「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2004年6月

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戦争のつくり方
 この日記にしょっちゅう書いていますが、戦争を起こしたい人々がいて、残念なことに世の中が少しずつおかしな方向に向かっています。 憲法改正(悪)論もそのひとつです。 議論することはいいけれど、最初から9条狙いの「結論ありき」では納得できません。 多数決がなにかを知らないのではないか?とさえ思える国会議員達に任せておけません。
 「多数決では少数の意見も大事にしなくてはならない」と教えてくれたのは小学校の先生でした。 子ども時代に受けた教育は、後々まで影響を及ぼすものです。
 「戦争のつくりかた」というショッキングなタイトルの絵本が売れています。 もちろん「反面教師にしようよ」ということです。 挿絵を富大出身の井上ヤスミチさんが描いてます。 ドキュメンタリー映画「神の子たち」の富山上映会でもイラストを描いてもらいました。
 絵本を子どもに読ませようとプリントしました。 沢山の人に読んでもらうのが目的なので、条件付きで無料配信しています。 web版もありますので、ぜひご一読ください。
 今日はグレーの紗の着物に生成り綿紬の半衿、鉄色の兵児帯にグレーの木綿袴。 薄黄の紗の小紋に麻の半衿、鉄色地の麻絽の染め名古屋帯に生成りと黄土色の帯締め、帯と同系色の帯揚げです。
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2004年6月30日(水)  No.325

よしずの効用
 まだ梅雨あけしていませんが、日射しが強いのでよしずを出してきました。 昨年一昨年よりかなり早めです。 風は通すが日射しは遮るのでとても快適です。 ヨシズの内側には「やすんでかれ」と書いた提げ札と長椅子を置いてあります。 ここに座ると右の写真のような景色が見られます(クリックすると拡大)。 見えるような見えないような…いいカンジでしょ。
 気持ちよく座ってるとにわかに強烈な夕立が! あっちゃぁ〜。 
 今日は紺のコサシルクに紺→白ボカシの半衿、黒地の絽の角帯に薄緑の木綿袴プラス一本たすきです。
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2004年6月29日(火)  No.324

七夕を飾る
  去年より一日早く七夕を飾りつけました。 年々すこしずつ大きく華やかになってます。
 子どもは10枚、大人は2枚願い事を書くことにしました。
・あみものがじょうずになりたいです
・家族の笑顔が絶えませんように
・バレリーナになりたいです
・むしがじょうずにつかまえれるようになりたいです
・家族みんなが元気でありますように
・たけうまがじょうずにのれるようになりたいです
・むずかしいりょうりをつくれるようになりたいです
・平和な世の中で戦争のない世界になりますように
・大自然の恵みに感謝します
・はやくおおきくなりたいです
・毎日無事に暮らさせていただいてありがとうございます
・えんぴつけずりとかつくれるようになりたいです
・みんながびょう気などけがをせず長生きできますように
・戦争がなくなりますように

・・・・・・みんなの願いが叶いますように…。
 今日は小千谷縮の縞に兵児帯、薄茶の木綿袴に右近下駄です。 妻は紺の小千谷綿縮でした。
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2004年6月28日(月)  No.323

幻想の街
 目を覚ますと城端は深い霧に包まれていました。 まるで雲の中のようで少し先も見えません。 馬の背台地にある城端では珍しいことです。 店を開ける頃になってようやく少し晴れてきました(写真)
 町並が霧に覆われるといつもと違って見えますね。 内藤洋子さんが城端を「空想の町」と誉めてくださいましたが、地元に住む僕でもこの風景は美しいと思います。
 今日は深緑のcosaシルクに辛子色の半衿、辛子色の角帯に黒い紗の袴です。
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2004年6月27日(日)  No.322

