男の半衿の縫い方

(一部写真はクリックすると拡大します)


□せ□ 半衿を縫いました
 男物の半衿を縫いました。 半衿をかけるんじゃなくって縫うとはなんじゃい…とお思いかもしれません。 写真をとりましたんで、詳細は後日アップします。
 ミシンをかけるのは小学校6年生の家庭科以来なんで、どうかと思いましたが、
ミシンのほうがはしかい(=利口)なようで、ちゃんとまっすぐ縫えました。
 糸かけも本体にヘルプがついていて…至れり尽くせりです。
□せ□ 半衿を縫いました その2
 これがミシン様です。威風堂々としてらっしゃいます(笑)
一度こたつの上から転げ落ちて入院していましたが、現在は復旧し、たま〜に働いているご様子です。
 初めて知った(初めて触った)のですが、液晶画面があり、そこに糸掛けの方法が表示されるようになっているスグレモノです。

□せ□ 半衿を縫いました その3
 しばし熟考し、おもむろにスイッチをON…と思いましたが、スイッチがわからない(TT) 足踏みミシンなら簡単なのに…。
 発見し、一番遅いスピードで縫い始めました。 なんとか縫えたのが左の写真です。
 ビミョーによれているのは、カンで縫ったせいです。 そうです、こと時点では線を引くなんてことを考えてもみませんでした。

□せ□ 半衿を縫いました その4
 110cmの木綿の生地を15cm巾に裁断し袋縫いします。 これが半衿になるんです。 俗に言うよこ布取りになりますが、あまり不都合は感じません。

 恐る恐る生地を押さえているのがわかりますか? この持ち方でいいのかなぁ…。 小学校のときは両手でやってたような気がします。
 ミシンが立派なので、ほっておいても真っ直ぐ進みます。というか、僕が触ると曲がっていきます(笑)

□せ□ 半衿を縫いました その5
 今回は4本縫いました。 すべて木綿です。
 返し縫い(?)することを知らなかったので、最初に縫った青い半衿はどんどんほつれてきました(苦笑)
 袋の真ん中は縫わずに開けてあります。ここはきものに固定するために使います。

□せ□ 半衿を縫いました その6
 縫った物を裏返します。
 巾6cm 長さ110cmの筒ができあがりました。
 ここまでの所要時間60分くらい。
本当はもっと早くできるんでしょうが、ミシンとお友達になるのに時間がかかったもので…。

 写真をクリックすると拡大するモノもあります(^^;

□せ□ 半衿を縫いました その7
 帯芯の残りを二つ折りにして、衿にします。(以前から作ってあるものです)
 真ん中を開けて、マジックテープを縫いつけておきます。これが衿付け背縫いの中心にくるんです。
 これを今つくった半衿に通します。

□せ□ 半衿を縫いました その8
 衿は130cm〜程度のものを使っています。 長さは適当でかまIいません。
 通すには長いものさし(1m)などをつかえば簡単です。 衿(これまた袋状に縫ってあります)にものさしを入れ、一緒に衿に押し込みます(勿論あとで抜きます)。 僕は竹製の衣装掛けを使っています。
 だいたい1分もあればできるでしょ? 針も使わないので掛け替えが簡単だし、洗うときは衿だけ洗濯機に入れています。

□せ□ 半衿を縫いました その9
 完成です。
 着物の衿付にタグ状のベロをつけて、そこにマジックテープを縫いつけておきます。 このベロを半衿の穴に差し込んで(^^;)固定します。
 下はいろいろ試してみましたが、コーリンベルトで両方の白い部分を挟むのが一番いいようです。

#衿を詰めて着る男物きものはこれで十分です。
 しかし女物は衣紋を抜く必要があるので、いまいちかも…。
 半襦袢につけて背中から引っ張れば問題ないので、現在試作中です。

 この方法だと挿す衿芯も自由に入れられるので、好みの固さに調整できます。

 ベロ(笑)の写真は後日アップします。
 みなさんもTipsなどあれば教えてください。


 
「和」について話しませんか?
このデータベースは掲示板「和」について話しませんか? からの抜粋です

「和」のデータベースへ


トップページ 美しい装い
- きょべ呉服店 -


- 蔵布都 藍 -