六之巻 竹之間→御内仏之間→大納言之間→後堂控之間

 「6」の竹之間には名物おじいちゃんがおられます。 「教如上人の御寿像」や蓮如上人御直筆の「屏風隠れ御名号」、雪舟画と伝えられる「観音大士観瀑之図」の小軸をおもしろおかしく説明してくださいます。      写真失敗しました。

 

 

(左)「7」の御内仏之間には住職がお参りしている仏壇があります。 その横に掛かっている南無阿弥陀仏の名号は「大蛇済度御名号」と呼ばれています。蓮如上人の直筆です。 (右)由来を説明していただきました。文明2年(1470年)福光の綱掛に住むゆきという嫁が大蛇になって村人を困らせていたが、翌年蓮如上人が十返の念仏を唱え、この名号を淵に投げ入れると、大蛇は成仏したといいます。 説明下さった方は、「大蛇は山賊で、蓮如さんの法に触れ改心したのではないか」と推理しておられました。

 「8」の大納言之間は残念ながら撮影禁止です。 2歳で前田家から善徳寺にきて第十六世住職達亮となるも、わずか四歳で病死した亮麿様の法衣や鎧など飾られています。 黒い木馬の片目がくりぬかれているのは、夜になると勝手に走り出すから…と言われています。 部屋のつくりもすばらしく一見の価値はあります。

 

 

 (左)大納言之間からつづく廊下は2本平行して作られてます。 向って右(写真)は普段本山のお坊さんしか通れない廊下です。 (右)突き当たりの「9」の部屋が後堂控之間といわれる場所です。本堂の後にあって、説法される方が休まれる部屋です。

 左から「二河白道掛図」、仏舎利(彰如上人御持ち帰り品)、「八僧連座御影」(南北朝〜室町前期のもの)。 石摺の名号も左に見えます。

 ここまでが拝観志がないと見られない部屋です。 

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