きもの脱マンネリ化
 日常的にきものを着るようになって3年が経ちました。 当初は役者のようなかなり奇抜なカッコもしていましたが、最近は落ち着いてしまい、長着+袴のスタイルが定着しています。 僕らしい…といえばそうなのですが、最近は観光客も含めて誰も振り返りません。 完全に城端の風景に溶けこんでいるようです。
 これじゃ面白くないので、時には"冒険"もしなくては!…ということで街を歩いてると振り向かれるような奇抜な装いを模索中です。 ご期待ください(…って程のことはありませんが)
 写真は袴用に染めた麻生地です。 上等の麻を緑に染めてもらいました。なかなかいい透け具合でしょ? 盛夏用の袴として重宝しそうです。
 今日はグレー&黒の縞の片貝木綿にアクセントカラーに辛子色の半衿、裂き織りの帯をへたれ結びにして薄緑の木綿袴。
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2004年6月26日(土)  No.321

祖母のアルバム
 2月26日に亡くなった祖母がもし生きていたら今日で96歳になるはずでした。 昨年一昨年、そしてず〜っと以前から家族みんなで祝ってきたのに…。
 夕食後みんながなんとなく祖母の居た狭い部屋に集まってきました。 TVを見たり遊んだりしてると、娘が「今日はめつばあちゃんの誕生日やね」とぽつりと言いました。 みんな覚えていてくれたんですね。
 写真はたった1冊しか無い祖母のアルバムです。 昔の人だから写真があまりありません。 でも祖母の人生が集約されてる気がしています。
 今日はグレーのサマーウールにくすんだ青系の半衿、薄緑の絽の角帯に黒の紗の袴。 気温は高くないのですが、湿気があるので夏の装いです。
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2004年6月25日(金)  No.320

歴史の分岐点
 「現代政治の思想と行動」(丸山眞男著)を読みました。 そんなに厚い本ではないのですがなかなか難しく、100%理解するまでには至りません。 しかし、日本が先の戦争にいかにして突き進んでいったのか、わかりやすく記述されています。 ここを読むと戦前のある時期と、現在の状況とが酷似してると感じます。
 キーワードは「無責任の体系」です。 流されないで自分の頭で考えなくては…。
 今日は参議院選挙の公示日です。  年金が争点と言われていますが、僕は自衛隊の多国籍軍へのなし崩し的な参加が問題だと感じています。 10年後に「あの参院選がターニングポイントだった」ってことのないように、政策を良く聞き未来を見据えて投票したいものです。
 今日は久留米の文人絣に兵児帯、草木染め木綿の袴。 きものはお端折をして膝丈で着てるので軽快で涼しいです。 もっと暑くなるとナマステ(謎)の登場ですね。
 妻は紺のしじらに白の絽半衿、芭蕉布の帯に茶と黒の段ぼかしの帯締、自分で板締めして染めた薄紫の帯揚です。
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2004年6月24日(木)  No.319

オトコのYukaTa…・…
 今日から「オトコのYukata…・…」(おとこのゆかたてん)がスタートです(27日迄)。
 女性は勿論ですが、男性にもきものの良さをもっと知ってもらいたいと考えています。 和装は素材が風を通すので夏は涼しいです。 また男性は帯を腰で締めるので熱がこもることもありません。 まずユカタから始めませんか?
 浴衣をはじめとして、縫い絞りの兵児帯、麻の角帯、右近下駄など沢山揃ってます。 「どんなもんかいな?」とお気軽にお立ち寄りください。
 今日は縞の伊勢木綿に生成りの綿半衿、辛子の角帯に薄緑の木綿袴。 妻は深緑ベースに柄と縞の古渡木綿に麻の名古屋帯です。
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2004年6月23日(水)  No.318

年中日本手ぬぐいを…。
 僕は日本手ぬぐいを常に懐中しています。 かさばらないし、暑くなってくるととても重宝します。 店頭にも沢山揃ってますし、そろそろ新しいものが必要になったのでおろしました。写真の格子縞です。 てぬぐい一つ一つには注釈がついています。
【「格子縞」とも呼ばれるように、本来は縦縞と横縞の組み合わせによる、縞の一種である。織物文様の基本であり、町奴に好まれた太い大柄や、粋な町人に着用された上品な細かい格子縞、歌舞伎役者のものなど庶民に愛された。】
 機会があれば別の柄についてもアップしますね。
 妻は紺のしじらに絽の半衿@だまし襦袢です。 ようやく芭蕉布の帯の写真を撮りました。 薄紫とグレー地に絞りの入った帯揚に五嶋紐の「若葉」の帯締。 僕は麻のきものにシケ引きの兵児帯、チャコールグレーの袴。 久しぶりに「きもの日記」らしいネタですね。
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2004年6月22日(火)  No.317

