「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2005年11月

人形浄瑠璃を観劇
 この季節、県内でコンサートや芝居などが目白押しです、どれを選ぶか迷うほど…。 スケジュール&財布と相談です。 きょうは富山能楽堂で文楽「日高川(安珍清姫より)」と「二人三番叟」を観に出かけました。
 文楽は2度目です。 最初は上平村で真桑文楽を運良く見せていただきました。 そのときは大夫(浄瑠璃語り)の表情が面白くて、そっちばかり見てたことを覚えてます。 今回はプロの舞台ということで期待も高まります。
 手摺りの無い能舞台では初上演ということで演出はずいぶん考えられたようです。 しかし、隠すものがないおかげで人形遣いの動きがよくわかりました。
 また途中に「浄瑠璃語り」「三味線弾き」「人形遣い」についてレクチャーがあり、大夫の発声法や座り方など、浄瑠璃三味線の特徴、人形の動かし方を教わり、数人の客を舞台に上げて体験までさせてくれるサービスぶり。 見るも聞くも新鮮で、とても楽しかったです。
 一緒に行った方との歓談では「人形の動きは現代人よりも人間らしい」という結論に。 女性の仕草なんて、感涙もんです。 歌舞伎の女形は男が女性に求める願望だといいますが、雑なものを排除した文楽人形は究極の願望なのかもしれません。
 同時開催の歌舞伎衣装の展示も拝見(写真)。 中村雀衛門さんも着用したという女形の衣装を何枚も目近で見ることができました。 舞台映えする刺繍が見事です。 早変わりの為の細工もよくわかります。 「ふ〜ん、こ〜なってたんだ」
 会場には雨天にも関わらず、きもの姿の男性(!)女性が結構おられます。 みなさん思い思いの格好でこの場を楽しんでおられました。 僕は小豆色のヒゲの紬に辛子の角帯、帆布の袴。足元は爪掛草履です。
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2005年11月30日(水)  No.850

地域安全マニュアル
 今年、林道地区では独自に緊急ガイド「その時どうする」を作成し、全戸配布しました。 地震、火災、風水害、猛獣、家族行方不明、ライフラインの緊急事態、事故・事件・病気にいたるまで、避難&連絡方法と「その時どうする」のか、わかりやすく記載されてます。 これだけしっかりしたものを地域で作られたことに敬意を表します。
 林道区長が「PTA会長に」と一部贈ってくださいました(写真)。 地域の方がPTA活動を応援してくださってるのが嬉しいです。
 夜に城端小学校安全マニュアル検討会を開催しました。 7月中旬に先生方が考えた案を、親の立場で見てさらに実効性のあるものにする為です。 骨子は変りませんが、そこまでする必要はないだろうという部分を少し削りました。 また、集団下校などの場合にPTA(保護者側)でできることを検討しました。
 12月中に保存版としてPTA会員に配布します。
 きょうは灰色木綿の袷(金巾は墨黒)に黒の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、灰色の足袋。・・・灰男ですな。
2005年11月29日(火)  No.849

おすすめサイト その11
 おすすめ…というのもおこがましいのですが、「城端でこれからあるイベント案内」というサイトを開設しました(クリックすると拡大します)。 いままでも自サイト内にページを作ってましたが、まめに更新できるように、また過去のイベント経過を残すためにブログを利用します。 携帯電話からもアクセスできます。
 まだ2006年度分を書き込めないので、来年のイベントが2005年のところに書いてあったりしますが近々修正します。
 公設のサイトに載りにくい小さな作品展や各種団体のイベントなども載せたいと考えてますので、情報をいただければ幸いです。 コメントやトラックバック大歓迎ですので、どうぞご利用ください。
 きょうは茶縞のウールに茶の半衿、黒の角帯に焦茶の袴です。
【城端でこれからあるイベント案内】http://blog.livedoor.jp/johana_event/
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2005年11月28日(月)  No.848

