「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2003年11月

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いざらい
 朝8時半より町内総出で「いざらい」をします。 いざらいとは溝掃除のことで、普通は田んぼの用水に用いる言葉だと思います。 「井をさらう」が語源でしょう。
「田んぼの無い市街地でなんのために?」と言うと、流雪溝の詰まりを取り除く為です。 小一時間で結構沢山取り除けました。 上流で国道拡幅工事が進んでいることと関係あるのでしょうか。
 消雪パイプの散水試験もあちこちで始まっています。 いよいよ城端は冬を迎える準備が始まりました。

 今日はなぜか暖かいので、厚手の単衣木綿、茶ベースの柄半衿、帆布の袴に黒足袋です。
2003年11月30日(日)  No.96

きものでPTA研修会
 井波町総合文化センターにて「父親を考えるフォーラム〜砺波地区PTA会長・母親委員合同研修会〜
男女共同参画社会における子育て」という長い名前の会議に出席しました。
 まず妻の恩師でもある蓑口勝美先生の基調講演を拝聴します。 「男女の共生だけではなく、老若の共生もないとまちづくりはできないんです」という主旨でした。 写真は蓑口先生、後ろ姿のイガクリ頭は砺波地区PTA連絡協議会長の才川昌一さんです。 才川さんは以前散居村についてディベートをしたときにご一緒にした方です。

★突然ですが蓑口先生からクイズ川柳 □の中に平仮名を入れてください
(1)子育てで 見つける□□の ありがたさ
(2)記念日を 言えぬ□□□よ 目を覚ませ
(3)真珠婚 未だ名もない 「□□」のまま
(4)あいさつは 笑顔でかける □□□から
     わかりましたか???

 分科会では「三世代の子育て」という難しいところに放り込まれ、最初は嫁姑の確執の話ばっかりでどうなることかと心配しましたが、司会者の手際も良くなんとなくまとまりました。 城端以外のPTAに出るのは初めてなので、どんな方が集まってるんだろう?と怖さ半分期待半分でした。 が、さすがみなさん地区PTAの要職に就いておられる方々だけあって納得できるご意見が多かったです。
 きょうは木綿袷に明るい茶色の半衿、グレーベースの裂き織りの角帯を低く結び、焦げ茶の袴に茶色の足袋、首には茶&黒のストールを巻きました。
2003年11月29日(土)  No.95

我が家の朝食 その2
 2月9日の日記にも書きましたが、再び我が家の朝食を公開します。 以前は七分づきでしたが、今は100%玄米を土鍋で炊いてます。 その上にたっぷりすりゴマをかけた栄養満点の主食に、おかずはヒジキにレンコンをあえたもの、かぶらの漬物(自家製)。
 知らない人には「玄米ってマズくない?」って尋ねられますが、逆にとても美味しいんです。 自然と30回以上噛むので唾液の分泌も促され、あごも強くなるんですよ。
 そして今日は特別な日なので「いとこ煮」が出ました。 そう今日11月28日は親鸞上人の命日なんです。 北陸では上人の好物「いとこ煮」を召し上がるご家庭も多いことでしょう。
 前の日から準備してあったので、野菜の味が染み出していてとても美味しいです。 この朝食をゆっくり30分以上かけて戴いています。

 きょうは茶のウールの下に白地に織格子のスタンドカラーシャツを着込み、辛子色の角帯、渋い茶色の帆布の袴、自分で染めたダークブラウンのネル足袋を穿きました。
2003年11月28日(金)  No.94

TVドラマときもの・帯
 録画しておいた「月曜ミステリー劇場 恋する京女将音姫千尋の事件簿」をようやく見ました。 2時間ドラマの女王こと片平なぎささんが京都の置屋の女将に扮し、氷川きよしさんが演じる交番巡査と組んで、恋に推理に大活躍…。 まぁストーリーはともかく、出演者のきものと帯がなかなかいいんです。
 愛華みれさんが帯の染司を演じていたこともあり、お洒落な名古屋帯が沢山出てきます。 片平さんも常にきものを着ていて、センスの良いコーディネートを見せてくれます。 小物にも気を配っていて、いままでのTVドラマ(ほとんど衣装屋さんからのレンタル)とは別格でした。
 実はこのドラマにでてきた帯やきものや小物はすべてウチの仕入先数社が協力したものなんです。 写真の洒落帯もそうです。きれいに写せなくて残念ですが。
 撮影裏話なども聞いていたので、結構楽しめました。 ドラマをご覧になりたい方はビデオがありますのでお申し出ください。
 きょうは青縞のウールにチャコールグレーの木綿袴。 鉄紺の兵児帯に青鼠の半衿、自分で染めたソフトブラックの足袋。 襟元には半衿よりひと色薄いショールを巻きました。
2003年11月27日(木)  No.93

