「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2007年11月

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中島みゆきコンサート
 指折り数えて待った今日は中島みゆきさんのコンサート。 抽選で取れたチケットはオーバードホールの4階…めまいするくらいの高所です。 「S席で四階はないやろ〜」と思いながらも、みゆきさんに逢える幸運を素直に喜びます。
 富山でのコンサートは20数年ぶりなんです。 「富山だと客が入らない…わけではなく、北陸三県で中間地点の金沢で開催されることが多いのだ」とギョーカイの人に聞きました。
 妻と二人でコンサートに出かけるのは3年ぶりです。 なんとか開演ぎりぎりに到着したものの、ものすごい人の列にたじろぎます。こんな人がいっぱいのロビー見たこと無い…。 夫婦連れがとても多く、平均年齢は…かなり高い…です。 うちと同じく夫婦でコンサートなんて数年ぶりなんだろうなぁ。
 予定より少々遅れ7時10分スタートしたコンサートは、なんと休憩無しで2時間40分! 僕が知ってる古い曲から、新曲までバランスよく歌います。 アンコールには、おじさんの星(=「地上の星」)も。 むろんトークも絶好調で思う存分堪能しました。
 双眼鏡のおかげで表情もよくわかったし、8,400円がオトマシク無いコンサートでした。 「同じ時代に生きていてくれてありがとう」みゆきさんからのみやげ言葉です。
 きょうは白茶の木綿に赤茶の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、白茶の足袋に右近下駄、衿にはストール。 きもの姿の女性も見かけましたよ。2200の人の海でも目立ちます。
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2007年11月30日(金)  No.1599

城端のンまいもん! その10
 城端の隠れた名物を紹介するこのコーナー、例によって不定期更新です。
 今回はセフレ内にある「たこ楽城端店」のたこ焼き…じゃなくて「たいやき」です。 ここのたい焼きは、身は勿論シッポの先まで、程よい甘さのあんこがギッシリ詰まっています。 「口直しにしっぽは餡無しで…」という方もおられますが、写真でもおわかのように「オマケ」がいっぱい付いてるのでノープロブレム。
 一尾食べればもう大満足の鯛焼きです。 これで100円じゃ儲からんだろうなぁ…と余計な心配しちゃいます。
 きょうは厚手の木綿に薄茶の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴、茶色の足袋です。
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2007年11月29日(木)  No.1598

送る手紙・繋ぐ気持ち
 せっせと店内の模様替えをしています。 季節感溢れる便箋や封筒、葉書や一筆箋などをカゴで吊るしました。 筆まめな方には楽しいコーナーだと思います。 どうぞお手に取ってご覧ください。
 悪筆なので筆無精な僕ですが、こんな便箋で手紙をいただけると嬉しいだろうなと思ってます(…催促じゃないですよ)。

 きょうは親鸞聖人のご命日、遺徳に感謝して朝からイトコ煮をいただきました。 亡き祖母が元気な時分、早朝からいそいそとイトコ煮を作ってたのを思い出します。 「きょうは御開山様の日でいとこ煮食べんなんがいちゃ」と。
 嫁の代にも我が家の習わしは引き継がれています。 息子や娘の代になっても続きますように…。
 きょうは青縞ウールに白茶の半衿、裂織りの角帯を浪人結びにして腰板無しの綿袴です。
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2007年11月28日(水)  No.1597

おいしそうな紅葉
 小学校前にある織物工場の生垣が紅葉しました(左写真をクリックすると拡大)。 子どもたちは落葉を踏みしめて登校してきます。
 イチョウがハラハラと落ち、黄色い葉を散らします。 遠くから眺めると、デコレーションを施した洋菓子のように見えます(右写真をクリックすると拡大)。
 忙しくてドウダンの紅葉は見られませんでしたが、こんなにも近くで紅葉が見られるなんて幸せですね。
 きょうはグレー太縞の伊勢木綿の下は黒のタートルネックセーター、黒の角帯に灰黒の綿袴、グレーの足袋です。
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2007年11月27日(火)  No.1596

