーションビデオ)撮影会です。 天候に一抹の不安がありますが、決行することにしました。

 まずは別院山門で撮影。 土曜学校が休校だったので、近所の子どもたちを集めに回ります。 少子化とはいえ意外といるもんです、ヨカッタ…。
 午後は大人の部。 前日に商工会青年部員と商店に「スタッフ&エキストラ募集」のFAXを流したこともあり、これまたスムースに人が出てくれます。 みなさん、とても協力的。
 法乗寺では近所のおばちゃんたちと一緒に涅槃だんごをこねました。

 「みんなで応援してますよ」の絵が撮れたところで、「蓮如さんの腰掛け石」「桂湯」「桜坂」など恋するスポット(?)を巡ってクランクアップ!
 編集は大変だと思いますが、仕上りがとても楽しみです。 つごもり大市に旧じゃんとこいで披露しますのでご覧ください。
 きょうは白茶の木綿に赤茶色の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴、茶色の足袋にストールです。
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2009年2月14日(土)  No.2046

尺巻きムービー
 何年か前に二尺さしを使った「尺巻き」をご紹介しましたが、ちょっとわかりにくいのでは?と思ってました。
 今回映像が撮れたのでアップします。 これなら尺巻きがどういうことか一目瞭然ですね。 カメラを意識して(笑)ゆっくりめに巻きました。
 衣ずれの音も入ってます。
 【ここをクリックしてください(QuickTimeMovie)】
 絹が摺れる音っていい音でしょ?

 きょうはグレー木綿袷に黒の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、グレーの足袋にストールです。
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2009年2月13日(金)  No.2045

別院の鐘
 城端別院境内、経堂の隣にある建物は梵鐘保安堂です(写真をクリックすると拡大)。 雪囲いをして大切な鐘を守っています。
 戦時中でも供出されなかった貴重な鐘で、一説によると菊の御紋が入っていたから融かせなかったのだとか…。 本当のところは町民の厚い信仰心で護持されたのでしょうが、「菊の御紋説」も捨てがたいものがあります。

 別院にはそこかしこに菊の御紋がはいった箇所があります。 どうぞ探してみてください。
 きょうは厚手の縞木綿に焦茶の半衿、芥子の角帯に帆布の袴、茶色の足袋にストールです。
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2009年2月12日(木)  No.2044

体験ワークショプ
 じょうはな織館では、2月3月の日曜日、「体験ワークショップ」と題して、いろんな物づくりの体験会を開催しています。
 日曜日には手びねり焼物の講習会があったので次男が参加し、皿を作りました。 完成が楽しみです。

 2月15日は「デザートスプーン」(右写真)、22日は「バスケタリー」(左写真)の体験会(写真をクリックすると拡大)。
 3月8日に「カルトナージュ(小箱)」、15日は「バテンレース」と多岐にわたってます。

 その道のプロが少人数対象に丁寧に教えてくださるそうですから、楽しみですね。
 現在、参加申し込み募集中です。 お問い合わせは「じょうはな織館」まで。

 きょうは茶縞のウールに茶色の半衿、芥子の角帯に帆布の袴、白茶の足袋に黒手甲です。
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2009年2月11日(水)  No.2043

温かい紙パックのイス
 28日のつごもり大市に「落語レクチャー つごもり寄席」を開催します(入場無料、どなたでもご覧いただけます)。
 現在、ちゃくちゃくと準備をすすめています。

 会場の旧じゃんとこいの天井が低いため、高座をあまり高くできません。 普通にイスを並べると後ろの方が見えないので、会場の前半分を畳敷きにして低くし、後方を椅子席にする予定です。
 そして足の悪い方の為に、畳後方に牛乳パックのイスを置くことにします。

 大量の紙パックが必要なので、小学校に協力をお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。 児童が手に手に登校してきます(左写真)。

 イスは美山荘で活動しておられる「にこにこ会」で作っていただいてます(右写真)。 いつも折り紙などをして楽しんでいるおばあちゃんたちのお願いしました。
 完成したイスは、つごもり大市で使用後に希望者にお配りする予定です。

 商店会と小学校、福祉施設の長所を生かしたまちづくりです。 できることを無理せずすることでみんなニコニコ笑顔になれます。
 今年のつごもり大市は「あったかい市」になりそうです。

 きょうは青縞ウールに黒の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、グレーの足袋にストールです。
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2009年2月10日(火)  No.2042

存続させたいお店 かず良
 桜ヶ池の「合掌かず良」が休業しています。 ひと月前にご主人の加藤伸治さんが急逝され、営業が難しくなりました。

 加藤さんは元自動車屋さんでした。 縁のある合掌集落が廃村になり解体されることを知り、「集落の歴史や文化を消し去ってはならない」と独力で購入・移築し、山菜料理や手打ちソバを主とした料理旅館を始めたのです。 ゼロからのスタートでした。
 苦労されながらも、欲の無い加藤さんの人柄とおいしい蕎麦が口コミで広がり、桜ヶ池の名所の一つとして認知され、ファンが大勢いました。

