「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2008年9月

++美しい装い きよべ++

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商工会合併の前例
 彩菜まつりのヒントを求め小杉の「ち一庵」にお邪魔しました。
 ご主人の森永さんは2日前に開催した「旧北陸道アートin小杉」の仕掛人です。
 7年目を迎え、かなり面的広がりをみせていることや、予算も初年度(5万円)の十数倍になっていると教えてくださいました。
 常連の作家さんも増え、趣旨に賛同してくれる仕舞屋さんも増えています、むろんお客様も。

 すべて順調のようですが、「商工会も観光協会も合併してしまい、今までのような運営ができなくなった」と嘆いておられました。
 人的支援の問題が大きいようです。

 城端商工会も城端観光協会も近々合併します。 射水と同じ轍を踏まぬように、よく話し合うことが大切だと感じています。
 南砺市の町村合併はタイムスケジュールに追われて、細かいけれど大事な議論が、充分し尽くされませんでした。
 どうしても商工会合併が避けられぬものならば、射水市の前例を参考にして、後悔のない合併をしたいものです。

 きょうは厚手の木綿に焦茶の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴です。
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2008年9月30日(火)  No.1909

所信表明挑発?
 休日に録画しておいたビデオの編集をしています。 TVをつけると突然国会中継が映し出され、新首相の所信表明演説が始まりました。
 「国民に人気の総理」ということで、何を話すか少しは期待したのですが、野党第一党にケンカを吹っかけてるだけにしか聞こえません。
 品が無いというか、品格にかける人が日本の首相になってしまいました。 国際外交もあの調子でやられたら…と思うと心配です。

 一方で、河野洋平議長が引退を表明なさったのが残念でなりません。 与党内で首相になってほしいNo.1だったんだけどなぁ…。
 どんどん保守系ハト派議員がいなくなるのが気がかりです。
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2008年9月29日(月)  No.1908

初めての能
 福光のささら屋さんで能楽の公演があるというので出かけました。 歌舞伎・狂言・文楽は観てきましたが、能は初めてです。
 予備知識は全くありません、そもそもお能にストーリーがあるとは思いませんでした(舞うだけだと思ってた…)。
 地謡は古文(?)だし、動きは緩慢、顔は能面で隠れてるし…、ボケーッと見てたら何のことだかサッパリ???だったと思います。
 しかしシテの山中政志さん(写真)が事前に解説してくださっていたので、難解な(?)「歌占(うたうら)」もよく理解できました。
 表現はおかしいかもしれませんが、狂言の人情ものが能楽なんですね・・・えっ?違う?

 ところで驚いたことに、演目がすすむにつれ能面に表情が見えてきました。 身振りや声の影響などではなく、確かに顔が変わってみえるのです。 これは不思議??
 帰っていろいろ考えてみるに、能面の角度(前向きとうつむき加減)によって、顔が変わるように作られているのかもしれません。 日本人って凄いですね。
 能衣装も黒地に雪輪を織り込んだ別織(多分)の素晴らしいものでした。 

 子方の生一 庸(きいちよう)君(小5?)が待ってる間、眠くなるのを必至でこらえているのが可愛くて可笑しくて、心の中で『がんばれ!』と能そっちのけで応援してました。 あ〜ドキドキした(笑)

 きょうは厚手の縞木綿に焦茶の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、茶色の足袋です。
2008年9月28日(日)  No.1907

縁台のある商店街
 風雨にさらされ傷んだ「やすんでかれ」のタペストリー(?)を四年ぶりに新調しました。
(1)30cmにカットした丸棒の両端15mmの位置に直径5mmの穴をあけます。
(2)城端特産の絹襖をA3大にカットし、手差しコピーで原版を転写します。
(3)両端を織り込んでテープで止め、丸棒を巻き込んで固定し、紐を通してでき上がり。
 所要時間20分くらいでしょうか。

 さっそく店前の縁台に吊るしました。
 どなたでも遠慮なさらずにここに座って休んだり、知人と世間話をしてもらえればいいな…と思います。

 夜7時からは月に一度の蔵布都座(映写会)、今回は「雨に唄えば」です。
 ハリウッドらしいお金のかかった映画で、楽しいミュージカルでした。
 オマケに次男が作った映画「ご当地キューピー隊の冒険」も上映したら、ウケました。←親バカです。