高く遠い夢
 11月8日に講演していただいた三浦雄一郎さんのエベレスト登頂記を読んでいます。 この本を読み、今ごろになって、エベレスト登頂が如何に困難な冒険であり、三浦さんが凄い人だということを知りました。 臨場感があり、文章を目で追っているだけで足がすくむ思いがします。
 もう一冊は、一緒に登頂した息子の豪太さんの自伝「父の大きな背中」です。 ご自分のことと、父;雄一郎さんへの思いが記されています。 雄一郎さんの登頂記にも豪太さんがたびたび登場するので、2冊一緒に読むとこの親子の絆がよくわかります。
 ご存知のように三浦家にはもうひとり白寿(99歳!)にして、モンブランの氷河でスキー滑降をやってのけた敬三さんがいらっしゃいます。 この親にしてこの子あり、さらに孫あり、家族あり。
 三浦さんが色紙に書いてくださった「夢いつまでも」…子どもにも伝えてやりたい言葉です。

 今日は木綿の袷に、茶色のざっくりした半衿、黒の角帯に、帆布の袴。 先日染めたコーヒーブラウンの色足袋です。
2003年11月26日(水)  No.92

きよべ きものを きがるに きる会
 長ったらしいタイトルですが、肩ひじ張らずにきものを着ようと毎年開催しています。 今年は12月8日(月)富山能楽堂でスーパー狂言「クローン人間ナマシマ」を鑑賞することにしました。 以前京都コンサートホールで見た(2002/05/31の日記参照)あの舞台が富山で見られるなんて、感激です。
「できるだけ、きものを着て参加して欲しい」とお話したら、すぐに数人の賛同者が現れました。 写真の男性もそのおひとりです。 これから街中を散歩にいく姿です。 街の人々の反応は上々だったそうです。
 今日初めて自分できものを着たそうですが、いかがでしょうか? さまになってるでしょう。 僕と二人で店奥でお茶しましたが、いつもと違う空間に様変わりしました。 すごいですね、きもののチカラって。

【最新イベント情報】http://www.craft-ran.com/ht/event.html

 今日は茶色のウールに黒の半衿、兵児帯に焦げ茶の木綿袴、黒のネル足袋に右近下駄です。
2003年11月25日(火)  No.91

前衛書道展を見る
 富山県の呉西(ごせい)地区(呉羽山を境に西側、加賀藩領だった)は前衛書道が盛んだと聞きます。 城端にも何人も書道家がおられまして、初めて三人展という形で作品展が開催されました。 「書 今を書く」と題した会です。(25日まで、曳山会館2Fギャラリー。浅井光苑さん、廣田 修さん、山根美幸さん)
 前衛書道というものは凡人には理解できない(読めない)ものだと思ってましたが、説明を聞くとなるほど文字に見えてきます。
 楷書より、偏やつくりに作家の意図が加わってるし、一目見たときの全体のバランスや印象も大事だし、さらに墨の濃淡や強弱も加わってくるので、とても奥深いものだと知りました。 三人三様の文字はとても見ごたえがあります。 (写真をクリックすると拡大)
2003年11月24日(月)  No.90

袴腰に初冠雪
 北海道の旭川に大雪が降るという日本中が寒波に襲われた昨夜、城端の山もうっすらと雪が積もりました。 写真中央は城端のシンボル標高1,163mの袴腰山です。 「砺波富士」とも「こたつ山」とも呼ばれるこの山は、まさに名前の通り袴の後ろに付ける腰板の形をしています。
 今朝は青い空に麓の紅葉と相まって、とても美しい景色を見ることができました(クリックすると拡大します)
 下の方に見える建物は北銀城端支店、右下から上に延びているのが国道304号線。城端市街地を通り、五箇山=金沢を繋ぐ大動脈です。

