「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2010年1月

++美しい装い きよべ++

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別院山門の見どころ(その5)
 南砺の宝である城端別院善徳寺。 富山県指定有形文化財に本堂・山門・鐘楼・太鼓楼が指定されています。
 その山門を紹介するこのコーナー、ナナナなんと!四年ぶりの掲載です。

 高い高い山門の屋根瓦をご覧ください(写真をクリックすると拡大)。 「善徳寺」と焼かれているのが判読できますか?
 門徒や地域住民、瓦職人の思いが込められた建造物なのです。

 きょうは白茶に茶のネップが入った木綿に朱赤の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴、ダカ織りのストールです。
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2010年1月31日(日)  No.2397

「冬だもの」
 同級生である岩倉高子さんの講演を聞きにいった母が、高子さんの妹の梅原麦子さん(シンガーソングライター梅原司平さんの奥様)の布絵を買ってきました(写真をクリックすると拡大)。
 柔らかい文字と、温もりのある絵、あたたかい詩。 絵を掛けた場所だけ時間が止まったような気がします。
 なんだろう?僕らが忘れてきたものは?

 きょうはグレー縞の片貝木綿に黒タートルネック、黒の角帯にチャコールグレーの綿袴、黒の足袋にグレーのストールです。
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2010年1月30日(土)  No.2396

いのちを守りたい
 世の中の動きがあまりに早すぎて、しばらく政治の話題を避けてました

 本日、鳩山首相の施政方針演説があり、放送は見そこねましたが、サイトに全文が掲載されてました。(ご覧になるなら横書きよりも縦書きしたPDF版を強くお勧めします。 なぜなら日本語は縦書きが本来の字形だから…。 さらに言えば、行間の文意を読み込むには縦書きじゃないとダメだとまで考えてます。)

 世間には否定的な論評が多いようですが、僕はこの施政方針を支持します。 声なき声、弱き者の声拾おうとする姿勢が、政治家に求められる資質だと思うからです。 温かい国へのビジョンが示されたと感じてます。
 思えば、ここ数代の首相からはギスギスしたトゲトゲしさを感じました。 ようやくホッとできる人物に出会えたような気がします。

 【第174回国会における鳩山内閣総理大臣施政方針演説
 きょうは空五倍子色に近い木綿袷に灰汁色の半衿、煤竹色の角帯に青鈍の綿袴、利休鼠の足袋です。
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2010年1月29日(金)  No.2395

This Is It
 マイケル=ジャクソン(以下MJ)の映画「THIS IS IT」が発売されました。 友人が貸してくれたので、さっそく見てます。
 本番さながらのリハーサルがダイナミックに映しだされ、臨場感たっぷりです。 このコンサートだったら万単位のお金を払ってでも見たかったなぁ。
 またスタッフと打ち合わせするMJの、アーティストとしての姿が垣間見えたのも嬉しい。

 ダンスも音楽も20年前の曲がいまだに古くさくないのは凄いことです。 消費される音楽ではなかったんですね、MJ。 でもMJの肉体は消耗されつくして消えてしまった…。
 10代20代はともかく、僕ら30代40代にとってMJは存在感のあるスターでした、たぶん今後も。

 きょうは茶縞ウールの下はスタンドカラーシャツ、裂織りした黒の角帯に焦げ茶の袴、茶色の足袋です。
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2010年1月28日(木)  No.2394

版画きよべ呉服店
 城端の版画を作っている松平さんが当店の版画を彫ってくださいました(写真をクリックすると拡大)。
 手彫り線と和紙とが版画に温かみを加え、ご覧のようにとても良い感じに仕上がっています、嬉しい。
 これから城端がどんどん版画化されると考えると楽しくてなりません。 コレクターアイテムになりますね。

 あと一ヶ月に迫った「城端つごもり大市」、着々と内容が固まりつつあります。
 世間があっと驚くイベントがある…カモ。 ご期待ください。
 きょうは茶とコゲ茶縞のウールに地紋のあるグレー半衿、辛子の角帯に帆布の袴、黒のタビックスに道服です。
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2010年1月27日(水)  No.2393

冬の桜ヶ池
 用事があって桜ヶ池湖畔へ、めったに冬に来ないので、写真をパチリ(写真をクリックすると拡大)。 美しい池でしょ〜、実は灌漑用の人造湖なんです
 賑やかな夏もいいけど、空気の澄んだ冬も素敵でしょ!!

