「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2010年8月

++美しい装い きよべ++

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プレミアもの?
 プレミアのつく品って何だと思いますか? 「期間限定」「数量限定」などがあげられますが、さらに「非売品」だったら希少さに拍車がかかるんじゃないでしょうか?

 今年のむぎや祭に、その“プレミアもの”があるんです。 true tearsポスターの図柄を印刷した城端銘菓「がや焼」です(写真をクリックすると拡大)。
 昨年は井波屋さんのでしたが、今年は松島松鶴堂さんの「かや焼」が袋詰めされてました。

 これ店頭販売はありません、むぎや祭やじゃんとこいむぎやに協賛してくださった方に差し上げています。 ね、レアものでしょ?
 ウチにも一袋ありましたが、おいしくてつい食べてしまいました(ありゃ勿体ない)。

 明日から城端駅の観光案内所にてむぎや祭ポスターが限定500枚先行発売されます。 筒入りで1,100円、おひとりさま一枚のみです。
 18〜20日のむぎやまつりにも販売されますが、待ちきれないファンのために…ということです。
 このポスター我が家の子どもたちに評判がいい様子。 家庭内でむぎや終了後の争奪前哨戦がすでに始まってます。

 本日エフエムとなみにコメンテータ出演しました(お相手はタナベマサキさん)。 最近出演日が不安定で、次回は9月22日(水) 11〜13時となります。 よろしければ御聴取ください。
 きょうは薄緑縞の小千谷に生成り半衿、カラシの角帯に薄緑の綿袴です。
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2010年8月31日(火)  No.2609

刺繍タビ入荷
  暑い暑いと言い続けていても、じき9月、秋物が続々入荷してきました。 刺繍入りのストレッチ足袋です。 サイズフリー(22.5cm〜24.5cm)で4色あります(写真をクリックすると拡大)。
 柄足袋で冒険するのはちょっと…と思われる方、いかがでしょうか?
 足袋カバーとしても使えます。 刺繍があれば茶席で脱ぎ忘れることないですよね。
 きょうは薄緑に縞の小千谷に生成りの半衿、辛子の羅角帯に薄緑の綿袴です。
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2010年8月30日(月)  No.2608

史上最高に暑い夏
 観測史上最高の暑い夏だそうです。 確かに…そうかも。 雨が降らないので夜になっても地熱が下がらず、植物がヘロヘロになってます
 店横の空き地で育てているビワもご覧のようにヘタってきました。 強靭な植物だと思っていたのですが、ケアが欠かせませんね。 人間も同じこと、充分な睡眠と水分栄養摂取が必要です。
 例年より早く稲刈りが始まりました。 亜熱帯原産の稲には嬉しい気候だったのでしょうか。

 本日「8月29日は和服の日」なのですが、あまりの暑さにそれどころではありません。 最高気温が30℃を切らないとちょっと無理かなぁ…。
 きょうは黄色のコサシルクに生成りの半衿、辛子の角帯に薄緑の綿袴をV字結びにし、素足に右近下駄です。
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2010年8月29日(日)  No.2607

インド綿布¥3150円
 円高の影響か、輸入品が安くなりました。 という訳で、インド綿の布が大量入荷!
 幅135センチ×長さ180センチのしっかり織った木綿に多様なプリントを施しました(写真をクリックすると拡大)。

 タペストリーにするもよし、敷物にするもよし、はたまた自作の帯やバッグの素材として使うもよし…。 用途は無限大です。
 今回、税込み一枚3,150円で販売致します。 数に限りがありますのでお早めにどうぞ。
 きょうは黒縞小千谷に黒の半衿、黒緑の角帯に腰板無しの綿袴です。
2010年8月28日(土)  No.2606

きものSalOn
 家庭画報特選きものサロンが「きものSalOn」としてリニューアルしました。
 特集は『和装に興ずる、自立した美しい女性たち きもの新世代122人「私らしさ」と「品格」』です。
 この雑誌は当初年4回発行の季刊だったのですが、数年前に夏号が春夏号となり、創刊30周年の今年はついに、秋+冬で秋冬号となってしまいました。 つまり年二回だけの発行です。 とても残念だし寂しいのですが、いろんな事情があるのでしょう。

 それでも新装刊記念号だけあって内容は素晴らしく、パラパラめくってるだけで楽しいし、きもの入門としてもちゃんとツボを押さえてます。
 なにより…社会で働く女性の着物姿が美しい…僕が見ても吐息が出ます。 実社会で積み上げてきた自信(?)がにじみ出るのでしょうか? アラフォー世代の着物姿って良いですね。
 きょうは薄緑の縞小千谷に生成りの半衿、辛子の角帯に薄い綿袴です。
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2010年8月27日(金)  No.2605

