「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2009年4月

++美しい装い きよべ++

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プレミアム商品券争奪戦
 南砺市商工会合併記念と銘打って、5月10日(日)午前10時より、7商工会地区で一斉に特典付き商品券を販売します。
 プレミア率はなんと20%! つまり10,000円で12,000円分の商品券と交換できるんです。
 南砺市の補助をいただき、多分に景気刺激策も含んでいます。
 しかし、ただ待っているだけでは購買は大きなスーパーやショッピングセンターに流れてしまうでしょう。
 そこで(協)じょうはなフラワーカード会では、500ポイント(500円相当)をプレゼントする商品券を利用したスタンプラリーを実施します。
 期間は5月10日〜17日のロングラン。
 今まで300ptプレゼントはありましたが、500ptは初めてですし、こんな長期間も例外です。

 2万円で4,000円分得をした商品券のうち3枚使ってスタンプラリーに参加し、500ptゲット(通常52,500円買上相当)。
 たまったポイントは買物に使ってもいいし、秋のカニバルで毛ガニと交換(1,000pt)も可能。
 とにかくお客様にとって良いことづくめです。

 前回の「定額給付金発行記念セール」は過去最高のご利用があり、主催者として嬉しい悲鳴を上げました。 お店スタンプラリーの仕組みが定着したことと、お客様のニーズに合致しているのでしょうか。
 今回は加えて、フラワーカード会加盟の75店舗で売り出しをします。 あっと驚くような目玉商品が店頭を賑わすことでしょう。

 プレミアム商品券は南砺市内の店でも使えるので、他地区との競争となります。 多分どの地区でも売り出しがあるでしょう。 まさにガチンコ勝負、城端は負けられません。
 城端料飲業組合の有志も、飲食の10%を還元する企画をなさっています。
 南砺市の商店あげての知恵比べとなりそうです。 当店も皆様に喜んでいただける企画を考えています。 ご期待ください。

 きょうはグレーの伊勢木綿にコゲ茶の半衿、黒の角帯に太麻の袴です。
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2009年4月30日(木)  No.2121

浪漫亭花壇
 お向かいの浪漫亭さんが駐車場に花壇を作りました。 いままでハーブを育ててたんですが、曳山祭に来られた人に楽しんでいただこうと花を植えるんだそうです。
 2日間で見事な花壇が完成し、すでにサルビア等が植わってます。
 うむむ、ボーボーになってるウチの花壇(?)も手を入れなくては…。 ちょっとアセるのでした。

 きょうはグレー縞の片貝木綿に焦茶の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、紺の足袋です。
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2009年4月29日(水)  No.2120

月を映して輝くおもて
 2ヶ月前に録画したETV特集「もう一度会いたかった〜多田富雄、白洲正子の能を書く〜」をようやく観ました。
 多田先生は免疫学の権威ですが、能楽に造詣の深い方で、生前親交のあった白州正子さんを題材にした新作能の脚本をお書きになりました。
 能はあの世とこの世を行き来する物語です。 死者である正子さんを、能を通して蘇らせた多田さんの思いの強さに、まず驚きました。
 能というのは眠いものだと思い込んでましたが、丁寧に作り込まれた番組のせいか真剣に見入ってしまいます。 老境の正子さんが「ぱっと顔が輝いた」という件にはハッとしました。

 瞬間の美しさを見逃さないアンテナを常に張っていたいと思います。 正子さんや多田さんの生き様を見るにつけ、齢をとるのも悪くないなとあらためて感じました。

 長男はたいした怪我ではなく、順調にいくと明後日には退院できそうです。 思いがけぬ事故ではありましたが、この程度で済んだことに感謝しています。
 きょうは白茶の木綿に薄柿色の半衿、辛子の角帯に腰板無しの綿袴、白茶の足袋にストールです。
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2009年4月28日(火)  No.2119