部屋の模様替え
 店舗兼住宅を建て直してから5年が経とうとしています。 突然思い立って、普段生活してる部屋の模様替えをしました。 テレビと冷蔵庫を移動し、本棚を片付け、いらないもの(特に洋服)を処分します。 丸一日かかってほぼ完成! すっきりと明るい部屋に生まれ変わりました。 快適です、こころもち風の通りも良くなった気がします。
 一昨日の綾戸智絵さんのコンサートから帰ってると、テーブルの上に緑の包みがありました。 子ども達からの結婚記念日のプレゼントのようです。 「店で使ってね」と鉛筆削りと消しゴムが入ってました(写真)。 思いがけない初めてのプレゼントに戸惑うやら嬉しいやら…。 子ども達を置いていったのに…ごめんね、そしてありがとう。
 台風6号が富山の横をかすめて行きました。 日本アルプスのお陰で(?)、県内にほとんど被害はなかったようです。
 今日は紺のコサシルクに少し地紋の入った生成りの半衿。 黒の角帯に薄緑の木綿袴。 茶色の扇子を挿して颯爽と歩きます。
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2004年6月21日(月)  No.316

あたらしいかざりものです。さがしてね
 「店内緑化計画」は着々と進んでおります。 店のショーウィンドウにも盆栽(?)が進出しました(写真)。 と、見ると見慣れない貼り紙が…。「あたらしいかざりものです。さがしてね」 なんじゃこれは!
 見ると盆栽の横に石ころがあり、マジックで笑顔が描かれてます。 どうやら下の子が店頭を活性化させようと(?)飾ったようです(笑) そういえば前にもこんなことがありました。
 昨日に引き続いて今日も暑いので、ついに麻の登場です。 グレーベース縞の小千谷ちぢみに兵児帯に薄茶の木綿袴です。 さすがに麻は涼しいですね。
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2004年6月20日(日)  No.315

きもので綾戸智絵コンサートへ
 月初めの結婚記念日の余興(?)に夫婦で綾戸智絵さんのコンサートに行きました。 会場は石川厚生年金会館です。 富山県民会館でのチケットをとろうと頑張ったのですが、発売10分で売り切れでした。 石川のチケットも運良く手に入れることができたものです。
 感想ですか? ひとことで言うと「面白かったぁ!」 NHK紅白をご覧になった方なら綾戸さんの歌唱力はご存知でしょうが、トークが想像以上に楽しく大笑いしました。
 でも、僕たちは知らなかったのです、綾戸さんがガンと闘いながら歌っていたことを。 一日一日人生は減って行くけど音楽を通して観客のみなさんとの出会いが増えることが幸せ…と語る姿に、心を動かされ生きるチカラをいただきました。
 若い方もいたけれど、我々のような夫婦連れや御婦人グループの比率も高い、大人のコンサートでした。 無理してでも行って良かったぁ…。
  今日はグレー縞の片貝木綿に黒地に絣の麻の半衿、黒の角帯にチャコールグレーの袴、グレーのタビです。 妻は薄黄色によろけ縞の紗に芭蕉布の帯、茶と黒のぼかしの帯締、チャコールグレーの縞と無地の帯揚です。 会場でもう一人きもの姿の女性をお見かけしました。
【綾戸智絵公認サイト】http://www.dmi.co.jp/chie/
【綾戸倶楽部】http://www.ayado-club.com/
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2004年6月19日(土)  No.314

