「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2008年10月

++美しい装い きよべ++

▲先月の日記へ ▲店長のきもの日記へ ▲過去ログへ ▲翌月の日記へ

神明スキー場
 小学校グラウンド横に神明スキー場という名の由緒正しいスキー場があります。
 僕が小学校時代にお世話になったスキー山で、当時は急斜面だと思ってましたが、いま見ると大したこと無いですね(写真をクリックすると拡大)。 しかし、ジャンプ台(練習台)まで設置してあったんですよ、驚きでしょ!

 先日からスキー場の側面を削って補強工事をしています。 以前から計画されてた工事ですが、7・28豪雨で小学校体育館横が崩れたため知らない人が見たら水害復旧工事に見えるかもしれません。 予算の出所が違うので、写真奥に見える体育館の補修はまだだそうです。
 日常生活はほぼ普段通りになりましたが、気持ちの問題も含めて、真の城端の復旧にはまだまだかかりそうです。
 青縞ウールに黒の半衿、青白の角帯に草木染めの袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月31日(金)  No.1940

ハロウィン
 朝、小学校の玄関にハロウィンのカボチャ(Jack-o'-Lantern ジャック・オ・ランターン)が置かれてました。 誰が持ってきたのかわかりません。
「先生もご存じない」と家に帰って話をすると、中学生の娘が「あ、ひょっとしてALTの先生かもしれん」と。
 英語の時間にみんなでカボチャをくりぬいて作ったんだそうです。
 城端には過去何人もALTが来てますが、ジャックランタンを作ってくれたのは初めてでしょう。 なかなか面白い好青年です。
 ちなみに「味はどうか?」と生で食べてみた中学生がいたそうですが『味のない柿のようだった』とか…。

 きょうは茶縞のウールにカラシの角帯、茶色の袴です。
2008年10月30日(木)  No.1939

一つ身・四つ身・子どもの着物のあげ方法
 11月は七五三の季節です。 小さな子どもの健やかな成長を願うイベントです。 今年は上旬から三連休なので、たくさんのご家族が宮参りなさることでしょう。

 「子どもの着物を揚げしてほしい」と持ち込まれる方が増えてきました。 当店ではむろん快くお引き受けしておりますが、ご自宅でできるとなにかと都合がいいと思われますので『揚げの仕方』をアップしました(写真をクリックすると拡大)。
 図解で午前三時までかかった苦作です。 わかり易くしたつもりですが、意味不明のところがありましたら遠慮なくお尋ねください。
 意外と簡単で、そんなに手間はかかりません。 晴れの日、ぜひお子さんにきものを着せてあげてください。

【こども着物の肩あげ&腰あげ方法】http://www.craft-ran.com/wa/age.html
 きょうは茶縞の木綿に茶の半衿、芥子の角帯に焦茶の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月29日(水)  No.1938

草木で染める城端絹
 今週末の土日は「なんと彩菜まつり 」の後半&「まるごと南砺」の開催、および市街地周辺では様々な催しがあり、城端はワヤクな状態になることが予想されます。
 当店も両日「草木で染める城端絹」と題した染色体験会を開催します。

 今や貴重な並幅の城端シルクを用いて、タマネギの皮を染料に絞り染めをします。 長さはおよそ150センチ前後あるので、肌触り抜群のストールとしてお使いいただけると思います。
 先日、試験的に染めてみました(写真をクリックすると拡大)、黄色はアルミ媒染、くすんだのは鉄で媒染しました。 右のジャバラに畳んで板締めしたのはサンプルです。
 参加料は1,500円、所要時間は約1時間です。 まだ余裕がありますので、お誘い合わせの上お申し込みください。

 急に寒くなりました、きょうは青縞ウールに黒の半衿、青の角帯に灰黒の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月28日(火)  No.1937

2009年度版システム手帳テンプレート
 しょっちゅうパソコンを触ってるから、とうの昔に電子手帳を使ってると思ってる方も多いのですが、僕は未だに紙の手帳派です。
 すぐに書き込めることと、ざっと全てを一覧できることは手帳ならではの機能です。 マシントラブルで一瞬のうちにデータが消えてしまうことへの恐怖もあります。

 来年のスケジュールもそろそろ入ってきたので、2009年版スケジュール一覧表を自作しました。 エクセルのデータで、A4紙に両面プリントして使います。
 汎用のものを「和」のデータベース の『Tips知ってると便利なノウハウ集』にアップしましたので、よろしければご利用ください。 (作り方の詳細は2008年度版をご覧ください)