クラシック三昧の一日
 定休日の朝、何気なくテレビを付けたら第1601回N響定期公演をやってました。 セルゲイ=クリーロフのヴァイオリンを堪能した後、午後は通崎睦美「木琴とマリンバ演奏会」、さらに録画しておいた「題名のない音楽会」「N響アワー」と続けて視聴し充分満腹感を味わいました。 しかしこれで終わりではありません、夜は生音が聴けるんです。
 円形劇場ヘリオス(スタジオM)のサロンコンサートが100回を迎えるそうです。 100回記念にオーケストラアンサンブル金沢(OEK)特別編成室内楽(12名)を招くというので、いそいそと娘と出かけました。
 会場には見知った方がいっぱい、親戚のおじさんまでも…、驚きました。 特別編成した市民合唱団の友人知人家族のようです。 合唱団はとてもよく練習なさったようでOEKの本拠地石川県立音楽堂まで出向いたとか…。素晴らしい。
 演奏も良かったですよ。 特にプリンク・プランク・プレンク(アンダーソン)でチェロやコントラバスだけじゃなく、バイオリンをも回そうとしたのにはビックリしました。
 会場入口には豪華な生花があり、休憩時間にはお洒落なソフトドリンクが無料でふるまわれ、ちょっとリッチな気分です。 音楽三昧の一日を締めくくる、ちょっとアットホームで素敵なコンサートでした。
 きょうはグレー地に細い白縞の紬は馬下助左ヱ門、深緑の半衿に黄土色の角帯、黒に近い茶の袴にグレー足袋で、ちょっとだけ記念音楽会モードですか。
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2007年11月26日(月)  No.1595

チンチロリン?
 今日はフラワーカード会恒例の「カニバル」開催日。 好天に恵まれ、早くから沢山のお客様が列をつくってお待ちです。
 僕の担当は「インスタントラーメン」です。 100pt(百円相当)でドンブリの中でサイコロを2つ振り(写真をクリックすると拡大)、出目数のラーメンを進呈します、…バクチですね(笑) 6のゾロ目で12個ゲットした方もいれば、ピンゾロで2個という不運な方もおられ、悲喜こもごもの交換会(大げさですが)となりました。 それでも大人も子どもも楽しそうです。(ちなみに理論上の期待値は7ヶですが、実際には…ピッタリでした)
 きょうはグレー木綿袷に薄茶の半衿、帯無しでロング前掛け、黒のタビックスです。

城端フラワーカード会では新カードへの切り替えを進めています。 グレーの古いカードは今年中にご使用いただくようお願い致します。
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2007年11月25日(日)  No.1594

参道≒産道?
 城端別院の雪囲いが始まりました。 この広大な敷地を別院関係者だけで囲うのは大変な労力だと思います。 参道は合掌の形に囲いがされて、トンネルをくぐるようにして本堂に入ります(写真をクリックすると拡大)。 例えが変ですが「産道」のようにも思える通路です。

 若い男性に「安産の石ってどこですか?」と尋ねられました。 「別院山門をくぐって左に宝物館があります。その手前に蓮如さんの銅像があり、その足元です」とお答えしました。
 一緒におられるのは奥さん(?)とご家族でしょうか。 わざわざ蓮如さんの腰掛け石を目指してお越しいただけるなんて嬉しいですね。
 きょうは深緑に黒格子のきものに緑の半衿、黒の角帯に鉄茶の御召袴です。
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2007年11月24日(土)  No.1593

オムレッスンを救え!!
 今日は「にしの市」、普段は平日開催なのに今回は休日と重なったので、子ども向けの企画を準備しました。 〜つづらこみちで宝探し〜「オムレッスンを救え!」です(25日まで)。 「つづらこみちのどこかに閉じ込められたオムレッスンと友だちを助け出そう!」と書きましたが、なんのことはない宝探しです。 昨年夏休みに開催し、大人気だったので、企画を練って(?)再登場させました。
 次男が考えたオムレッスン家族と友人が登場しています(右の画像をクリックするとキャラ総出演)。 参加無料です、遠慮なくご参加ください(お菓子が景品なので対象は小学生以下です)。 「あ!見つけた!」と子どもたちの歓声を楽しみにしています。 25日は「カニバル」も開催されるので店前は賑わうことでしょう。
 きょうは縞ウールにスタンドカラーシャツ、辛子の角帯に焦げ茶の袴。 
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2007年11月23日(金)  No.1592

目利きのお客様
 店内で「初釜のきもの展」が始まりました(30日まで)、3年ぶりの開催となります。
 今回は小紋と附下だけに絞り込みました。 あまりクセのない、それでいてよく見ると洒落てる小紋に、オーソドックスだけど野暮ったくない附下を陳列しています。