ひき逃げ
 一晩なんの連絡も無いので安心していたのに、早朝に電話が鳴りました。 不安に駆られて受話器を取ると、病院からではなく親戚からでした。
 「交通事故で父が死にました、ひき逃げです」
 『・・・・!』 本当に絶句しました。 ショックでかける言葉も思いつきません。

 なんと恐ろしいこと…。
 いままで交通事故とは無縁の平穏な世界にいたことを思い知りました。
 派出所のお巡りさんの「私も運転する身として注意しなくては」の一言がズシンと響きます。
 昨日の事故を起こした運転手の人も、とても真面目な人で、いつも安全運転をなさっていたはずなのに、視界不良のせいで自転車と交錯してしまったのです。
 ハンドルを握るのが怖くなりました。

 それにしても、轢き逃げは酷すぎる。 人として許せません。 強烈な怒りをおぼえます。

 長男のほうは順調に回復し、大部屋に移ることができました。 お腹がすいたとブツブツくどいています。 これなら一安心です。
 数えきれないくらい沢山の方にお世話になりました。 みなさん、本当に良くしてくださって…。 この場を借りて御礼申し上げます。

2009年4月27日(月)  No.2118

交通事故
 突然電話が鳴りました。
 「お宅の息子さん、交通事故で…。 いま救急車呼んだから。 あ、でも意識はあります」
 知らせてくださったことへのお礼もそこそこに、家を飛び出ます。 車で数分の駅前ですが、今日に限ってとても遠く感じます。
 すでに警察と救急車が到着していて長男は担架に乗せられてました。 名を呼びますが、頭を強打したようで、ボーッとしています。
 南砺市民病院に搬送されることになり、車で追いかけることになりました。

 車中で様々なことを思いめぐらせます。
 (こんな暴風雨の日に、外に出なくても良かったがに…) (昼食ちゃんと食べていけと叱ったからアセったがかも…) (自転車に乗らんと歩いていくゆーたがに、なんで乗っていったがや…) (お願いだから無事でありますように…) (なんで救急車ってこんなに遅いんだろう…) (せめて命だけは…) (大丈夫、大丈夫…) (でも万一のことがあったらどうしよう…) (お願い!)

 ようやく着いた井波の病院で診断をうけ、出血は無いものの頭蓋骨にヒビが入ってるので脳外科のある砺波総合病院に転送されました。
 精密検査の結果、不幸中の幸いで、脳に損傷は無い様子。 まず大丈夫だろうが、24時間経つまで安心できないということで、HCU(重症患者病棟)で完全看護していただくことに。

 事故にあった本人は、痛がっているものの結構ケロっとしてるのに、親ってダメですね、自分のこと以上に怖くって、心配で…。
 妻はなにもできないと知りつつも別室にて付き添いましたが、気持ちはとてもよくわかります。 少しでも近くにいてやりたいし、せめて同じ屋根の下に居たいんですね。 僕も眠れぬ夜を過ごしました。
 きょうはグレー木綿の袷に焦げ茶の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、グレーの足袋にストールです。
2009年4月26日(日)  No.2117

たけのこ繋がり
 ご近所から立派な筍(タケノコ)をいただきました。
 毎年いただいていたのですが、掘ってくださってたお父上が昨年ご逝去されました。 それにもかかわらずご家族が届けてくださったのが嬉しいです。
 アクがなく、煮ても炒めても炊き込んでもとてもおいしい筍です。 しばらくは、たけのこづくしで楽しめそうです。

 グングン伸びる孟宗竹に強靭な生命力を感じます。 それが地下茎で繋がっていることの意味を考えました。
 きょうは厚手の縞木綿にくすんだ黄土色の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴、茶色の足袋です。
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2009年4月25日(土)  No.2116

更紗の小物
 東京にいった時、「染の里 二葉苑」で更紗の小物を仕入れてきました。
 以前から取引があったのですが、新しい工房にお邪魔するのは初めてです。 中を見学させていただきながら、さまざまなお話しができました。
 ものづくりに、真面目に取り組んでいる姿勢に共感を持ちます。