 きょうは生成りの揚柳木綿に茶の半衿、芥子の角帯に茶の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月27日(月)  No.1936

参加する祭=彩菜まつり
 彩菜まつり二日目(今年は11月2日までのロングラン)。 今にも降り出しそうな空模様ですがなんとか一日持ちこたえました。
 別院境内では老人クラブによる遊休品&農産物即売会が開催されています。 例年に倍して売るほうも買うほうも気合いが入っていて少々圧倒されました。

 当店では「針を使わぬ古布のペンダント作り」教室を開催しています。 宣伝期間はあまり無かったのですが、大変な人気で終日混み合ってます。
 ご迷惑をおかけしたお客様もおられるかもしれません、この場を借りてお詫び申し上げます。 しかしアンケートに全員が「楽しかった」にマルを付けてくださったのでホッとしました。

 来週は城端絹を使った草木染教室を開催します。 まだ定員に余裕がありますので、お気軽にお問い合わせください。 見学も自由です。
 きょうはグレーの伊勢木綿に黒い半衿、緑黒の角帯に灰黒の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月26日(日)  No.1935

蓮如さんの叶え石
 なんと彩菜まつりが始まりました。 初日の今日は別院にある蓮如さんの腰掛け石にスポットライトが当たっています。
 地味なネタだけに、どのくらい人が集まるか正直心配だったのですが、プレママさん以外の参加も多数あり良かったです。

 土曜学校制作の紙芝居も好評でした。 一晩かかって練習したという若いお坊さん(梅川さん)の初々しさ(?)が良かったのか、「思い出になったワ、絶対忘れんちゃ」と言ってくださったのが嬉しいです。
 紙しばいの模様は地元ケーブルテレビ(TST)で近日中に放映されるようです。

 腰掛け石は別院の開門中ならいつでも座れます。
 プレママさんだけじゃなく予備軍(?)やお孫さん待望の方も…、蓮如さんにあやかって長寿祈願の方も(男性含む)試しに腰掛けてみてください。 「南無阿弥陀仏」と唱えるのをお忘れなく。
 きょうは茶縞の厚手木綿に薄茶の半衿、芥子の角帯に茶の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月25日(土)  No.1934

富山の女流作家四人展
 明日からギャラリー蔵布都 藍で「季節のガラス 富山の女流作家四人展」が始まるので、半日かけてディスプレイをしています。
 これまでギャラリーでいろんなもの(人形・木彫・浮世絵・陶器・プラモデルetc.)を展示しましたが、意外にもガラスは初めてでした。

 若い女性ガラス作家(西山 雪さん/野口知恵子さん/金津沙矢香さん/小柳津周子さん)の繊細で才気あふれるガラス作品をお楽しみください(11月9日まで)。 それぞれの作風がはっきり出ていて見ていて嬉しくなってきます。
 そうそう、きもの関連のガラス作品もあるんです。 右写真の帯留め、素敵でしょ。
 きょうは縞の片貝木綿に赤茶の半衿、黒っぽい角帯に灰黒の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月24日(金)  No.1933

別院の掲示物撤去
 左の写真をご覧ください(クリックすると拡大)、ご存知城端別院善徳寺です。 建立時から城端の中心として大切にされてきました。
 でもどこか今までと違いませんか? なんか異様にスッキリしてるような…(右写真をクリックすると拡大)。
 それもそのはず、この春から別院前の掲示物がいっさい禁止になりました。 いままで別院に許可をいただいて貼らせていただいていた「お寺deフリマ」や「ゆーき菜々市」は勿論、別院の行事案内もダメです。
 どこかからお達しが出て、「昔のままの姿をとどめるように…」ということラシイのですが、境内にある表示看板も直せないなんて、ヘンな話ですね。

 浄土真宗のお寺は、なんぴとにも門戸を開いています。 そのお陰でお寺を中心にイベントがあり人が集まるのです(明後日からの「なんと彩菜まつり」の市街地メイン会場は別院です)。
 うわべ(外観)にこだわるのか、これまで培ってきた中身(信条)を大事にするのか? 二択ではありません、答えははっきりしてると僕は思ってます。

 きょうは緑のコサシルクにくすんだ青緑の半衿、辛子の角帯に薄緑の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月23日(木)  No.1932