 農林水産省の「ため池百選」に城端から桜ヶ池がノミネートされました。 すでに一般投票が始まっています(2月8日まで)。 よろしければ清き一票おねがいします。

ため池百選一般投票
http://www.maff.go.jp/j/nousin/bousai/tameike/t_tohyo/

 きょうは茶と白縞の厚手木綿に焦茶の半衿、黒緑の角帯に帆布の綿袴、茶色に染めたタビックスです。
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2010年1月26日(火)  No.2392

ふれあい街歩き
 定休日ですが、またもや留守番しています。
 溜まりに溜まった録画番組をまとめて見ることにします。 最近のお気に入りはNHK「世界ふれあい街歩き」、各地の路地をブラブラ歩きする番組です。
 NHKなので収録にかなりの時間をかけていると思うのですが、そんな片鱗もみせず、臨場感満点!あたかも自分が歩いてるように感じます。
 このなんの変哲も無い小路を歩くのが楽しい(写真をクリックすると拡大)。
 土地の人とのふれあいもあり、『旅の魅力は人との出会い』といつも思います。 あ〜暖かくなったらどこかへ行きたくなってきました。
 きょうは青縞ウールにスタンドカラーシャツ、シケ引のヘコ帯に灰黒の綿袴、紺の足袋です。
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2010年1月25日(月)  No.2391

プリズム
 快晴の朝、つづらこみちの木戸を開放しにいくと、路面に虹色の光が!(写真をクリックすると拡大)
 すき間から漏れる光がなんらかの影響でスペクトルになってます。 綺麗なので子どもたちを呼び寄せました。

 木戸を開けると消えてしまう虹、この時期この時刻の太陽が車庫のなにかに反射して偶然映し出された幻影です。 もう見られないかもしれません。 朝からいいことありました。
 きょうは白茶にネップの入った厚手木綿に朱赤の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴、茶色の足袋です。
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2010年1月24日(日)  No.2390

鉄やきいも
 石川県五郎島産サツマイモが手に入りました。 外は寒いのでホクホクのヤキイモにしましょう。

 以前は蒸したりジャリ焼にしてみたりしてたのですが、何年か前に買った“秘密兵器”で鉄焼きいもに(写真をクリックすると拡大)。

 ガスコンロで約30分、もしくはストーブの上に置いておけば勝手に焼き上がります。 イモを裏返す手間もいらず簡単、おいしいですよ。
 きょうはグレーに多色ネップの入った木綿袷の下は黒タートルネック、黒の角帯に灰黒の袴、黒の足袋です。
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2010年1月23日(土)  No.2389

まじめに前衛ジャズ
 娘を富山に送った待ち時間県民小劇場オルビスでジャズライブを楽しんできました。 竹内 直(Ts,fl)/スガダイロー(Pf)/谷中秀治(Bass)のトリオです。
 昨年FMとなみにチラシを持ってきた谷中さんと出会い、「どんなジャズなんですか?」『前衛的です』というので興味津々でした。
 オルビスは6割程度の入り、男女比は7:3、微妙に年齢層が高いです(自分比)。あっ、でも20代のカップルもチラホラ(写真をクリックすると拡大)。

 のっけから谷中さん作曲「アンタレス」、これってジャズ??フュージョン??  ジャンル分けなど無用といわんばかりの音の羅列。
 次曲からアドリブしまくりの竹内さん、途中とんでもないところまで飛んでいっちゃったスガさん(帰って来れないかと思った)、…客席がついていけなかった(ベースの谷中さんはさすがに安定してますが)。

 でね、竹内さんや谷中さんの演奏する姿って、求道者…とまではいかないけど、とっても真面目なんですよ。
 ジャズメンってチャランポランなイメージがあるなかで(失礼)、新たな音を生み出し、真摯に音を拾おうとする姿勢はとても好感を持ちました。

 きょうは芝翫茶に生成糸を織り込んだ木綿に焦茶半衿、橡色の角帯に璃寛茶の帆布袴、煤竹色の足袋、ダカ織のストールに撫松庵のロングコートです。
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2010年1月22日(金)  No.2388

