「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2007年12月

++美しい装い きよべ++

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年の瀬
 昨夜から雷鳴とともに雪が断続的に降り始め、朝10センチくらいの積雪がありました。 朝食前に小一時間、息を切らしながら雪すかしします。 日中も気温が上がらず、寒い年暮れとなりました。
 平成19年も残すところ数時間となりました。 大掃除も終え、正月の花、しめ飾りと鏡餅を飾り、新年を迎える準備完了です。 一夜飾りとなるので大晦日の作業は避けたいのですが、年末ギリギリまで営業している商店にとって、まだ仕事中に正月準備というのもピンと来ないんです。
 写真はネズミ(子)の張り子、来年がすべて上向きの良い年となりますように…と、上昇機運のアングルで撮影しました。 うしろの色紙は裃のネズミ、固い決意(?)を表してます。
 店をいつもより早めに閉めた後、手打ち蕎麦をすすりながら紅白を見るのがここ数年の習慣です。 元旦は休ませていただいて、翌2日朝9時から初売です。 もし好天なら皆様のきもの姿を見せていただけると嬉しいし、励みになります。
 きょうはグレー地に白と黒糸を織り込んだ木綿袷に焦げ茶の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、グレーの足袋にグレーのストールです。
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2007年12月31日(月)  No.1630

和の福袋ー五千円也
 和装小物半額市も最終日となりました、きょうは新春二日からの初売りの準備をしています。
 この正月は久しぶりに福袋を用意します。 「和の福袋」と銘打って、あれもこれもいっぱい入って総額3万円から5万円のところを、五千円! 必ず喜んでいただけると思います。 袋が半透明でなんとなく中身が透けて見えます。数量限定ですので、お早めにお越しください。
 ようやく個人の年賀状(今年はカーボンオフセット年賀状)を投函しました、昨年よりは一日早いです。 それでも元旦到着はあやしいので、昨年同様PDF版をアップしておきます。
 きょうは白茶木綿の下はタートルネックセーター、辛子の角帯に帆布の袴です。
2007年12月30日(日)  No.1629

万華鏡ーとなみ詰所
 富山写真語「万華鏡」(発行;ふるさと開発研究所)という月刊誌があります。 モノクロ写真と文で「とやまの宝」を毎号ひとつずつ取り上げる写真誌です。 宝といっても「立山連峰」「瑞龍寺」など有名どころから、「灰納屋」「角きりの家」など、おっ!と嬉しくなるマイナーなものまで多様です。
 「万華鏡」の特長は、誌面広告が排除されていて、書店販売もしてないことです(どこからの圧力もなく自由に記事が書ける) じゃどうやってウチに届くのかというと、趣旨に賛同した出版支援者の買い取り(一冊500円)によって成り立ってます。 すなわち、根性よし(ヨスマ)な人々に支えられてるというわけです。
 191号は京都の「となみ詰所」(写真をクリックすると拡大)初めて県外にあるものを紹介するんじゃないでしょうか? 詰所の成立の由来、近年の存続問題、さらに「となみ詰所」の魅力まで、ぎゅっと凝縮されて詰まってます。
 自分が宿泊した時も感じましたが、あらためてプロの手による写真に納まると「いい宿だなぁ」と思います。 もっともっと利用者が増えればいいのに…。
 門徒でなくても、富山県に縁もゆかりも無い人でも、旅行・商用・ビジネス利用でも宿泊できます。 京都・大阪・奈良へお越しの際は、安くて便利で癒される「となみ詰所」をご利用ください。
 先日、ここで働く若い女性が尋ねてきてくれました。 こういうのって嬉しいですよね。
 きょうは茶縞ウールに焦げ茶の半襟、辛子の角帯に焦げ茶の袴です。
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2007年12月29日(土)  No.1628

掘り出し物コーナー
 20日からスタートした和装小物半額市が好評です。 紬や小紋用の帯締め帯揚げをお求めになるお客様が、例年以上に増えています。 こりゃお正月のきもの姿本格復活ですかね、嬉しい限りです。
 店内の一角に「よりどりみどり・出もの・掘り出し物・千円均一」コーナーを設けました。 いろんなものが盛り盛りに入ってます。 ふくさ・カードケース・鏡・あぶらとり紙ケース・草履キーパーetc. お値打ち品ばかりです、どうぞお好きな物をお探しください。
 きょうは厚手の縞木綿にスタンドカラーシャツ、黒の角帯に帆布の袴です。
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2007年12月28日(金)  No.1627

越中アートフェスタ2007
 配達のついでに「越中アートフェスタ2007(巡回展)」を見てきました。 会場は北日本新聞砺波支社ギャラリーです。
 このアートフェスタは、廃止となった県展(富山県美術展)の代替として企画されたと記憶しています。 連日新聞紙上を賑わせているので気になってました。
 で、感想ですが、面白かったです。 さすが…近代美術の富山という感じ、実験的な作品が多く見受けられました。 ただ僕が「美しい」と感じたものはそう多くなかったのが残念です。
 しかし奨励賞を受賞された槇 冬菫(まきとうきん)さんの「阿弥陀経による拓本の試み」は部屋に飾りたいと思わせる作品でした。 文字・色使い・配置が洗練されています。
 会場入口で目録と本日の夕刊をいただきました、おぉ太っ腹。 きょうは青縞ウールに地紋のあるグレーの半襟、黒の角帯にチャコールグレーの袴、紺の足袋です。
2007年12月27日(木)  No.1626