おとなのおしゃれ着物を愉しむ
 雑誌クロワッサン特別編集「着物の時間2」を書店で見つけました。
 様々な女性が79名、思い思いの着物で登場します。 「へぇ〜この人が」という方も。
 富山関係者(?)では室井 滋さん、左 時枝さん、陶 智子さん。
 ミュージシャンの川井郁子さん、長谷川陽子さん、野宮真貴さん、鈴木重子さん
 そして意外だったのが城ヶ崎祐子さん、浜尾朱美さん、渡辺真理さん、堤 信子さんなどの時間に追われるキャスターたち。 きものって気持ちをリフレッシュさせる効果があるのでしょうね。

 ページをめくるのが楽しくなるムックです。 店内にありますので、ご一読ください。
 きょうはグレー縞の伊勢木綿に青鈍の半衿、黒緑の角帯に灰黒の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月22日(水)  No.1931

井戸端会議の復活を
 いいお天気が続きます。 道谷の紅葉はまだのようですが、城端の商店街は一足早く色づきました。 にしまち通りのハナミズキです。
 さらに商店の軒先に「私の秋 ちょっと休んでかれ」と書いたミニタペストリーが吊るされました。 商工会女性部の企画です。
 当店の長椅子のある場所に掲げたので、どなたでも遠慮なく休憩なさってください。

 商店街での立ち話(腰掛け話)、大歓迎です。 商店街は商品を販売するだけではなく、情報発信や地域コミュニティの場だと常々思っています。 楽しい井戸端会議の復活を!

 きょうは縞木綿に薄茶の半衿、辛子の角帯にグレーの袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月21日(火)  No.1930

明日の南砺市を語る会
 今日は恵比寿講、午後から町内総出で恵比寿さまをお祀りします。 夜七時に家族揃ってお祓いを受けたあと、これまた町内総出で片付けしたら八時にすっかりきれいになりました(やればできるんです)。

 大急ぎで自転車をとばし、じょうはな座へ。 「明日の南砺市を語る会」が始まっているんです(城端中学校合唱コンクールの練習にも心が傾いたのですが…)。
 11月に行われる南砺市長選に名乗りを上げている二人の直接対決とあって、弥が上にも期待が高まります。 アメリカ大統領選挙のミニミニ版?
 客席はすでに満杯(写真をクリックすると拡大)、ロビーにも特別席が設けられました。 告示前ということもあり、対決姿勢ではありませんでしたが、両者の違いが生で聞けて良かった。

 それにしてもギッシリの人・人・人には驚きました。 やはりみなさん自分の住む地域の首長には期待しますよね。
 美辞麗句の修飾語じゃなくって、数年後の明確なビジョンを見せてくれる方に一票を投じたいと考えています。

 前半を聞き逃したので、願わくば、別会場でいいから、もう一度開催してほしいものです。
 (シンポジウムはTSTで24日夜に放映されるラシイです)
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月20日(月)  No.1929

簡単でお洒落なペンダント
 今年の「なんと彩菜まつり」はなんと2週に渡って開催されます。 期間が長いので、当店では二種類の体験メニューを準備しました。
 最初の週末(25・26日)は「針を使わぬ古布のペンダント作り」を開催します(写真をクリックすると拡大)。
 これからの季節、ニットによく合う手づくりペンダントはいかがでしょうか?
 体験料は材料費込みで500円、所要時間はおよそ20分です。 当日受付もいたしますので、どうぞお越しください。 見学も大歓迎です。

 きょうは生成りの揚柳木綿に赤茶の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月19日(日)  No.1928

蓮如さまの紙しばい製作中
 毎週土曜日の午前は城端別院土曜学校があり、小学生を集めていろんな活動をしています(主に遊びです)。
 今回は別院境内にある「蓮如さまの腰掛け石」のいわれを広く知ってもらうため、紙芝居制作にチャレンジします。 最初はどの色にしようか思案してたようですが、一旦塗り始めると子どもらしい大胆なタッチで描いていきました。

 実は紙芝居のストーリーは子どもたちに知らせていません、来週の本番を楽しみにしてほしいからです。

 かみしばい「蓮如さまの腰掛け石は10月25日(土)午前10時40分から城端別院新講堂(本堂の北側)にてお披露目します。
 入場は無料、大人も子どももどなたでもご覧いただけますので、お気軽におこしください。

 当日は「なんと彩菜まつり」の初日で、城端いたるところで様々な催しがあります。 そちらもお楽しみに!