夏のおやつアイスバナナ
 つい先日、夏のおやつにくずきりを食べましたが、本命は別にあるんです。 そう「アイスバナナ」
 熟れたバナナを切って、ラップに巻き、冷凍庫に入れるだけ。
 凍ったバナナを半解凍状態で口に入れれば…ひんやりトロリ至福のひととき。
 一本10〜30円ですから、安くて栄養価も高い、おやつの優等生ですね。
 きょうは黒縞小千谷に焦茶の半衿、黒緑の角帯に薄手の綿袴です。
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2010年8月26日(木)  No.2604

太鼓の興宴in北野天満宮
 毎年8月25日は北野天満宮のお祭りです。 氏子ではないのですが、次男が式年太鼓小若連に混ぜていただいているので、数年間欠かさず参詣しています。
 参道脇の露天商を横目に行灯(あんどん)をくぐれば、もうそこは非日常。村まつりの雰囲気が充満しています(左写真をクリックすると拡大)。 太鼓の音を聞いてると、お祭り気分で楽しくなってきました。

 小さな子どもたちの一所懸命な太鼓もかわいかったし、中学生になった次男たちの太鼓も良かったぁ…。
 加えて今年は、高校生3人の太鼓、女性だけの華連(右写真をクリックすると拡大)、そして大人男性の式年太鼓もあり、大満足。
 高校生はセンス溢れる太鼓を披露してくれたし、華連はバチの先まで神経の行き届いた美しい所作を見せてくれました。 式年太鼓保存会はアドリブありありで、もうジャズの世界。
 太鼓は奥深いですね、毎年楽しみなんです。 北野地区以外の方でも来年はご覧になられるといいですよ。 

 きょうはグレー縞の小千谷にギャルソンエプロンの軽装です。 午後に久しぶりの雨が降り、涼しい夜となりました。
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2010年8月25日(水)  No.2603

大田昌秀さん講演会
 縁あって元沖縄県知事の大田昌秀さんの講演会のお手伝いをすることになりました。
 学徒動員で沖縄戦を体験した大田さんは、平和を希求し、基地問題を国内世論に投げかけてこられました。 知事退任後、参議院議員を一期、そして現在は「大田平和総合研究所」を主宰しています。

 僕たちはTVや書物でしか沖縄のことを知りません。 沖縄戦もそうだし、今の沖縄の現況についても…です。
 現在85歳の大田さんが語る、過去・現在・未来の沖縄そして日本の姿に学び・感じ・そして自分の問題として考えてみませんか?

 開催 10月24日(日) 午後2時開演(開場30分前)
 会場 富山国際会議場メインホール
 参加 一般;1,000円 学生;500円 高校生以下;無料

 チケットは当店にもありますので、お気軽にお問い合わせください。
 千人規模の講演会となることを期待しています。【チラシ1 チラシ2

 きょうは薄緑縞の小千谷に生成りの半衿、絽緑の角帯に薄緑の綿袴です。
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2010年8月24日(火)  No.2602

むぎやの裏看板
 5月に桜ヶ池S.A.で発見したむぎやの顔ハメ看板ですが、実は大変な爆弾を抱えていました。←おおげさ
 というのは着物の掛け合わせが逆、つまり左前なんです(左写真をクリックすると拡大)。 俗にいう死に装束なので、縁起でもないしこの件は内密にしようと思ってたんですが…。

 再訪したとき、念のため裏側(駐車場側)に回ると…「両面顔ハメ看板」になっていて(右写真をクリックすると拡大)…なんと正しい掛け合わせになってます。 よく見れば別院山門の桜の位置も。
 要するに今まで見ていたの左前の看板は、両面看板にするため裏焼き写真を使った苦肉の策だったのですね。 ちょっとホッとしました。
 全国津々浦々の顔ハメ愛好家の方々ご安心ください、しばらく撤去される可能性はなさそうです。 今年は9月18〜20日の城端むぎやまつりに是非お越しください。

 きょうはグレーに黒縞小千谷に黒の半衿、裂織の角帯に腰板無しの綿袴です。
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2010年8月23日(月)  No.2601