 きょうは縞の片貝木綿に黒絣の半衿、黒い角帯に灰黒の袴です。
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2008年9月27日(土)  No.1906

袴党におすすめの漫画
 新総理と違い若年層に無理して媚びる必要も無いので、今じゃマンガはほとんど読みません。
 が、このあいだ長男が買ってきた漫画「さよなら絶望先生」は気に入りました。
 なんといっても主人公の糸 色 望(いとしきのぞむ)が袴姿というのが嬉しいじゃありませんか(そっちかぃ…とのツッコミがありそうですが)

 ギャグ漫画ですがドタバタじゃなく風刺ネタが主体で、絵で落とさず、文字で落とすところがテキストマニアにはたらまなく快感です。
 現代ものですが、レトロな女性きものも出てくるので要チェックですよ。
 週刊少年マガジンで連載中です。

 きょうは縞の伊勢木綿に焦茶の半衿、黒の角帯に灰黒の袴です。

※文中にあきらかな間違いがひとつあります、さてどこでしょう?…って昨日の続きかぃ!
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2008年9月26日(金)  No.1905

ウィンドウで間違い探し
 店のレイアウトを変えてから、日替わりでウィンドウディスプレイを変えています。 といっても、毎日どこか一カ所を変えるだけなのですが…。
 どこが変わったかお気づきですか?
 左は昨日、右は今日のウィンドウです(写真をクリックすると拡大)。

 なんと彩菜まつりの実行委員会がありました。 今年は10月25日26日〜11月1日2日のロングランです(一部11月9日まで)。
 11月にはじょうはな座を中心にして「まるごと南砺」というイベントも同時開催するので、かなり賑やかになります。 ご期待ください。

 きょうは生成りの木綿に縞の半衿、辛子の角帯に薄茶色の袴です。
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2008年9月25日(木)  No.1904

平田昌輝展
 じょうはな座で利賀在住の彫刻家 平田昌輝さんの個展が始まりました(予定では10月末まで)。
 ドローイングが13点、小さな鋳物が3点、そして昨年の第2回越中アートフェスタ最高賞の越中アート大賞・北日本新聞社長賞に輝いた石彫「ふたり」も(写真をクリックすると拡大)。
 平田さんはまだ若いのに(26歳)、多才ですね。

 じょうはな座のロビーは誰でも入り易いので、ここで様々な展示がなされるといいなぁ…と思ってます。 
 きょうは白茶の木綿に茶の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴です。
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2008年9月24日(水)  No.1903

五色の報告書
「城端別院善徳寺の虫干法会」の調査報告書が発刊されました。
 昨年から虫干法会で「聖徳太子の御絵伝」を語ってくださっている、名大の大学院生を中心にした名古屋大学宗教儀礼テクスト研究会の著作です。
 報告書というとお固い本みたいですが、写真を多用したカラー刷りで(144頁)、読み易いムック誌のようです。

 …といっても内容は広く深く、特に第二部の調査報告篇は読み応えがあります。
「絵伝」「花講」「読縁起」「宝物」「貞子姫」「盤持」「千代加礼」「鯖鮨」「柳 宗悦」「参詣者」と聞くと、テキストマニアの方なら読みたくなってきたでしょ?
 聞き取り調査主体なので、細かい部分に誤認がいくつかあるようですが、よく調べておられます。 敬服しました。

 驚いたのは、表紙に緑・黄・赤・白・紫の五色のラインが使われていて、巻末の後記にも手づくりした五色の旗が写されていたことです。 嬉しかったなぁ。

 この報告書は別院寺務所で販売しています。 虫干法会だけでなく、別院ガイドとしても優れた本なので、一家に一冊ぜひどうぞ!