ド根性ロボット来たる
 我が家には小学生だけにサンタさんが来ます。中学になると卒業です。 今年は長女と次男にプレゼントが届きました。
 次男は「コロボット」という転んでも起き上がるド根性ロボットです。 モーター1個にカムとギヤがあるだけのシンプルな構造ですが、これがとても巧くできてます。 転倒すると「センサー」と名付けられた棒が押され、ギヤが組み変わります。 前に転んでも、後に倒れても、ひたすら起き上がる姿は感動的です。 思わず「ガンバレ!」と声援をおくってました
 ムービーはこちらをご覧ください
 きょうはグレー木綿袷に焦げ茶の半襟、黒の角帯に灰黒の木綿袴、黒繻子の足袋です。
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2007年12月26日(水)  No.1625

井波の童話
 「木の音」という童話が発刊されました(林 美智子著/けやき書房刊)。 著者は井波出身で東京在住の林さん(元教師)。 林さんと同じ大学で学んだ僕の恩師が持ってきてくださったんです。
 東京の小5の男の子が祖父の住む井波を訪れる。そこで知る井波のことや木彫師である祖父との交流。 男の子は田舎の魅力に惹かれ、リストラされ社宅を離れざるを得なくなった父母とともに、井波に転校するという物語です。
 童話ではありますが、観光ガイドブックか?と思えるほど井波の事が詳しく書かれています。 城端曳山祭についても一章を費やして書いてくださいました。 井波の関係各位は必読の本だと思いますよ。
 きょうは白茶木綿に焦げ茶の半襟、角帯無しでロング前掛け、白茶の足袋にストールです。
2007年12月25日(火)  No.1624

クリスマスプレゼント
 自分へのプレゼントに日本製の傘を買いました。去年は長靴だったし、実用品ばかりなのが悲しい…。
 ところが「はい!クリスマスプレゼント」と思いがけず立派なシクラメンをいただきました(クリックすると拡大)。 とても嬉しいです。
 さっそく店の一角に飾ることにします。 水上悦子さんの新しいポストカードも入荷して、カウンターまわりが華やかになりました。
 きょうは縞ウールの下はスタンドカラーシャツ、黒の角帯に帆布の袴、帆布の道服です。
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2007年12月24日(月)  No.1623

城端中学校PTAだより「啓心」
 城端中学校PTA広報誌「啓心(けいしん)」(163号)が届きました。 表紙はなんと!歌って踊るPTA合唱団…「翼をください」の最後に天を仰ぐ姿です。みんないい顔ですね。 あの踊りはインパクト強かったようで、今でも子どもたちの「ネタ」となってるようです。
 2Pは? げっ!マルボロに子どもを送り出した親の心情…。僕の文章です。こんな大きく載るとは思わなかった。 例によって恥ずかしながら修正前の駄文を掲載します。
ーー「息子の成長」ーー
 昨年「マルボロに行ってこれば?」『な〜ん、いいちゃ。邪魔くさい』だったのに、今年は『マルボロ行っていい?』に変わった息子。どんな心境の変化があったのだろうか。
「難しいこと言わんから、まず楽しんどいで」と送り出したら、本当にはじけてきた様子で、帰国するなり引率の方々が「息子さん変わられたよ」と口々におっしゃった。
 自宅では饒舌な息子だが、自らをさらけ出すことにためらいがあるのか、学校では寡黙で目立たぬ生徒である。しかしホストファミリーの前で黙っていたら「具合が悪いのか?」と心配され、話しかける努力をしたという。片言の英語でも通じることがわかり安心した途端、堰を切ったように積極的になれたようだ。
 帰国後も、キャラが変わったんじゃないか?と思われるほど明るくなった。いま思えば、自分が変わるきっかけを求めて参加したのかもしれない。そんな意味でもこの海外派遣は素晴らしい事業だ。
 最後になりましたが、子どもたちの一生の想い出になるようにと多方面でご尽力くださった皆様に心より感謝いたします。ありがとうございました。
    ーーここまでーー
 「啓心」は第29回全国小・中学校PTA広報紙コンクール」にて「教育家庭新聞社 社長賞」を受賞しました。 審査対象となった 159号「朝食」、160号「IT社会と中学生」、161号「家庭での話題」はこちらでご覧になれます
 きょうは縞木綿に茶の半襟、辛子の角帯に焦げ茶の袴、茶色の足袋にストールです。 雪が降らない温かい日が続いています。
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2007年12月23日(日)  No.1622