自転車復活
 現在の僕の愛車はママチャリです。 これで毎朝小学校へ登校しています。 MTB(GTカラコルムエリート)はきもの姿で乗れないので先日弟に譲りました。
 このママチャリは長男が生まれる前から乗ってるし、曲芸乗り(4人乗り!)もしたので、すり減ってスリックタイヤ化してました。 ゴムも劣化していたのでしょう、ある朝気づくと見事に破裂してました。
 どうしようか?と考えることも無く、修理に出すことにします。 タイヤ1本新品になって4,000円也! ブレーキなどの調整込みです。 郊外スーパーで自転車が数千円で売られている今、高いと見るか安いと見るか? もちろん僕は正しい選択だと考えています。 だって勿体ないじゃないですか。
 タイヤを交換しただけで乗り心地は新品のようです。あと10年はいけそう…。 町の自転車屋さんが激減してる現在、近くで修理できるってことは幸せなのかもしれません。
 きょうは青縞のウールに黒の半衿、オリジナルのギャルソンエプロン。
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2005年11月27日(日)  No.847

ネット社会と子どもたちの危機
 砺波地区PTA連絡協議会の家庭教育研修会がクロスランドおやべで開催されました。 主題は「情報機器の便利さと危険」です。 基調講演は富山国際大学の滝沢荘一教授。 演題は「ネット社会と子どもたちの危機」です。
▼戦後60年目の矛盾が社会的弱者である子どもの上に噴出し「普通の子」「良い子」が突然犯罪を起こすようになった。 社会構造が変化し「いい学校に行き、いい会社に入る」という目標の消失により、子どもたちにとって「学習する理由」が見えなくなったからだ。「先が見えているから、今を存分楽しもう」▼孤立化を恐れ、ケータイ依存症になる高校生。 出会い系サイトの危険もあるが、もっと注意すべきことがある。 生身の人間関係を結ぶ前にネットの海に出ることは危うい。 佐世保の小6女児殺人はネット社会の落とし穴にはまった。▼コミュニュケーションが人間を作る。 生身の対話&読み書き&「なぜ」と考える力が必要だ。 しかし電子情報機器はコミュニケーション力の発達を阻害する。 現実と仮想現実の区別がつかない若者、しゃべれず無表情な幼児、ゲーム脳の小学生…。▼例えば「どんなにすぐれたTV番組であっても、2才以下の子どもに取っては単なる刺激でしかないので見せるだけ無駄、というより見せてはいけない。 2倍の確率で言葉に問題がある」と2004年の日本小児科学会で報告されている。▼親は愛情を持ってひたすら子どもの話を聞きコミュニュケーションをとることが必要。 子どもには生き甲斐ややりがいのある仕事が目標として必要。 たとえば創意工夫・創造性を生かせる仕事。
 ・・・・端折って言えばこんな論旨だったと思います。 ただ滝沢先生はネットを賢明に使いこなす世代がきっと現れると考えておられるようなので、明るい未来(展望)について尋ねてみたのですが、具体的には答えをいただけませんでした、残念。
 僕はネットを媒介とした民意が世の中を動かせる時代がきっと来ると信じています。
 さて、講演会の次は6つに分かれての分科会です。 僕は希望して「食育と健康」に混ざりました。 サブテーマは〜食育として子どもたちの食生活をとらえ、正しい食生活習慣を構築しよう〜です。 ディスカッションも良かったのですが、県PTA連合会アドバイザーの澤井栄一郎さんがお持ちくださった資料がとても素晴らしいものでした。 長くなるのでまたの機会に記します。
 きょうは厚手の木綿に茶色の半衿、裂織りの角帯をへたれ結びにして、茶色の袴です。
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2005年11月26日(土)  No.846

ハナミズキが実をつけました
 今年の紅葉はどうだったのでしょうか? 機会を逸してしまい見ることができませんでした。 昨年は台風で散々だったので、それよりはマシかな…と推測しています。
 代わりと言ってはなんですが、店前のドウダンツツジの紅葉を楽しんでます。 向いの駐車場のハナミズキもかわいい赤い実をつけました。
 きょうはグレー木綿の袷に焦茶の半衿、角帯無しにロング前掛け、黒のネル足袋。 妻は紬地に更紗を染めたきものに白っぽい帯です。
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2005年11月25日(金)  No.845