 正絹更紗を使っているにもかかわらず、とても手頃な価格です(写真のきものストラップは420円)。 いろいろあって迷いますよ、きっと。
 今後、更紗柄のオリジナルきものや帯もオーダーできますので、一度ご相談ください。

 きょうは青縞ウールに薄黄土の半衿、芥子の角帯に灰黒の袴、グレーの足袋です。
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2009年4月24日(金)  No.2115

オリジナルCMを作成
 「城端の小路」と「ひだまりくらぶ」をインターネットで喧伝すべくCMを制作しました。
 コマーシャライザーというサイトを利用したのでとっても簡単にできちゃいます。 デジタル写真を数枚用意するだけ…。 あとはテーマを選んで、適切な文字を入力すれば完成!
 簡単ですが、出来映えはそこそこイイ感じ…だと自画自賛(写真をクリックすると拡大)。

 みなさんもどうですか? 面白いですよ。
【城端の小路】 http://cmizer.com/movie/41997
【虫干法会 宝物拝観絵巻】 http://cmizer.com/movie/42170
【城端ひだまりくらぶ紹介ビデオ】 http://cmizer.com/movie/41931
 よろしければ、この3本のCMを皆さんのブログにも貼ってください。お願いします。

 きょうは寒いので、朱と茶の縞ウールに薄柿色の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、茶色の足袋です。
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2009年4月23日(木)  No.2114

キーワードは志民
 桜ヶ池の「かず良(かずら)」を存続させようという輪が広がっています。
 夜、十数人集まって囲炉裏端で打ち合わせをしました(写真は終了後の雑談風景)。
 (余談ですが、机上の空論とならぬよう「会議はできるだけ現場ですべき」だといつも考えています)

 さまざまな建設的な意見が出ましたが、目指すゴールは同じです。 ベクトルが揃っている人たちの会議は楽しいです。 時間とともに収斂され、おおまかな手順が決まりました。

 最終的には「かず良」一店舗だけの話で終わらないかもしれません。 南砺市や砺波地方、いや地方がどうあってほしいかまで話し合える「場」が生まれる可能性を秘めています。
 キーワードは「志民(しみん)」です。

 きょうは白茶の木綿に黄土色の半衿、黄土色の角帯に焦げ茶の袴です。
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2009年4月22日(水)  No.2113

教育委員会制度の意義が危うい
 射水市の中学で保護者から集めた学校振興費を校舎・備品の修繕や消耗品の購入に充てていたことが「大問題」になってます。
 「本来は公費を充てるべきで、妥当な使い方ではなかった」と市教育委員会が言うのは正しい。 …ですが、「学校側を厳重注意」するのはおかしいでしょう。
 「本来なら市が出すべきお金」が出なかったから、しかたなく振興費を使ったのであって、「射水市側を注意」するのが筋です。
 学校は教育委員会を通して予算要求するので、予算を付けられなかった教委自らも反省すべき点は多いハズ。
 三月議会で質問した議員サンもわかってるんだか…、学校嫌いの確信犯なのか? 
 新聞もあの記事のような書き方をすると「すべて学校が悪い」ようにとる人が多いのでは?

 学校を支援すべき教育委員会が行政側に偏るのは間違ってます。 しかし現実的には事務局を束ねる教育長(教育委員長とは別人)は行政側の人間であることがほとんどで、普通は「お役人」さんです。 教育委員会の独立性はありません。
 気になる方は調べてみてください

 きょうはグレー縞の片貝木綿に柿色の半衿、黒に近い緑の角帯に灰黒の袴。 強い南風が入って気温がぐんぐん上がった(28℃)ので素足です。
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2009年4月21日(火)  No.2112

ミニきもの研究中
 夜行バスにて朝8時に帰宅しました。 車中で熟睡はしているのですが、コマ切れなのでちょっと眠い。
 1時間ほど爆睡したのち、たまった新聞読破とメールチェック、さらに雑務をこなします。