 きょうは紺のコサシルクによろけ縞地紋の水色半衿、黒の角帯に薄緑の袴です。
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2008年9月23日(火)  No.1902

井波へプチ旅行&観劇
 約一年ぶりに井波総合文化センターで演劇「鬼灯町鬼灯通り三丁目」を観ました。 鬼灯と書いて「ほおずき」と読むのだそうです。
 出演は秋野暢子、川島なお美、冨樫 真、六角精児(敬称略)の四人のみ。 …ですが、脚本(東 憲司)の面白さで最後まで一気にイッちゃいました。
 配役をみてあまり期待していなかった(失礼)だけに、大収穫です。 これで四千円は安い!
 四人の俳優(女優)も、いい演技してました。 出だしは聞き取りにくかった声も通るようになったし、ノリも良かった。
 これは多分、観客がきっちり笑って拍手して…とノリノリだったからではないでしょうか? その意味では、観客も芝居に参加してるんですね。

 きょうは定休日だったので、ノンビリ市営バスに乗って井波までの小旅行を企てました。
 寺のまちアートinいなみ2008実施期間中だったので、いろんなお店を巡って話を聞いたりして、とっても楽しい半日でした。 「いわくら民芸」さん、「胡桃の木」さん、ありがとうございます。
 普段の観光客数では城端にまさっている井波でも、いろんな悩みや問題があるんですね。 距離は少し離れていても、共有できる思いを持つ者同士、なにかのアクションができる気がします。

 きょうは厚手の縞木綿に焦茶の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴です。
 お忍びで行ったつもりですが、井波でもこの姿は目立つのか、すぐに正体がバレてしまいました…ハハハ。
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2008年9月22日(月)  No.1901

松原大樹君に心臓移植を!
 氷見市の松原大樹君(19)の命を救ってください。

 今年3月上旬に体調を崩し入院、心肺機能が急激に低下し重篤な状況に陥り、「劇症型心筋炎による拡張性心筋症」という難病と診断され、人工心臓の装着手術を受け、一命を取り留めました。
 この先、心臓機能が回復する望みは無く、人工心臓も使用に限界があるため、一刻も早い心臓移植が必要です。

 しかし、国内では早急な移植が期待できないことや、体に合った臓器提供の可能性が極めて低いことなどから、海外での移植に望みを託すしかありません。
 海外での移植手術は、保険などの適用はされず、補助人工心臓を装着した状態での渡航費・心臓移植手術費・滞在治療費など 約1億3000万円の費用が必要と言われました。
 この金額は、一般の家庭では到底用意することが不可能な金額であり、また医療援助制度もない状況で、大樹君を助けるためには、多くの皆さんの善意にすがるしかありません。
 そこで地域の方々、大樹君や両親の友人が集まり、「大樹君を救う会」を設立し、海外移植を支援するため募金活動を始めることにしました。

 当店もお手伝いすることになり、募金箱を店内に設置したところ、子どもたちも早速お小遣いを入れてくれました。
 どうぞ皆様方の温かいご支援を賜りますよう、お願いいたします。
 悩み苦しみながらも「生き続けたい」という大樹君の強い願いをかなえてあげたいと思います。

大樹君を救う会http://savedm.web.fc2.com/

 きょうはグレー縞の片貝木綿に黒茶の半衿、黒の角帯に灰黒の袴です。
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2008年9月21日(日)  No.1900

しばらく店番してました…
 秋の模様替え第二弾でBag類をドドーンと前面に出しています。 素材もいろいろ(酒袋、草木染め、ホースヘア、名物裂etc.)、形もいろいろ、大きさもいろいろです。
 行楽シーズンでお出かけも増えることでしょう、この機会に一度ご覧になってください。
 新たに追加した分、しばらく「店番」してくれていたカバン類を「半額」にいたします。
 現品限り!お値打ちです。 お早めに!