 きょうはグレーの片貝木綿に薄茶の半衿、黒に近い角帯に薄茶の袴。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月18日(土)  No.1927

お殿様の硯箱
 仕事で富山市に出たついでに、水墨美術館で開催中の「細川家700年 越中守伝来の名宝展」を見てきました。
 細川家というのは元首相の細川護煕さん(第十八代当主)の家系です。 殿様総理と揶揄されたのも頷けるすっごいコレクションでした、しかもごく一部というから驚きです。

 雪舟が描いたとされる「四季花鳥図屏風」も良かったですが、僕は灰被天目茶碗「珠光天目」に目を奪われました。
 茶道のことは良く知りませんが、この茶碗の吸い込まれるような美しさにはドギマギします。 樂美術館での樂焼初体験を思い出しました。
 しかもこの天目茶碗、使った形跡がある(?)というのも殿様らしくていいなぁ…。 アレ?使ったのは村田珠光か。

 「欲しいなぁ…」と思ったのがもう一品、使用感のある「菊花箔押硯箱」です。 「あぁ、こんな道具だと字も端正になるんだろうなぁ」という邪念をこめて。

 きょうは伊勢木綿の縞に苔緑の半衿、黒緑の角帯に灰黒の袴、グレーの足袋に右近下駄です。 会場にはきもの姿の御婦人がチラホラと。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月17日(金)  No.1926

バテンレース展
 城端織館ぎゃらりーで開催中の「バテンレース展」を見てきました。
 バテンレースとは、ドイツのバッテンベルグ地方で作られていたレースで、ブレードと呼ばれるリボンテープ(?)で輪郭を作り、細糸でステッチをかけるのが特徴です。

 案内状を見てせいぜい30〜40センチ程度の大きさだと思いこんでたのですが、実物の大きさに圧倒されました。 しかも精緻です(写真をクリックすると拡大)。
 一般的にイメージされるレース模様だけじゃなく「麦屋踊り」「鳳凰」「帆船」など、珍しい模様もあります。 見応え充分なので、ぜひ足をお運びください(11/03まで)。

 きょうは厚手の縞木綿を着流しにして、赤茶の半衿にロング前掛けです。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月16日(木)  No.1925

iBookキーボード交換
 6月にキーボードを掃除して生まれ変わったハズの愛機iBookG4ですが、永年の使用に絶えきれずコマンドキー(リンゴマーク)が天津甘栗のように割れてしまいました(左写真)。
 キーボードショートカットを多用し、左手親指を寝かせて押さえたのが原因のようです。 かなり力を入れないと反応しません。
 これでは仕事にならないので、恐る恐るアップルサポートに電話してみると「新キーボードは送料込みで4,600円です」との回答をいただき、すぐに注文しました。 よく使うキー(K,A,S)もすり減って文字が見えなくなっていたのでいい機会だったと思います。

 さっそく到着したキーボードを交換します。 写真付きマニュアル(英文ですが)を同送してくれたので悩まずに作業できました(右写真をクリックすると拡大)。 これで2〜3年は寿命が延びそうです。
 本日発売の新MacBookにチョッピリ憧れたりしますが、日常用途なら今のスペックでも充分だと感じています(…って負け惜しみですか)。

 きょうは揚柳木綿に薄茶の半衿、からしの角帯に焦茶の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月15日(水)  No.1924

昔の羽織紐展
 なんと彩菜まつりに先駆けて、10月24日から当店で「昔の羽織紐コレクション百本展」を開催(10/24〜11/ 09)するため準備をしています。
 母がコツコツ集めた昭和初期の羽織の紐をパネルに展示。 組み方もいろいろ、色も様々でかなり見応えがありますよ。 入場はもちろん無料です、フラリとお越しこしください。

 閉店後、城端中学校合唱コンクール「PTA合唱団」の練習に参加しました。 今年は定番「翼をください」と新曲「心の瞳」です。
 心の瞳は毎年三年生の自由曲に選ばれていたのですが、子ども唄わせるのがもったいないくらい良い曲なので(?)、我々が歌っちゃいます、気合いが入ってます。 乞うご期待!
 ・・・・と盛り上がるソプラノ&アルトパートに対して、男性パートの出席率の低いこと低いこと…。 大丈夫でしょうか?