 ふぅ〜と一息ついた午後、手元にあった中巾風呂敷でミニきものを作れないかと研究(?)を始めました(写真をクリックすると拡大)。
 極力縫い目を減らし、誰でも可愛いきものを作れるように工夫しています。
 ある程度めどが立ったようです、乞うご期待。
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2009年4月20日(月)  No.2111

ミュージカル Wicked
 夜行バスto夜行バスの体力が無かったので、行ったことの無い街 高円寺に宿を取りました。 高円寺純情商店街で有名になった町です。
 予想したより広大で、人も多くびっくりしました。 活気があってうらやましいくらいです。

 午後に劇団四季のミュージカル「ウィキッド」を観劇。 歌舞伎と迷ったんですが、Wickedがじき千秋楽だということでこっちを選択しました(一人だと、直前でもけっこういい席がとれます)。
 「オズの魔法使い」を悪い魔女の視点でみたら…というお話しですが、シナリオの面白さはピカイチですね。 話の展開にゾクゾクしました。
 惜しむらくは演出がなんか間が悪い(?)、主役二人の心境変化をもっと丁寧に描けばいいのに…。 間延びした一幕後半はあくびが出ました。 俳優は素晴らしい演技だったのに残念です(ハイソプラノはちょっと苦しそうでしたが)。
 それでも久しぶりの四季のミュージカルに大満足です。 カーテンコールは「千秋楽のような盛り上がり」(後席のおねいちゃん談)だったみたいですし。 でもやっぱり関西のほうが盛り上がる気がするけどなぁ。

 午前は駒場の日本民藝館へ(右写真)。
 ここで知り合ったきもの好きな方と意気投合し、夫婦で城端曳山祭にお越しになることに! きもの繋がりでいろんな御縁できて楽しいです。

 きょうは昨日と同じきものと袴ですが、だまし半衿を黄土色に交換。 旅行は最小限の荷物にしたいので便利です。
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2009年4月19日(日)  No.2110

「男の楽チン着物術」出版記念パーティー
 高岡発の夜行バスに乗ってお江戸へ。
 仕事もあるのですが、一番の目的は深大寺鈴之助さんの『男の楽チン着物術』出版記念パーティーに招待されたからです。

 会場は未踏の地、中野サンプラザ、参加者はおそらく知らない人ばかり…。 ちょっとドキドキしてたんですが、きもの大好きの同好の士の集いだけあって、初対面でもアッという間に打ち解けることができました。
 祝宴も5時から始まって2次会がお開きになる10時まで、これまたアッという間のひとときでした。 バカ話&かなり濃い情報交換もできたし、いやホント有意義な会でした&楽しかった。

 ちゃっかり城端曳山祭の宣伝もさせていただきました。
 「庵唄の原型は江戸端唄」だと言ったら、さすが本場、即座に反応があり嬉しかったです。 「きもの姿が似つくし、実際多い祭だ」とも伝えたので、曳山祭のきもの比率が更に高まるんじゃないかと期待しています。

 きょうは生成りの揚柳木綿に朱色の半衿、黄土色の角帯に青灰の麻袴、グレーの足袋です。 夜行バス乗車時は角帯は片ばさみ(浪人結び)、パーティーでは一文字に締め直しています。
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2009年4月18日(土)  No.2109

ウワサは本当だった!
 空を見上げて歩いていると、高い梢に鳥の巣を発見! なにか白いモノが混ざってます。 よ〜く見ると、プラスチック製のハンガーでした(ここをクリックするとズームアップ)。
 都会のカラスはいろんなもので巣を作ると聞いたことがありますが、素材に不自由しない城端でまさかこんな斬新(?)な巣を見るとは…。
 ひょっとして流行??