我が家のペット
 注文しておいた「ファインディング・ニモ」のDVDが届き、子ども達は大喜びです。 僕も劇場で見そびれたので楽しみにしていました。 テンポがいいし、美しいし、楽しい映画です。
 しかし、残念なことにカクレクマノミが乱獲され日本に輸入されてると聞きました。 何故映画に含まれていたメッセージに気づかないのでしょうか? もし子どもが欲しがっても映画の筋と照らし合わせて諭すのが大人の務めだと考えます。 それともみんな子どもになっちゃったのかなぁ…。
 ところでカクレクマノミを英語でなんて呼ぶのか調べてみました。 "clownfish"だそうです。 "clown"は"道化師"という意味なので、それで他の魚が妙に期待していたんですね。
 写真は我が家のペットの亀五郎…。 少し大きくなりました。 ミドリガメなのでまだまだ大きくなると思いますが、責任を持って最後まで飼育します(当然ですが)。
  今日は久留米の文人絣に兵児帯、薄茶の袴です。
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2004年6月18日(金)  No.313

まちたんけん
 朝から街が賑わしいと思ったら、城端小学校の児童がまちにくり出してました。 社会科の授業だそうです。 2年生や3年生だとかわいいもので、男の子も女の子も気軽に話しかけてきます。 実際に見聞するということは良いことですね。
 僕が子どもの頃は商店街に出た記憶がありません。 …といっても毎日駄菓子屋に通うのが日課だったから、先生が連れていく必要は無いですよね。 近いうちに商店街に子どものたまり場「駄菓子屋さん」を復活させたいと考えています。
  今日はグレーに黒の線が入った格子の紗にの青緑の半衿、草色の絽角帯にの橡色の紗の袴です。 生地そのものが風を通すので涼しさが一段と違います。
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2004年6月17日(木)  No.312

こどもの田んぼ
 梅雨の晴れ間で好天が続いています。
 昨夜は城端のホタルも探して回ったんですが、ホタルが少しずつ戻りつつあります。 無農薬・低農薬の田んぼが増えたからでしょうか? いい傾向ですね。
 スーパー農道を走っていると「こどもの田んぼ」と大書した看板と母子(?)のカカシが立っています。 「緑の革命」と称された小麦の基礎となった「農林十号」を育てた稲塚権次郎翁の顕彰碑のすぐ横にある、のどかな風景です(クリックすると拡大)。 少し高台にあるので、夜は夜景が綺麗な場所です。 こうした景色を眺めていると、つくづく城端はいいところだと思います。
  今日は緑のCosaSilkに薄黄色の半衿、黒の角帯に緑の袴。 妻は紬地に絞りと染めを併用した単衣に、半月と萩を染めた鉄色の麻の帯、くすんだ藤色の帯揚と白とクリーム色の帯締です。
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2004年6月16日(水)  No.311

きものでホタル狩り
 夜、子ども達と一緒にホタルを見に行きました。 高瀬神社近くの井波歴史民俗資料館付近です。 6月19日20日に「高瀬遺跡 菖蒲まつり」が開催される場所です。
 8時過ぎに着いたらすでにお祭りのような人・人・人…。 新聞で紹介されたからだと思います。 去年は知る人ぞ知る場所だったんですが、メディアの力は凄いですね。 風が強く飛翔する数は少なかったんですが、土手沿いにたくさんのホタルが淡い光を放っていました。
 写真を撮ろうと挑戦したのですが、上手く行かなかったのでiBookで代用します(写真)。 スリープ時に仄かな白い灯りが、あたかもホタルのように点滅するんです。
 今日の妻は撫子色と生成りの縞の単衣紬に芭蕉布の帯、スオウで絞り染めした帯揚五嶋紐の冠(ゆるぎ)の帯締は若葉、生成りの綿レースの半衿。
 僕は生成りの文人絣に、よきもの倶楽部のシャツブラウス半衿は共濃いの細かい市松柄、兵児帯に薄茶の腰板無し袴、素足に右近下駄です。
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2004年6月15日(火)  No.310