美人薄命
 曳山会館二階で開催中の「善徳寺の宝物ー大谷貞子展」を見てきました(1月27日まで)。 東京府知事だった久我通久(くがみちつね)侯爵を母方の祖父に持ち、父は飛鳥井家の流れをくむ善徳寺18代住職大谷勝道(宝香院)。 城端別院で生まれ育った正真正銘の姫様です。
 二人の弟は夭逝し、父母も早く亡くした貞子姫は東京の久我家と城端を行き来しながら育ちます。 十代で婦人法話会の支部長となり、24才で本願寺から19代住職となる婿を迎えますが、病のため25才の若さで早世なさいました。 生まれ育ちもそうですが振る舞い行いが城端のみならず近隣女性の憧れの人だったのです。 写真を見ると、細面で儚げだけど、しっかりした意志も感じられます。
 結婚相手の大谷瑩e(成満院)については、古老によれば、あまり良い噂を聞きません。 貞子姫はかなり苦労なさったようです。 美人で聡明、しかし家族に恵まれず短命に終わった貞子姫。 今でも大谷婦人会を中心とする城端女性に慕われています。
 貞子姫の宝物は虫干法会にも公開されますが、間近で見られるのはこの展示をおいてはありません。 美しいきものや調度品、さらに紙腔琴など珍しい品もあります(右写真をクリックすると拡大)、ぜひご覧になることをお勧めします。
 きょうは青地に白縞のウールに深緑の半襟、辛子の角帯に薄緑の袴、緑に染めた足袋です。
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2007年12月22日(土)  No.1621

マジう米
 城端小学校では「田んぼの学校」と称して5年生が米作りをしています。 苗作りから販売まで、ほとんどの工程を子どもたちが体験するというのは珍しいのではないでしょうか? むろん地域の方々の協力あってのことです。
 今年はすべて餅米にしました。 努力の甲斐あって豊作で328Kgも収穫があり、自分たちで食べきれないのでPTA会員に販売することになりました。 味に自信があるので、つけた名前が「マジう米」(マジうまい)。 年暮れめがけて販売するとは、なかなかの策士です。
 売上は能登半島沖地震やユニセフの募金にし、みんなで使える遊具(竹馬)も購入するんだそうです。 順調に売れているようです。我が家でも一袋(2Kg)購入しました。
 2月末のつごもり大市で一般販売予定ですので、よろしければその時にも買ってやってください。
 きょうはグレー太縞木綿に黒のタートルネック、黒の角帯に灰黒の袴、グレー小紋の足袋です。
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2007年12月21日(金)  No.1620

創刊「きよべかわらweb版」
 年末恒例の「和装小物半額市」がスタートしました(30日まで)。 店内ワゴンの小物(帯締・帯揚・半衿・肌着・重衿・腰紐など)が定価の半額です。 今年はチリメンのリバーシブルショールも半額にしました。 今なら色数も揃っているのでチャンスです。 むろん現金でお買い上げの方にはフラワーポイント&商工会福引券も進呈します。

 なんと一年ぶりにきよべかわら版を発行しました。 レイアウトを変え、ちょっとは読み易くなったかな? でもやっぱり文字が多い…、すみませんテキストマニアなもので…。
 また新たに「きよべかわらweb版」なるものを発行しました、いわゆるメールマガジンです。 不定期(月一回程度を予定)にお得な情報や役に立つ情報を配信します。
 配信を希望なさる方がおられましたら、kiyobe@craft-ran.com 宛にメールを送ってください。
 きょうは茶縞ウールに茶の半衿、黒の角帯に焦げ茶の袴です。
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2007年12月20日(木)  No.1619

小路を巡る小旅行
 お隣石川県のテレビ金沢土曜日午後の人気番組「Smile!スマイル」週末ナビの特集で城端を取り上げていただける事になりました。 石川県から日帰りで行ける観光地紹介です。
 城端市街地の特徴である小路を紹介するということで案内役としてご指名を受け、西上の小路にある「南幸」さん、西下の小路にある「田村萬盛堂」さんの豆蔵、さらに法乗寺の坂桜坂を巡ります。 時節柄悪天候を覚悟していましたが、見事に晴れました、同行した橋永晶子アナは晴れ女ラシイです。
 2時間ほどご一緒して「非日常体験ができる小路巡り」をとても気に入ってくださったようです。 蓮如さんの腰掛け石にも話が及び、「いろんな家の前にある大きな石のいわれを調べてほしい」と頼まれました。 そういえば、城端では大きな石が前にある店や個人宅が多いんです、なぜでしょう?
 午後は「薪の音」さんを取材し、桜ヶ池でクライミング体験をするそうです。
 この番組を機に、金沢(森本)からなら車で30分、市内からでも40分強で着く城端にもっともっと石川県の方が遊びにきてくださるといいですね。
▼来年1月12日(土)午後5時 テレビ金沢にて放映です。
 きょうは白茶の木綿に薄茶の半衿、辛子の角帯に焦茶帆布袴、茶色の足袋に茶の帆布道服です。
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2007年12月19日(水)  No.1618