 きょうは厚手の縞木綿に薄柿色の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴、茶色の足袋です。
 今夜の夜行バスで数年ぶりに東京へと向かいます。
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2009年4月17日(金)  No.2108

たまには呉服屋らしいハナシもしなくっちゃ(笑)
 反物の端に写真のような印字をみたことないですか? これは使っている絹糸を表示しています。

 生糸の太さはデニールという単位を用います。 9,000mで1gの重さとなる極細の糸が1デニール(正確には0.05g/450m)で、実際に蚕が吐く糸は2.5〜3.5デニール程度です。 このままでは細すぎて使えないので、数本あわせて一本の糸にします。
 天然繊維である絹は均一ではありません(同じカイコでも、最初と最後では糸の太さが違う)。 21中デニールというのは、生糸を7〜8本引き合わせた、平均21デニール中心の糸のことです。
 5本取りの14デニール、10〜11本取りの28デニールの絹糸もあります。

 きょうは寒い一日でした。 グレーの伊勢木綿に黒タートルネック、黒の角帯にチャコールグレーの綿袴、黒足袋です。
2009年4月16日(木)  No.2107

城端別院の珍宝(その1) ベンツのスピーカー
 例によって突如として始まった新コーナー。 今回は別院の珍しいお宝を紹介したいと思います。
 …といっても虫干法会で公開される法宝物ではなく、僕のお気に入りのブツのみですが…。

 初回は、スリーポインテッドスター(ベンツのマーク)のスピーカーです。 現役バリバリで、毎日2時の法話を全館に流してます。
 時代物ではありますが、いくらなんでも大正時代ってことは無いでしょう。 別院内いたるところで見つけることができますよ。
  きょうは青の縞ウールに黒の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、紺の足袋です。

        ※業務連絡;このタイトルマズいですか?(笑)
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2009年4月15日(水)  No.2106

獅子頭のストラップ
 信じられないくらい精巧な木彫の獅子頭ができました。 一円玉より小さいのに、なんと開口します(写真をクリックすると拡大)。
 作者は一昨年「ミニチュア木彫展」でお世話になった中村一成さん。 手先の器用さに敬服します。
 現物を手に取って見ていただくのが一番ですが、参考までにネットにもアップしました。 

 久しぶりの雨模様。 桜も一段落して、恵みの雨となりました。
 きょうはグレー木綿袷に薄茶の半衿、黒の角帯に腰板無しの袴、茶色の足袋。
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2009年4月14日(火)  No.2105

足袋カバーを試作
 定休日ですが、外出せずに黙々と仕事をしています。
 ちょっとくたびれたので、息抜き(?)に裁縫もどきをはじめました。

 きものは流行も無く、長く着られるので経済的な衣服です。 合理的に考えられていて、摺れた部分を繰り回せば何十年も着つづけることも可能です。
 …ですが和装の一番の消耗品は足袋なんです(左写真をクリックすると拡大)。 こればっかりは継ぎはぎして…というのはムズカシイ。

 白足袋は比較的安い(高級な靴下程度)のですが、僕がいつも履いている色足袋は倍近くします。
 「新しい白足袋を染める」という選択肢もありますが、ここはモッタイナイ精神を発揮して、穴の開いた足袋に被せる足袋カバーを自作してみることにしました。
 例によって構想10分、仕事5分のお手軽仕事ですが、まぁうまくできたんじゃないでしょうか(右写真をクリックすると拡大)。

 ・・・・しかし、意外な結末が待っていたのでした。
 顛末は【和のデータベース】をご覧ください
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2009年4月13日(月)  No.2104

白象の旗持ち
 しだれ桜まつり最終日は白象行進が行われます。 以前はお釈迦様の誕生日である四月八日に花祭りとともに開催されてました。 しかし、子どもは学校へ行かんなんし、家族も仕事があるので、とっても寂しい行進だったんです。
 そこで第一回の城端しだれ桜まつりから思い切って日曜日に変えました。 お陰で少子化とは言いながらそれなりに子どもたちが参加しています。 別院の英断(?)に拍手。

