五之巻 御殿南之間→茶室

 虫干期間中の土日は大谷婦人会による虫干茶会も開催されています。

 「5」の御殿南之間の奥が受付と待合になっています。

 

(左)城端はお茶人さんが多く、意識も高いのでお茶会の評判も上々です。遠くから虫干茶会を楽しみに来る方も多いです。 (右)加賀藩庭師能登の駒造作の庭からみた茶室。四畳半本勝手に三畳の水屋がついてます。古色蒼然という言葉がぴったりの古くて趣のある茶室です。

 

 (左)待合にさりげなく置いてある「屋島合戦屏風」。 保存状態も良く、こんなものが間近で見られるなんて…。 (右)これまたずら〜っと並んでいる宝・宝・宝・手前に見えるのは貝合わせ用の貝桶です。貝の内側に奇麗な金彩が施されています。

 

 (左)金蒔絵の百人一首、見事な物です。 横にある白いメガネケースは、お宝…ではなく、説明してくださった方の老眼鏡(笑) (右)親切にも百人一首を見せてくださいました。勿論印刷の無い時代です。ひとつひとつ丁寧に描かれています。

 

 (左)明治天皇が使われたという「夏御見台菊御紋透彫」。後に見えるのは七双平の大屏風で老松柄です。 (右)蒔絵の見台が沢山並んでます。どれひとつとってもため息が出る美しさです。

 各部屋には宝物だけではなく、親鸞上人や蓮如上人の名号や御文なども飾ってます。法物ってやつですね。 仏縁のある方には、こちらのほうがお宝だと思います。蓮如さんや親鸞さんが時代を越えて少し間近に感じられます。

イベント一覧もどる