城端曳山連合会
 今日は2本立ての日記です。 5月末の庵連合会に続いて、今夜は曳山連合会に出席しました。 曳山を持つ六ヵ町、城端神明宮敬神会、城端曳山祭保存会、町の担当各課、教育委員会、福光警察署、観光協会、商工会、野下明和会が出席しました。
 国の重要無形民族文化材に指定されて保存会が設立され、他に城端曳山祭振興委員会、城端曳山祭庵唄保存会も組織されています。 それぞれ役割が違うということですが、余計なことに口を出す会長もおられたようで話をややこしくしています。 曳山連合会でも議題に上がりました。 古来敬神会と曳山連合会、庵連合会だけでシンプルかつ厳かに運営してきた祭なのに…。 エライ人々って組織が好きなんですねェ。
 連合会終了後酒席(写真)になり、様々なご意見を拝聴することができました。 カタい会議でしたが、飲むとラクな話もいろいろ聞けます。 
 今日は濃紺のコサシルク単衣に薄黄色の半衿、くすんだ黄色の羅の角帯に薄緑の袴、薄茶のタビ。 紋付にしようかと迷いましたが、今回は隅っこに座らせていただく立場でしたので…。
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2004年6月14日(月)  No.309

活字では伝えられないこと
 休みだったので参議院イラク復興支援・有事法制特別委員会の中継を見てました。 最後の質問をしている今期で引退する議員に対し、小泉総理はあいかわらず真摯な態度で答えようとはせず、問題をごまかしています。
 僕は無所属の会の山本正和議員の質問に感銘を受けました。 現実の戦争は法律を無視した非人道的所作であることを熱く語り、日本国土での白兵戦を想定した有事法案は「戦争を知らない子ども達が、まるで戦争はこんなもんだと勝手に思って作った」と断言しています。 上陸された時点で白旗上げるのが本当の国民の保護だと訴えました。
 そして大脇雅子さんの書いた「マサコの戦争」を総理に手渡しました。 国民学校一年生のマサコさんが、遠くの戦争にいつのまにか引きずり込まれる様子を書いてある本です。
 僕を含めて戦争を知らない世代にこそ、知ってもらいたい事実があります。 新聞などの活字メディアでは山本議員の真剣な訴えが伝わりません。
 委員会に出席していた富山選出の野上浩太郎議員は山本議員の発言に少しは感じるところがあったでしょうか? 僕のみる限り、総理と戦争&兵器(戦車)オタクの防衛庁長官にはどこ吹く風…でした。
 参議院のサイトより昨日の様子が映像でご覧になれます。 【参議院HP】→【インターネット審議中継】→【ビデオライブラリ】→【会議検索】→【6月14日】→【審議情報】→【質疑者一覧】→【山本正和(無会)】を選択してください。
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2004年6月14日(月)  No.308

おやつを作ろう
 今日のおやつはヨモギ入りの白玉団子。 学校が休みなので子ども達に手伝わせます(僕は何もしませんが…)。
 玄米粉と白玉粉を3:5の割合で混ぜ、摘んで来たヨモギをすりつぶして一緒にこねます。 丸くして真ん中をへこませ、熱湯へポチャン。 浮きあがったらすくい取り、水で冷やします。 お好みに合わせてきな粉やアンコで…。 ヨモギの味がしみ出して来るのでとても美味しいです。
 今日は深緑のコサシルク単衣に格子の地紋の生成りの綿半衿、緑の絽の角帯に薄緑の木綿袴。 まさに緑のおじさん…です。
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2004年6月13日(日)  No.307

観光とは…国の光を観ること、光を発すること
 富山国際大学の助重雄久先生久しぶりに尋ねてくださいました。 第3回五箇山合掌の里芸術祭「五箇山観光の現在と未来〜伝統芸能・工芸品を活かした地域づくり〜」というタイトルで講演した帰りだそうです。
 いくつかの理由で五箇山への観光客が減っています。 菅沼、相倉が世界遺産に登録されたとはいえ、観光バスは白川郷へ集中してます。 中京圏より、白川村の合掌集落→高山、→加賀温泉、→能登、→白山スーパー林道、→立山黒部アルペンルート、などのいくつかのコースがあるがいずれも五箇山は素通りです。
 観光客を呼ぶには白川郷との差別化が必要です。 それには南砺広域の観光地を線で結ぶ広域連携が必要だと助重さんは考えています。 キーコンセプトは「自然とまつりと人のやさしさ」
 この考えには僕も同調します、リピーターになりうるのは地元の人間と良好な関係を持つことができた方だと思うからです。 現在のように、観光地を大急ぎでハシゴして回る”疲れる”旅行はもう沢山です。 その土地ならではの風土や文化に触れてこそ、非日常体験でき、”観光”できるのではいでしょうか?
 写真は子ども達が作ったペーパークラフトの新作。 ペンギンとチワワです。
 今日はグレーベースの縞伊勢木綿に黒の半衿、黒の角帯にグレーの木綿袴、グレーのタビに右近下駄でシックに。
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2004年6月12日(土)  No.306