キリンの半衿
 伝説上の動物、麒麟の生地が手に入ったので、柄のだまし半衿を作ることにしました。
 だまし半衿というのは、30秒で縫わずに交換できる当店オリジナルのアイディア半衿で、だまし半衿芯とセットで着用します。 襦袢無しできものを着るときに使います。
 毎朝ネクタイを選ぶように半衿を選択し、すぐに掛けかえできるので、非常に便利です。 詳しくは「和」のデータベースをご参照ください。

 定規で引いたラインの上を、ミシンでダーッと縫うだけ。 あっという間です。 ひっくり返して、アイロン掛けすると世にも珍しい麒麟柄の半衿の出来上がり。
 この調子で面白い生地があればどんどん半衿化していく予定です。

 きょうはグレー縞の小千谷に焦茶の半衿、黒緑の角帯に薄手の綿袴です。
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2010年8月22日(日)  No.2600

夏のおやつ
 記録的な残暑が続きます。 早寝早起きの規則正しい生活で体調管理をしてるつもりですが、どこかダルく、体内に熱がこもった感じがします。
 そんなときはくずきりをおやつにしています。
 さっぱりと美味しい葛切りは、カロリー過多で極端に冷たいアイス類より、健康的だと考えてます。 見た目も涼やかで好いですよね。

 きょうは薄緑縞の小千谷に青ボカシの半衿、辛子の角帯に薄手の綿袴です。
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2010年8月21日(土)  No.2599

太鼓は汗なり
 中学生になりましたが、次男は今年も北野式年太鼓に混ぜていただいています。 中学生ともなれば内容も高度で練習も厳しく、ついていくのがやっとの様子。 それでもなんとか形になり、25日夜の本番を迎えるのみとなりました。
 長きにわたって指導してくださった式年太鼓保存会の方々には頭が下がります。 熱意を持って教え続けるのは並大抵の苦労では無いでしょうに。 有り難いことです。

 今年は練習の最後に「太鼓は汗なり、汗こそ太鼓なり」と全員が大きな声で唱えます(右写真)。 記念誌「太鼓のあゆみ」に書いてあった言葉ですね。 子どもたちはこうして、式年太鼓のなんたるかを身をもって学んでいくのでしょう。 いや太鼓だけじゃないですね、すべてに於いて汗をかく努力は必須ですもの。

 8月25日夜の北野天満宮秋季例大祭が晴れて良い祭となりますように。
 きょうは黒縞小千谷に辛子の半衿、シケ引きのへこ帯に腰板無しの綿袴です。
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2010年8月20日(金)  No.2598

ラジオ体操全国大会
 夏の巡回ラジオ体操が南砺市城端中学校グラウンドで開催されます。
 前回は昭和31年だったそうですから、僕が生まれる前です。

 朝5時過ぎに起きて、子どもたちと一緒にいそいそと会場へ歩きます。 早朝にもかかわらず、小中学生や昔の子ども(笑)が沢山集まってます(左写真をクリックすると拡大)。 目標は1000人!
 集合時間は5時50分、放送は6時半ですから、ずいぶん早いなと…思ったら案の定、発声練習がありました。 みんなの体操やラジオ体操の唄、第一体操の8番目などを練習した後、本番を迎えます。
 でも長い待ち時間も多胡さんのテンション高い司会で飽きさせません。 あっという間でした。

 終了後にハンカチにハンドタオル、クリアフォルダ、スポーツ飲料など(右写真をクリックすると拡大)、大量の記念品(NHKの宣伝ビラ含む)をもらって意気揚々と帰った親子三人でした。
 が、帰宅してから疲れがドド〜ッと出て「ラジオ体操2回分は過激な運動」だと知るのでした。 トシですから。
 きょうはグレー縞の小千谷にギャルソンエプロンです。
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2010年8月19日(木)  No.2597

日本三大仏を確認
 日本三大仏といえば…奈良と鎌倉は満場一致で確定ですが、あと一つはどこだと思います?
 富山県ではもちろん「高岡大仏」ですが、日本でもう一カ所「日本三大仏」を自称しているところがあります。 いわば高岡大仏のライバル、そこが「岐阜大仏」なんです。
 連休最終日はバイクで遠出することにしました。 目的地は…今までで一番遠い土地、岐阜市。

 途中休憩をはさみながら関インターで降り、岐阜市大仏町8番地を目指します。 が、近くのはずなのに、大仏のある正法寺が見つからない。 道行くおばあちゃんに尋ねると「岐阜大仏?あ〜、山の上(金華山?)やわ。わたし永いことお参りしとらんし(ホントは岐阜弁)」『えっっえ〜っ!?(そんなハズは…)』
 魔法使いのおばあさんにダマされ、一方通行だらけの迷路をクリアしてなんとか辿り着きました(岐阜大仏への苦難の道)。