 お客様に「たくさんの着物を見て・触れて・顔に当ててみてください」といつもお話しています。 『見ること知らんもん』とおっしゃる方もおられますが、目利きになるには数多くのホンモノに触れるのが一番だと思ってます。 無論きものは骨董品ではないので「目利き」である必要はないのでしょうが、不当に高い商品や粗悪品にお金を使うのは勿体ないし、呉服業界全体で考えても「価値のわかるお客様」が増えるのはありがたいことです。
 きょうは茶系の縞木綿に薄茶の半衿、黒の角帯に帆布の袴、茶の足袋にダカ織りのストール、帆布の道服です。
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2007年11月22日(木)  No.1591

子どもの健康・学力と睡眠習慣
 城端小学校参観日にあわせ、多目的ホールで教育講演会がありました。 講師の神川康子先生は多年にわたって子どもの睡眠時間について研究しておられます。 何度もお話しを伺っているのですが、今日もまた新たな事実を知りました。 「子どもが3歳成長するにつれ就寝時間が1時間遅くなっている」、しかも統計をとった10年前より現在は全体的に1時間夜型にずれました。
 夜更かしがダメな理由はたくさんありますが、まず「脳の高次元機能が働かなくなる」のだそうです。 人間は疲れてくるとまずアクセル(処理能力)が減衰し、しだいにブレーキ(抑制)がきかなくなります。 これは大人にもあてはまりますね。
 むろん身体にも良いわけがなく、22時〜2時(ノンレム睡眠時)に多く分泌される成長ホルモンを獲得できません。 子どもも大人も免疫力&治癒力が低下し、心の安定もおぼつきませんし、肥満の原因ともなります。
 僕が一番気にしているのは「重心動揺(目を閉じて30秒直立)の差」です。 睡眠不足ではあきらかにバランスを崩しやすく、転倒しやすいとも言えます。 毎朝子どもたちの様子を見てると、まっすぐ歩けない子、何も無い傾斜でバタッと転ぶ子などが見られます。 こんな子は、総じて覇気の無い子が多いんです、ひょっとして睡眠不足なのかもしれません。

 「子どもの睡眠習慣と心身の健康および学力」というタイトルでの講演をお願いしたのは、「健康」とか「学力」とか入ってると、お母さんたちの反応があるかも…と期待してたんですが、満員とはいきませんでした。 時間的な制約があった方もおられましょうが、「聞いてほしい人に聞いてもらえない」ジレンマを抱えた講演会となってしまったようです。 それでも講演を聞いた方が家族ぐるみで生活習慣を見直していただくきっかけになればと願います。
 恥ずかしながら僕は、中三まで夜9時に寝てました。 「別に夜にせんなんこともないし、そんなもんや」と思って育ったのですが、結果的には良かったようです。無干渉の親に感謝すべきでしょうか。 宿題は自然に目覚める早朝にしてましたし、予習復習等したこともありませんが、不都合は無かった模様(?)です。
 きょうは青縞ウールにシボのある玉子色の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、黒繻子足袋にグレーのストールです。
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2007年11月21日(水)  No.1590

内藤洋子さん
 商工会の女性部会で講演なさったエッセイストの内藤洋子さんが店にお立ち寄りになりました。 三年ぶりなのに覚えていてくださったのがとても嬉しいです。
 10月発売の新刊「雲ひとつあり」は軽やかな文章に深い人生観が織り込まれていて一気に読んでしまいました。 「ALWAYS 三丁目の夕日」がお好きな方ならハマります、きっと。 うそ偽りを感じられない温もりのある文体で、読後がとても爽やかです。
 内藤さんが岩倉市の教育委員長であることを知り、いろいろ教育事情等も教えていただくことができました。 やっぱ教育は「人」にかかってるんだなぁ…。
  きょうは白茶にネップの入った木綿に薄い赤茶の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴。
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2007年11月20日(火)  No.1589

初雪の朝
 昨夜から雪模様となり朝には5cmくらい積もりました、初雪です。 例年であれば平野部は12月に入ってからです、この時期に降った記憶がありません。 冬支度を全くしてなかったので、定休日を利用してタイヤ交換や除雪用品の点検など諸々の作業をしました。
 昨日は一日荒れ模様でしたが、今朝は青空の見える良い天気。 第51回日本伝統工芸展で総裁賞を受賞した山下郁子さんの紬織着物「初雪の朝」を思い起こします。
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2007年11月19日(月)  No.1588