 きょうは黄色のコサシルクに生成りの半衿、辛子の角帯に薄緑の袴です。
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2008年9月20日(土)  No.1899

宿儺南瓜
 例年に増して今年はいろんな野菜をいただいています。 一見ヘチマのような、なんとも長〜いカボチャを頂戴しました。
 
 調べてみると、宿儺南瓜(すくなかぼちゃ)というそうな…。 飛騨の丹生川村(現在は高山市)が原産地です。
 飛騨に伝わる伝説の妖怪(英雄?)「両面宿儺」に因んでつけられたとか…。
 なんで妖怪の名を?と思うのですが、飛騨では大和朝廷に反逆したヒーローのようです。

 『宿儺』とは宿(やどる)+追儺(ついな)〈節分の豆まきの由来の行事〉で、【人に宿る悪いものを追い払うという意味】があるといいます。 丹生川村の人々の願いがこもった名前なんですね。
 水っぽいのかと思いきや、見かけによらずホッコホコでとっても美味しいです。

 きょうは生成りの揚柳木綿に縞の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴です。
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2008年9月19日(金)  No.1898

ご当地キューピー隊の冒険
 次男が制作していた「映画」が完成しました、題して「ご当地キューピー隊の冒険」。
 撮影した348コマの写真をひとつひとつ繋ぎ合わせて1分間の動画にします。
 GraphicConverterの【ファイル】メニューから【スライドショーをムービーとして書き出す】を選択するだけなので簡単です。

 偶然BGMとシンクロしていて、それなりのものになった・・・・・カモ?
 YouTubeにアップしたので、よろしければご覧ください。
 (ダウンロードが追いつかず再生が止まる場合は、一時停止して赤いバーを溜めてからご覧ください)

 きょうは紺のコサシルクに縞の半衿、黒緑の角帯に灰黒の綿袴です。
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2008年9月18日(木)  No.1897

おくりびと
 レイトショーで「おくりびと」を観ました。
 青木新門さんの「納棺夫日記」に感銘を受けた本木雅弘さんが主演し、富山県出身の滝田洋二郎さんが監督した作品です。
 第32回モントリオール世界映画祭グランプリ受賞だけじゃなく、第17回中国金鶏百花映画祭国際映画部門で三冠を獲った話題作のせいか、いつもはガラガラの館内に30人程度の人が入ってます。

 いい映画でした。 所作が美しいだけじゃなく、笑いあり泪あり…と書くと安っぽい映画のようですが、内容は充分重く、ご覧になった方はきっと満足されることでしょう。
 ただ、ここまでエピソードを詰め込まなくても…とちょっと思います。 滝田監督がサービス精神旺盛なのかもしれませんが、もっと余韻や間があってもいいかな…と。
 これは多分、僕が「納棺夫日記」の後半をこよなく愛するからでしょう。 別の話だとは知ってますが、どうしてもイメージを引きずってるんですね。

 チェロが効果的に使われてました。 古川展生さんが中心となって演奏し、柏木広樹さんが本木さんに演奏指導したそうです。 こりゃチェロブームが来るかな?
 商業映画としても成功すると思いますし、してほしいです。 そして多くの方が「納棺夫日記」を読み返すきっかけになれば嬉しいです。
 きょうはグレー縞の小千谷に焦茶の半衿、黒の角帯に薄手の綿袴です。
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2008年9月17日(水)  No.1896

Purification
 じょうはな織館ぎゃらりーで廣田良子さんの個展「うたうみずうみ/Purification」が始まっています(9/28まで)。
 廣田さんは城端出身で、京都在住。 フェルトを加工し、さまざまな作品を生み出しています。

 素材が持つ質感と柔らかさに加え、染色し大胆にフォルムを変えることによって、確固とした廣田さんの世界が創られました(写真をクリックすると拡大)。
 奥に見える白いカーテンは異空間へのエントランスとなってます。

 異質ではあるけれど、居心地は悪くない…むしろ自然の中に包まれているようなこの空間を皆さんも体験してみませんか?
 きょうは緑のコサシルクに生成りの半衿、辛子の角帯に薄緑の袴です。
※ちなみにPurificationとは「浄化」のことです。
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2008年9月16日(火)  No.1895

「万華鏡」撮影
 富山写真館「万華鏡」がいよいよ200号を迎えました。 記念号は「監的壕」カラーページ大増で、お値段据え置き500円です。
 地元でカンテッコーと呼ぶ監的壕(かんてきごう)は、立野ヶ原の旧陸軍演習場で砲撃訓練の着弾確認に使われていました。 いまも2つが現存する戦争歴史遺産です。