 昨夜、録画しておいた「NHK全国学校音楽コンクール(合唱)高等学校の部」を見ました。 さすが高校の全国大会、レベルが違います。
 「なんでこんな難易度の高い曲ばっかり選ぶ?」と少し思ってもみますが、総じて高校生らしい歌声でホッとしました。 みんな表情がいいですね。

 きょうはグレー縞の片貝木綿にグレーの半衿、黒の角帯に灰黒の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月14日(火)  No.1923

おすすめサイト その16
 独自の視点でサイト紹介をするこのコーナー、不精もあって前回からなんと17ヶ月ぶりの更新になってしまいました。
 文化の秋にふさわしく、今回は【城端の文化財】をご案内します(写真をクリックすると拡大)。

 城端にはたくさんの文化財があります。 これまで一覧で見ることはできなかったのですが、ここにはカラー写真付きで載っています。 地元民でさえ知らなかった文化財の数々に「へぇ〜!」と頷かれること必至です。

 このサイトが入る【なんと-e ふるさとミュージアム】は日々新しい情報が書き加えられている、まさにデジタルアーカイブ。
 設営コストがあまりかからないようなら、南砺市民の財産として、どんどん加筆していってもらいたいものです。 今後の増補に期待します。

 きょうはグレーの伊勢木綿に黒の半衿、黒緑の角帯に灰黒の袴です。
 月曜日ですが祝日(体育の日)なので店を開けています。 観光の方は勿論、お祭りや明日の金婚式の準備をなさってる方も何人もおられて喜ばれました。 これからもできるだけ祝日に休まないようにいたします。

じょうはなの文化財http://mu14001.group.nanto-e.com/
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月13日(月)  No.1922

子どもの学習発表会
 きょうは正真正銘の城端小学校の学習発表会。 子どもたちが主役です。
 ステージではどの子も練習の成果を思う存分発揮してました(左写真)。
 ひだまりくらぶも2時間のスペシャルバージョンで特別開催。 子どもたちや小学校OB、これから入学してくる保育園児も、大勢遊びに来ました(右写真をクリックすると拡大)。
 詳しい様子は【ひだまり日記】をご覧ください。

 嬉しかったのは、高校生が一緒になって子どもたちと遊んでくれたことです。 面倒見のいいガキ大将みたいで、「こういうコミュニティって必要だな」とあらためて感じました。
 え?僕ですか? けん玉名人の座を奪取され、大縄跳び班に。 肩は大丈夫ですが、足が筋肉痛です。 無理しちゃダメですね。

 きょうは茶系の縞木綿に薄茶の半衿、芥子色の角帯に焦茶の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月12日(日)  No.1921

大人の学習発表会
 城端で一番人が集まるイベントは?
 むぎや祭です。 次は、曳山祭。 そして三番目は小学校の学習発表会かもしれません。
 子どものいる家庭だけじゃなく、地域の方々が大勢お越しになります。

 明日はいよいよ学習発表会当日。 子どもたちのステージ&作品発表だけじゃなく、「大人の発表」もあるんです。
 子どもに関わる各種団体の活動報告展が特別教室棟2階であります。 年々パワーアップしてるので、眺めるだけでも楽しいですよ。

 城端教育振興会も掲示物を制作しました(左写真をクリックすると拡大)。 内容が地味なだけに、人目を引く場所に貼っていただけるそうです。 ぜひご覧ください(中学校の学習発表会にも掲示予定です)。

 PTAは完全復活した「うどん」の準備をしています。 今年は新メニュー「綿がし」が増えました。
 ひだまりくらぶは11時〜13時まで、げんき広場(中庭)で「ひだまり体験会」を開催します。 一緒に子どもたちと遊びませんか?