商店街(の一部)工事中
 にしまち通り、松島松鶴堂さんの隣に未舗装の空き地がありました。 一部は、国道304号線を拡幅した際、削減され面積が無くなり店舗ができない商店を救済する為に、(恊)城端西町商店会が仮に取得しておいた地面です。 拡幅から7年経ち、土地購入希望者も今のところいないようなので、暫定措置として駐車場とすることになりました。
 むろん商店街のイベント用地としての利用も考えています。 舗装したので、足場の悪い2月のつごもり大市などの時は助かります。 知恵を結集し、お客様の支持を得られる商店会として生き残れるよう頑張ります。
 きょうはグレー木綿袷に黒半衿、黒角帯、チャコールグレーの綿袴です。
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2007年12月18日(火)  No.1617

県P連との情報交換会
 南砺市PTA連絡協議会の特別理事として、広報情報活用委員長を拝命しております。 となみ散居村ミュージアム交流館にて、富山県PTA連合会(県P)と砺波地区PTA連絡協議会との情報交換会に参加しました。
 砺波市PTA、小矢部市PTA、南砺市PTA連絡協議会から数名ずつ、県Pからは林会長と副会長3名、事務局などが出席です。
 そのそもこの情報交換会は「ともすれば高見から…」と思われがちな県Pが、「同じ目線で考えるには地域に出向くことが必要」と今年初めて実施された事業です。
 足をくずし、ざっくばらんな意見交換がなされました。 たとえば…
・県Pには沢山の情報があるが、それを単位PTA(単P)へ伝えるシステムがうまく機能していないのではないか?
・単P会長は自分の学校のPTA活動が優先なので、県Pへの役員出向は単P会長以外の方がよいのでは?
・県の事業への動員要請が急すぎて、動員が難しい。  etc.
 数年後に迫った県立高校再編問題も話題となり、熱い議論がかわされました。 子どもたちの将来の為に、地域で、県Pで頑張ってる人たちと出会えて心強く感じてます。
 きょうはモスグリーンの正絹きものに深緑の半衿、黒の角帯に深い茶の袴、ダカ織りのストールにグレーの足袋です。
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2007年12月17日(月)  No.1616

富山グラウジーズ初勝利
 開幕から13連敗という悪夢の記録を打ち立ててしまったプロバスケットボールbjリーグ「富山グラウジーズ」 今年度最後のホームゲームとなった今日、たまたま近くで空き時間があった長女と次男が試合途中から観戦しました。
 高松ファイブアローズを相手に、最終クォーターで劇的な逆転劇を演じ、74-70で初勝利! 子どもたちは顔を紅潮させ「興奮したー!」と語ります。 グラウジーズのことはおろか、バスケットボールのルールも知らない子どもたちでもスタンドの熱気は伝わるんですね。
 終了後、なぜか会場片付けを手伝っていたらポスターをくださいました。 持っていたバッグにサインももらってご機嫌です。 ここまでされたらブースター(Jリーグで言うところのサポーター)になっちゃうかもしれませんね。 頑張れ!富山のプロチーム。
 きょうは青縞ウールに黒半衿、黒の角帯にチャコールグレー袴、黒繻子足袋です。
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2007年12月16日(日)  No.1615

クリスマスディナーショー
 誘われて楽屋姫コンサート(夜の部)inいのくち椿館へ。 夕食付きのコンサート、いわゆるディナーショーです。 よく考えたら初体験でした。
 楽屋姫(がくやひめ)というのは「かぐや姫」をもじって付けたバンドで、県内では引く手あまたラシイです(写真をクリックすると拡大)。 アマチュアですが歌も演奏もウマイ! 軽妙なトークで客席を沸かせ、ツボに入った歌を聴かせてくれます。
 ホールを埋めたのは僕よりちょっと上の世代の方々。夫婦連れが多く、青春時代を懐かしんでおられるようです。 名曲ばかりなので僕も口ずさめました。
 盛り上がったアンコールで終了!かと思いきや、リクエストされた「はぐれコキリコ」ならぬ「こきりこ節」(踊り付き)で大団円を迎えるという意外な結末となりました。 あ〜楽しかった。
 館外も内も一夜限りの装飾がなされています。 もてなそうという温かい気持ちの伝わる、大人のクリスマスです。
 きょうは厚手縞木綿に赤茶の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴、白茶の足袋です。 こんな素敵な会だとわかっていたらもうちょっと気合いの入ったきもので行ったのに…。
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2007年12月15日(土)  No.1614