 今日は厚手木綿の下に備長炭入りの肌襦袢を着込み、袴も風を通さない帆布、先日染めたネル足袋なので防寒対策はバッチリです。 衿はレンガ色、角帯は黒の裂き織りで。
2003年11月23日(日)  No.89

いい夫婦の日
 友人の結婚が決まってフィアンセを連れてくる…というので、他の友人と僕ら夫婦と一緒に夕食をとりました。 おっとりしたなかなかいい感じのお嬢さんです。
 我ら夫婦も結婚13年の先輩として末長くお付き合いさせてもらおうと思ってます、あまりエラソーなことは言えませんが。
 奇しくも今日は「いい夫婦の日」、初めてこの記念日を意識しました。

 今日は、茶縞のウールに薄色の半衿、辛子の角帯に帆布の袴。 寒いので茶色のストールを衿に巻いています。
 写真は娘のレッスン風景です。 時々僕が小杉の和田朝子バレエ研究所まで送ってやることがあるんです。 彼女は本当にバレエが好きなので、頑張って続けています。
 「呉服屋なんだから日舞でも習わせれば?」という方もいらっしゃいますが、子どもの習い事を親が強制するのは反対です。 ましてや将来を決めるなんてとんでもないと思ってます。
2003年11月22日(土)  No.88

夫婦で歌舞伎鑑賞
 オーバードホールの「錦秋花形歌舞伎」を夫婦で見に行きました。 中村獅童、中村勘太郎・七之助兄弟の若手人気三人組の公演です。
 まず「三人吉三巴白浪(大川端庚申塚の場)」から。 河竹黙阿弥が書いたテンポの良いセリフ回し「月も朧に白魚の…」がほんとに心地よくついウトウトと…ハッ!! いえいえとても気持ちの良い時間を過ごせました。 3人の中ではやはり獅童さんの芸が頭ひとつ抜け出ています。
 つづいて「芸談」といっても北日本放送の女子アナ(中里美佳さん)のミョーに緊張するインタビューだったんですが…。 七之助さんがで出演し、もうじき公開される「ザ・ラストサムライ」の話や三人が飲んだときの失敗談などで盛り上がってました。
 そして最後は舞踊劇「棒しばり」 狂言の「棒縛」を歌舞伎風にアレンジしたもので、衣装の配色もきれいだし踊りがとても華やかで楽しめました。 会場も大爆笑です。
 平日の2時開演といのに会場はいっぱいです。 予想以上に若い方が多かったのは役者の魅力でしょうね。
 きものを着た女性もチラホラと…大島や小紋、紬など。 年配の方の中には踊りの師匠?という方も多く、若い方はアンティークきものの方が目立ちました。
 我々夫婦のお隣もきもの姿で、お母様はゆったりと、娘さんは可愛らしく泥大島を着こなしておられました。 良いものですね、母娘できものって。
 僕ら夫婦も風雨にも関わらず気合いを入れて正絹のきものを着ていきました。 今回の歌舞伎は新しくおろした江戸小紋を着たいが為に行ったようなものです(^^; 富山駅北駐車場だと道路を横断するときに濡れるので、アーバンプレイスの地下駐車場に停めました。ここは穴場ですよ〜。
 僕の江戸小紋は桑染の地色に利休鼠でござ目の特注品(8/12の日記参照) 襦袢はこれまた別染めした深川鼠の無地に檜皮色の正絹半衿をかけ、グレーベースの裂織の角帯をへたれ結びにして。 茶と灰色の鼻緒の畳表の右近下駄、黄橡のタビ、茶の巾着(2002/08/22日記参照)に双眼鏡を入れました。
 妻はちりめん地グレーの染め疋田市松小紋に、黒地刺繍でゾウ柄の名古屋帯、黒っぽいよろけ縞の帯揚に、茶系の帯締。 ちょっと緑がかったグレーの台に細かい刺繍の入った花緒の草履です。
 歌舞伎初体験だった妻の感想「おっもしろかった〜!」 これでまた歌舞伎ファンが増えました。
【和の色名】http://www.craft-ran.com/kiyobe/kiht/wairo.html
【へたれ結び】http://www.craft-ran.com/wa/hetare.html
2003年11月21日(金)  No.87