 拝観料200円を夏休み中で店番(?)している子どもに手渡し、中に入ります。
 うぉ!! 実はちょっとなめてました。
 B級臭漂う大仏さまだと思い込んでいたのですが、実物は違います。 大きくて、美しくて、神々しい。 乾漆仏だそうですが、全然軽さを感じません。
 正面の椅子に腰掛け、しばし手を合わせてました。 素晴らしい大仏様です(高岡も良いですが)。

 当初の目的を達成し、満足感一杯で金華山ドライブウェイをバイク走ります。 コーナーを攻め…られるわけもなく、センターブロックやら段差のある路面に泣きそうになりながら、展望台に到着しました。 
 岐阜市を一望できる眺め、絶景です(右写真をクリックすると拡大)。 市内のど真ん中を長良川が流れ、金華山がそびえる岐阜市は自然に恵まれた都市ですね、暑かったけど。

 きょうはうす緑の小千谷に地紋のある生成りの半衿、薄緑の絽角帯に薄緑の綿袴です。 ヘルメットを冠っても着物でバイクは涼しいです、信号待ち以外は。
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2010年8月18日(水)  No.2596

映画キャタピラー
 連休二日目。 家でボーッとして過ごそうかとも思いましたが、久しぶりにバイクに乗りたくなって富山市内へ。 フォルツァ総曲輪若松孝二監督作品「キャタピラー」を観ることにします。
 ベルリン国際映画祭で主演女優の寺島しのぶさんが銀熊賞を獲った話題作ですが、県内上映はこの劇場のみ。 ということもあってか、ミニシアター(単館系)とは思えぬくらいお客さんが入っています。 学生から夫婦連れまで、多種多様です。
 ネタバレになるので内容には触れませんが、寺島しのぶさんの熱演もアリですが、夫役の大西信満さんの演技(表情の変化)が素晴らしく良かった。
 ただ映画全体を通していえば、僕は監督の意図をつかみかねています。 反戦映画は地味だから、万人に興味を持ってもらうためにこのキャスティングとシナリオを選んだのか? う〜ん。
 そもそも反戦映画なのか? 戦争を夫婦間に凝縮したのか? 性差別を描いたのではないか? 戦争とは関係なく人間映画ではないのか?

 R-15指定でTV放映されることは無いでしょうからご自身の眼でご覧になることをお勧めします。 ただ家族連れでは気まずい思いをすることでしょうね、きっと。
 きょうは黒縞小千谷に焦茶の半衿、黒緑の角帯に薄手の綿袴です。
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2010年8月17日(火)  No.2595

日本元気劇場
 今日から18日まで夏期休商させていただきます。 大人になって初めての三連休、どう過ごすか迷いますね。
 まず初日は家族で遊びに出ることにしました。 いくつか候補が挙がった中で、最も穴場の「日本元気劇場」に決定! というのは、いま行かないと二度と縁がないかも…と思わせる何か(笑)があったからです。

 片山津インターから数分、こつ然と現れた巨大テーマパーク。 到着したのは開園10分後なのにすでにお客さんが結構入っていて驚きます。
 赤門をくぐるとすでにワンダーランド、年代不詳の怪しげな時代劇セットに放り込まれたような感覚です。

 しょっぱな見たのが「忍者ショー 明日なき戦い」…イケメン揃いの専属劇団員HIROZ(ヒーローズ)が演ずる、汗だくのアクション&ベッタベタのドラマ&お寒いギャグ。 いや〜楽しかった〜。 大衆演劇好きにはたまらんですしょうなぁ。 実際若い女性の追っかけも沢山いるようです(左写真をクリックすると拡大)。

 様々なアトラクションを楽しみ、屋形船にも乗り、からくり忍者屋敷にヤラれました(強烈です、地球の重力から脱出できないと思った)。 謎のパレード(右写真をクリックすると拡大)もあり、ワケワカランけど面白い。 侮れないぞ!元気 de SHOW
 昼食は日本一がうたい文句の「信州十割蕎麦」 絶品です、ビックリしました、噛まずに食べられます。 きざみ海苔を自分でのせるのも嬉しい(そばの香りが飛ぶので海苔は嫌いです)。 こんな立地じゃなければ毎日でも通いたいくらい…。
 とにかく良い意味で予想を裏切られた日本元気劇場でした。 家族それぞれ満喫、楽しかったぁ…。