古典と現代の融合
 娘の送迎時間を利用して、「とやま舞台芸術祭2007」初日を観に小劇場オルビスへ。 この芸術祭は県内舞踊団体の新作発表&融合の場であり、利賀村で開催されてきました。 今回、利賀に加えて、新たに小空間オルビスを使う事になったようです。
 道路が混んでて着いた時はすでにいっぱいの人・人・人…。 空いた席が無く、舞台袖最前列ザブトン席に座します。ダンサーとの距離50センチでしょうか、ハハハ。
 可西晴香先生がプロデュースする「古典と現代を融合した 創作舞踊公演」は三部構成の様々な試みがなされました。
[第一部]〜和を奏で、洋を舞う〜「たゆたひて 風の蝶」
 晴香先生をはじめとして可西舞踊メンバーによるストーリー付きの舞踊です。 「風の盆の朝、中年の未亡人が求婚する彼に見つけて欲しいと笠をかぶり踊りの連に入る。しかしそこに現れたのは亡くなった夫の幻だった。千々に乱れる女心」…と書いちゃうと昼メロみたいですね。
 音楽がすばらしく良かった! 黒川真理さんと鈴木真為さんによる箏の生演奏なんです。 作曲も黒川さん、後半はもう邦楽じゃなく現代音楽の世界(?)、地唄も歌うし、三味線も弾くし…、聞き惚れました。 これぞ古典と現代との融合! 演奏半ばで箏爪がはじけ飛ぶアクシデントがありましたが、慌てず動ぜず、演奏しながらスペアを装着する姿は、さすがプロフェッショナルです。
[第二部]〜パントマイム フロム プラハ〜「Lostness」
 プラハ芸術大学非言語学科生(←どんな学問?)6名による、難解なパントマイム。 意味の分からんパントマイムというものを初めて見ました。 パンフの説明書きがまた難解…、チェコ語を機械訳したような文章です。
[第三部]〜小品集〜「今を踊る」
 西川扇重貞さんによる日舞「梅の薫」と書道のパフォーマンス。 さらに可西舞踊研究所のモダンバレエ5作。 濃い〜ぃがばっかりです。
 開演6時半ー終演9時、夕食抜きでしたが、お腹いっぱいの内容でした。
 きょうは白茶木綿に薄茶の半衿、辛子の角帯に茶色の帆布袴、茶の足袋です。 舞台上にも会場にもきもの姿の女性が目につきます。

12月22日(土)じょうはな座で黒川真理さんの演奏が聞けます(しかも無料)。 「天賦の才って、このことカモ」と感じられるかもしれませんよ。
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2007年12月14日(金)  No.1613

黒柿の結界
 もう四年以上も前になりますが、黒柿板で看板を作ろうと計画していました。 恥ずかしながら未だ実現していませんが、構想の一つ「結界」が出来上がりました。 要するに「しきり」です。
 なかなかイイカンジに仕上がったので、ギャラリーや自店催事に活用しようと思います。

ギャラリー蔵布都 藍を作品の発表・展示・パフォーマンス会場としてご利用ください。 基本的に使用料は無料です。 お気軽にお問い合わせください。
 きょうは木綿袷に黒の綿タートル、黒の角帯に灰黒の袴、グレー小紋地の足袋です。
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2007年12月13日(木)  No.1612

和風のイルミネーション
 個人宅を明かりで美しく飾るイルミネーションが大流行りですが、城端はひと味違います。 店から国道304号線を200mほど下った広小路の電飾は、写真でおわかりのように純和風です(クリックすると拡大)。 バス停の軒に提灯よろしくイルミネーションを点け、周囲に小さな電球が点滅しています。 ちょっと見は派手な庵屋台のようです…さすが城端?
 夜9時には消灯してしまいますので、早めにご覧ください。
 きょうは青縞ウールに黒半衿、黒角帯に灰黒袴、グレー足袋にグレーストールです。
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2007年12月12日(水)  No.1611

豆しぼりの手ぬぐい
 日本手ぬぐいは定番商品として、いつも在庫していますが、新たに豆絞りの柄が入りました。 ご覧のようにカラフルで並べても楽しいです(クリックすると拡大)。 安価で、手拭い以外にも使い道があるので一本いかがでしょうか? 僕は食事の膝掛けに使ってますが、女性なら半衿でもいいですね。
 プリントではなく、古来の技法である注染(ちゅうせん)なので発色もきれいだし、耐水堅牢度も高いですよ。
 きょうは厚手の縞木綿に焦げ茶の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、コーヒーブラウンに染めた足袋です。
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2007年12月11日(火)  No.1610

流星ワゴン
 劇団銅鑼公演No.33「流星ワゴン」を観に、富山県教育文化会館(教文)へ。 原作が重松 清さんのベストセラー小説だそうで(知りませんでした)、銅鑼(どら)というこれまた全く知らない劇団…、予備知識が皆無なのでどんな芝居か見当がつきません。 チケット購入先の教文の人も上演を知らなかったこの演劇、ぜったいガラガラ…のハズが、実にたくさんの観客で驚きました。 世代もオジさんオバさんから高校生まで…。 それでも一人の強み、と列17番という絶好の席を確保して開演を待ちます。

 内容はご存知の方も多いでしょうから割愛しますが、いい芝居でした。 「父と息子」「家族と家長」僕と同世代の父親にはグッと来たのではないでしょうか。 休憩無しの2時間10分、あっという間でした。 原作のエキスだけを抽出した脚色がしっかりしてるのでしょう。 まったくブレが無くわかり易かった。