密造酒の作り方??
 地物のはちみつを愛用しています。 最後はどうしても底に残るので、勿体無いからハチミツの瓶に水を入れておきました。
 あっという間に一ヶ月が経ち(うっかり忘れてました)、処分しなくちゃ…とフタを回した途端『ポンッ!』と音が。
 なんと自然発酵したらしく炭酸が出ています。
 捨てようか…と思いましたが、あまりにもいい匂いがするので一口ゴックン(笑) クリスマスに飲むスパークリングワイン(もどき)の味がします。 アルコール度数も1%以下。←下戸の僕が言うんだから間違いありません。
 なぜかくまのプーさんを思い浮かべながら美味しくいただきました。 良い子は真似しちゃダメですよ(笑)

 きょうは木綿の袷に生成りに地紋ありの半衿、辛子色の角帯に帆布の袴。 タビは17日に染めたダークブラウンを初めて穿いてみました。 染め方の詳細をアップしました。
【掲示板 『和』について話しませんか?】
http://www.craft-ran.com/bbbs/index.html
2003年11月20日(木)  No.86

長コートとおしゃれ襦袢の会
 寒くなってきました。 そろそろ上に羽織るものが恋しい…、でもお洒落は襦袢から…。 ということで(^^; 『長コートとおしゃれ襦袢の会』を開催しています。 防寒のみならずおしゃれ心を満足させる変わり素材のコート地。 ありきたりの柄ではない、たとえばぬいぐるみのクマや丸ウサギ、縫い絞りやよろけ縞の襦袢など。 見るだけでも楽しいですよ。
 今日は茶縞のウールに焦げ茶の袴、きれいな黄色の半衿に鉄紺の兵児帯、茶色の足袋に右近下駄です。

 富山国際大学地域学部の助重(すけしげ)先生が訪ねてこられました。 何度かお話をしてて、どうも同世代らしい…と思っていたら同い年でした。
 ゼミの学生が卒論に「桜ヶ池と城端市街地をうまくリンクする方法」を選んでくれたので、現場(市街地)の実情をこの間学生に伝えました。 彼の卒論に期待しちゃいます。
【Welcome to Suke's Web Site!】http://www.tuins.ac.jp/~t-suke/
2003年11月19日(水)  No.85

きもの姿で乗りたい…
 セグウェイ(Segway)って御存知ですか? 発表前から話題になり「IT(イット)」とか「Ginger(ジンジャー)」とか呼ばれていた乗り物です。
 2輪が左右に付いていて、人が乗っても倒れないように自動的にバランスをとります。 前に傾けたら前進、後ろで後進。 左右の方向転換も可能で、ハンドルをねじれば回転もできます。 バッテリーで走行し、最高速度20km/h 航続距離17−28km いまのところバカ高いオモチャみたいな発明品です。
 作った本人(ディーン・カーメン氏)は「世紀の発明」と豪語していて、将来市街地での移動に普及するだろうと予言しています。
 僕はきもの姿で自転車に乗っていますが、遠距離は車を利用しています。 バイク(スクーター)はヘルメットが必要だし、きものが似合わないので嫌なんです。 ひょっとしてこのセグウェイなら…と思い、合成写真を作ってみました。 いかがでしょう?(笑)
 きょうは大島の下にスタンドカラーのシャツを着込みました。 角帯は黒、袴はチャコールグレー、首にストールを巻き、足下は黒足袋に右近下駄です。 この姿でまちなかをヘンテコリンな乗り物で移動したら笑っちゃうんですけど。
【Segway】http://www.segway.com/
【Ginger Japan】http://ginger.ore.to/
2003年11月18日(火)  No.84

白タビを染める
 なんにもない休日です。 以前から準備していたある計画を実行にうつしました。 といっても、大げさなものじゃありません。 雨に濡れて鼻緒の色が移ってしまったものや、頂き物であまり穿かない白足袋を染めることにします。
 準備したのは合計12足、色はコーヒーブラウン(写真)、ダークブラウン、オリーブグリーン、ソフトブラックの4色にします。 ドイツ生まれのsimplicol(シンプリコール)という染料を使いました。
 いま干しているところですが、結構きれいな仕上がりになったと思ってます。 タビの裏が染まってしまうのが難点ですが、まぁ仕方がないですね。
 きょうはやっぱ作務衣でしょ、ということで下に黒のタートルネックを着込みました。 
詳細は【掲示板『和』について話しませんか?】
http://www.craft-ran.com/bbbs/index.html
2003年11月17日(月)  No.83