 このまま閉めてしまうのは勿体ない、「加藤さんの遺志を継ぎたい」と、本日有志で囲炉裏を囲み議論を重ねました。
 僕も加藤さんに大変お世話になっているのでお手伝いができないかと考えています。 きっとうまくいく方法があると信じながら。

 きょうは白茶の木綿に焦げ茶の半衿、芥子の角帯に焦茶の袴、茶色の足袋にストールです。
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2009年2月9日(月)  No.2041

プロモーションビデオ撮影中
 2月1日にCDデビューした林道美有紀さんのプロモーションビデオ(以下PV)を作ろうと、有志が集まりました(右写真)。
 林道さんはもちろん、商工会青年部や城端ファンの有志、そしてプロデューサーの土屋陽輔さんです(なぜか次男がちょこんと座ってます)。

 土屋さんは初めてお会いしましたが、金髪ロン毛の見た目とは裏腹に(失礼)とてもまじめな方ですね。「こんなふうに地元が盛り上がって応援してくれるのがサイコーです」とGOサインをいただきました。

 侃々諤々(?)の議論の結果、PV第一作目は「月と風」を使い、シンプルに恋する城端の街中探検マップを巡ろうということに。「ロケ地 城端」と表示されるご当地カラオケみたいなイメージです。

 善は急げと、突如としてPV撮影が始まります、このへんのフットワークの軽さは→凄いぞ>城端。
 まず試験的につづらこみちで撮影し、桜ヶ池の「ちょっとだけ幸せに鳴る鐘」に移動。 寒い中みんな頑張ってくれました(僕は行ってません)。

 本格撮影は2月14日バレンタインデーに決行します。 エキストラ出演大募集中! 城端市街地でそれらしい集団を見つけたら声を掛けてください。

 PV完成の暁にはYouTubeで全世界に発信したいなぁ…と、間に合えばつごもり大市の街頭テレビでも…と、戦略(?)は広がります。
 こんな仕事(?)も楽しいですね。 青年部員もニコニコしながら協力してくれました。 すべからく活動は楽しまなくっちゃ。

 きょうは茶と柿色の縞のウールに赤茶の半衿、辛子の角帯に帆布の茶袴、茶色の足袋にストールです。
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2009年2月8日(日)  No.2040

消された日本国王
 「足利義満 消された日本国王」(小島 毅著/光文社新書)を読み終えました。 歴史小説ではなく、史実を書いてあるのですが、いや、ホント面白い。

 南北朝時代に生き、明から「日本国王」の称号をもらったため、皇国史観派からは「逆臣」とまで呼ばれる足利義満。 しかし当時は中国が世界の中心であった為、中国皇帝から「日本国王を任ぜられる」のが現実的な選択でした。
(余談ですが、南北を逆さにした日本地図をご覧になったことがありますか? 当時は大陸に近い日本海側が「表日本」です)

 「聖徳太子を褒め称え、足利義満を非難する」派を、現実を直視しない「夜郎自大」と切り捨てる筆はさばさばしてるけど、我が国に対する愛情さえ感じます。 そう「勢いのよい正論は、しばしば国を滅ぼす」のです。
 詳しくはこの本を読んでみてください。 眼から鱗が落ちる…カモ。

 城端は開町(1573年)直前までの歴史(室町時代)がごっそり消えています。 何も無いハズはないので、消されたのだと僕は考えてます。 当時、城端は徹頭徹尾「負けた南朝」側についてました、歴史を記すのはいつの時代も勝者です。
(ちなみに南北朝時代は60年続きますが、1392年の統合後も百年近く後南朝は抵抗し続けたそうです)

 きょうはグレーの木綿袷に黒の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、グレーの足袋に右近下駄です。
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2009年2月7日(土)  No.2039

つごもりdeフリマ抽選会
 城端つごもり大市では「千円大市」や「特産品販売」「商店の特売」に加えて「つごもりdeフリマ」と題したフリーマーケットを開催しています。
 例年出店申し込みが殺到するので、先着順より公平にと、数年前から抽選させていただいています。
 きょうはその抽選日、一目瞭然のシンプルな抽選でしょ。

 今年も半数の方に断りの電話を入れました。 せっかくお申し込みいただいたのに、申し訳ありません。

 しかし「これだけの店がお寺deフリマに申し込んでくれたらいいのに…」とちょっと思います(お寺deフリマは素人のみ出店可能)。

 きょうは厚手の縞木綿に茶色の半衿、芥子の角帯に茶色の袴、茶色の足袋にストールです。
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2009年2月6日(金)  No.2038

振り込め詐欺 防止ポイント5則
 これだけ騒がれているのに振り込め詐欺の被害が多発しています。 富山県内での被害総額は減りつつあるあるものの、昨年は1億数千万円を超えました。
 南砺警察署と南砺市防犯協会は、振り込め詐欺防止にとA4サイズのごっつい厚手の印刷物を全戸配布しています。

「その電話だまされていませんか?」
(1)自分だけで解決しようと思わないこと。
(2)電話番号が変わったと言われたら、元の電話番号に掛け直してみましょう。
(3)警察や公の機関は、キャッシュカードの確認をしません。
(4)ATMで還付金の返還はされません。
(5)融資に保証金は求められません。