カジュアル着物まつり
 冬はウールが主ですが、春は木綿のきものを多用しています。
 肌触りもいいし、洗濯機で洗えるし、色柄豊富でなにより安い!
 明日から1月24日(日)まで「カジュアル着物まつり」を開催します。
 木綿反物(片貝・伊勢・久留米・唐桟など)が3割引、110cm巾木綿(パッチワーク&手芸用・袴用など)3割引+フラワーポイント3倍の大盤振る舞い。 いろいろあるのでメウツリしますよ、きっと。
 とくに無地感の木綿が沢山揃ってるのでお奨めです。

 きょうは茶縞ウールに薄朱の半衿、芥子の角帯に焦茶の綿袴、茶色の足袋にストールです。
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2010年1月21日(木)  No.2387

【今日のコーデ】
 本格的にツイッターをはじめてひと月経ちました
 日記や掲示板&ブログだけではなかなか見つけられなかった or 発見してもコメントを書く敷居が高かった きもの愛好家にいとも簡単に繋がりだしてます。
 類が友を呼ぶという感じで、あっという間にきもの関連のフォローが50人になりました。
 リアルタイムのつぶやきは、推敲されたブログの文章とは違うホンネが見え隠れしています。 読んでいて楽しいし、とても参考になります。
 ツールもいろいろあるので、なかなか便利ですよ。

 毎朝【今日のコーデ】と題し、その日のコーディネートをアップしています。時々写真付きで。
 きょうは小豆色のヒゲ紬に茶色の半衿、辛子の角帯に黒茶の御召袴、茶色の足袋に黒手甲です。
 店長のきもの日記とはまた違った利用を考えてますので、よろしければご覧になり、可能ならリプライをいただければ幸いです。
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2010年1月20日(水)  No.2386

巨大な雪山あらわる
 雪も一段落したようです。 除雪は順調に進み、道路や駐車場の雪はほとんどありません。 晴れたので久しぶりに自転車に乗ってみました。
 セフレ前の交差点に巨大な雪山が!高さ5mはあるでしょうか? 重機で積み上げた結果です。
 スキーやソリで滑れそうですね、いや巨大かまくらがいいかなぁ…。

 子どもの頃、別院下の屋根雪を掘り、トンネルでつないだアリの巣のような“秘密基地”を友達と作ったことを思い出しました。
 いつ崩れ落ちるかわからない かまくら…いま思えば危険きわまりないですね。 みんな無事でヨカッタ^2

 きょうは青に白縞のウールに地紋のあるグレー半衿、黒に近い細めの角帯に灰黒の綿袴、黒地小紋柄の足袋にグレーストールです。
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2010年1月19日(火)  No.2385

小学校卒業記念制作?
 【禁ゲーム】を宣言した次男は禁断症状(?)も出ずに楽しく過ごしてます。 怪獣の絵を描いてることが多いのですが、姿が見えないと思ったら、久しぶりにピタゴラ装置(もどき)を作ってました(左写真)。
 かなりの大作で(写真をクリックすると拡大)、部屋が散らかったように見えますが、元々です(笑)
 例によってYouTubeにアップしました。 今度は解説付きなのでわかり易いと思います。
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2010年1月18日(月)  No.2384

善徳寺は地域の宝
 26日の文化財防火デーを前に、南砺市文化財防火訓練が行われました。 城端地域は富山県指定文化財となってる善徳寺が会場です。
 西上地区はほぼ全員が城端別院自衛消防団に入ってます。 僕も例年通り参加しました。

 善徳寺は建立以来一度も火災に遭わず文化財や貴重な書状が残っています。 二度の城端大火でも類焼を免れました。
 別院式台門前の道路、昔はもっと狭かったのに、別院を火災から守るために家屋を壊して広げたのだと聞いています。 町民はそれほど別院を誇りに思い大切にしているってことです。
 放水訓練のあと、幾人かお話しされましたが、みなさん別院をとても大事に思う気持ちが伝わってきます。
 「別院のためなら…」との思いは附近住民の共通意識でしょう。 善徳寺あってこその城端だと僕は考えています。

 きょうは茶と焦茶縞ウールに久留米のスタンドカラーシャツ、黒に近い角帯に焦茶の帆布袴、茶色の足袋にストールです。
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2010年1月17日(日)  No.2383