腰巻箪笥
 解体するお宅から母が腰巻箪笥をもらってきました。 嫁入り道具のひとつで、雑多なものを入れた長持(ながもち)なのでしょう。 腰巻を入れておくのにちょうどよい大きさで、語呂が良いので腰巻箪笥(こしまきだんす)と呼んでいます。 腰巻+Danceとは…微妙に妖しい組み合わせでしょ(笑)
 きれいに洗って、なにに使おうか思案中です。 とりあえず城端絹の紗張りの伊勢型紙を入れておくことにしました。 二階ギャラリーに常設展として飾っています。
 今日はネップの入った白茶(しらちゃ)の厚手木綿に橡色(つるばみいろ)の袴。 地紋の入った黒の半衿に鉄色の兵児帯、黒の繻子足袋に右近下駄です。
【和の色名】http://www.craft-ran.com/kiyobe/kiht/wairo.html
2003年11月16日(日)  No.82

きものの日
 11月15日は七五三…でもありますが、実は「きものの日」でもあります。 昭和41年に全日本きもの振興会が制定しました。 確かに暑くもなく寒くもなく、きものを着るには最適の季節です。 日本各地できものに因んだ催しが行われています。「きものの女王コンテスト」もその一つです。
 若いお母さんが「子どもにきものを(自分で)縫ってやりたいんです」と木綿の生地を買いに来られました。 とても嬉しいし応援したくなります、頑張って!
 きょうは木綿の袷に、焦げ茶の半衿、襟元には茶のストール。 帆布の袴に黒の角帯、茶色の足袋に右近下駄です。

 10日から始まった城端別院の報恩講も今日が最終日。 今日は御斎(おとき)が振る舞われます。 土曜ということもあり沢山の方がお参りになってるようです。 きもの姿の方もお見受けしました。
 写真をご覧ください、この大提灯は7月16日の日記で紹介したものです。 巨大さがわかっていただけると思います。 後ろの本堂に吊ってあるのは大谷婦人会の方々が寄付した正絹チリメンの幕。 絹の町城端の面目躍如といったところでしょうか。
 右下の黄色い旗にお気づきになりましたか? 御高齢の方の電動3輪車の後ろに立ってるんです。ここ1ヶ月程城端で突然発生しました。 事故が多いので講習会があり、そこで配付されたものらしい…。 確かに目立っていいのですが、それよりも「(歩行者がいないときは)歩道を走ってもいいですよ」と教えてあげたほうが親切な氣がします。
2003年11月15日(土)  No.81

急がされる子どもたち
 今日は快晴、気持ちがいい天気です。 本格的に寒くなる前に…とストーブを準備しました。 例年はドロ縄なんですが、今年はどうしたことでしょう?
 青縞のウールに薄黄の半衿、ベージュ色の角帯にチャコールグレーの木綿袴、黒のネル足袋に襟元はグレーの絹ストールで完ぺきに防寒しました。

「急がされる子どもたち」デイヴィッド・エルカインド著 という本を読みました。 早期教育が盛んなアメリカで子どもが早く大人になるよう急かされることの弊害を説いています(主に小学生以下) 教育は早ければ早いほど良い(吸収が早い)との俗説に取り込まれて、急がされて飽和状態の子どもたちが沢山います。 良い子になろうとしてストレスに負けてしまった子どもたちです。 子どもを消費者としか見ていない産業が煽っているんですね。
 一番心に残ったのが「急がされた子どもは、自分自身という確固たる感覚を持ちにくい」という意見です。
「人間がどんな人物であるかには社会的な面や知的な面などさまざまな切り口があるはずなのに、自分の世界で自分の成果という小さな物差しで自分を測ってしまう。同じように、年齢不相応の判断や決断を迫られてきた子どもは、自分の力や能力に歪んだ感覚をもってしまう」すなわちアイデンティティが確立できないので手軽にアイデンティティを与えてくれるカルト集団に属しやすい…ということです。
 僕の感覚ではアメリカの社会現象は10年ないし5年で日本に入ってきてます。 すでに日本でも子どもたちの心が壊れはじめています。
2003年11月14日(金)  No.80