 過去の延長に未来がありますが、未来は「現在」を通過してはじめて存在します。 過去は変えられなくても、今を少〜し変える事は誰にだってできる…ハズ。 ちょっぴり勇気の出る演劇です。 劇団銅鑼のみなさん、ありがとう。
 ところで「流星」と聞くと、流星号?と思ってしまうのは、やっぱオジさん? 
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2007年12月10日(月)  No.1609

今のままで、ほんまに大丈夫け?
 きょうは何ヶ月も前から準備してきた「なんと教育フォーラム2007」当日です。 しかし朝から寒い雨模様、聴衆の入り込みが心配です。
 現在の教育諸問題の何割かは、システムに問題があり、残りはすべて親側にあると僕は考えています。 決して教師や子どもに問題があるのではありません。 「今のままで、ほんまに大丈夫け?」という刺激的なサブタイトルをつけたのも、親の自覚を促すためでした。
 南砺市内の全児童生徒に案内を配布し、単位PTAでも声を掛け続けたにもかかわらず、400席のじょうはな座の三割強しか埋まりませんでした。 第一部『南砺市中学生海外研修事業報告会』 第二部『講演会 ー今、教育に求められるものー「瞳みつめて」の取材から』 第三部『フォーラム「理想の教育とは」』 いずれも素晴らしい内容だっただけに残念です。
 パネラーのお一人が「ここに居られる方には釈迦に説法でしょうが…」と前置きして話されたのも、妙に納得できます。 「聞いてほしい方に足を運んでもらえない」…様々な活動における共通のジレンマだと思います。
 反省会で「いかにして関心の薄い親御さんに伝えていくか」という話が出ました。 根気よく、コトあるごとにコツコツと…が王道でしょうが、もうひとつ「笑って楽しく」も重要な要素だと考えます。 環境保全活動でも感じたのですが、「○○○の為」or「○○○であるべき」「○○○せねばならない」というだけでは広がりにくいんです。 PTAやどんな組織でも同じ問題を抱えていると思います。 解法は共通のような気がするのですが…。
 フォーラムの詳細は後日なんらかの形で多くの方に読んでいただけるようにしますし、地元ケーブルテレビでも放映する予定です。 ご期待ください。
 きょうは茶縞ウールに赤茶の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴、帆布の道服です。
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2007年12月9日(日)  No.1608

サンフレッチェ再び降格
 J1リーグ、開幕時はよもやと思ったサンフレッチェ広島の大不調、リーグ終盤で完全に失速しJ2との入替戦になってしまいました。 ホームで迎えるのは先敗している京都サンガFC、今日勝てないと5年ぶりにJ2に落ちてしまいます
 試合開始時からTV前で正座してチカラ一杯応援していたのですが、結果は0:0の引き分け…。無情にも来季は二部リーグからのスタートとなってしまいました。 日本代表や五輪代表を多く抱えるサンフレッチェがまさか降格するとは誰が予想したでしょう。 試合終了後、倒れ込んだ柏木選手の姿が痛々しい(写真)。
 前回の降格でエースの久保を手放してしまいました、今回も主力選手が移籍してしまうのではないかとが気がかりです。 それでも一年の辛抱だと信じて、再来年のJリーグを楽しみにすることにします。 それにしても・・・・ショックです。
 きょうは深緑に黒格子を織り込んだきものに深緑の半衿、黒の角帯に黒茶の袴です。
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2007年12月8日(土)  No.1607

骨髄バンクからの手紙
 (財)骨髄移植推進財団から[重要][親展]と朱書きした封筒が届きました。 骨髄バンクの適合者が現れたかもしれないのです。 ドナー登録したのはかなり昔(10年以上前?)だったので、「この世に僕と同じHLAは存在しないのか?」とまで思ってました。 例えが変ですが、宝くじに当たった気分です。
 家族に話した後、問診票を記入して返送しました。 この後「確認検査」を受けることになります(ドナーとなれるかどうかはまだわかりません)。 もし選ばれたら報告するつもりです(患者さんのプライバシー保護のため、採取日場所などの詳細な情報は控えさせていただきます)。
 自分が存在がすることで見知らぬ他人の命を救えるかもしれない…ってワクワクしませんか? 健康体だと思ってますが、患者さんに迷惑をかけることの無いよう、今まで以上に元気でいなくては。
骨髄移植推進財団http://www.jmdp.or.jp/
富山県骨髄バンクを広める会http://www.fitweb.or.jp/volunteer/chacha/
 きょうはグレー木綿袷に黒の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、グレー足袋にグレーストールです。
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2007年12月7日(金)  No.1606

季刊きもの
 10月に取材を受けた「季刊きもの」が届きました。 『特集「今」を生き抜くクールな家業店』「高感度商品を揃える地域密着型のセレクトショップ」と紹介されました、恐縮です。
 「しだれ桜まつり」「曳山祭」「虫干法会」など、『毎月のように祭やイベントがあり、地元の人は町をあげて盛り上げる』との記事も…。嬉しいことです。 この本を読んで、視察でもいいから、ひとりでも多くの方が城端に足を運んでくださるとありがたいと思っています。