男の着物展
 城端曳山祭(平成18年度から5月5日)は紋付袴の正装です。 ですから六ヵ町の男性のほとんどが紋付羽織と袴を自前で持っています。 それだけでも凄いことなのですが、町内によっては宵祭に紬や大島を着るところもあります。 これだけ男性のきもの着用率が高い地域も稀ではないでしょうか?
 きょうからにしの市、今月は「男の着物展」です。 サブタイトルは〜紋付だけじゃないんです〜。 御召、紬、無地袴、角帯、羽織紐、色半衿、さらにウールや襦袢まで多種多様に揃ってます。 写真中央は横段の襦袢、イイ感じでしょ? 変ったところではホタル絞りの襦袢もあります、見えない所に気を使うのが本当のお洒落ですよね。
 きょうはウールの下はスタンドカラーシャツ、帆布の袴に茶色の足袋。 首にストールを巻きました。 実用衣料っぽいのでお洒落失格ですね。
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2005年11月24日(木)  No.844

きもので室内楽を聴く
 ヘリオスでフルート/ヴィオラ/ハープによる室内楽を楽しみました。 演奏するのは若い女性3人のCaleidoscopio(万華鏡)のみなさん。 開場前に着いたのですが、ロビーはかなりの人だかりです。
 ハープ(川村文乃さん)の演奏を生で聴いたのは初めてですが、想像以上に豊かな音を持ってるんですね。 ペダルが7つもあって、それで半音をだしてるんだとか。 ケース込みで55Kgもあるというのにも驚きました。
 井波出身のフルートの城宝泰子さんは先月ブラショフ国際音楽コンクール(ルーマニア)の木管部門で三位になったばかりで、地元の演奏会ということもありたくさんの観客だったようです。
 ヴィオラの守護菊野さんがおっしゃるには「室内楽でこの組み合わせは珍しい」のだそうで、例えると「コロッケ定食」だとか。 ハープがコロッケ、フルートがキャベツ、そしてヴィオラがパセリ…。 う〜ん、そうだったのかぁ…。
 円形劇場ヘリオスという特性が利いてるのか、生音でもしっかり音色が伝わります。 曲はどクラシックからといちんさまで多様だったんですが、僕はチャルダーシュ(モンティ作曲)が一番好きでした。
 きょうは青縞ウールに薄黄の半衿、辛子色の角帯に薄緑の袴、紺の足袋。 もっとちゃんとした格好で行けば良かったと反省 orz_
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2005年11月23日(水)  No.843

大切なものを常に持ち歩きたい
 お客様からお預かりした生地でBagをお作りしました。 古い着物を染め直し、形と大きさを決め、デザインし、ようやく完成です。 かなり日数がかかってしまいましたが、ご満足いただけました。
 当店では、お客様の想いのこもったきものや帯を、こころを込めてリフォームいたします。 お気軽にお問い合わせください。
 きょうは白茶にネップの入った木綿の下はタートルネックセーター、黒の角帯に帆布の袴、自分で染めたネル足袋で完全防寒です。
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2005年11月22日(火)  No.842

のんびりした休日
 コーヒーが大好きです。 最近は減らしましたが、一日10杯近く飲んでたこともあります。
 初霜が降りた休日の朝、コーヒーミルでお気に入りの豆を挽きます。 ガリガリガリ…音楽を聴きながらのんびりと。 ゆっくりいれたコーヒーは、いつもより味わい深く感じます。 未読の本を引っ張りだして、日当たりの良い場所で読み始めます。 ぼんやりして考えがまとまらないのですが、それもいいでしょう、だって休みなんだから
 夕食の団らんの後、子ども達と一緒に9時に寝ました。 こんな些細なことが幸せだったりします。
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2005年11月21日(月)  No.841

カニの入札
 城端フラワーカード会の人気イベント「カニバル」開催日です。 貯めたポイントを毛ガニなどと交換できます。 11時からの開始にもかかわらず、9時頃には店前の公営駐車場に列ができてました。
 カニの入札もあり、1箱まるごと希望ポイントで入札します。 毛ガニ、ズワイ、ワタリ…どのカニが人気があるのかの見極めも肝要ですね。 みなさん頭を悩ませてました。
 きょうは茶縞ウールに帆布の袴です。 帆布は風を通さないので、寒さに強いんです。
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2005年11月20日(日)  No.840