 きょうは元気アドベンチャーに挑むためTシャツに作務衣です。 会場に一歩足を踏み入れて、袴姿でなくて良かったぁ…とちょっと思いました。 だってまんまコスプレみたいですもん。
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2010年8月16日(月)  No.2594

玉砕
 お盆です。 例年この時期にNHKは良質なドキュメンタリーを制作しています。
 今年は戦後65年、高齢化した戦争体験者が生きているうちに…と意を決して語る衝撃的な番組がいくつもありました。
 なかでも先日放映されたNHKスペシャル「玉砕 隠された真実」

 昭和18年アリューシャン列島のアッツ島守備隊2600名は、補給も兵士の補充もなく大本営から見捨てられ、絶望的な状況で米軍の攻撃にさらされていました。
 「生きて虜囚の辱めを受けず」の戦陣訓に従い、徒手空拳に近い状態で米軍に立ち向かい全滅した守備隊。 敗残兵と見捨てたくせに、全滅を「玉砕」という美辞に替え「軍神」と讃え、一般国民の戦意高揚を図った大本営。
 この時点で「一億玉砕」の下地が作られたのです。 そして戦況が悪くなるばかりなのに2年も無理に戦争を継続し敗戦を迎えました。
 もしアッツ島陥落の時点で戦争が集結していたら、以降に200万もの国民が死なずに済んだのです。 沖縄での集団自決も、広島長崎の原爆も、そして僕の祖父の戦死もありませんでした。

 番組が映し出す大本営の姿がアバウトすぎるきらいはありますが、50分番組なので詰め切れなかったのでしょうか。
 それよりもアッツ島で捕虜となり生き残ったは24人が語った言葉は本当に重く辛い。 あの方々の肉声を残せただけでもこの番組の価値は大いにあると思います。 嘘まやかしで塗り固めた地に足の着かぬ「戦争論」を語る輩が多いなか、現場を知る彼らの声はまさに「真実」です。

 きょうは薄緑の小千谷に生成りの半衿、シケ引きのへこ帯に腰板無しの綿袴です。
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2010年8月15日(日)  No.2593

ごますり2
 夏野菜と言えば茄子。 嬉しいことに底をつきかけた頃にどなたかが持ってきてくださいます。
 煮たり焼いたり炒めたりといろいろ調理していますが、我が家の定番はゴマのヨゴシ

 機械では油がしみ出る感じがしないので、今日も今日とて大量のゴマを擂り鉢ですりすり(写真をクリックすると拡大)。
 昼食に一品増えました。

 きょうはグレー縞の小千谷にギャルソンエプロンです。
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2010年8月14日(土)  No.2592

SUKIYAKI キャラバン
 合併前の福野町で産声をあげた「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」は欧米だけじゃなく、世界中の音が集まる音楽イベントです。 回を重ね今年は20回目の記念大会となります。 宣伝を兼ね南砺市内の福野以外の7地域でキャラバンコンサートが開催されることになりました。

 スキヤキキャラバンは福光を皮切りに、利賀、平、上平、井口、井波と巡り、最終日の今日はじょうはな座でジンバブエの親指ピアノ奏者チウォニーソにサカキマンゴー(日本)を交えてのコンサート。 大人1,500円なんと高校生以下は無料です。 次男を連れていそいそと出かけました(写真をクリックすると拡大)。

 ボランティアスタップをしてる友人が入り込みを心配してましたが、そこそこいい感じで席はうまってます。
 まずは井波木遣りの会のオープニングアクト。 初めてナマで見ましたがカッコイイ! 焼失した瑞泉寺復興のため木材を運んだ木遣りだそうですが、数年前に商工会青年部の熱意で復活したんだそうです。 凄いですね。

 そしてお待ちかねチウォニーソ(Chiwoniso)の演奏。 単純な構造の親指ピアノでこれだけ多くの音が同時に出ることにまず驚き、響き渡る彼女の歌声にしびれました。
 言葉はわからなくても、音楽を介せば伝わるんです。 素敵なコンサートでした(次男は寝てましたが)。

 SUKIYAKI Meets The World 2010は8月20〜22日の三日間、福野文化創造センターヘリオスをメイン会場に開催されます。
 気軽に異文化に触れるまたとない機会だと思います。 興味のある方はぜひどうぞ。 県内より県外からのお客さんの方が多いという希なイベントです。

 きょうは黒縞小千谷に焦茶の半衿、黒緑の角帯に灰黒の綿袴です。
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2010年8月13日(金)  No.2591