城端6時半
 昨夜から降る雪は朝までにごっそり積もりました。 車道は除雪車+融雪装置(川水なので融けないけど)でスッキリしてますが、歩道は人力で確保せねばなりません。
 朝7時半には小中学生が登校してくるので、その前に安全な通学路にすべく、各々前の歩道を除雪してくださってます。ありがたいことです。 今日も結構な人が黙々と雪を空かしてました。
 子どもたち気づいてないだろうなぁ。 でもいいんです、事故に遭わないことがなにより嬉しいから。

 きょうは茶地に白糸を織り込んだ木綿の下は黒タートル、カラシの角帯に焦げ茶の綿袴、茶色に染めた足袋にストールです。
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2010年1月16日(土)  No.2382

城端弁の語源推理【ダンボコをつく】
 例によって突如始まる新コーナー。 古老のみが使う、消えつつある城端弁の語源を推理してみます。
 初回は【だんぼこをつく】です。
 用水路などが雪に覆われ穴が見えなくなった状態を足で踏み抜いた時などに使います。 例「うおっ!だんぼこついたじゃ!」
 狭い水路(エンジョ)なら長靴の中ビショビショにして終わるのですが、写真のような流雪溝だと非常に危険なので注意が必要です。

 さて、僕が考える語源ですが…。
 タンボの穴→(タンボ孔)→(タンボコウ)→ダンボコ
 どんなもんでしょう? みなさんはどう類推しますか? また(好き勝手に)推理して欲しい城端弁がありましたらお知らせください。

 きょうは白茶にネップの入った木綿に錆朱の半衿、裂織りの角帯に帆布の袴をバッテン結び、ダカ織のストールに茶色の足袋、帆布の道服に英国軍の黒手甲です。
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2010年1月15日(金)  No.2381

レイトン教授 走る
 北陸銀行城端支店で、好評上映中の映画「レイトン教授と永遠の歌姫」パネル展が開催されてます。
 じょうはな座でのナゾトキアニメ教室の様子もあり、子どもたちが描いた(塗った)絵も展示されました。

 特別にレイトン教授を走らせるアニメーション工作を配布してました(右写真をクリックすると拡大)。
 筒を回転させ、スリットを通して10枚の絵を見るという、映画の基本原理を利用したものです。 パラパラまんがを繋げたかんじですね。

 持って帰ると、子どもが嬉々として工作しています(B5→A3に拡大コピーしました)。
 本来は糸で吊るすのですが、回転がイゴイゴ(!?)で安定せず、動いて見えません。 ターンテーブルがわりに丸缶のフタをつかったところ、レイトン教授が走り出しました(左写真)。
 おもしろいですね。
 きょうはグレーの織木綿袷の下は黒タートルネック、黒の角帯に灰黒の袴、紺の足袋にグレーのストールです。
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2010年1月14日(木)  No.2380

着物の美しい所作
 先週に引き続いてBBT Youドキッ!たいむ のオンエア。 今回は「美しい所作」についてです。
 立ち居振る舞い、袂の処理、車の乗降、階段の昇り降りなど、具体的にわかりやすく編集されてました。

 昼のFMとなまがで盛り上がった「振袖着用時のトイレ」はさすがにカット。
 そりゃそうですよね、あられもない姿だし、秘するが花でしょう(…と書くと淫靡な感じですが、収録は冗談まじりで楽しく&あっけらかんとやってました)。

 富山テレビは担当者(この企画は後藤さん)が興味のあることを、自分で調べて、台本(?)を書いて、取材する形式なんだそうです。 だから熱の入ったコーナーになるんですね、納得。

 きょうは茶縞ウールに絣のスタンドカラーシャツ、辛子の角帯に焦茶帆布の袴、茶色帆布の道服に絹ストールです。
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2010年1月13日(水)  No.2379

悪の中ボス?
 寒いせいかやたらお腹が減ります。
 普段はお菓子など無い我が家ですが、法事のお供えが沢山集まり、リッチな休憩タイムを過ごしています。
 パウンドケーキを皿に乗せたら「悪の中ボス」みたいだったので写真を撮っておきましょう、パチリ。
 これから征伐します、パクリ。

 きょうは青縞ウールにくすんだ青緑の半衿、黒に近い角帯に灰黒の袴、紺の足袋に銀のストールです。
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2010年1月12日(火)  No.2378