城端中学校合唱コンクール
 午後からじょうはな座にて中学校合唱コンクール。 「昔と違ってすっごく盛大だよ」とは聞いてましたが、ピンときません。 しかし、開演前にすでに満席で立ち見も出ています。 親御さんは勿論、祖父母&兄弟&ご近所さんまで見に来てるようです。
 1年2年3年と進むにつれ、声質が揃い合唱のレベルが上がり、3年生はどのクラスもかなり上手でした。 練習もかなりしたのでしょう。 最優秀指揮者賞もあるので、指揮も気合いが入ってます。
 全学年が終了後、審査集計の合間にいよいよPTA合唱団の出番です。 前夜にリハーサルしてるので、アガることはありません。 が、舞台に上がった途端、赤い蝶ネクタイ集団にドッと会場が沸き、このまま笑われて終わるのか…と心配しましたが、合唱が始まるとシーンと静まり返りました。 出来は上々だったと思います、練習より本番に強いタイプなんでしょう。
 歌い終わった後、割れんばかりの拍手と声援を浴び、気持ちよく退場し、ふたたび拍手で呼び戻されました。 アンコールか?どうしよう…などと変なプレッシャーも感じてしまいました。
 じょうはな座がこれほど盛り上がったのは初めてだそうです。 楽しかったので来年も必ず参加します。
 きょうは黒のダブルのスーツに特製の赤い蝶ネクタイ、さすがにきものでは出ませんでした。 舞台終了後は木綿袷に地紋のある黒の半衿、黒の角帯、灰黒の袴によきもの倶楽部の足袋です。
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2005年11月19日(土)  No.839

こだま塚
 小学校裏手にこだま塚(木霊塚?)があります。 学校で飼っていた動物や魚などのお墓です。 僕が小学校に入学した時には既にあったので、かれこれ40年は経ってるのではないでしょうか。
 今度の2期工事で別の場所へ移築されることになってます。 お祓いをした後、土ごと運ぶそうです。 子ども達に生命の大切さを伝えなくては。
 夜にふらっとスポーツがあり、子どもたちを連れてゆきました。 その間父親は、じょうはな座にて本番さながらのリハーサルを。 中学生はぶっつけ本番です←ずるいぞ大人たち(笑)
 いよいよ明日は城端中学校合唱コンクールです。 ど〜なりますことやら。
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2005年11月18日(金)  No.838

すごろく貯金箱
 小2の次男の夏休み工作は、選ばれてしばらく城端郵便局に飾ってもらえました。 コメント欄に「コマとか貯金箱にはあまりさわらないでください。かってにやじるしとか、ルーレットであそばないで下さい。」 普通は遊び方とか苦労した点を書く場所なのに…。 頑張って作った大事な貯金箱だから気持ちはわかるのですが…。
 ルーレットの反対側が占いになっているのも彼らしい…。
 きょうは白茶の木綿の下にチャコールグレーのタートルネックセーターを着込み、角帯無しでロング前掛け。
 午後に教育基本法について考える勉強会、夜は3ヶ月ぶりに城端ジャマナイ会を開催しました。 すべきことはたくさんありますが、まず足元からコツコツと。
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2005年11月17日(木)  No.837

石展
 田村萬盛堂さん2階ギャラリーで「石展」が開催されています(11月29日まで)。 そのものズバリ石の展示会です。
 有名な木の葉石をはじめとして、亀甲石、木石、瑪瑙原石などいろんな石が並んでいます。 写真は菊花石というそうです、たしかに菊の花が咲いてます。
 田村さんには小路の奥に豆蔵というミニギャラリーもあるんですよ。 お店の人にひと声かけてご覧になってください。
 朝寒いと思ったら、東山が白くなってました。 いよいよ冬到来ですね。
 きょうはグレー木綿に焦茶の半衿、黒の角帯に灰黒の袴に絞りのタビックスです。 妻は大島に刺子の半衿、生成りの紬地に縫い絞りの帯。
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2005年11月16日(水)  No.836