11月のミニウィンドウ
 城端にぎわい館じゃんとこいのミニウィンドウの陳列を変えました。 今月は草木染め木綿の糸いろいろとサカナの巾着袋を入れてあります。 木綿糸は細番手で70gあるのでかなりの長さがあると思います。 魚の巾着は口の中にさらに小さなサカナ(小銭入れ)が入ってる楽しいものです。
【城端にぎわい館じゃんとこい】
http://www.shokoren-toyama.or.jp/~johana/nigiwai/
(ご覧になるためにはエクスプローラー5.0以上、もしくはネットスケープ7.0以上が必要です)

 茶縞のウールに辛子色の角帯を一文字結びにして、薄茶の袴を穿いています。 寒いので襟元に茶系のショールを巻きました。 襟元の防寒さえすれば、きものは暖かいのです。
2003年11月13日(木)  No.79

柄のタビ
 新しい柄足袋が入荷しました。 綿素材のプリントで、足袋専門メーカーの製造のため履き心地抜群です。
 まだ種類もサイズも少ないのですが、おいおい増やしていきたいと考えています。 できれば当店オリジナル足袋も…。

 今日は厚手木綿のきものに厚手帆布の袴。 焦げ茶の角帯に茶色の足袋です。 足下はいつものように右近下駄。底にゴムが張ってあるのでどこへお邪魔しても気になりません。 茶色地に横段ブロック柄半衿で遊んでみました。 オリジナル半衿もいろいろ作っています。
 朝からかなり冷え込んでいます。 キーボードを打つにも時間がかかって…。
2003年11月12日(水)  No.78

森下廣箭佛像彫刻展
 じゃんとこいにて城端在住の若き仏師;森下廣箭(もりしたこうせん)さんの仏像展が始まりました(月曜休館:12月7日まで)
 きれいなお顔の仏様が整然と並んでいます。 写真は森下さん、夫婦で雅楽をなさってる方です。

 きょうは新しく作ったチャコールグレーの木綿袴に木綿の袷。 くすんだ黄色の半衿に黒の角帯、黒の足袋。
 男のきものを着る会(仮称)の賛同者が増えました。 普段に袴を穿かれるそうで、嬉しいかぎりです。
 木綿袴なら仕立て上げても2万円以下ですので、洋服に厭きたお洒落な殿方にお奨めします。 御自宅で水洗いできるのでメンテも簡単ですよ。
【「和」のデータベース (資料庫)】
http://www.craft-ran.com/wa/index.html
2003年11月11日(火)  No.77

城端別院土曜学校報恩講
 城端別院の「正信会・土曜学校 合同報恩講」に子どもと一緒に参加しました。 写真をご覧ください、いとこ煮に、サバずし、煮物にサラダ。 質素だけど美味しいんです、子どもたちも大喜びで食べていました。(昨年のごちそうは2002/11/10の日記を参照)
 以前は食指が動かなかった料理でしたが、普段の食生活が変わると嗜好が変わるんですね。
 食後に説教をいただいた後、龍谷高校による仏教劇「仏陀物語」を見ます。 「キサーゴータミーとお釈迦さま」「指鬘と仏陀」の二本立てでした。
 お西(本願寺派)のオントクサンは大谷派と節が違うんですね。 ちょっと驚き。
 きょうは木綿の袷の下に久留米絣のスタンドカラーシャツを着込み、帆布の袴に黒足袋で。
2003年11月10日(月)  No.75

お茶の袋もの
 復刻正絹名物裂を扱っていますが、この裂地を利用して仕覆を作ってみては…と思い「お茶の袋もの(永井百合子著)」という本を買ってきました。 無料で貸し出していますので遠慮なくお申し出ください。
 帛紗や懐紙挟み、茶入れなど自分で作れるとお茶の楽しみも増しますね。
【復刻正絹名物裂】http://www.craft-ran.com/meibutsu/index.html

 きょうは厚手の木綿に焦げ茶の木綿袴。 同色の半衿に、兵児帯で気軽に。 寒くなってきたので、3/28の日記に書いた備長炭入りの肌襦袢を着込んでいます。
 新しい木綿袴が仕立上がってきました。 ちょっと工夫を加えているので履き心地が楽しみです。
2003年11月9日(日)  No.74