〜まど・みちお 百歳の詩〜
 NHKスペシャル「ふしぎがり 〜まど・みちお 百歳の詩〜」を見ました。
 童謡「ぞうさん」の作詞家としても知られる詩人 まど・みちお さんは百歳の今でも創作活動を続けています。 もうそれだけで尊敬に値するのですが、僕はこの番組で初めて「ぞうさん」に込められたまどさんの意図を知ることができました。

ぞうさん まど・みちお作詞/團伊玖磨作曲
 ぞうさん ぞうさん
 おはなが ながいのね
 そうよ かあさんも ながいのよ

 ぞうさん ぞうさん
 だあれが すきなの
 あのね かあさんが すきなのよ

 誰もが知ってる歌詞ですが、まどさんによれば、
鼻が長いとからかわれた子象は、しょげたりせずに大好きな母象も長いと誇りを持って答えた。
それは、ゾウがゾウとして生かされていることが素晴らしいと思っているから。
目の色が違うから、肌の色が違うから、すばらしい。違うから、仲良くしようということです。

 ガーン!! そんな深い詩だったのか…。  東本願寺の「バラバラでいっしょ」に近い考えですね。
 児童文学の大切さ崇光さを思い知った番組でした。

 きょうは茶と朱縞のウールに薄朱の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、芝翫茶の足袋です。
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2010年1月11日(月)  No.2377

成人式とファッション
 今日は南砺市の成人式。 妻は早朝から振袖の着付に走り回ってます。

 近年アゲ嬢風の " 盛った " 髪型で成人式に出席する女性が増えつつあります。 洋服の流行そのままにメイクし、ネイルアートを施し、光る半衿にレースを足し、そしてウィッグを乗せ、盛って巻いてアゲてテンコ盛り…。
 素敵な振袖が「絶命」しています、残念ながら…。 呉服屋としてとても悲しいです。

 ファッションだという声もあります。が、ではなぜ成人式に振袖を着るのでしょうか? 未婚女性の第一礼装だからでしょ。
 いまのギャル風コーディネートは明らかに " ドレスダウン " しています(同じことが男性のド派手な紋付にも言えます)。
 生涯一度の成人式で「自分らしさを出したい」のかもしれませんが、「服装は内面までさらけ出す」場合もあることをお忘れなく…。←キツい言い方ですが。

 来賓が式服で臨席してるのに、ファッション感覚でドレスダウンするのは失礼ではないでしょうか? みなさんどう思われます?(ちなみに僕はスーツで出席する女性は好ましく思ってます。地に足がついている感じがするからです。決して礼を失しているとは思いません)。
 う〜ん、こんなこと↑書いてるから振袖販売苦戦してるんでしょうね。 しかし消費者に迎合するだけなのはプロフェッショナルではないと考えてます。
 さて、帰ってきた妻にデジカメ写真を見せてもらいました。 ソフトリームヘアじゃなくてひと安心、カワイイ。


 午後は店を休ませていただいて、自宅で祖母の七回忌と父の二十七回忌法要をします。
 普段はいい加減な格好の僕ですが、フォーマルな場所ではきちんとした装いをするよう心がけています。 よって黒紋付羽織に黄金色の角帯、袴は浅葱と鶯縞の仙台平にしました。
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2010年1月10日(日)  No.2376

落ちてた・・・
 店の前に熊スズが落ちてました、澄んだいい音で鳴るんですよ。 たぶん小学生が落としたのだと思います。
 南砺市では熊が出そうな地区にすむ児童に本格的な熊スズを貸与しています。 昨年ほとんど熊の目撃情報は無かったのですが、用心に越したことはありません。
 鈴は近いうちに学校に届けるつもりです。

 きょうは白茶の木綿に朱色の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴、ダカ織のストールに茶色の足袋+黒手甲。
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2010年1月9日(土)  No.2375

自由な邦楽「大和楽」
 昨年10月ETVで放映された芸能花舞台−大和楽の魅力−をようやく見ました。 平成21年に誕生75周年を迎えた大和楽(やまとがく)の魅力を紹介する45分番組です。
 じょうはな座で何度も公演がありましたが、あらためて解説付きで聴くと理解度が深まります。 大和久満家元が番組で「大和楽は自由」とおっしゃったのが印象的でした。