 明日は天気も良さそうです、たくさんのご来場をお待ちしております。
 きょうは緑のコサシルクに青緑の半衿、からしの角帯に草木染め木綿の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月11日(土)  No.1920

文字がきれいになるおまじない
さらば!クセ字&悪筆 1時間で美文字に変身」のタイトルに吊られて、NHKのテレビ番組「ためしてガッテン」を見ました。

 僕は恥ずかしいほどの悪筆です(時々自分でも読めなくなります)。 矯正しようとは思ったのですが、「文字とは記号にすぎない」と言い放った高校の数学教師の言葉をシンジたまま、こんにちを迎えていました。

 番組で「脳内の文字形がすでに悪筆になっている」「脳内のクセ字が手から出力される」と知り、『そうだ!』と膝を打ちました。
 手先は器用だと(自分では)思うのですが、文字にするとヒドいんです。 よく考えてみたら頭の中に美文字のイメージがインプットされてませんでした。 いままで文字を「パーツの組み合わせ」で覚えてましたが、「画像データ」として記憶すべきだったんですね。

 で、一時間できれいな文字になるおまじないですが、「均等」とつぶやきながら、字を書く練習をするんだそうです。 文字のすき間部分が均等であれば、他人にも読みやすいきれいな字になります。 自分で書いたきれいな文字形が脳内にインプットされ蓄積されると、さらに綺麗になっていくんだとか。

 ものは試しとさっそく書いてみました。 青は使用前、黄色は使用後です。
 いかがでしょうか? え?あまり変わらない? う〜ん、元がヒドイだけに…。
 でも字を書くのが楽しくなりました、まるで絵を描く時のように…。 数年後(!)にご期待ください。

 きょうは黄色のコサシルクに地紋のあるグレーの半衿、黒緑の角帯に腰板なしの綿袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月10日(金)  No.1919

プレママさん大集合!
 別院境内に蓮如さまの腰掛け石(別名;安産の石)があります。
 蓮如像の前とはいえ、奥まった場所(左写真の黄色い丸)にあるのであまり人目につきません(写真をクリックすると拡大)。
 さほど大きな石ではないのですが、蓮如さんが立ち上がる時についたといわれる凹みも残ってます(右写真の手の位置)。
 妊婦さんがこの石に座ると楽に出産できそうだというので、これまで地元の方が座ってきました。

 10月25日からはじまる「なんと彩菜まつり」の初日に、この蓮如石の由来を紙芝居で見て、石に腰かけて、これから生まれてくる赤ちゃんのために樹齢550年の大杉で数珠を作る体験会を開催します。
 めいっぱいの愛情をこめて子どもサイズの本格的な数珠を作りませんか? 詳細はこちらのPDFをご覧ください。
 同日、なんと彩菜まつりで様々な催しもありますので、お誘い合わせお越しください。

 きょうは洗いざらしの揚柳木綿に薄茶の半衿、芥子色の角帯に薄手の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月9日(木)  No.1918

熊スズ
 昨日の夕方6時過ぎに城南スタジアム付近に熊らしきものが出没しました。
 山田川の上流にはかなり早くから現れていたのですが、中学校付近、しかも夕刻となると警戒が必要です。

 昨年は木の実が豊作だったせいか、クマ情報はほとんどなかったのですが、今年はドングリがダメだそうで、県内いたるところで目撃されています。
 一昨年四年前にもクマが人里に数多く現れました。 木の実の不作or豊作とクマの個体減or繁殖には明らかに相関関係があるようです。 この様子だと、2年周期でクマが人前に姿を現すことになるのでしょうか。
 小さな音では不安だったので、遅まきながら子ども用に大きな熊スズを買ってきました。 なぜかホイッスル付きです(何に使うんだろう?)

 消防団は早朝と夕刻の巡回をしてくださってます。
 また明日の早朝より熊追いがあるそうです、うまく捕獲できることを願ってます。
 それにしても熊の早くて正確な情報が入ってきません。 夜7時に城南パーク前の暗い場所でしゃがみ込んで話してる近所の人を見かけました。
 投票率アップを狙って「県知事選挙」の告知をするだけじゃなく、該当地区に防災無線で「熊追い」や「夜間・早朝の一人歩き注意」の放送をしてくれるとありがたいのですが。

 きょうはグレー片貝木綿に黒地絣の半衿、黒の角帯に灰黒の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月8日(水)  No.1917

哀惜
 近所のご主人が逝去されました。 病と闘って闘って闘って、ついに力尽きたのです。

 お酒が好きで、山歩きが好きで、子どもが好きで、お祭りが好きで、声が大きくて、普段はニコニコしていて、でも怒るべき時は鬼神のようで…。
 曲がったことが大嫌いで、でも人間は大好きで。
 「信念の人」と例えた方がおられましたが、まさにそんなひとでした。