幸福を招く帯あげ
 過去に雪だるま犬の足跡の帯揚げを紹介しましたが、また珍しい帯揚が入荷しました。 コウモリです(写真をクリックすると拡大)。
 エェーッと思うかもしれませんが、「蝙蝠」(コウモリ)は中国読みで「遍福」と同じ発音になり、遍く(あまねく=すみずみまで)福が訪れるという意味から幸福の象徴として大事にされてきました。 この帯揚を身につけるといい事あるかもしれませんよ。
 きょうは茶のウールに久留米絣シャツ、帆布の袴にストールの金田一スタイルです。
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2007年11月18日(日)  No.1587

つづらこみち進化中
 「進化する店」を目指してるので、つづらこみちもどんどん変化しています。 「東町側からだと個人宅のようで入りにくい」との声を聞いたので、店らしく(?)のれんを吊ることにしました。 ヒラヒラと風になびいてイイ感じです。 数パターンあり季節や催しによって入れ替える予定です。
 つづらこみちは当店に用事がなくても気軽に通り抜けてくださって結構です。 新しい楽しみも準備中ですのでご期待ください。
 きょうは灰色木綿袷に節付きの白茶の半衿、黒の角帯に灰黒の木綿袴、グレーの足袋に右近下駄です。
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2007年11月17日(土)  No.1586

楽しい連鎖反応
 じょうはな座で行われた城端中学校合唱コンクール、PTA合唱団も3度目の出場となります。 計8回のべ12時間におよぶ楽しい練習を重ねたPTAチーム、今年の曲は「鐘が鳴り渡る日」と定番の「翼をください」です。
 昨年も書きましたが、1→2→3年と格段にレベルアップします。 去年たいしたこと無かった現3年生は、すばらしいコーラスを披露してくれました。 最優秀賞を獲った3年2組の自由曲「Story」を録画したのでクリックしてご覧ください
 昨年は3年生の圧倒的な歌声に気後れしたPTA合唱団でしたが、今年はひと味違います。 なんといっても会場を沸かせる自信があります。 まず指揮者(=PTA会長)が背中にハート&翼を貼った白い燕尾服で登壇し笑いを誘い、途中でひらりと紙が落ちてまた笑い。 「鐘が鳴り渡る日」を凄まじい声量で鳴り響かせた後、直立不動(視線は上方15°)で「翼をください」を歌います。
 が、サビの部分(♪こ・の・お・お・ぞ・らに〜)で突然はじけるように踊りだしました。 先生父母の豹変ぶりに子どもたちは大爆笑! しかしすぐに会場いっぱいの手拍子が起こります。 予期せぬ反応にPTA合唱団は勢いづいて(早くなり)、ピアノを無視し暴走しましたが、完全燃焼して歌いきりました。 会場は割れんばかりの拍手喝采。
 「そこまでやるか?」「壮絶やった」が生徒の声ですが、大人が真剣に馬鹿をやってくれたことが内心は嬉しかったようです。 写真は最後に挨拶した生徒会長です、胸にPTA会長が落としたハートが…。
 この合唱コンクール、子どもたちはそれは真剣に練習してきました。 衝突したり傷ついて涙を流したりしたこともあったようです。 しかし最後の全員合唱「ふるさと」でうれし涙も悔し涙も昇華されたようです。 運動会、合唱コンクールと続いてクラスの結束も強固なものになりました、「いいなぁ、青春だなぁ…」とおじさんは思うのです。
 きょうは茶縞ウールの下はスタンドカラーシャツ、黒の角帯に帆布の袴に茶色の足袋です。 舞台上では指揮者のお株を奪っちゃダメだと自制して黒スーツでした。
 そうそう、2年に伴奏が抜群に上手な子がいて度肝を抜かれました。 ピアノ演奏など聞くことの無い長男も感激したくらいです。 もう一度聴いてみたい…。
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2007年11月16日(金)  No.1585

妖かしの実?
 パティオでドングリを見つけました(写真右下)。 あやかしの実ならぬアラカシの実です。 今年はエサとなるどんぐり類が豊作だったせいか、城端地域ではクマが人里に降りてきませんでした。 ホッとします。
 ちなみに写真上はカヤの実(クリックすると拡大)、城端銘菓「がやまめ」はこの実に似せて作られています。
 きょうはグレー縞の伊勢木綿の下に黒の綿タートルネック、黒の角帯に灰黒の袴、黒のタビックスです。
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2007年11月15日(木)  No.1584