 城端住民がイベントの主体ではありますが、事務局は行政や観光協会、商工会等が担ってきました。 しかし行政は合併して南砺市になり、残る観光協会と商工会も合併は避けられない状況のようです。 特に商工会は2009年4月合併への準備が進んでいます。 これまでの多種のイベントは商工会無しでは考えられない状況ですが、将来的にすべて自分たちでやらねばなりません。
 夜の七日会では、商工会合併後にあたふたせぬにはどうすればいいか話し合いました。 先日おじゃました白山市の「加賀白山ようござった」型のNPOが良いんじゃないかと思ってます。 今後の活動方針のメドが立ったことで、次回(1月7日)はもっと声かけして輪を広げます。 新しいまちづくりにワクワクしてきました。
 きょうは白茶の厚手木綿に薄赤茶の半衿、帯無しでロング前掛けです。
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2007年12月6日(木)  No.1605

子どもの力は学び合ってこそ育つ
 石川県の元小学校教諭(昨春退職)金森俊朗先生の著作「子どもの力は学び合ってこそ育つ」(以下「子どもの力…」)を読みました。 NHKスペシャル「涙と笑いのハッピークラス」で感激し、38年間「現場で子どもと接してきた」金森さんの考えをもっと知りたいと思ったんです。
 結論から言うと、名著です。 子どもの間近で、また大局的見地からも、子どもに関する問題をスパッと論じています。
 チャプターだけでも列記します。 第一章「国家は子どもに何を求めているのか」 第二章「教師の指導力不足は本当か」 第三章「子どもの生活と内面世界はどうなっているか」 第四章「いじめをどのように克服するのか」 第五章「本物の学力とはなにか」 第六章「親は子の成長とどう向き合うか」 第七章「生き抜くための土台づくり」
 「子どもの力…」では、すべての問題の具体的な解決法を明示し、何が一番大切なのかを全篇通して伝えようとしています。 また子どもへの、ほとばしるような愛情も感じます。

 今朝の新聞に、OECD(経済協力開発機構)が調査した各国の15歳(高校一年生)学力調査結果が報道されています。 日本は2003年よりさらに順位を落としました。 新聞を詳細に読めば「PISA学力は詰め込み教育では伸びない」ことは自明です。 が、物事の表層しか捕らえられない人々は「ゆとり教育の弊害だ!授業時間拡充!」と考えちゃうんでしょうね。
 もしフィンランド型の教育を理想とするなら、少人数学級を大胆に導入し、非常勤や臨時採用など基盤が不安定な教師を無くし、さらに実質勤務時間を現状の半分程度にして教師に余裕をもたせる、という措置が必要です。 エライ人が国の将来を本気で憂ふのであれば、「空文の理念」だけじゃなく、思い切った「実のある改革」が必要なのですが…。
 ちなみに「子どもの力…」にはPISA型学力を高めるひとつの解答もハッキリ提示されてます。

 この「子どもの力…」は、保護者のみならず先生に読んでいただきたい著書です(「PTAふれあい文庫」に寄贈します)。 が、先生方は忙しすぎて読書する時間をつくるのにも苦労されてることでしょう。 まず先生に自由な時間を持っていただくには、どうすればいいか考えなくては…。
 「先生が元気じゃないと、子どもは元気になれない」のと同じく「先生にゆとりがないと、子どものゆとりも無くなる」と考えます。

 今度の日曜午後、じょうはな座において「なんと教育フォーラム2007」を開催します。 教育現場を取材した、北日本新聞の連載「瞳みつめて」講演会、南砺市の「理想の教育とは」と題したフォーラムなど。 教育に関心のある方に是非ご参加いただきたい会です。 入場無料ですので、どなたでもお越しください。
 きょうは縞木綿に黒の綿タートルネック、黒の角帯に帆布の袴、衿にストールを巻きました。
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2007年12月5日(水)  No.1604

古曲の人たち
 店内に大っきなポスターを貼り出しました、粋な女性が邦楽の手ほどきを受けています(左写真をクリックすると拡大)。
 これ実は伊東深水が昭和31年に描いた絵画「古曲の人たち」の実写版なんです。 新橋花柳界の邦楽の名手であった四女性(老女)を描いたこの作品は、稽古に臨む凛とした空気までも描き出した名画です。
 ポスターは細部にもこだわって再現しました(右写真をクリックすると拡大)。 卓は根来塗、曲は宮薗節「鳥辺山」(宮薗抄より)、女性の着物は左より小紋・摺匹田・御召・縞の単衣(今回の為に復刻しました)、夏襦袢に絽の半衿です。
 ちなみにモデルはきものの女王の皆さん。 若さ故か原画の「間」は出ませんでしたが、張りつめた雰囲気は伝わりますね。
 原画は新橋演舞場2階ホワイエに掲げられてるそうです、機会があればご覧ください。
 きょうは青い縞ウールに黒半衿、黒の角帯に草木染め木綿袴、グレーの足袋です。
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2007年12月4日(火)  No.1603