20年自転車
 我が家の自転車(ママチャリ)は20年選手です。 長男が生まれる前後に景品で貰い受けました、フレームには敷島自転車(株)と刻印されてます。
 子どもを後ろに乗せて城端保育所まで通いました、今でも旧市街地は自転車で移動しています。
 山が無くなったので一度タイヤ交換しましたが、あとはトラブルも無く乗り続けています。

 きょう久しぶりに空気を入れましたが、シューッと漏れ出てしまいます。 これじゃ乗れないので、近くの自転車屋さんまで引いて歩きました。
 自転車屋さんの老主人は『あ、ゴムが減っとる』と、即交換(写真をクリックすると拡大)、「おいくらですか?」『な〜ん、いらんちゃ』「いや、そんなわけには…」『また今度』と受け取りません。 申し訳ない…。

 町の自転車屋さんがどんどん減っています。 近所に自転車屋があることの有り難さを感じています。
 自転車は乗り捨てるような消耗品ではありません。 量販店で売っている安物ならともかく、国産品なら絶対長持ちします。
 ぜひ街の自転車屋さんをご利用ください。 長年蓄積された技術も知識もまだまだ現役です。

 きょうはうす緑の小千谷に生成り半衿、裂織の角帯に腰板なしの綿袴です。
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2010年8月12日(木)  No.2590

夏枯れ
 猛暑が続いています。 連日35℃近くまで上昇する気温、夕立も降らないので、地熱が上がり、雑草すら枯れ始めました。
 店横の空き地もご覧の通り(写真をクリックすると拡大)、まるで除草剤を撒いたような惨状です。 強靭なドクダミさえも枯れてます。

 この日照りのなか農家の方が、野菜をどう育てておられるのか不思議でなりません。 きっと手塩にかけて育ててらっしゃるのでしょうね。
 そんな貴重な野菜を持ってきてくださる方がおられます、ありがたいことです。 旬の野菜で元気になれます。 ごちそうさま。

 きょうはグレー縞の小千谷に焦茶の半衿、黒緑の角帯に薄手の綿袴です。
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2010年8月11日(水)  No.2589

マルボロ交流20周年記念誌
 アメリカのマルボロ町と城端が交流を始めて20年になります。 初代ALTのマイケル=ウィリン氏がつけた道筋を多くの方が繋ぎ続け、人が行き来する循環の輪となりました。
 我が家の長男もお世話になっています
 このたび、20周年記念誌が発行されました。 初回メンバーはすでに社会で活躍しています。 中学時代に異文化に触れた経験は得難いものだったのではないでしょうか。

 きょう城端中学校をマルボロ使節団が訪れました。 我が家の中学生ふたりも楽しそうにいろいろ話してくれました。
 この "Youth Exchange Program Nanto-Marlboro" が個人の力だけに頼ること無く、末永く続けられる仕組みにならんことを期待します。 思春期の子どもを成長させる素晴らしいプログラムですから。

 きょうは黒縞小千谷に辛子の半衿、黒緑の角帯に薄手の綿袴です。
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2010年8月10日(火)  No.2588

新橋演舞場「八月花形歌舞伎」
 無性に歌舞伎が観たくてたまらなくなり、夜行バスで急遽お江戸へ。 新橋演舞場「八月花形歌舞伎」です。
 演目は「義経千本桜(鳥居前・道行初音旅・川連法眼館)」、主役の佐藤忠信を演ずるは新婚の市川海老蔵!
 三階B席(2,500円)を狙ったのですが完売で、泣く泣く13,000円の1等席を購入。 人生初の一等席、しかも花道横! 5年ぶりの歌舞伎見物とあって期待も高まります。
 早めに演舞場に到着し、ヒューマンウォッチング(写真をクリックすると拡大)。 欧米の方が予想以上に多いです。 今回の歌舞伎が「訪欧凱旋公演」だから?
 年配の夫婦連れも目立ち、女性のグループ比率が高い関西とは文化の違いを見た気がしました。 憧れます。

 さて、海老サマですが…。 見た目も血筋も芸に打ち込む姿勢も申し分ありません、歌舞伎界のエース…だとは思います。
 ただ…なんというか…花道に登場したとき、大きく見えなかったんです。 決して身長が低いわけじゃないのに。
 なんて言うのかなぁ?オーラが見えなかった?
 富十郎さんや勘三郎さんなど、決して大きい人ではないのに、舞台では幾回りも大きく見えます。 それって役者(特に主役)の重要な資質ですよね。 むろん芸を磨くことで獲得するものなのかもしれませんが、先天的な要素もあるような…。
 なんで?と考えてみました。 思い当たったのは海老蔵さんが美しすぎるから?…男役には顔が整いすぎなのかもしれません。変な話ですが…。