いかのおすし
 毎月1日と15日は城端小学校の集団登校日です。 といってもスタートしたばかりなので、今日が2度目。 登校時、まだ慣れぬのか子どもたちは緊張してましたが、班長がしっかり下級生をみているチームが多く、頼もしかったです。
 12月の集団登校日からPTA会員による街頭安全指導も一緒にしたいと考えています。 子どもたちだけでなく保護者も安全への関心を持ち続けていただきたいのと、子どもたちに「見守られている」という安心感を与える為です。 こうした定期的な活動だけではなく、常時複数の大人の目がある温かい地域にならないかと願ってます。
 午後は保護者参観のあと南砺署による「親子安全教室」を開催。 不審者から子どもを守るための教室です。 そこで教わったことが『いかのおすし』 是非覚えてください。
「いか」ない。「の」らない(車に)。「お」おきな声で(助けてと)叫ぶ。「す」ぐ逃げる。「し」らせる(大人に)。
 危険箇所看板設置や「星のかがやき」など、すべての活動がうまくかみ合って子どもの安全が確保できます。
 写真は不審者に手を掴まれた時に逃げる術を練習してるところ。 黄色いジャンパーは校区を巡回してくださってるスクールガードリーダーの松岡さんです。 初対面だと思っていたら水墨美術館でお目にかかったそうな…きもの姿は目立ちますね、悪いことはできません。
 きょうはグレー木綿に焦茶の半衿、黒の角帯に灰黒の袴に絞りのタビックスです。
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2005年11月15日(火)  No.835

城端を描いた作品展
 じょうはな織館で「城端を描く【油彩 水彩 パステル】」が開催されています(11/23まで)。
 富山の絵画教室『アトリエFの会』のみなさん(浅野由樹子、石渕順子、岩城れい子、小川敬子、加藤順子、小林孝子、小柳純司、甚田英雄、田中美津子、土井祐子、西田亨子、藤井ゆかり、古川信一、枡田清子、三宅寛享、山野文睦、藤井 武[敬称略])が、それぞれお好きな城端の風景や建物を描いてくださいました。
 【別院山門】【台所】【織館】など誰もが知ってる建物もあれば、【川島】【でんでらまいの坂】などマイナーな場所、さらによくぞここまで…と地元の者すら気づかないディープなポイントまで…。 かなり城端を歩き回ったのであろうと推測します。
 しかもみなさん作品のレベルが高くてびっくりです。 他町の方も城端の人もぜひ足を運んでみてください、新しい発見があるかも…。
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2005年11月14日(月)  No.834

きものでジャズコンサート
 昨夜彩菜まつりを抜け出して、射水市新湊中央文化会館寺井尚子ジャズコンサートへ。 寺井さんは僕が今イチオシのジャズバイオリニストです。
 オープニングのハバネラに始まり、ラストのリベルタンゴまで、疾走する演奏ですっごく良かった…というか楽しかったし興奮しました。 寺井さんの情熱的な演奏と腰振りにヤラれました。 僕の顔は始終ニコニコしてたと思います。
 小ぶりのホールなので目線のやり取りがよくわかります。 ゲストギターのトミー松浦さんとのセッションもとても見応えがありました。 ピアノの北島直樹さんの演奏も素晴しい! とにかくステージの誰もが音楽を楽しんでるのが伝わってきました。 みんなカッコいい!
 いくつもコンサートを観てますが、僕の中でベスト3に入ります。 機会があれば何度でも観たいです。
 会場には僕の他にもきもの姿の女性がいらっしゃいました。 お洒落でしたよ。
 きょうは青い縞木綿に青鈍の半衿、黒い角帯に灰黒の袴、黒の繻子足袋です。
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2005年11月13日(日)  No.833

なんと彩菜まつり
 彩菜まつり初日です。 今年から「なんと彩菜まつり」になりました。 といっても体験型イベントの体裁は変りません。 昨年以上にたくさんの企画が目白押しです。 別院の報恩講やJAのふれあい祭も同時開催になりました。
 当店では「和布でつくる ペンダント教室」(左写真)を開催しています。 大島や木綿などからお好みの生地を選び、ペンダント2つを作って1000円です。
 他には城端創生グループによる手打ち蕎麦教室(右写真)などもあり、終日楽しめますよ。
 きょうは白茶にネップの入った厚手木綿に茶色の半衿、裂織りの角帯をへたれ結びにし、焦茶の袴、白茶の足袋に右近下駄です。
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2005年11月12日(土)  No.832