 この万華鏡の写真を一手に引き受ける風間耕司さんから「つづらこみちを撮影したい」と突然電話がありました。 201号「路地」に載るんだそうです。 いつも素晴らしい写真を拝見しているので、でき上がりがとても楽しみです。

 きょうは敬老の日。 月曜日ですが祝日なので店を開けています。
 むぎや祭は以前、敬老の日(9/15)開催だったので、間違えてお越しになる方が結構おられました。 せっかくお越しになったのに、ほとんどの店が閉まってたらショックでしょ。

 きょうはグレー縞の片貝木綿に黒地の半衿、黒の角帯に灰黒の袴です。
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2008年9月15日(月)  No.1894

むぎやの愉しみ
 城端むぎや祭は舞台競演や街並み踊りを鑑賞するのがメインではありますが、愉しみかたはいろいろです。

 まず二日目の朝には「麦屋節コンクール全国大会」があります(左写真)。
 麦屋節(字余りを含む)だけののど自慢で、子どもから大人までたくさんのエントリーがあるんです。
 会場は別院ですが、音声は市街地に流れるので、店番しながら聞いています。 同じ麦屋節でも唄い手によって全く違うのが興味深いし、緊張感まで伝わってくるんですよ。

 夜は「パレード」の後に、地元民と観光客が混ざっての「総踊り」があり、通りに長い長い人の輪ができます。
 浴衣を着た城端人が間に入るので、初めての方でも見よう見まねで踊れます。 総踊りの様子をYouTubeにアップしました。
 笠踊りを覚えたい方には「むぎや踊り講習会」も開催しています。

 このように城端むぎや祭は見るだけじゃなく、参加することもできる祭なんです。
 これが楽しくて毎年来られる方も多いです。 来年はゆかたで参加してみませんか?

 きょうは生成りの揚柳木綿のきものに縞の半衿、辛子の角帯に茶色の袴です。

 総踊りの途中、早じまいしようした露天商が車両を会場に乗り入れようとしましたが、警察官の方々が身体を張って阻止してくださいました。 ホッとしました、本当にありがたいことです。
 歩行者天国に車が入るのはとても危険です。
 また、ごく一部の露店を除いて、後ろに歩けるだけのスペースを空けてくれました。 おかげでこれだけの人間がスムースに行き来できています(ムービーはこちら)。
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2008年9月14日(日)  No.1893

麦や蕎麦
 いよいよ今日から城端むぎや祭。 数年前からむぎや祭は敬老の日の直前の土日です。
 今年は9月の第三月曜日(敬老の日)は15日なので、9月13・14日のかつてない早い時期の開催となります。

 むぎやの魅力はいつもお伝えしてると思うので、新たに企画された「麦や蕎麦」をご紹介します。
 富山そば研究会城端道場の方々を中心に、旧じゃんとこいで手打ち蕎麦を販売することになりました。 というのは、飲食店だけでは多くの観光客をまかないきれず、食難民が大量発生していたからです。

 夕方、前を通りかかったら、そろそろ準備ができそうだ…ということで、栄誉ある(?)第一号の客となりました。
 メニューはざるソバ(もりそば)オンリー、500円です(写真をクリックすると拡大)。 きれいな蕎麦で、ツルツルっと食べちゃいました。
 ごちそうさま、美味しかった。

 きょうはクリーム色のコサシルクに柿色の半衿、辛子の角帯に薄手の綿袴です。
 じゃんとこい麦屋の日なので、この格好でも目立ちません。 むしろ地味なくらいです。
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2008年9月13日(土)  No.1892

ケータイでピッ!!
 いよいよ明日からむぎや祭です。
 天候も良さそうなので、各地から多くのお客様がお見えになることでしょう。

 観光パンフはたくさん準備してるのですが、手に入りにくい場合もあるでしょうし、さらに詳しい情報が欲しい方もおられるかもしれません。
 そこで携帯電話のQRコード(二次元バーコード)読み取り機能を使ったモバイルサイトを立ち上げました。