 でも芝居は本当に楽しかった。 歌舞伎の筋書きの面白さ、美意識と美しい所作にはいつも驚かされます。
 大満足の観劇でした。 また観たいなぁ。

 まだ三日目とあって、どこか華やいだ雰囲気が漂う演舞場。 夏の着物姿のご婦人もチラホラお見かけしました、新妻の麻央さんも。
 年配の方は無地系統が多いですが、若い方は夏小紋など様々で、みなさん涼しげな装いです。 浴衣姿の男性もおられました。
 ちなみに初日は絽付下など、準フォーマルな装いが多かったそうです。
 僕は薄緑縞の小千谷に地紋のある生成り半衿、辛子の羅角帯に薄緑の麻袴、薄黄色の足袋に辛子の鼻緒の右近下駄で…まぁこんなもんか…の装い。
 なぜか関係者に見えるらしく演舞場の守衛さんに挨拶されてしまいました。

 そうそう、今回ちゃんとした袴をつけたいと思い、シワになるのが嫌で夜行バスは作務衣で乗りました。
 バス停のある池袋から地下鉄丸の内線一本の淡路町駅で下車して「神田 江戸遊」で朝風呂(450円)に入り、仮眠&入浴&着替えを完了。 安くて快適、お勧めします。
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2010年8月9日(月)  No.2587

大画面で応援しよう甲子園
 夏の甲子園(高校野球)富山県代表は初出場の砺波工業高校。 昨年の南砺福野高校に続く砺波地方から出場の快挙です。
 福野にも城端出身者はいましたが、砺工には城中野球部から2名も選手が出ています。
 健名君と西田君。 いずれも3年生で長男の同級生、奇しくも同じユウキという名前です。

 そして対戦相手は強豪の報徳学園。
 「是が非でも応援せんなん」と思っていたら、またもやじょうはな座がやってくれましたパブリックビューイング(写真をクリックすると拡大)。

 8月10日(火)午前8時30分プレーボール(開場8時) 入場無料です。
 大きな画面で大きな応援をしましょう!
 きょうはグレー縞の小千谷を着流しで黒のギャルソンエプロンです。 立秋を過ぎ、ちょっと涼しくなったかな。
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2010年8月8日(日)  No.2586

夏休みの宿題(にならない)工作
 中1の次男の初めての夏休みは超ハード。
 朝部活→昼食→(時々)GUTS-Jプロジェクト(地域の先生がしてくださる補習みたいなもの)→(週1)ピアノ教室→駅伝部練習→夕食→(週3)北野式年太鼓練習。
 これに週二回公文が入る過密スケジュール。
 自ら望んだこととはいえ、かなりキツそうです。 体力的にヘトヘトになってるので、ラジオ体操も休みがち

 しかし、週末に町内のお泊まり会があるので張り切って工作しています。
 なぜなら・・・。

 はたしてうまくいくでしょうか?? 土産話が楽しみです。
 きょうは黒縞小千谷に生成りの半衿、黒緑の角帯に薄手の綿袴です。
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2010年8月7日(土)  No.2585

科学する心
 セミがじっと樹液を吸っているのを発見。 固い幹に挿せる針の硬度が気になります。
 しばらく飽きずに見てましたが、ふと下を見ると見事に白化したカエルを発見!
 枝に化けてるのを以前見ましたが、今度は石とは…これまた凄い擬態ですね。
 どんな仕組みになってるのか?不思議??…と僕は思うのですが、子どもらはそうでもない様子。 子どもたちがこんな凄い現象を不思議がらないことが不思議^2

 きょうは黄色のコサシルクに生成りの半衿、芥子の角帯に薄手の綿袴です。
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2010年8月6日(金)  No.2584

むぎやラムネ
 富山の老舗トンボ飲料がKNBラジオ「高原兄の5時間耐久ラジオ 長て長てこたえられんが」と第60回城端むぎや祭のタイアップ企画として「むぎやラムネ」を県内限定販売しています。 コンビニのサークルKで。 城端にサークルKが無いので、井波を通ったときにまとめ買いしてきました。
 どうです?インパクトあるラベルでしょ(写真をクリックすると拡大) ヤッチマッタってかんじ(笑)