ペルシャキリム展
 今日から13日まで「織物の源流 ペルシャキリム展」をギャラリー蔵布都 藍で開催します(写真をクリックすると拡大)。
 日本の織物のルーツを辿ると、シルクロードを越えてペルシャに行き着くと考えられます。 キリムは遊牧民たちが生活用具として織った織物です。 「平織りの毛の織物」の意味で、主に羊やラクダの毛が使われます。
 模様のひとつひとつには意味があり、願いが込められています。 キリムの出来やデザインのセンスなどはいい嫁かどうかの判断材料のひとつなので、女の子は一生懸命、キリムの技術を磨くわけです。
 我が国でも各家に機があり、織れて一人前の女性とされた時代がありました。 織り方や用途は違っても、習わしが同じというのは不思議な気がしませんか?
 会場では日本の織物(手織り帯など)と比較していただけるよう展示します。 お手に取って気軽にご覧ください。
 今日はグレー系木綿の袷に焦茶の半衿、黒の角帯に灰黒の木綿袴。
2005年11月11日(金)  No.831

学問のススメ
 城端別院報恩講が始まりました。 子どもと一緒にお斎(おとき)をいただいて、法話を聴き、龍谷高校の仏教劇 法然物語を観ます。 3年のメンバーがほとんどだそうで、気持ちの入った演技でした。 2年前より格段に上手くなってます。 昨年「親鸞上人物語」を見損ねたのが悔やまれます。
 説教でとても心に残った言葉あります。
『学問とは、その名の通り「問いを学ぶ」のである。現在の学校では答を学んでるので「学問」ではない。答えだけ知っていても応用がきかない』…まさにその通りだと思います。 子どもたちの心にも届いたでしょうか?
 勉強する場は学校だけではありません。 寺院をはじめとしていたるところにあります。 土曜学校の子どもは小学校低学年を中心に14〜15名いたのですが、みんな静かに観てました。 エライもんです。
 きょうは茶色のウールの下は久留米のスタンドカラーシャツ、黒の角帯に帆布の袴。いよいよ金田一探偵モードです。
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2005年11月10日(木)  No.830

城端曳山祭の愉しみ
 北陸電気保安協会発行の「でんきほあん」2005初冬号(No.209)に拙文を寄稿しました。 城端曳山祭をアピールする為です。 といっても、原稿を頼まれて初めて知った冊子なのでマイナーなのでしょう(多分)。 ということで、全文を掲載します。
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 越中の小京都、南砺市城端(じょうはな)では、毎年5月に270余年前より巡行されている国指定重要無形民俗文化財「城端曳山祭」が挙行されます。
 城端蒔絵の粋を凝らした絢爛豪華な六基の曳山には、城端塗の名工の手による「関羽・周倉」「恵比寿」「大黒天」「布袋」「堯王」「寿老人」の御神像が鎮座します。曳山は丸一日かけて町内を練り廻り、夜には提灯山となり息を飲むほど美しい姿を見せるのです。まさに典雅と言う表現がしっくりくる祭です。
 この祭が独特の雰囲気を持つ理由の一つに庵屋台(いおりやたい)の存在があげられるでしょう。曳山を先導する六台の庵屋台の中には、紋付袴姿の若連中(わかれんじゅう)の地方(じかた)と唄方(うたかた)が入り、篠笛・三味線・太鼓の音色とともに、庵唄(いおりうた)とよぶ独特の端唄(はうた)を演奏します。庵屋台は京や江戸の料亭等の精巧なミニチュアで、例えば西上町の屋台は京都祇園の一力茶屋と島原の角屋を模してつくられたものだといわれています。
 巡行途中、庵屋台は所望(しょもう)と称す祝儀を打った家に横づけします。所望者は筆書きした短冊を手に、精緻な屋台と背後に控える豪華な曳山を眺めながら庵唄を楽しみ、廻り合いとともに屋台と曳山が去った後、次の屋台が…というようにして順に六通りの唄を聞けます。すなわち自宅座敷に居ながらにして京や江戸のお座敷遊びの雰囲気を味わえるのです。
 また祭は男性のみで執り行われます。女性は祭に直接関わることはおろか、曳山に触れることも禁止です。これは城端神明宮の神事だからですが、面白いことに庵屋台内では艶やかに男女の情感を込めた恋唄(端唄)が唄われます。「玉川」「夕暮」「薄墨」など高名なものからオリジナル曲まで、各町がレパートリーを持ち、2年続けて同じ唄を選ぶことはありません。そのため若連中は、早くから町内の先輩やプロについて芸を学び練習します。昨年より上達し、いい唄を聞かせることができるよう精進する、いわば静かに燃える男達の祭なのです。
 紙面は着きましたが、まだまだ魅力を紹介しきれません。宵祭には山宿巡りといった別の楽しみ方があるし、剣鉾・傘鉾に始まる渡御は古来の祭礼形式を残す貴重なものです。また日本一着物比率が高いし、また似合う祭だとも自負しています。
 時が止まったような錯覚を覚えるであろう小さな町の典雅な祭に是非一度お越しください。祭をご覧いただくのが一番ですが、もし祭礼日にお越しになれなくとも、城端曳山会館では常時曳山と庵屋台を見学になれますし、城端伝統芸能会館(じょうはな座)では庵唄の定期公演も行ってます。
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 きょうは茶縞ウールに茶色の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴、コーヒーブラウンに染めたネル足袋です。
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2005年11月9日(水)  No.829