 以前大和先生と酒宴でご一緒した際、「どうして邦楽には和音がないのですか?」と無知で失礼な質問をしてしまったことがあります。
 大和楽は和音どころか輪唱・ハミングなど新しいものをどんどん取り入れてたんですね。 それどころか、男女の壁をも取り払ったジェンダーフリーでした。
 平成の世ならまだしも、昭和の初めにこんな音楽がスタートしたのは画期的いや奇跡的だと思います。 やはり音楽は楽しくなくっちゃ

 きょうは茶縞の織木綿の下に黒のタートルネック、黒の角帯に帆布の袴、帆布の道服に茶色の足袋&ストールです。
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2010年1月8日(金)  No.2374

羽裏あわせ
 品の良いフォーマルきものも扱っておりますが、カジュアルきもの(とりわけ小紋)が得意です。
 よそではあまり出回らないような小紋や加工着尺をたくさん持ってます。

 ご購入いただくことはもちろん嬉しいのですが、一任されお客様のイメージを思い浮かべながら八掛の色合わせや羽裏選びをさせていただくのも楽しい作業です。
 さてどの裏地にしましょうか?

 きょうは木綿袷に朱の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、グレーの足袋にストールです。

※成人式(1/10)の午後と翌日(1/11)は臨時休業させていただきます。
 ご迷惑をおかけしますがご了承ください。
2010年1月7日(木)  No.2373

お作法美人
 昨日紹介したBBT Youドキッ!たいむ が放映されました。
 一回目は、視聴者からの質問に始まり、あると便利な道具、歩き方などを紹介していきます。 短時間ですが密度の濃いコーナーとなりました。

Q.振袖のショールは会場内でどうすべき?
 成人式に、ふわふわのショールを肩にかけたまま入場し、式典に臨む女性のなんと多いこと! あればコートと同じく防寒具なので、室内では外すのがマナーです(僕は白いショールを身につけることにも否定的)。 今週の成人式の方、気づいてくれるといいけど…。

 つづく便利な道具は、ハンカチ・足袋カバーなどの定番から、雪国ならでは(?)の草履カバーまで紹介させていただきました。 ちょっとマニアックだったかな。

 美しい歩き方は、店内で年末に撮影した画像を加工して、わかりやすく編集してありました。さすが!
 二回目の放送日1月13日(水)はきものを着た時(振袖以外も含む)の美しい所作についてお伝えできると思います。 お楽しみに〜。
 緊張からか慣れぬせいか、歩きがぎごちなかった後藤アナが、収録終盤(4時間後)に美しく振る舞うさまは必見です(放映は翌週)。

 きょうは茶地に黒縞のウールに焦茶の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、茶色の足袋にストール、黒手甲です。
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2010年1月6日(水)  No.2372

デジタルテラマイルド
 城端たうん紙「てらまいるど」ってご存知でしょうか? 1986年から1998年、通算139号まで発行された月刊のフリーペーパーです(写真をクリックすると拡大)。
 城端の良いところをどんどん紹介しようと、友人たちと数人でこつこつ作ってました。 当時はワープロがようやく個人所有になりつつある頃で、DTPなんて夢のまた夢、切り貼りしながらの手作業です。

 バックナンバーを久しぶりに読み返してみると懐かしく、このまま散逸させるのも勿体ないので、画像データで保存することに決めました。
 これから少しずつスキャン作業をしていく予定です。 ある程度めどが立ったらweb公開するかもしれません。


 話は変わりますが、きょう月刊Taktの取材を受けました。 2月のつごもり大市特集(?)ににしまち商店会のお店も掲載してくださるのだそうです。 どう紹介されるのか楽しみです。
 それより早くつごもり大市の企画をつめなくては…

 そうそう、明日6日16:29〜17:53富山テレビ放送 Youドキッ!たいむ「お作法美人」のコーナーに妻が指南役(?)として登場します。 ご用とお急ぎでない方はご覧ください。
 きょうは青地に白縞のウールの下は黒タートルネック、黒の裂織角帯に灰黒の綿袴、黒のタビックスにシルバーのストールです。
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2010年1月5日(火)  No.2371

初3D映画
 きょうは休日、初めて観る3D映画(赤と青のセロファンめがねを除く)に話題のアバターを選びました。
 月曜日とはいえまだ正月休みなのか予想以上の大入りです。
 ワクワクしながら、メガネを装着! おぉ〜!確かに奥行きがあります。 3Dを意識したカメラワークが随所に見られ、サービス精神満点ですね。