 題して「城端ケータイ読み取りQR」・・・・うわっ、そのまんまだ(笑)
 情報はまだ少ないですが、これから拡充していきます。

 QRコードをシールにして、説明必要箇所に貼付け、簡単な情報を掲示。
 もっと詳しく知りたい場合はサイトにアクセスしていただくことになります。
 右写真はつづらこみちの東町側に貼ったシールです(クリックすると拡大)。 これをピッと読み取れば、つづらこみちの詳細がわかります。

 城端のいろんなところにこのQRシールがあれば、立て看板が無くても詳しい情報を得ることができます。
 現在試験運用中ですが、むぎや祭にお越しになる若い方の利用状況を見てもっと拡充する予定です。

城端ケータイ読み取りQRhttp://johana.seesaa.net/

 きょうはグレー縞の小千谷に焦茶の半衿、黒の角帯にチャコールグレーの綿袴です。

☆このシールを貼らせていただける場所を探しています。
 その箇所に応じた説明を入れて無料で作成しますので気軽にお問い合わせください。
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2008年9月12日(金)  No.1891

横着巾着の作り方
 毎日ぶら下げていた巾着が擦れてボロボロになったので、新しく作ることにしました。
 三作目ともなると手慣れたもので、ものさしや待ち針を全く使わずに作れます(今回はおよそ10分で完成)。

 長く使えて飽きのこぬよう、生地にはこだわり、大阪さらさや吉本 力さんの本藍木綿を使います。
 素材感のおかげか、多少歪んでいても気にならない出来映えとなりました(…と自画自賛)。

 作り方を【和の掲示板】にアップしています、よろしければご覧ください。

 きょうは黒縞の小千谷に黒の麻混半衿、黒の角帯に薄手木綿の袴です。
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2008年9月11日(木)  No.1890

つづらこみちで彫刻展
 きょうから15日までつづらこみちにて城端在住の彫刻家 中嶋外志男さんの小品展を開催します。
 急遽決まったので、案内状が間に合わなかったのですが、むぎや祭期間中(9/13・14)にたくさんの方に見ていただければと思います(ご希望があれば販売も可)。

 荒削りで力強い中嶋さんの彫刻には得体の知れないパワーを感じます。
 城端にはいろんな作家さんがおられるんだなぁ…と改めて思います、小さな町なのに。 文化の深度が高いのかも…と自画自賛。
 きょうは紺のコサシルクに黒に近い茶の半衿、黒の角帯に灰黒の綿袴です。
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2008年9月10日(水)  No.1889

ショーウィンドウが消えた
 きよべ恒例の季節の大模様替え
 今秋は、ショーウィンドウを前後逆にしました。 路面から可愛い小物などを見て楽しめるようになってます。 内側からは間近できものに触れていただけます。

 実は蔵布都 藍オープン当初はこうなってたんですが、いろいろあって着物を前面に出してました。
 什器を入れ替えたことで、店内のスペースが少し広くなりました。 お茶やコーヒーを飲みながらきもの談義しませんか?

 さらに書籍の一部を奥のパティオ側に移動しました。 風の通り抜ける気持ちのよい空間で読書三昧していただくことも可能です。
 きょうは生成りの揚柳木綿に柿色の半衿、辛子の角帯に薄茶の綿袴です。
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2008年9月9日(火)  No.1888

衝動買い
 この歳になると物欲も衰えてきて、物に執着することもあまり無くなりました。 で、結果的に必要な物しか買わなくなるわけです。

 しかし、子どもと立ち寄ったおもちゃ屋で、見つけてしまったんです、これを(写真をクリックすると拡大)
 BANDAIの「超撥水ゲーム aqua drop」
 容器に水を入れると、超撥水加工により玉になって転がるのだそうです。

 説明によると
超撥水剤「アデッソ WR」には特殊な粒子が配合され、ナノサイズの薄膜で物質の表面を覆います。
この薄膜はフラクタル構造の微細な凹凸が表面にあり、蓮の葉やクモの糸などと同様の構造です。
それで水を接触角150°という高い撥水性で弾くことができるのです。

 ナノテク、フラクタル、蓮の葉っぱ、蜘蛛の糸…。 購買意欲をそそるキーワードは充分です(笑)
 水玉がどのように転がるのか気になって仕方が無いので、衝動買いしてしまいました(1,280円也)。