夢に勇気を
 いよいよ冒険家 三浦雄一郎さんの講演会です。 朝から準備に追われます。 まちなかで他のイベントが重なったため人出が心配だったのですが、午後1時30分の開場前から三々五々人が集まり始め、2時には体育館に敷き詰めたゴザが足りないのではないかと心配するほどになりました。
 講演もわかりやすく手短にまとめていただき、質疑応答の時間をたっぷりとったので、何十人もの子どもたちが元気よく質問することができ、真剣な彼らの姿がとても好ましく感じられました。
 終了後は「かず良」で三浦さんを囲んでの懇親会。 さらに具体的なエベレスト登頂のお話を聞かせていただき、あまりにも過酷な自然条件に「人間が足を踏み入れる場所ではないのではないか?」とまで思ったほどです。

 きょうは青縞のウールに水色系の半衿。 腰板無しの袴に、グレー系の角帯をへたれ結びにして。
2003年11月8日(土)  No.73

とやまチャイルドライン
 チャイルドラインって御存知ですか? 子どものための電話ほっとラインです。 誰かに話を聞いてもらいたいことや悩みを受けとめる電話で、子どもの自主性・主体性を尊重し、自らの力で問題に立ち向かうことを支える会です。
 1986年にイギリスで始まったこの活動は今では世界の30ヵ国で実施されています。 日本では1998年から、そして富山でもこの11月よりスタートします。 毎月第2、第4土曜の午後3時から10時までという時間限定ではありますが、息の長い活動になって欲しいと願います。
【チャイルドライン支援センター】http://childline.at.infoseek.co.jp/
【とやまチャイルドライン】076-493-6655(第2,第4土曜;午後3時〜10時)

 いよいよ明日は三浦雄一郎さんの講演会です。 下準備をし、道路標識を立ててきました。 こんなときでも勿論きもの姿です。 汚れの着きにくいウールの長着に帆布の袴。 この素材は引っ掛けにくいので気を使わなくてすみます。 半衿は明るめの薄黄色、角帯は辛子色で。
2003年11月7日(金)  No.72

久しぶりに清水寺へ
 清水寺奥の院御本尊御開帳が開催されています(12/7迄) 金色に輝く三面千手観音で、なんと243年ぶりの御開帳だそうです。 次回公開されるのはいつになるか想像もつかないので、いてもたってもいられなくなり拝観してきました。
 鎌倉時代の作だそうですが、とてもきれいで驚きです。 御尊顔も穏やかで優しい印象を受けました(写真をクリックすると拡大)
 清水寺は例によって遠足や修学旅行の学生でいっぱいですが、御本尊が仮安置された本堂は静謐な時間が流れていました。
【清水寺】http://www.kiyomizudera.or.jp/

 特別公開されていた東福寺の三門にも登ってきました。 やっぱ「バカと煙は…」のたとえ通りですね(笑)
2003年11月6日(木)  No.71

グランド歌謡ショー キャバロティカ
 京都出張の夜、極一部で話題のアーティスト集団キュピキュピのコンサート(?)を見てきました。 会場はアートコンプレックス1928、古い新聞社を改築した建物で、ギャラリーとしても利用されています。
 狭い会場は立ち見が出るほどで、壁一面のビデオ映像と生音響、視覚効果を最大限に利用した演出、バックダンサーズのPanoranoia、Fish Headsが盛り上げてくれました。 そしてなにより歌手(?)ワケシマ=マミさんの芸達者なこと…。 あっけにとられながらも会場と一体になり大いに楽しみました。
【キュピキュピ】http://kyupikyupi.com/
【ART COMPLEX 1928】http://www.pan-kyoto.com/ac1928/
 木綿の袷に袴姿で出かけたので場所が場所だけに(若者が多い)浮くかと思ったのですが、直前の席に小紋姿の女性が居られて、まぁなんとなく良かったかなぁ…って。 向こうは嫌だったかも知れませんが(笑)
2003年11月5日(水)  No.70