 しかしメガネが顔にあわず、あれこれ試行錯誤しました(後ろの紐を引っぱると具合がいいようです)が、最後までしっくりこなかったなぁ。
 画面中央を見ないとダメなので右端の字幕が読みづらかったし、画面が暗くなることの違和感もあります。

 内容は…ですねぇ…、マクロス+イデオン+もののけ姫??? 異論はあるでしょうが、日本のアニメのほうがハリウッドより10年以上すすんでると再認識しました。
 と、かなり貶しましたが、長いわりにあまりダレてないですよ(アクビは数回でましたが)。 まぁ見てソンの無い映画だとは思います、ってフォローになってないですね。

 きょうは焦茶に朱縞のウールに薄朱の半衿、黒の角帯に焦茶の綿袴、茶に染めたタビックスにタマネギ染めした絹ストールです。 持ってきた田中豊享のバッグにメガネを装着してみました。
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2010年1月4日(月)  No.2370

美の壺「着物」
 NHKの人気番組「美の壺」 正月は時間を延長した着物スペシャルだというので楽しみにしてました。
 着物(染め・絞り・刺繍・絣)、帯、男物(裏地)など一通り紹介しているのはさすがです。

 …ですが欲を言えば、息をのむほど美しい着物と着こなしを見てみたかった。 以前放映された「男の着物」が抜群にカッコ良く突き抜けていたので期待していたんですが…。

 また、本染とまがい物との違いも画面に映し出して欲しかった。 ハイビジョンなら可能です…多分。
 呉服にあまり触れることが無い方が、着物の本当の美しさを知るチャンスだと思ったんですが、時間延長した割に総花的な紹介で終わってしまったのが残念。
 ホンモノに数多く触れてこそ、良いモノが見極められます。 臆せずに専門店に足を運んでください。 説明を聞くだけならどんな高級店でも無料です。

 きょうは白茶の厚手木綿に焦茶の半衿、カラシの角帯に璃寛茶の帆布袴、白茶の足袋です。
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2010年1月3日(日)  No.2369

初売り福引き
 今日から初売。 朝五時から除雪に精を出し、九時の開店までに雪はスッキリと無くなりました、気持ちイイです。
 昨年から福引き会場を旧じゃんとこいに戻しました。 ここは商店街の中ほどにあり、お客様に便利です。
 初夢賞は小さな商店街としては頑張った東芝REGZA32インチ液晶ハイビジョンテレビを2台! お客様がクジを引く手にも力が入ります(写真をクリックすると拡大)。

 写真左でスタッフが何か数えてるのがわかりますか? 末等の50円券が10枚たまれば、ガラガラ抽選のダブルチャンスに参加できるんです。 当たり確率はとっても高く設定してます。 お正月はみなさんにニコニコして帰ってもらいたいじゃないですか。

 きょうは茶地に白糸を織り込んだ木綿に柿色の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、茶緑に染めた足袋にダカ織のストールです。
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2010年1月2日(土)  No.2368

賀詞交換会
 恭賀新年 今年もよろしくお願いします

 朝から町内の賀詞交換会に出席しました、十数年ぶりです。
 以前は欠かさず出席していたのですが、酒席で酔いつぶれ元旦を終えてしまうことが多々あったので控えておりました。 今年は禁酒を固く決意して臨んだおかげで無事生還。 町内のみなさんと気持ちよく新春の挨拶をかわすことができました。

 西上では主に家長が出席します、僕が初めて参加した25年前とほとんど顔ぶれが変わっていません。 多少の世代交代はありますが、僕が " 若いモン " であることは変わりなく、驚きました。
 まぁそれだけ皆さん健康で長生きだということでしょうね。

 この賀詞交換会、村部では集落毎や大地区合同の違いはあっても、なにかしらの集まりはあるそうです。 が、旧町部は全く開催しない地区もあるようで、時代の流れなのでしょうが、ちょっぴり淋しい気がします。

 きょうはグレー地にネップの入った木綿袷に焦茶の半衿、黒っぽい角帯に黒に近い御召袴、黒足袋に黒トンビコートです。
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2010年1月1日(金)  No.2367

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