 面白いのですが、ゲームとしては意外と簡単で飽きるのも早いカモ…。
 これだから衝動買いは・・・・。
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2008年9月8日(月)  No.1887

切り絵ハガキ増産中
 北銀城端支店で「城端六景 切り絵展」が始まってます。 いつもつづら小路に飾っていたのですが、銀行ロビーとなるとお客様の数が違うのか反響が大きいです。
 つられるように切り絵葉書をお求めになるお客様が俄然増えました。 ありがとうございます。
 あわてて量産しています、手づくりで…。
 なんとかむぎや祭ぶんは確保しました(写真をクリックすると拡大)。

 きょうはグレー縞の小千谷に焦茶の半衿、黒緑の角帯に茶色の袴です。
          (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年9月7日(日)  No.1886

むぎや前のボランティア
 むぎや祭にお越しの方を気持ちよく迎えるため、別院を中心に市街地の清掃を行いました。
 観光協会と婦人会、それに城端小学校ボランティア委員会が声をかけた結果、多くの人が集まりました。 小学校からは先生と保護者も参加しています。
 例年は各団体がバラバラに清掃してるんですが、今年は日時をあわせて開催することで無駄をなくすとともに、モチベーションを高める狙いもあります。
 人数が多いせいか、約1時間で街並はスッキリきれいになりました。
 あ〜気持ちよかった。

 ・・・と思ったのもつかの間、数時間後、別院で新しいタバコの吸い殻を発見! せっかくきれいにしたのに…。
 頼むから子どもたちをガッカリさせないでほしい。

 きょうは黒縞の麻小千谷に黒麻の半衿、辛子の角帯に薄手の綿袴です。
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2008年9月6日(土)  No.1885

FLAMENCO 曽根崎心中
 オーバードホールで「FLAMENCO曽根崎心中」を観てきました。
 朝になって突如行くことが決まったので、なんの予備知識もありません。
 そもそもフラメンコで曽根崎心中ってなんのこっちゃい?というのが第一印象です。

 パンフによると、近松門左衛門の原作を阿木燿子さんがプロデュース、宇崎竜童さんが音楽監修し、鍵田真由美・佐藤浩希夫妻が主演・演出・振付をした舞踊劇で、本場スペインでの評価も高いそうです。
 富山新聞創刊85年記念というのがちょっと気にかかりましたが、観客の入りはまずまずです。

 で、フラメンコですが、さすがプロフェッショナル!見事です。 ステップに目が釘付けになり、思わず双眼鏡で観てしまいました。
 衣装もパンフよりかなりバージョンアップされていて、美しい。

 ただ、音響のせいなのか、宇崎さんの発音が悪いのか、歌詞が聞き取れないんです。
 さらにステップ音の高まる部分に大事な台詞を持って来てるので、肝心な機微がわからず、ストレスがたまります。
 踊りも凄いけど、休憩なしで見続けるのは正直つらいものがありました。 オーバードホールじゃなく、利賀山房などの小さな小屋で観たかったなぁ。
 カーテンコールで宇崎夫妻が登場し、「あれ?ナマ演奏だったの?」と逆に拍子抜け。 くぐもった音はてっきり録音だと思ってましたから。

 しかし土佐琵琶の黒田月水さんの弾き語りは素晴らしかった!
 琵琶の音色に黒田さんの気持ちのこもった唄。 これだけでも来たかいがありました。
 表現力はフラメンコギターに完全に優ってました。 琵琶って楽器は凄いですね。

 きょうは緑の紬単衣に灰汁色衿をかけた半襦袢、緑の絽角帯に横段の薄緑の袴、灰汁色の足袋で日舞の男先生風?
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2008年9月5日(金)  No.1881

大賀ハス
 別院寺務所にお邪魔したら、庭にポンとハスの花が咲いてました(左写真をクリックすると拡大)。
 先日、話をお聞きした大賀ハス、ぜひこの目で見たいと思っていたので嬉しいです。