休日はプチ旅行
 雨の定休日、久しぶりにプチ旅行しようと、妻と旧鶴来町(白山市)へ向かいます。 山側環状線(山環)が開通したのでとても近くなりました。 山環を降りると、10年通った(パラグライダーでフライトする為)風景そのまんまです…懐かしい。
 飛んでる時はまったく気にもしなかった白山比盗_社に足を運びます。 車で本宮まで登れますが、本来は加賀一の宮駅から登るのが正式だそうです(昔は駅奥の古宮公園に一之宮があり、現在の本宮は三之宮でした)。 落ちた紅葉が敷き詰められた気持ちの良い参道を登って参拝します、神社はいいですね、空気が違います。
 昼食はふもとの「おはぎ屋」さん。 観光NPO法人の「加賀白山ようござった」が管理運営しています。 うどんやソバも美味しいけど、厚揚げは絶品です。 寒雨の平日だというのに、結構な人がお越しでした。
 最終目的地は「金劔宮」(かつて毎週、前を素通りしていた…)。 元々は劔宮といいました、劔は鶴来の古名です。 これまた由緒ある神社で、調べるといろんなことがわかりそうです(写真をクリックすると拡大)。

 白山信仰は山岳信仰だとばかり思ってましたが、手取川縁に一ノ宮があったということを鑑みると、水との繋がりも深いんだなぁ…と考えます。 古宮公園のある場所は、氾濫を繰り返す手取川)唯一(?)の流れが穏やかな淵(安久濤ヶ淵)ですし…。 2000年前の人々が何を考えていたのか想像するのも楽しいものです。
 きょうは茶縞ウールに白茶の半衿、黒の角帯に帆布の袴、帆布の道服です。
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2007年12月3日(月)  No.1602

誕生月ハンカチ
 12ヶ月12種の花を染めたハンカチが入荷しました。 素材は肌触りの良い綿ガーゼです。 花言葉を添えて贈り物にいかがですか?

 ちなみに各月の花言葉を以下に書き出します。
12月「やぶこうじ」 仕事もでき、金運もあり、恋愛でも常に勝利者。公私ともに強運でうらやましい人。 弱者の気持ちになって周囲への心配りを忘れずに。
1月「梅」 まじめながんばりやさん。 こつこつ努力して大きな成果をあげます。 もうちょっとおしゃれを心がけると好印象に。
2月「椿」 遊び心があり、単調な日常の中にも何かしらの喜びを見出す名人。 読書家が多いようです。
3月「たんぽぽ」 ちょっと見は弱そうですが、精神は意外にタフ。 華奢な体で困難に立ち向かい、勝利をおさめます。 その気迫が大切。
4月「藤」 自立心が強く誇り高い性質。 同時にまた、その誇りを維持できるだけの能力を持っています。 すてきな趣味を持つ事をおすすめします。
5月「ぼたん」 逆境に強い。 つらい仕事でも泣き言を言わずにがんばってやりとげる強い性格の持ち主。 周囲から一目おかれる存在です。
6月「あじさい」 飾り気のない、おおらかな性格。 口は悪いがうそもつかないのでみんなに信頼される人。
7月「ほていあおい」 変化を好む性格で行動的。 交友関係も広く社交的です。
8月「桔梗」 自分から打ち解けることが上手でないので、高慢な人と誤解されることがある。 故郷の話題が幸運を招きます。
9月「萩」 しっかり者。蓄えもがっちり。 付き合いなので出すべきお金はきちんと出せばやっかれたりすることはないでしょう。
10月「菊」 あまり動揺しない性格でピンチに強い。 状況分析力があり、緻密な計算ができるので広告業など芸術方面の仕事もむいてるかな。
11月「もみじ」 情に厚く周囲の人すべてに細やかな心遣いをします。 ただ、やりすぎて疲れてしまうこともありそう。

 きょうは木綿袷に地紋のある黒半衿、黒の角帯に灰黒の綿袴、黒繻子の足袋にグレーストールです。
2007年12月2日(日)  No.1601

つづらこみちで音楽を
 つづらこみちの途中にcraft Lunの入口があります。 ちょっとわかりづいので、ドアの上にステンシルした木製看板をあげました(右写真)。 にしまち通りから眺めると左写真のように見えます。 ちなみに、つきあたりのドアは掃除用だし、蔵の扉は開きません…念のため。
 古い木琴(大八車の車輪上方)にお気づきでしょうか? 「通った方が鳴らしてくれたら楽しいなぁ」と設置しました。 余計なお世話かもしれませんが「コキリコ節」の譜面(?)を貼っておきましたので、どうぞチャレンジしてみてください。
 きょうは結城の細糸で織った紬に旦那茶の半衿、辛子の角帯に御召袴です。
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2007年12月1日(土)  No.1600

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