袴+タスキ+地下足袋=昔の運動服
 11月も中旬、雷も鳴り、いよいよ寒くなったので、春に設置した商店街のプランターを撤去します。 キャスター付きではありますが、土が入って非常に重いので男性陣の出番です。 こんなとき僕は作務衣姿が多いのですが、きょうは天気も良かったので縞木綿に茶の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴姿にしました。 ただ足元は写真のように地下足袋(ジカタビ)です。
 伝説(?)のじゃんとこいチームMuGAPu〜(むぎゃっぷ)以来の着用です。 軽快に荷台に飛び乗れるのでマコトに好都合でした。 袴&タスキ&ジカタビがあれば、きもの姿でもほとんどの労役に支障ありませんね。
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2007年11月14日(水)  No.1583

城南ドームに灯りがともる
 城南ドーム完成以来、娘はフィットネスルームをお借りしてバレエの自主練習に励んでいます。 とても快適なのですが、ただトゥシューズ履きだと床が滑るので、今日からリノリウム(linoleum)を持ちこんで敷かせてもらうことにしました。 広い部屋の一部だけですが「とってもイイ!」そうです。
 外に出ると壁面に電飾のツリーが…。 そういえばここの近くには毎冬素晴らしい電飾をなさる家々があるんです。 今年はどんな飾りになるか楽しみです。
 16日の中学校合唱コンクールがいよいよ近づいてきました、練習にも熱が入ります。 今年のPTA合唱団はウケ狙い(?)で攻めます。 感動と大爆笑まちがいなしですので、お誘い合わせてじょうはな座へお越しください。
 きょうは青縞ウールに薄玉子色の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、グレー足袋にグレーのストールです。
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2007年11月13日(火)  No.1582

ふれあいトリオがやってきた
 昨日のコンサートに続いて、今日は城端小学校で「ふれあいプログラム」すなわち学校への出前コンサートです。 店も休みだし、役に立たぬ手伝いをしに出かけました。
 城端小学校多目的ホールを音楽で使うのは初めてのことです。 音響を考えて窓側で演奏することになりましたが、これが大正解で専門ホールに負けずとも劣らぬ素晴らしい響きに包まれました。 リハーサルのメンデルスゾーン:ピアノ三重奏(第1番の第1楽章)を聞いたとき、感動でしばらく動けませんでした。
 子どもたちは奏者の呼吸やアイコンタクトまでわかる、目と鼻の先の距離(左写真)で聴いています。 耳だけじゃなく五感で音楽を感じ取れたのではないでしょうか。 どの曲も音楽の楽しさ美しさが伝わる、想いのこもった演奏です。
 ボディパーカッション(右写真)コーナーも盛り上がったし(校長先生最高!)、子どもたちのバイオリン初挑戦演奏も楽しかった。
 しかし僕が一番感激したのは、子どもたちがリクエストし共演した「Smile Again」です、それはもう言葉にならないくらい…。 午前の部(4年6年)は持ちこたえたのですが、午後(3年5年)の合唱、2年前つらい目にあった子たちがこんなに元気に成長したかと思うと涙がこぼれました。 落涙したのは僕だけじゃありません、東京からのスタッフも報道関係者もです。(歌の一部をムービーに撮りました)
 こんな素晴らしいプログラムを企画してくださった三井広報委員会、手配してくださったジャパンアーツ、そして城端小学校に招いてくださった南砺ヨスマ倶楽部のみなさんに感謝します。
 きょうは茶縞ウールに茶の半衿、黒の角帯に帆布の袴、衿にストール、帆布の道服です。
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2007年11月12日(月)  No.1581