つづらこみちのウィンドウ
 「つづらこみち」の東町側のウィンドウを模様替しました。 城端を描いた絵や切り絵などを飾ってます。 お時間のあるときに通り抜けてみてください。
 虫干法会の会議に参加しました。 城端別院の一大行事である虫干を支えるべく沢山の人たちが智恵を出し合ってます。 今年から商工会青年部も加わることになりました、心強いです。 商店会も頑張らなくては…。
 詳細は後日イベント案内に載せますのでご覧ください。
 今日は涼しいので紬風の厚手の木綿単衣に辛子色の角帯、薄茶の木綿袴、柿色の半衿をアクセントにして。
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2004年6月11日(金)  No.305

裂織りの帯
 母の友人が裂織(さきおり)で帯を織り上げました(写真をクリックすると拡大)。 黒をベースに様々な生地を用い、なかなかイイ感じになってます。 自分の帯を作れるってうらやましいですね。 母には僕の角帯を頼んでるんですが、いつになることやら…。
 夜は西町商店会の総会で「じゃんとこい」の運営や空き地面の活用法について、様々な建設的な意見が出ました。 シャンシャン総会じゃなく、ちゃんと会議できる雰囲気って大事ですね。
 終了後、残った人間で商店会のビジョンについて熱く語りあいました。 片田舎の小さな商店街もまだまだ捨てたもんじゃないです。
 今日は縞の片貝木綿に地紋のある黒のだまし半衿、兵児帯にチャコールグレーの木綿袴。
2004年6月10日(木)  No.304

学校に弁当をとどける
 下の子のアトピーもかなり良くなりました。 それでも体質改善のために給食に玄米ご飯を持たせています。
 今朝忘れて行ったので自転車で届けました。 一度こういうのやってみたかったんです。 一年生の子ども達が「なんでお着物きてるの?」と寄ってくるので嬉しくって…。 かわいいですね。
 今日は白っぽい文人絣に裂き織りの角帯をへたれ結びにし、薄緑の木綿袴を穿いています。
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2004年6月9日(水)  No.303

店内緑化計画
 店の内外に小さな観葉植物を置きはじめました。 小さくとも緑は人の心を和ませます。 思いがけないところに植物があるとちょっと幸せな気分になりませんか? 写真はウサギの苔玉。 お茶しながら眺めてるとイライラが失せます。
 きもの好きな方のサイトを一日1つ追加している「日本全国きもの日記リンク」 いよいよ100を超えました! きもの好きの輪がどんどん広がる予感がしています。
 今日は伊勢木綿に薄茶の半衿、黒の角帯に腰板なしの袴です。 雨が強いのでタビを履けません。
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2004年6月8日(火)  No.302

ハマリ系ゲーム
 朝食と夕食はで家族揃って食べています。 玄米食と話したい盛り(?)のせいで、食事にとても時間がかかります。 が、子ども達の体調などを把握できるので必要だと思ってます。
 休日の夕食後は一緒にゲームをして遊ぶこともあります。 今ハマってるのは「アルゴ」というカードゲームです。 隠された相手のカードを当てるんですが、神経衰弱にトランプのナポレオンを加味したような面白さ! 4人でタッグを組むと駆け引きがあってとても盛り上がります。
 雨がよく降るなぁ…と思っていたら、本日より北陸地方も梅雨入りしました。
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2004年6月7日(月)  No.301