 これ以上被害がでないことを願っています。
 ただ、この不況下で融資詐欺が増えるんじゃないか?と懸念しています。 ウマい話にご用心。
 そんなわけでいつでも目につくよう、店の下敷きとして使わせていただいてます。
 きょうは茶縞ウールに茶色の半衿、カラシの角帯に帆布の袴、白茶の足袋にストールです。
2009年2月5日(木)  No.2037

地域づくり談義
 南砺市の田中新市長は31すべての自治振興会で「地域づくり談義」を開催しています。
 今夜は城端地区。会場となった行政センター二階和室は人が溢れんばかりです、暖房過多か熱気か、とにかくアツい。 住民だけでなく、「市職員も参加して市民の意見を直接肌で感じるように」とは市長のアイディア。

 制限時間は2時間ですが、切れ間無しに質問や意見がでてきます。
 別院のこと・区長会のこと・スクールゾーンの安全について・城端公民館のこと・除排雪のこと・ボランティア組織のこと・縄ヶ池のこと・古道のこと・消防再編のこと・スマートICのこと・旧町名復活について・民生委員のこと…。
 とにかく多岐にわたる質問ひとつひとつに、市長はそつなく(…と書くとニュアンスが違うなぁ、真摯にが的確です)、丁寧に、時にはアツく回答してくださいました。

 僕は「つごもり大市臨時号」で商店会と商工会、さらに社会福祉協議会や南砺市が一体となって動き出しているとお伝えした上で、「交通弱者の為に西町通りを市営バス路線にして欲しい」とお願いしましたが、かなり前向きな感触を得ました。

 徹底的に情報公開するそうで、詳しくは議事録に掲載される予定です。 
 市長が前面に出ることで、市民もつられて(?)動きだし、市職員と一体となった市運営ができそうな気がしてきました。 「協働のまちづくり」ってやつです。 このまま勢いに乗れればいいなぁ。

 この地域づくり談義、明日は南山田地区で開催。
 毎晩毎晩、真剣勝負(?)で大変だと思いますが、南砺市のトップリーダーにふさわしい活躍ぶりが頼もしいです。
 きょうは白茶の木綿に焦茶の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴、茶色の足袋に薄茶のストールです。
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2009年2月4日(水)  No.2036

裂織り+草木染め=??????
 久しぶりに「きもの日記」らしい話題…。
 母が半年かけて織っていた裂織りが織上がり、知人宅で草木染めをしてきました。
 今回の染料はログウッド、銅で媒染したら、元々はくすんだ藤色系だった布が、紺色になりました(写真をクリックすると拡大します)。
 男色(おとこいろ)なので、僕に譲ってくれるそうです。
 何に仕立てようか思案中。 「陣羽織もいいかなぁ…、それとも…?」「裏地はどうしよう?」と楽しんでます。

 着用するまでにいろいろ考えられるのも、フルオーダーできる和装ならではの贅沢な楽しみです。
 着るのも嬉しいけど、課程を楽しむのもいいですよ〜。 結果はまた報告しますね。

 きょうは茶と柿色の縞ウールに赤茶の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、ダカ織のストールに茶色の足袋です。
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2009年2月3日(火)  No.2035

富山県人
 「富山県人」というそのものズバリの月刊誌があります、大正15年創刊通巻1144号というから歴史のある雑誌です。 発行は高岡にある?富山県人社
 今月号の表紙は城端蒔絵15世の小原治五右衛門こと好博さんの描いた「冬木立」でした。

 富山に関する主な情報が網羅されて、この雑誌さえ読んでれば、いまの富山県の状況が把握できると思います。 「ちょっとだけ幸せに鳴る鐘」まで紹介されていてビックリしました。
 また県人の活躍や消息、はたまた訃報(一部)までもが掲載されてますし、全国の県人会や高校同窓会の様子も載ってるので、県外にお住まいの出身者には利用価値が高い雑誌でしょうね。 (送料込みで590円)
 富山県人会の結束力が強いのもこの雑誌が間を繋いでるのかもしれません。
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2009年2月2日(月)  No.2034

林道美有紀「ミチ」
 きょうは2月1日、以前紹介した新人歌手 林道美有紀さんのデビューCD発売日です。
 ファンを自称している次男はいても立ってもいられず、開店と同時(?)に駅前のサンオンさんに駆け込みました。 ひょっとして最初の購入者かもしれません。

 さっそく家族揃って試聴。
「いい歌や〜、これ僕もらっていい?」とちゃっかりCDを自分のカバンに入れる次男。
つごもり大市でサイン会あるから、サインしてもらわれ」と教えておきました。

 CDのジャケ写は城端近郊で撮影したということです。 さてレーベル面の「ミチ」はどこかわかりますか? 地元以外の方にはかなりディープな難問だと思います(写真をクリックすると拡大します)。

 きょうは青縞ウールに黒の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、グレーの足袋にストール、黒の手甲です。
      (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2009年2月1日(日)  No.2033

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