 土曜学校に通う次男は旗持ちとして先頭を切って参加。
 僕が子どもの時も目立つ旗持ち役は人気で、我先に争った記憶があります。 当時は、たくさん子どもがいましたけどね。
 きょうはグレー縞の伊勢木綿に黒半衿、黒の角帯に青灰の太麻袴、グレーの足袋です。
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2009年4月12日(日)  No.2103

古布の花
 例年しだれ桜まつりに様々な教室をしています。 今年は古布を使ったブローチ教室を開催したところ、朝からたくさんの方がお越しになりました。
 小学三年生からそれなりのおトシの方まで、ワイワイガヤガヤ楽しくやってます。 針を使わないので、みなさんテキパキと作業を進め、なかなかの完成度でしたよ。

 別院式台門内のしだれ桜も見頃となり、右の樹齢360年の糸桜、左の紅しだれ桜ともにきれいに咲いています。
 店を離れられない僕の代わりに次男がカメラ撮影してきてくれました(右写真をクリックすると拡大)。
 きょうは白茶の木綿に薄茶の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、茶色の足袋です。
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2009年4月11日(土)  No.2102

しだれ桜の穴場
 初夏を思わせる陽気で、城端の桜が一気に開花しました。
 見頃になった向野の桜を誰もが見に行くのを横目に、ひっそりと咲くしだれ桜を見てきました。 知る人ぞ知る隠れた穴場があるんです。
 先ずは城端庁舎裏のしだれ桜。 紅木蓮との対比が見事です(左写真をクリックすると拡大)。
 もう一本は中学校部室裏にある紅枝垂(クリックすると拡大)。 白木蓮とピンクの染井吉野の三つが混ざって桃源郷(?)をイメージさせます。
 【拡大写真その1】 【拡大写真その2
 城端を散策し、あなたのお気に入りの桜を見つけませんか?

 いよいよ明日は城端しだれ桜まつりのメイン開催日です。
 当店開催の「五弁の花のブローチ作り教室」は見学自由、飛び入り参加OKですので、お気軽にどうぞ!

 きょうは茶系の縞木綿に焦げ茶の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴、茶色の足袋です。
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2009年4月10日(金)  No.2101

まあ一服どうぞ
 日替わりウィンドウに面白いものを飾っています(写真をクリックすると拡大)。
 布でできた豆餅です。 ホントによくできていて、思わず手が出てしまいそう…。

 南砺市商工会合併記念プレミアム商品券の発売が決定しました。 南砺市の補助を受け、なんと2割もお得になります。 発売日は5月10日。
 じょうはなフラワーカード会でも「定額給付金」「プレミアム商品券」の2つを追い風にしたイベントを企画しました。 日時や詳細は後日お知らせ致します。 ご期待ください。
 きょうは縞の片貝木綿に黒半衿、黒角帯に灰黒の袴、グレーの足袋です。
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2009年4月9日(木)  No.2100

残りものには藍がある
 土日に使った藍がまだ残っていたので、いろんなものを染めています。
 ストールやらブラウスやら…さらに永年の酷使で色がだいぶ薄くなった笹倉玄照堂の作務衣(下のみ)をドブンと染めました。
 三度染めにしたら、オリジナルに近い状態に戻ったようです。 木綿生地に藍染めは合いますね。

 昼はFMとなみ「となみ野まがじん」にコメンテーターとして生出演。 境 佐余子さんのンまいリードで、破綻すること無く(?)語ってきました。
 しだれ桜まつりのことはもちろん、男の着物のこと、そしてなぜか母乳育児のことまで、多岐にわたり話せて楽しかったです。
 ラジオだということを意識してなかったので、お聞き苦しい点が多々あったかと思いますが、聞き流してくださいマセ。

 きょうは生成りの揚柳木綿に薄茶の半衿、辛子の角帯に腰板無しの麺袴、白茶の足袋です。
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2009年4月8日(水)  No.2099