自発的観光ガイド…
 ひょんなことから石川県かほく市の浜北婦人会のガイドを引き受けることになりました。 合併前は七塚町、やまじゅうさんのあるところです。 「城端の小路」をご覧戴いて興味を持ってくださったようです。
 ガイドは2度目です、前回より手短に…と、城端の成り立ちから善徳寺のこと、まちなかの見どころなどをかいつまんでお話ししましたが上手く伝わったか心配です。 折しも「お寺deフリマ」の開催日でそちらもご覧戴けました。 9月に再びお越しになるそうで、まぁ良かったかぁ…。
 夕方、先日結婚した親友に水をかけました。 最近はあまり見られなくなりましたが、新婚の男性に祝福とやっかみを込めてバケツで水をかけるんです。 僕もかけていただきました(^^; いい思い出です。
 今日は緑色のコサシルクをおはしょりをして着ています。 地紋のあるベージュの半衿に辛子色の羅の角帯、グレーの木綿袴を×結びにして、素足に右近下駄。
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2004年6月6日(日)  No.300

つづらこみちに新アイテム
 ここ数日天気が良く夏日が続いています。 風があるから気持ちがいい…とはいえ直射日光の当たるところは暑いです。 つづらこみちに長椅子を置きました。 ここは風の通り道ですから涼しいし、日も射しません。 どなたでも遠慮なくおくつろぎください。
 今日は紺色のコサシルクに白→紺ボカシの半衿、鉄紺の兵児帯に薄緑の袴、素足に右近下駄。
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2004年6月5日(土)  No.299

似顔絵を描いてもらう
 氷見の似顔絵芸人、苦楽多美清(くらたみきよし)さんがお越しになり似顔絵を描いてくださいました。 苦楽多さんに似顔絵を描いていただくのは実は3度目です。 初めての時は1時間、2回目は90分、そして今回は2分で完成しました。 どんどん実物に近づいてます。 マチッパ隊の御大に何度も描き直させるなんて、なんて厚かましいモデルでしょう(笑)
 今回はきもの姿なので色をつけて「店長の道楽三昧」のトップページに使わせていただきました。感謝。
 今日は生成ベースの久留米絣に鉄紺の兵児帯、腰板なしの袴です。
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2004年6月4日(金)  No.298

城端をきもので散策しませんか? 3
 天気が良いと店にきもの姿でお越しになるお客様の比率が高まります。 今日も遠くから遊びに来てくださいました。 単衣の更紗に半幅帯と着慣れた方で、PTAにきもので行った時の話とか楽しいお話を沢山してくださいました。
 こうしてきもの好きの輪がどんどん広がると楽しいです。 ぜひきもの談義をしにお越し下さい。
 今日は110センチ巾木綿を仕立てた単衣(生地代6.600円)に木綿の縞半衿(200円)、黒の裂織りの角帯(古物にて不明…多分タダ)に木綿袴(生地代4.240円)、素足に右近下駄(3.000円)です。
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2004年6月3日(木)  No.297

14回目の結婚記念日
 今年の結婚記念日も夫婦して出かけることができたので金沢の寿屋さんで昼食をいただきました。 普茶点心です。 韃靼(だったん)そばが想像以上に美味しく、のどごしで食べられました…絶品です。 点心の方は…みなさんご自分の舌で味わってみてください。
 寿屋さんに入るのは実は初めてなんです。 江戸町屋を見事に再生したしつらえに感心しながら、喧噪とは無縁のひとときを過ごせました。 城端曳山会館隣の「まねき」さんの若主人もこちらで修行なさったと聞いています。 まねきさんも古い家を改装したお店です。ちょっと納得しました。
 今日は緑色のcosaシルク単衣に市松地紋の生成りの半衿、緑色の絽の角帯に薄緑の袴、薄茶のタビです。
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2004年6月2日(水)  No.296

衣更えの季節
 朝から爽やかな風が吹いています。 学校は今日から衣更えです、子ども達は白いシャツで登校しました。 僕も袷を片付けけて本格的な単衣の季節です。 日記を見ると昨年は5月22日に手入れをしていました。
 今日は城端最後の町議会議員選挙の告示日です。 定数が3つ減ったにも関わらず、4期連続無競争で議席が埋まりました。 「大事の前の小事」だからだ…と言いますが、一番身近なレベルの選挙が「小事」であるハズがありません。 とても残念です。
 今日は縞の伊勢木綿に茶色の半衿、黒の角帯に茶色の袴、素足に右近下駄です。
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2004年6月1日(火)  No.295

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