 行ったのが午後だったので、すでに花型が崩れてますが、色の美しさは保たれてました。輝くような…と表現したい透き通る色です。
 まだ2つくらい咲いてない花があるので、マメに善徳寺に足を運ばれてはいかがでしょうか? 午前中を強くお奨めします。
 北の書院横の庭(右写真をクリックすると拡大)に咲いてます。

 きょうは緑のコサシルクに青灰の半衿、緑の絽角帯に薄緑の袴です。
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2008年9月4日(木)  No.1880

木綿のきものでカジュアルデビューしませんか?
 各町内でむぎやの稽古が始まっています
 むぎや祭にて浴衣の着納めなので、ゆかた需要がこの時期でもあるんです。 女の子は踊り着姿に慣れるため、ゆかたで練習しますし。

 ちょっと前までプレタ(というか工業製品)の安価なユカタで間に合わせる方が多かったのですが、一度買ってみて品が粗悪で翌年は使えないことを知り、本染めの浴衣を購入される方がまた増えてきました。 ありがたいことです。

 店頭の浴衣を片付けて、秋のおしゃれにピッタリの木綿着物を陳列しました(写真をクリックすると拡大)。
 気軽に着られて値段も浴衣並みの木綿着物でカジュアルきものデビューはいかがでしょうか?
 かわいいだまし襦袢と半幅帯を組み合わせ、色半衿や柄足袋で遊んでもいいですね。 

 きょうは紺のコサシルクに青緑の半衿、黒の角帯に草木染めの綿袴です。
          (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年9月3日(水)  No.1879

仮装デビュー
 今夜は「一心講おどり」
 今にも泣き出しそうな空模様に、中止になるかも…と次男は半ベソかいてます。
 結局境内での開催は諦めて、別院本堂で開催することになりました。

 次男がこれだけ張り切ってるのは訳があります。 昨年はゆかたデビューしましたが、今年はなんと仮装デビューするのです。

 手づくりの衣装をバッグに詰めて、いそいそと出かけました。 踊りが佳境に入った頃おもむろに着替えて、輪に入ります。
 ライバルは百戦錬磨のおじいちゃんやおばあちゃんたち。 持てるエネルギーのすべてを仮装につぎ込んでるんじゃなかろうか?というくらい見事な出来映えです(右写真)。
 阿弥陀様の前で舞い踊る扮装姿の老若男女、一種異様な光景でした(あ、もちろん普通のカッコで踊る人もいるんですよ)。

 で、結局次男は「一等」を頂戴して一升瓶一本持ち帰ってきました(笑) わっはっは、すみません。
 え?どんな仮装か知りたいですか? ここをクリックしてみてください

 きょうはグレー縞の小千谷に焦茶の半衿、黒の角帯に灰黒の袴です。
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2008年9月2日(火)  No.1878

あなたの心を 晴れやかに!
 井口地域再発見の第三弾は内藤洋子さんの講演会です。
 何度もお目にかかってはいますが講演を聴くのは初めてで楽しみにしてました。

 会場のいのくち椿館に40分遅れで到着したのですが、なんとか話しの概略はつかめました。
 商売を営む者にとって原点回帰のハッとする内容で、「あ〜聞いて良かった」と思ってます。

 また願望を叶えたい時、「待ってるだけじゃダメで、自分から頭を下げて行動しないと何も変わらない」ことも、内藤さんの実体験から証明してくださいました。 その通りですよね。
 人は人との繋がりにおいてのみ生きていけるので、他者との関係を拒絶したり、感謝の気持ちを忘れてしまうと、悪いほうへと転がっていく気がします。
 逆に気持ちを正しく、楽しく、明るく持っていることにより、運勢が好転するんでしょうね。

 自称 南砺ファン(城端)PR隊長の内藤さんに、名古屋と南砺(城端)を繋ぐためのアピール方法も教えていただいたので、準備ができ次第実行してみるつもりです。
 その前に、名古屋に行って名古屋の人ともっともっと話をしなくっちゃ。

 きょうは黒縞の小千谷に黄土色の半衿、黒緑の角帯に薄手木綿の袴です。
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2008年9月1日(月)  No.1877

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