別院山門の見どころ(その2)
 城端のみならず南砺の宝である城端別院善徳寺。 前回より1ヶ月たってようやく見どころ第2弾をお伝えできます。
 写真は門扉の飾り金具、補強の意味もあるようです(クリックすると拡大します)。 真宗大谷派の印である牡丹が彫られてます。 些細なところにも手抜きはありません。
 寒くなってきたので、昨年より2週間遅れで我が家にコタツが登場しました。温暖化の影響でしょうか? コタツはエネルギー効率もいいし、快適だし…大好きです(笑)
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2005年11月8日(火)  No.828

マッチ棒アート
 インターネットの世界では相変わらずアスキーアート(以下AA)が多用されてます。 モデムによる草の根通信時代にはAAのことを「顔文字」とよんでました。 こっちのほうがニュアンスが伝わるんですけどね。
 当時NECの98シリーズと互換機のEPSON、さらに富士通のFM-TOWNSくらいしか機種が無く「エプソンのフォントが丸くてかわいい」と言われました(ディスプレイフォントが選べなかった時代)。 僕も時々自分で顔文字を作り、2段組にするだけで「おぉ〜」と言われたものです。
 さて現在、我が家ではTVの影響でマッチ棒クイズが流行ってます。 解けなくてストレスがたまった時に、長男が突然マッチ棒で絵を描き始めました。 写真は鋼の錬金術師のエド…だそうです。 う〜ん、似てね〜〜。
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2005年11月7日(月)  No.827

エアロビ初体験
 PTA教養衛生委員会で親子ビクスを企画しました。 僕も子どもと参加する予定でしたが、風邪気味なので休ませて、父親オンリーの参加となりました。 スポーツジムも行ったこと無いし、エアロビクスも初体験です。
 運動会のようにきもので…とも考えたのですが、そんな甘いものじゃ無かった…。 真剣にやると結構ハード。 身体の固さと日頃の運動不足を痛感しました。 足と手がバラバラで、自分で笑ってしまいます。
 でも子どもたちはお父さんやお母さんと一緒で楽しそうです。 身体を動かすのって楽しいですね。
 帰ってから青い縞ウールにギャルソンエプロンに着替えます。 この格好は風に弱い…。 ときならぬ大風に難儀しました。
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2005年11月6日(日)  No.826

お洒落街着に持ちたいバッグ
 小紋や紬のバッグって何にしようか迷いますよね。 柄が入っているときものや帯とケンカしたりするし、今風に洋装のブランドBagを持つのが嫌いな方もおられるでしょう。
 写真のバッグはシンプルだけど美しいラインの皮製です。 持ち手は組紐、ハートのキーホルダーもいいでしょ? いくつか入荷しましたのでご覧になってください。
 きょうは110cm巾の木綿で作った袷に青鈍(あおにび)の半衿、黒の角帯にくすんだ柳色の木綿袴、草色の足袋に右近下駄です。
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2005年11月5日(土)  No.825