城端蒔絵のかんざし
 城端塗りの小原さんに頼んでおいた簪(かんざし)と髪どめができ上がってきました。 イチョウの木に何度も漆を塗り、最後にまき絵をほどこしたものです。 写真をご覧ください(クリックすると拡大) 上より時計回りに「水波」「トンボ」「蝶」「光」の四つの作品です。 店内にありますのでいつでもご覧戴けます。 軽くて強くて美しいですよ。
 今日は茶縞のウールに焦げ茶の半衿、薄い木綿袴に茶色の足袋です。 北風が吹くので寒かったぁ…。 襟元になにか一枚欲しいくらいです。
 明日は京都。 晴れると良いなぁ…。
2003年11月4日(火)  No.69

久しぶりの家族サービス
 月曜日の文化の日の今日、学校も店もお休みです。 朝思い立って子どもたちを遊園地に連れていくことにしました。 車で90分の距離にある石川県の手取フィッシュランドです。
 昼食後に手始めに体験したのが「ビックリハウス」というやつで、予想していたものと全く違う仕掛けで、足腰立たなくなりました…。 その後絶不調で、巨大迷路でも迷ってゴールにたどり着けなくなるというありさま。
 でも子どもたちはとても元気で楽しい想い出になりました。
あ、そうそうきものの話題を。 NHKのBS-2で午後から歌舞伎の生番組をやってました。 録画予約に失敗し、殆どを見逃しましたが、最後だけ見ることができました。 やっぱ面白いです。
2003年11月3日(月)  No.68

青空のみの市v.s.お寺deフリマ
 朝5時に家をでて、護国神社の蚤の市を見学してきました。 ほぼ日の出の時刻というのに、境内は人でごった返しています。 古道具や古着、雑貨や野菜、さらにはうどんやコーヒーまで売ってます。 楽しいのですが、ひととおり見回るだけでもかなりの労力を要します。(左写真)
 店の開店までに帰宅して「お寺deフリマ」の準備をします。 そうなんです、無謀にも我々が主催する「お寺deフリマ」は毎月第一日曜開催…つまり同じ日なのです。 しかしむこうは暗闇から、こちらは午後1時からという違いはありますが。
 今年最後のお寺deフリマ(寒くなるので、来春4月まで冬眠します)ですが、天候に恵まれてのんびり開催することができました。 たしかに賑わいでは負けていますが、お客さんの笑顔では勝ってると思ってます。(右写真)
 向こうはプロの出店者、こちらはアマチュアの方がのんびり出店するという棲み分けができると考えていますし、その方が城端らしいと思います。 「売らんかな」のフリマはご免被りたい…。
【お寺deフリマ】http://www.craft-ran.com/furima/
 今日は青い縞ウールのきものに、くすんだ青竹色の半衿。 深川鼠の木綿袴に鉄色の兵児帯。 素足に右近下駄です。
【和の色名】http://www.craft-ran.com/kiyobe/kiht/wairo.html
2003年11月2日(日)  No.67

きもの好きで話し好きな人たちと語る
 10/4の日記に書いた小杉の旧市街地の「ち一庵(ちいつあん)」を再び訪れました。 11/7〜18迄こちらで開催される「晩秋の宴 三人展」のお世話をなさってる宮本さんにお会いするためです。
 宮本さんもきもの好きな方で、銘仙に柄衿、アンティークの半幅帯に丸ぐけの帯締めに柄足袋。 そして帯揚げは大柄のレースを上手にアレンジして着ておられました。 僕は大幅木綿を袷に仕立て、袴も木綿、兵児帯に黒足袋、半衿は木綿の織物。鞄は3/24の日記に書いた酒袋製です。 とても嬉しかったし、楽しくきもの談義ができました。
 ち一庵で井波彫刻青年部の「蒼匠展」を見た後、近くにある竹内源造記念館で鏝絵を見てきました。 建物が昔の小杉町議会場だそうで、なかなか見ごたえのある洋館です。 写真は昭和九年に作られた「鳳凰」の一部です、美しい〜。 この記念館が無料だなんてビックリしちゃいます。
 店に帰ると、村上市の呉服屋さん「角長」の稲垣さんが遊びに来てくださいました。 商売のことやまちづくりのことをあれこれ語り合って、またまた有意義な時を過ごすことができました。 「町屋の人形さま巡り」のコアスタッフです。 せっかくだから(?)と男二人で記念写真をパチリ。
【角長】http://www.iwafune.ne.jp/~say/
2003年11月1日(土)  No.66

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++美しい装い きよべ++