きよべ桜
 実は我が家に畑があります。 一時期カボチャを植えたりしてたんですが、ず〜っと長期間耕作放棄(!)してきたので、今は他の方にお任せしてあります。
 10年くらい前だったでしょうか、譲っていただいた桜の苗を植樹しました(越の彼岸か江戸彼岸のどちらかなのですが「花が咲くまで見分けがつかない」そうなので、判定はお預けになってます)。
 日当りだけはいいので、手入れもしていないのにどんどん成長し、ご覧のようなきれいな花を咲かせるようになりました(写真をクリックすると拡大)。 すでに幹回りは1mを超えています。
 このまま成長すれば50年後には巨木となり、東山を背景に咲く「きよべ桜」として有名になればいいなぁ…と夢想しています。
 生きた証しに桜を残すのもアリですよね。

 別院式台門の糸桜が見頃となりました。 昼もいいですが、夜はライトアップされ(9時まで)幽玄な花を見ることができます。
 向野の桜もほころび始めたようです。  【城端の桜の最新情報はこちらをご覧ください
 きょうはグレーの伊勢木綿に薄手の黒タートル、黒の角帯に灰黒の袴、濃紺の足袋です。

※明日、FMとなみ(76.9MHz)の新番組「となみ野まがじん」にコメンテーターとして出演します。 11時から13時までです、よろしければお聴きください。
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2009年4月7日(火)  No.2098

私の声が聞こえますか
 休日に録画したビデオをまとめて見ています。 近年のバラエティ番組はクソですが(失礼)、ドキュメンタリーは良作が多く、メディアの良識もまだ捨てたもんじゃないと安堵します。
 なかでもNHKスペシャル「私の声が聞こえますか 〜植物状態からの帰還〜 」は白眉でした。

 植物状態の患者さんの体内に電極を埋め込み、電流で脳に刺激を与え、残った脳細胞を活性化させる治療が始まっています。
 また、寝たきりとは違う姿勢、味覚や聴覚など全身の感覚を刺激して、同様の脳再生をはかる試みもなされてます。

 植物状態って回復するんです!
 「死滅した脳細胞に代わって既存の脳細胞が働きだす」とは、人間ってなんて素晴らしいんでしょう!

 番組の最後に、15歳で植物状態になり4年間無反応だった女性がキーボードを弾き音楽を奏でる場面があります。 懸命に介護し続けたご家族の想いがこちらにも伝わってきて、気がついたらボロボロ涙がこぼれてました。

 8日深夜(24:45〜25:35)に再放送もあるようですので、未見の方は是非ご覧ください。
2009年4月6日(月)  No.2097

藍染の半衿
 昨日に引き続いて本日も藍染め教室。
 午前は予約がいっぱいでしたが、午後は比較的すいてる様子だったので、僕も藍染め絞りに挑戦することにしました。

 他の方と違うものを…ということで、藍で木綿半衿を染めることにします。 生地巾45cm、長さ90cmなので、だまし半衿が三本とれる計算です。

 見本のコースターを参考に、下図を結構丁寧に布に書きました(左写真をクリックすると拡大)。 きちんと縫えれば美しい絞り半衿になるハズです。
 たった一つの誤算は自分の運針技術を過信していたことでした。 まっすぐ縫えない、針目が揃わない。 染め上がった生地は右写真(クリックすると拡大)。
 でも「絞りに失敗は無い」とは先生はおっしゃったので、『味のある模様になった』と思うことにします。
 きょうは白茶の木綿に薄柿色の半衿、辛子の角帯に帆布の袴。茶色の足袋です。
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2009年4月5日(日)  No.2096

藍染め絞り教室
 城端しだれ桜まつり初日。 保つかと思われた空も、昼頃からぽつぽつと雨が落ち始め、寒い天候に…。
 そんななか始まった「藍する城端 藍染め絞り教室」ですが予想以上の人気で、午前の部は予定人数を大幅オーバー。 嬉しい悲鳴をあげました。

 還元されたインディゴ藍は緑色の溶液となります、ズンドウの中で黄緑色だった生地が、空気にさらし酸化させると数十秒で藍色に変化する様は驚嘆に値します。【ムービーをご覧ください】