 人の命に限りはあるのは勿論知ってますが、もっといろんなことを感じとりたかった。 ・・・淋しくなります。

ーーーーーーーーーーーーー

 先日、風間さんに写真を撮っていただいた 富山写真語 万華鏡 201「小路」が手元に届きました(写真をクリックすると拡大)。
 小路への愛着が強いのは僕だけではないようです。

 きょうはグレー縞木綿に黒地の半衿、緑黒の角帯に灰黒の袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)

2008年10月7日(火)  No.1916

芸術の秋三昧 クアドラプルヘッダー
 何も無い休日がとれました 、朝から気合いを入れて金沢へ。
 リニューアルした石川県立美術館で開催中の「法隆寺の名宝と聖徳太子の文化財展」を観るためです。 開館前からすでに列ができていました。
 やはり一番人気は国宝「玉虫厨子」でしょうか。 高さ226.6cmは意外でした(もっと小さなものかと思ってました)。
 しかし十数世紀に渡る長い年月が経ち、捜さないと玉虫が見あたらないということもあり、正直言ってあまり感激しませんでした。 貴重な物だとは思いますが『欲しい!』とは思わなかったなぁ(←注;国宝だからそもそも無理)。
 『美しい』と感じたのは「金堂の鳳凰」「蜀江錦」それと「南無仏太子像」(左写真の右側)です。
 特に太子像は美術品としては一級だと感じています。 正対して…よりも、しゃがんで見上げたときの慈愛に満ちた仏様のようなまなざしが忘れられません。
 これから法隆寺展に行く方は低い位置からご覧になってみてください、立って見た時と太子の印象が違って見えます。

 じっくりと法隆寺の宝物を見た後は、同会場ホールで「兼六周辺文化の森 ミュージアムコンサート」を拝聴。 日替わりで開催される無料コンサート(要整理券)、本日は「マリンバで奏でる邦人作曲家の調べ」でした。
 平松智子さん、橋本里恵さんのマリンバをピアノの長野良子さんが支えます。 いや〜値(あたい)のあるコンサートでした。
 美術館と演奏会は本当に相性がいいですね。 南砺市の行政も頭を柔らかくしていろいろ開催してくれればいいのに。

 耳を肥やした後は、片町まで歩き、109のシネモンドで韓国映画「シークレットサンシャイン」を鑑賞。 ストーリーはヘビーだったけど内容は良かったです。
 余談ですが、シネモンドの椅子は良いです、腰が痛くなりません。

 夜は石川県立能楽堂で4つ目のお楽しみ「狂言を観る会」 演目の「寝音曲」「二人袴」とも面白かったぁ。
 狂言は大好きです。古典落語と同じく何度見ても笑えます(二人袴は二度目)。 隣の小学生(低学年)も大笑いしてました。

 「美術」「音楽」「映画」「観劇」の4つを同じ日に体験したのは初めてです。 体力的には問題ありませんが、頭の中はさすがに混乱したかも(これからしばらくおとなしくするつもりです)。

 きょうは厚手の縞木綿に薄黄土の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴です。 狂言にきもの姿の観客が3名おられました。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月6日(月)  No.1915

細川 毅 木工芸展
 城端在住の木工芸家 細川 毅さんの個展「用の美」が松村外次郎記念 庄川美術館で開催されています(19日まで)。
 細川さんの作品はいろいろ見せていただいていますが、これだけの規模は初めてです。
 同じようであっても木の種類や杢目によって少しずつ形を変え、拭漆の色を考えることによって変化に富んだ作品がうまれます。
 木そのものが持つ特性を生かした作品は見飽きることがありません、多分日常の生活で使っても同じでしょう。

 会場に細川さんがおられたので、いろいろ教えていただきました。 大作になると同寸の模型(?)を作ってからかかるのだそうです。 削る角度の微妙な違いが作品の印象を変えてしまうからだとか…。 う〜ん、すごい。

 庄川美術館に初めて足を踏み入れましたが、いい立地の美術館ですね。 藤森兼明さんの美人画に見とれ、松村外次郎さんの「タバコ」という立像に圧倒されました。

 きょうは黄色のコサシルクに薄黄土の半衿、辛子の角帯に腰板なしの綿袴です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月5日(日)  No.1914

徳川美術館
 城端フラワーカード会、秋の招待旅行のお世話係として同行しました。 目的地は名古屋です。
 東海北陸自動車道が全線開通したことで、名古屋は時間的にも感覚的にも非常に近くなりました。
 7時20分に出発したバスは二回のトイレ休憩をはさみつつ、3時間ちょっとで市内の徳川美術館に到着です。

