四之巻 新御殿→御広敷之間→竹之間→御殿北の間

 さて、ここからは拝観志400円をお願いします。

 ここはお上台所と呼ばれている所です。草月流四季の会のみなさんの生花が飾られてます。今年は花のゲートという趣向でした。

 

(左)ず〜っと奥に「1」と書いた貼紙が見えますか。そうです、この順路にそって進みます。壁に掛かってるのは、地元の方が描いた仏様です。 (右)新御殿と呼ばれる部屋です。 若くして亡くなった貞子姫の打掛けや調度品などがを飾ってます。紋の入った重厚で美しいきものです。 幼少のときから善徳寺に居られたので、遊具などもあります。 貞子姫は城端の人に愛されてました。

 ここから部屋ごとに説明してくださる方がおられます。説明を受けたら感謝の気持ちを込めていくばくか(100円程度)を置いていきましょう。説明の方のフトコロに入るのではなく、お寺の維持費として利用させていただいています

 

 (左)「2」の御広敷之間です。二枚折屏風「竹之図(作者不詳)」が見えます。 (右)塗りのきれいな御膳などが飾ってます。前田家から養子にもらわれてきた亮麿様の御膳には梅蜂が入ってます。 庭に見えるのは「美之法門」の石碑です。 柳 宗悦(やなぎむねよし)がこの部屋にに滞在していたときに書き上げたのを記念して、本人筆で立てられました。

 

 (左)「3」の竹之間には兆 殿司作と伝えられる「寒山拾得」の掛け軸があります。 また蓮如上人御真筆の「正信偈四句御文」、狩野探幽の絵。徳川慶喜の軸、前田斉泰(亮麿様の父、13代加賀藩主)の「千字文」などたくさん掛かってます。 (右)「4」御殿北之間です。大きい部屋なので南北に仕切ってます。しかしその仕切りがすごい。 武将荒木村重の実子、岩佐又兵衛(吃又平)の「観桜酒宴図屏風」です(後)。 右に見えるは狩野景信作「寒山拾得」。 前には所狭しと、お宝が並んでいます。

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