 右写真をご覧ください、みなさん素晴らしい出来映えでしょ(写真をクリックすると拡大)、ハート形に絞った方もおられるんですよ。
 当店で藍染め体験会は初めての試みですが、先生の御指導のもと、二回の浸染で見事に青く染まりました。 みなさんとても満足しておられたようです。

 明日も午前10時と午後1時の二回開催します。 当日申込も可能ですので、お気軽にお越しください(見学歓迎)。
 きょうは縞木綿に焦茶の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴、茶色の足袋にストールです。
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2009年4月4日(土)  No.2095

ハートの桜を咲かせましょう
 城端しだれ桜まつりの新企画「恋咲く 桜並木
 小中学校と一般公募(?)ですでに1,000を超えるメッセージが集まっています。
 商工会青年部がせっせと飾り付けをして枯れ木にハートの花を咲かせました。

 このハート、意外ときれいなんです(ヘタな写真で残念ですが)。 遠く広小路からも、ピンクの桜が目につきます。 小学生がさっそく自分達が書いたメッセージを読みにきて、賑わってました。
 面白い企画ですよね、お金をかけずにウマいこと考えたものだと感心します。

 大切な人へのメッセージ…ひとつひとつ見ていくと、心が温かくなります。
 メッセージはしだれ桜まつり期間中も受け付けています。 別院山門下と当店前にハートの短冊がありますので、お気軽にどうぞ!
 きょうは茶縞ウールに薄黄土の半衿、カラシの角帯に帆布の袴、茶色の足袋です。
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2009年4月3日(金)  No.2094

解けないクロスワード…
 いよいよ明後日より城端しだれ桜まつりが始まります。
 今日はじょうはな座で桜写真展の飾り付け。 南砺写真協会の会員さんが昨年撮影した新作ばかりです。
 同じように見えても、年によって花のつきかたや色が違うのだそうです。
 今年はどうでしょうか?
 開花時期は例年よりかなり早く、樹齢350年の別院の糸桜もすでに開きかけています(右写真をクリックすると拡大)。
 この様子だとしだれ桜まつり期間中ずっと楽しめそうですね。

 きよべかわらばん四月号のクロスワードパズルに致命的なミスがありました。
 <コヨのカギ> 1.「染井吉野の銘木」ではなくて「越の彼岸」が正しいです。
 また埋めるべきマスがぜんぜん違っています、これでは解けません。 お詫び致します、ごめんなさい。
 web版は修正しておきました。
 それにしても、なにボケてるんだろう…トホホ。

 きょうはグレーの片貝木綿に黒の半衿、茶糸と青糸で織った角帯に茶のウール袴、黒小紋の足袋です。
      (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2009年4月2日(木)  No.2093

この夏はチラエロスぅ? 馬鹿言ってんじゃないよ!! 
 今日の日刊和装新報に『衽のないユカタが発売される』とありました(写真をクリックすると拡大)。
 衽(おくみ)というのは、着物の身頃に縫い付けた半幅の部分です。 衽があるから着姿が美しくなります。
 記事によれば、省略するのは下前(重なって隠れる部分)だそうですが、コストダウンの為に着物の形を変えるなんて言語道断です。
 しかも、ギョーカイの対応が完全にポイントズレちゃってます。 重篤だ、ダイジョーブか??


 今日は四月一日、日本の新聞はマジメくさってますが、欧米のメディアはふるってます。 過去に『ロンドンのビックベンがデジタル表示になる』という大笑いした記事がありました。 これくらいバカバカしいと疲れも吹っ飛びます。
 全国紙の二面を使った全面広告が載りました。 思い切ったことをした英断(無謀?)に拍手を送りたいです。
【飲み友、募集】http://beetv.jp/wada-nomi-tomo/
【キャバ嬢、転職】http://beetv.jp/manami-kyabajo/ 
 きょうはグレー縞の伊勢木綿に焦げ茶の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、グレーの足袋です。
      (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2009年4月1日(水)  No.2092

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