 実は徳川美術館にはあまり期待してませんでした、徳川はキンキラキンの印象があったからです。
 しかし考えを改めました。 成金的で「???」な物もあるけど、素晴らしく美しい宝物がたくさんあります。

 特に刀「無銘 一文字(南泉一文字)」にはドキドキしました。 刀剣にはいままで関心が無かったけれど、凄い物を見てしまった気がします。
 また粉引茶碗にもいいのがありました。 徳川美術館…侮れません。
 次回の企画展「日本の楽器 音の文化史」も見たくなってきました。 高速バスで行っちゃおうか…。

 名古屋旅行の詳細についてはカード会ブログをご参照ください。
【城端フラワーカード会】http://card.blog.nanto-e.com/

 同日同時刻に息子の通う高校の文化祭で「裏Mr.&Ms.コンテスト」なるものがありました。 "袴姿の男装の麗人"、"赤い小紋の女装の美女"は当店が全面的にサポートいたしました(←ハハハ、いろんなことやってます)

 今日は茶がかった縞の木綿に薄茶の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴、茶色の足袋に畳表の草履です。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月4日(土)  No.1913

祝着展
 カジュアル木綿きものの次は子どもの一つ身(祝着)を店内に飾りました。
 くすんだ色中心だった木綿に比べ、赤や黄色の祝着は華やかで見ているだけで頬が緩みます。

 例年なら女児中心の展示ですが、男児一つ身の品揃えも自信があるので、スペースを広げて両方陳列しました。
 可愛い女の子と、凛々しい男の子を見比べていただけます(写真をクリックすると拡大)。

 いい物をたくさん見ていただければ、価値をお判りいただけると信じています。 七五三など、多くの子どもさんが一堂に会する場ではモノの善し悪しがはっきりします。
 子どものきものは贅沢なようでありますが、邪鬼から守り成長を願う衣装として昔から伝わっているものです。 ぜひこの機会に"ホンモノ"をご覧ください。

 きょうはグレーの伊勢木綿に焦茶の半衿、黒の角帯にチャコールグレーの袴です。 
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月3日(金)  No.1912

品川恭子染色展
 京都宇治在住の品川さんは年に一度だけ東京で個展をなさいます。
 今年は10月17日(金)・18(土)の二日間、港区にある虎ノ門パストラル新館6F ペーシュにて開催します(10:00〜18:00)。
 〈港区虎ノ門4-1-1 /Tel 03-3432-7261 地下鉄 日比谷線神谷町下車〉

「富山のきよべ呉服店から聞きました」と受付でおっしゃれば、すんなり入れます。
 品川先生も会場におられますので、お近くの方は足をお運びいただければ幸いです。
 残念なことに、会場の都合で東京での作品展はこれが最後…だそうです。

 写真は案内状につかわれた訪問着「藍の竹」です。 他にも品川恭子さん独特の色使いのセンスのいい作品が並びますのでお楽しみに。

 きょうは生成りのきものに縞の半衿、辛子の角帯に薄緑の袴
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月2日(木)  No.1911

脳と言霊
 息子の通う高校の創立110周年記念講演会の講師が脳科学者の茂木健一郎さんだというので、なんとか時間をやりくりして聴きに行きました。
 演題は「脳と人間」、高校生に語りかける柔軟でわかりやすいお話しでした。
 茂木さんのブログ講演がすべてアップされています、面白いので是非お聞きください。 聞き始めたら止まりません。
 高校時代にこんな話を聞けるなんていいですよね、素晴らしい人選でした。 僕らは故 瀬島龍三 氏だったからなぁ…。

 講演で、ここ数ヶ月考え続けていた「言霊(ことだま)とはなにか?」について重大なヒントをいただきました。 かなりワクワクしています。
 もう少し頭の中がクリアになったらどこかにアップします。

 昼食に念願だった吉宗のカレーうどん+ライスを食べることができました(写真)、まんぞく満腹。
 きょうは紺のコサシルクに立涌地紋水色の半衿、黒の角帯に灰黒の袴にグレーの足袋、対カレーうどん用のいでたちです。
     (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2008年10月1日(水)  No.1910

▲先月の日記へ ▲店長のきもの日記へ ▲過去ログへ ▲翌月の日記へ