吉田恭子さんと共演(?)
 じょうはな座で「ふれあいトリオ〜吉田恭子&フレンズ〜」室内楽コンサートがありました。 昨年は観客でしたが、今年はなぜか主催者側に…。 会場の手伝いと「ヴァイオリンに挑戦コーナー」の世話係、そして「みんなで参加 ボディーパーカッション」のサンプル(通称ボディパ隊)として舞台に上がります。 曲目は「私の気持ちはダディのもの」ブロードウェイのミュージカルナンバーです。 会場照明も明るくしたので客席がよく見えます。 変則的なリズム(?)に観客は戸惑いながらも、舞台も客席も一体となった楽しいひとときでした。
 演奏はもちろん素晴らしく、特にチェロ曲「親愛なる言葉」(カサド)に感激しました。 ヴァイオリンは女声、チェロは男声と言われますが、邦楽ホールであるじょうはな座はチェロの音域がとても良く響くのかもしれません。 実はこの日の為に反響板をじょうはな座スタッフが苦心して作ってくださいました。 その効果も大きかったようです。
 写真は中学生たちが初めて触れるバイオリンを弾いてるところ、どうです?それらしいでしょ。
 夜は出演者&スタッフ関係者で打ち上げ。 楽しい話、驚く話をたくさん聞けました(吉田恭子さんはあの細い指&細い腕で、握力が40Kgを越えてるそうです)。 毎日暇さえあれば練習してるとか…さすがプロ。
 きょうは白茶の紬に、薄茶の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴←この姿で舞台に上がりました。
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2007年11月11日(日)  No.1580

報恩講に賑わいを
 今日から15日まで城端別院善徳寺報恩講です。 善徳寺の大きな行事というと虫干法会が頭に浮かびますが、開祖親鸞上人の遺徳に感謝する報恩講こそ最も大切な会なのです。
 虫干法会期間中、商店街では五色の旗(仏旗)を下げていますが、今年から報恩講の間も吊るすことになりました。 報恩講が沢山の方で賑わうことを願っています。
 きょうはグレーの木綿袷に赤縞の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、黒足袋にストール巻きです。
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2007年11月10日(土)  No.1579

納豆記念日
 今朝、生まれて初めて納豆を食べました。 ダマされて食べたこと(海苔で挟んだ納豆の天ぷら)はあったけど、自ら進んで食べたのは初めてなんです。 あのニオイとネバネバ、ブツブツ感がイヤで「意地でも食うもんか」と思ってました。全くの食わず嫌いですね。 家族全員が納豆好きなので、納豆嫌いを「ネタ」にしていたところもあり、食卓を盛りあげていた…つもり…でしたが…。
 朝食時、長男が「みそ汁に入ってる煮干しがイヤだ」とゴネてました。 我が家はいのちを丸ごといただく主義なので、ダシにしてポイッ!はありません。 「いつもより一尾多かった」とグズる長男を『食べ物の好き嫌いするな!』と一括した妻。 「じゃ、お父さん(の納豆嫌い)は?」の声に、おもむろに『納豆くらいいつでも食べれるよ、ちょっと分けて』と次男からもらって、ご飯にのせます。 周囲が唖然と見つめる中、平然と食べ始めると長男も黙って煮干しを食べざるを得なくなったようです。
 いつかこんな場面に出くわしたら食べてやろう…と常々考えてました。 え? 味ですか? やっぱり好みじゃないです…。
 きょうは縞木綿に赤茶の半衿、黒の角帯に帆布の袴です。
2007年11月9日(金)  No.1578

きもの一日レンタル
 良く晴れた午後「タウン情報富山(TJとやま)で見ました。きもの一日レンタルをお願いします」と若い女性が2人訪れました。 アンティーク着物と帯、襦袢に足袋に小物や草履そして着付け込みで2,500円!とってもお得です。 きもの姿がとけ込む町城端を気軽に散策していただけるように企画した当店独自のサービスです。 準備の都合(特に着付け)があるので【要予約】なのですが、午後は幸い妻も母も在店していたので喜んで承りました。
 二人がお選びになったのはイチョウともみじの小紋と青地に菊柄の小紋で、ともに秋っぽい感じ。 とても可愛くまとまりました。 天気がいいので、水車の里まで歩いたそうです。 きっと絵になったことでしょうね。
 夜はいのくち椿館南砺市PTA連絡協議会の役員会。 12月9日じょうはな座で開催する「なんと教育フォーラム2007」の詳細について検討しました。
 北日本新聞「瞳みつめて」の担当デスクの講演「今、教育に求められるもの」もあります。 教育現場のナマの話を聞けることでしょう。 入場無料、どなたでもお越しいただけるので皆様のご来場をお待ちしております。
 きょうは青縞ウールに白茶にネッップの入った半衿、黒の角帯にに灰黒の袴です。
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2007年11月8日(木)  No.1577