城端・周遊スタンプラリーPart3
 毎回好評のスタンプラリー、冊子片手に城端の名所を巡りながらお得なクーポンが使えたり、抽選で豪華景品がもらえます。 今回表紙は新しく建てられたじょうはな座です。 別院織館とともに市街地周遊の拠点となることを願ってます。 スタンプラリーの期間は長い(H18年2月末)ので、気長に巡ってください。
 きょうは白茶の木綿に茶色のだまし半衿、ロング前掛けに自分で染めたネル足袋です。
 妻はグレー地紬に白くホタル絞りをほどこしたきもの。襦袢は辛子色のホタル絞り。更紗の名古屋には古代紫のゆるぎの五嶋紐帯締にグレーに紫ボカシの帯揚をあわせ、桜皮を張った台にベージュ刺繍の鼻緒。
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2005年11月4日(金)  No.824

ジャパンロボットフェスティバルinTOYAMA
 鉄腕アトムに憧れる下の子にせがまれて(というか父も興味津々…)ジャパンロボットフェスティバルinTOYAMAに足を運びました。 どうも富山はロボット先進県らしく、パロをはじめいろんなロボット関連の企業があるということです。
 テクノホールには開場10分前に到着しましたが、すでに長蛇の列…。 会場中もスムースに歩けないほど混み合ってました。 それもそのはず四日間の期間中来場見込みが2万人なのに、初日だけで13,000人が押しかけたとか…。 ある程度の覚悟はしてましたが、まさかこれほどとは…。
 「愛地球博はもっと混んでたから、行かなくて良かったよね」『うん』…という、してやったりの返答を子どもからもらいました(笑)
 でも場内は子どもたちの歓声と熱気に包まれてます。 僕も動くASIMOを見ることができて大満足です。
 隣会場(富山市体育文化センター サブアリーナ)の子ども体験・ものづくりフェアでは、高専や高校のロボットがディスプレイされていて楽しかったですよ。 こちらは混み合ってないのでホッとします。
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2005年11月3日(木)  No.823

タビックスを履いてみる
 いままで靴下型の足袋(タビックス)を履いたことはありませんでした。 (伸びると言ってもさすがに男の足では無理だろう)と思っていたからです。 しかしメーカー担当者の「私の足は27センチですけど、履いてます」との驚愕の発言を聞き、試してみることにしました。
 結果…ちゃんと履けます。 しかも生地が厚地でしっかりしてるせいか、爪の形が露になってしまうタビックスの欠点が表に出ません。
 ちなみにこの足袋、京都市内でおばあちゃんが一人で絞ってるそうで、数ができないそうです。 気になる方はお早めに…。 税込1,680円です。
 きょうは茶縞ウールにあかるい茶の半衿、角帯無しでロング前掛けに絞りのタビックス。
2005年11月2日(水)  No.822

京都室町へ
 昨夜急に娘が腹痛を起こしました。 痛がり方が尋常ではないので、病院へ…。 幸い案ずるほどのことは無かったのですが、念のため一日様子を見ることになり、妻が行く予定だった京都へ、リリーフ出張することになりました。
 ここしばらくPTAのことでバタバタしていたので京都へ出るのは久しぶりです。 室町界隈の空気を吸ってきましたが、なにやら様子がおかしい気がします。 というのは、それらしい名前をつけた店が老舗呉服店や呉服問屋のふりをして消費者販売を始めたことです。 市街地の地価下落を受けて安価な物件を手に入れ、京町屋のイメージを前面に出した店です。
 詳しい情報を聞くと、催事販売に行き詰まった問屋が、売れ残った企画商品をあたかも安いかのごとく販売してるとのことでした。 京友禅と謳ってますが、違うものも混ざっているようです。 聞いた話しでは、きもの姿の客引き(キャッチセールス)が通りに立ち観光客を狙っているとか…。 本物をご自身で確認できる自信の無い方、および強引にすすめられて断る自信の無い方はついていかないでくださいね。
 まともな卸は消費者に直接販売するようなことはありません、だって信用が一番の財産ですから。
 きょうは結城の真綿糸を使った紬だまし襦袢にだまし半衿、裂織りの角帯に灰黒の袴、よきもの倶楽部の足袋です。
 写真を撮ってくるのを忘れました。 この本と上記の内容は直接関係ありません。
 あ、そうそう、仕事の話も…。 素敵な振袖などいろいろ仕入れてきました。 染めに出したものもあります。 来年1月13〜15日の展示会で披露しますのでご期待ください。
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2005年11月1日(火)  No.821

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