きもので別院法話
 午後からきもの姿の女性が10名お越しになりました。 着付け教室の先生と生徒さんたちです。 さすがみなさん素敵に着こなしておられます。 昼食後→城端別院を見学し→午後の法話をお聴きになり→その後市街地散策→つづらこみち→当店という流れです。
 特筆すべきは2時からの別院法話に参加されたこと! 平生とは打って変わって華やかな本堂の様子に説教師もさぞ驚かれたことでしょう。 写真を撮るのを忘れたのが残念です。
 いろんなグループが別院に足を運ばれ、見学だけではなく行事に参加されることは素晴らしいことです。 非日常を体験でき、単なる物見遊山とは違った経験ができます。 ましてや今回は和装での参加です、想像しただけでワクワクしませんか。
 夜は五回目の七日会、久しぶりに商工会での開催になりました。 新しい参加者も加わり、彩菜まつりのこと、報恩講のこと、五箇山との連携、つごもり大市のこと、など目一杯話し合いました。
 最後に商工会合併に話が及び、21年4月の合併がほぼ決まったことを受け、これまでのように商工会頼りのまちづくりからの脱却の必要性を痛感します。 この七日会がまちづくりNPOとして発足できないか?という話で盛り上がりました。
 写真は七日会に持ち寄ったお菓子。武蔵野銘菓だそうです。 お茶しながら全国のお菓子を食べるのも七日会の楽しみの一つです。 次回は12月6日(木)19:30 商工会にて開催します。 まちづくりに関心のある方ならどなたでもお越しください。
 きょうは茶縞ウールに柿色の半衿、帯無しでロング前掛けの丁稚スタイルです。
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2007年11月7日(水)  No.1576

触れてみたくなる木彫刻
 城端に作家さんが集まりつつあります、嬉しいことに先日牛島辰馬さんが越して来られました。 牛島さんは富山県はもとより県外でも活躍なさってる彫刻家で、いろんなジャンルの作家さんと一緒にグループ展などを数多く企画なさってます。
 見る者の心を和ませる温もりの伝わる人形を彫られます。 店内に「南風」を飾っていますのでよろしければご覧ください。
 きょうは厚手木綿に薄茶の半衿、黒の角帯に帆布の袴、焦げ茶の足袋。 寒いのでいよいよ衿にストールを巻きました。
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2007年11月6日(火)  No.1575

神明宮の一大事
 朝、城端神明宮の前を通ると石柵がなぎ倒されてました。 すわ一大事!と駆けつけると、どうも車が突っ込んだようです。 神明側の被害甚大なので「廃車ですか?」と尋ねたら、軽四だったけど前が少し壊れただけ…だそうです。 車の破壊力は凄まじいですね。子どもたちの登下校時間じゃなかったのが不幸中の幸いです。
 実は神明宮の縁起について、2〜3日前から考えていることがあり確かめに来たのでした。 城端神明宮は北野から遷宮されましたが、本殿がなぜ町を向かず南を向いてるのが謎の一つでした。 参道も大きく右にカーブしています。 城端の町の作りをみれば、普通、東向きに建てると思われます。 ひょっとして昔は東向きだったのではないか? なにか痕跡は無いか?と考えました。
 神明敷地の裏には三角山という小山があります。 今ではだれも見向きもしませんが、旧町の人間が祭の後ふき(慰労会)に「山行き」というのは、この三角山で宴会することをいいました。 神明宮からは谷を渡らぬと行けないのですが、昔は橋が架かっていたそうです。 この山は神明宮の敷地ではありませんが、遠い昔はどうっだったのでしょう? 機会があれば登っていろいろ調べてみたいと思います。
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2007年11月5日(月)  No.1574

城端は引き出しがいっぱいある町
 関西電力北陸発行の季刊広報誌「やまびこ」第81号は城端大特集です。 表紙(クリックすると拡大)から中ページのほとんどを城端市街地紹介に費やしています。 内容も絹織物の歴史や五箇山との繋がり、さらに坂と小路の町の特徴まで詳細に書いてくださいました。
 観光ガイドグループ「機の声じょうはな」代表の長田久美さんさんのインタビューもあり、「城端は引き出しがいっぱいある町です」と語っています。 確かに数多くの見どころがコンパクトに凝縮された町です。 また「人との出会いが楽しみ」とも…。これは長田さんだけではなく城端住民の想いでもあります。 この冊子を機に多くの方々が城端にお越しいただければ嬉しいですね。
 「やまびこ」は関電にハガキを送れば送付していただけるそうです。
宛先:〒930-8513 富山市東田地方町1-2-13 関西電力(株)北陸支社 総務・広報グループ「やまびこ」編集係
 81号の一部をアップしました。やまびこ2p やまびこ3p やまびこ4p やまびこ5p やまびこ6p
 きょうは木綿の袷に赤茶の半衿、黒の角帯に焦げ茶の袴です。
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2007年11月4日(日)  No.1573

火の用心
 城端別院善徳寺は一度も火災にあったことがありません。 おかげで建物は当然として、貴重な古文書もたくさん残っています。 別院関係者はもちろん、住民の防火意識も大変なもので、消防団とは別に城端別院自衛消防隊まで組織されています。
 山門下に置いてある長椅子カバーにこうあります。「◎禁煙 皆んなの為に 火の用心 守ろう」 マジック書きのあまり上手な字ではありませんが、強い決意が伝わってきませんか?
 観光でお越しになる方にお願いです。 別院敷地内ではタバコはご遠慮ください、むろんポイ捨て等はもってのほかです。
 つづらこみちにもタバコのパッケージを捨てていく方が少なからずいらっしゃいます。 偉そうなことは言いたくありませんが、道路にゴミを捨てるのって恥ずかしくないですか?
 きょうは厚手の縞木綿に柿色の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、白茶の足袋に右近下駄です。
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2007年11月3日(土)  No.1572

伝統工芸きものショー
 第54回 日本伝統工芸展 金沢展(11月11日まで)を見に金沢へ。いつもの石川県立美術館が改修中のため、金沢21世紀美術館での開催です。 あの21世紀美術館で飾るとなれば何としてでも足を運びたくなります。 しかも初日の今日は、世界初(?)の試み「伝統工芸きものショー」が開催されるんです。
 伝統工芸きものショーは単なるきものファッションショーではありません。 普段、美術展等で衣桁に掛かった状態でしかみることができない伝統工芸作家の作品を、そのきものを好きな素人がモデルとなって着装します。 身にまとった時の柄配分や歩いた時の揺れ等を含めて作品をご覧いただき、加えて解説も…という理にかなった企画です。
 趣旨に賛同して出品された作家は、毎田健治(まいだけんじ)、水野陽子(みずのようこ)、坂口幸市(さかぐちこういち)、山下郁子(やましたいくこ)、木場紀子(きばもとこ)、四ツ井 健(よついけん)、 由水煌人(ゆうすいあきと)、二塚長生(ふたつかおさお)の8氏(敬称略/舞台登場順)。
 染めと織り、技法も作風も様々ですが、とても見応えのあるショーとなりました(写真をクリックすると拡大)。 西の芸妓 仁美さんの篠笛と竜笛によるBGMも素晴らしい効果をあげてましたし…。 ムービーを撮ったので雰囲気だけでもお楽しみください。【ムービー1】【ムービー2】 会場は立ち見が出る超満員、大好評だったので来年もやって…くださるといいなぁ。
 このショーが企画された詳しいいきさつは不明ですが、二塚先生が「私のきものを着(こなし)ている女性を初めて見た」体験をもとに提案なさったのではないでしょうか。
 きょうは桝蔵順彦さんに織ってもらった紬に、茶の半衿、裂織りの角帯をへたれ結びにした着流しです。 終了後、いろんな方とお話できました、こんな時きもの姿だと有利(?)なようです。 また帰りに「ふくの市の里アートフェスタ」にお邪魔しましたが、ここでも声をかけていただき輪の中に入れました。 アート三昧の一日です。
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2007年11月2日(金)  No.1571

アタリが出たらもう一本
 このところ毎日、店内の模様替えをしています。 定番の正絹縮緬生地(25cm×35cmで735円)も場所を変え、きれいに整理しました。 この生地は手作り小物の材料として根強い人気があります。 色数の多さ、絹ならではの風合いと扱い易さが人気の秘密だと思います。
 長年のご愛顧に感謝の気持ちを込めて、「アタリ付き」にしました(写真をクリックすると拡大)。 「アタリが出たらもう一本」懐かしのホームランバーと一緒ですね。
 きょうは青いウールに辛子の半衿、辛子の角帯に薄緑の袴、紺の足袋です。
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2007年11月1日(木)  No.1570

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