 お味は…? 同社の「ポケモンラムネ」「ドラえもんラムネ」 と同じですね、当然ですが。
 昔のラムネはもっともっと炭酸が強かったハズですが、なんかマイルドになっていてちょっとガッカリ。 子どもの頃はラムネに粒ラムネ(クッピーラムネ)を入れて、吹き上がる泡で遊びながら飲んでました。

 むぎやラムネは9月18・19・20日の城端むぎや祭でも発売します、多分。 記念にぜひ。
 きょうはグレー縞の小千谷に薄茶の半衿、裂織の角帯をへたれ結びにして腰板無しの綿袴です。 
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2010年8月5日(木)  No.2583

オーバード サマーフェスティバル 2010
 夏休みも早くも中盤に…。 子どもたちを(お金をかけずに)どこかへ連れて行ってやりたいと「AUBADE サマーフェスティバル 2010」へ出かけます。 大道芸の祭典(?)なのです。
 事前応募していた 「幻想師」WiZのイリュージョンマジックも楽しみ^2 ちなみにWiZの魅了魔術師サーシャさんが富山出身だとか。
 初めてナマで見るイリュージョンに子どもたちは大興奮。 楽しかったなぁ。

 一歩外に出ると、めまいがするほどの猛暑。 しかし大道芸のプロたちはそんな顔一つ見せず素晴らしいパフォーマンスを見せてくださいます。
 僕らが見たのは双竜(双子のカンフーアクロバッド)、Nani-sole(ウォーキングアクト;左写真)、栗原 舞さん(一輪車;右写真)、森田智裕さん(ジャグリング)、大地さん(コメディ&マイム)の5組。
 いや、もう、感嘆しました。 特に森田智裕さんと大地さんは写真を撮るのも忘れてしまったほどの凄い芸です。 機会があれば是非。
 大道芸ということで小銭をお渡ししましたが、あまりに小額で申し訳ないくらい…。
 子ども以上に親が楽しんでしまった一日でした。

 きょうは黒縞の小千谷に黒半衿、黒緑の角帯に薄手の綿袴です。
 この格好はビミョーに大道芸人みたいですね。
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2010年8月4日(水)  No.2582

子育てに最適な地域
 この春、縁もゆかりも無かった城端に引っ越してこられたご家族がおられます。 手作り木のおもちゃと表札を作っている横井工房の横井さん御一家です。
 「子どもを育てる環境として城端が最適だ」と選んでくださったんです。 これほど嬉しいことがあるでしょうか。
 城端を知るのにこの日記なども参考にしてくださったそうで…嬉しいやら恥ずかしいやら…。 でも、続けて書いてきて良かったと心から思いました。

 写真は横井さんがくださった手作りおもちゃの〈ブタ〉です(クリックすると拡大)。 幸運のシンボルなので、いいことありそうです。
 国産材を用い、塗料は無害な蜜ロウワックス。 子どもにとって安全な形状。 大きさも触り心地もとても良い。 また波打つ木目が美しく見飽きません。
 製作者の想いが込められた、こんなおもちゃをプレゼントされたら嬉しいですよね。

 きょうは紺のコサシルクに青ボカシの半衿、青白の角帯に薄手の綿袴です。
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2010年8月3日(火)  No.2581

true tearsむぎや祭ポスター
 定休日を利用してむぎや祭の協賛のお願いに回っています。 今年はむぎや祭も60周年、例年以上の規模で開催するので経費もかさむのです。
 この不景気にも関わらずほとんどの企業から昨年同様の協賛金を頂戴し、自然に頭が下がります。

 例年、「社内に貼って宣伝してください」とむぎやポスターをお渡ししてくるのですが、今年はなんとtrue tearsバージョン。 反応がちょっと気になったのですが、とても好評でした。
 また粗品代わりの「がや焼き」にもポスターと同じくtrue tears柄が印刷されています。 こちらは非売品なので、プレミアものかも…。

 きょうは薄緑縞の小千谷に生成りの半衿、芥子の羅の角帯に薄緑の綿袴、薄黄色の足袋です。
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2010年8月2日(月)  No.2580

打ち水大作戦2010
  南砺市商工会女性部で大々的に「打ち水大作戦」をスタートさせました。
   8月1日〜7日まで、午前9時半と午後4時の二回、店頭や事業所前に一斉に打ち水をします。 蒸散効果で気温を2℃下げ、涼風を起こすのが目的です。
 昨年は2回開催予定だったのですが、二日とも幸か不幸か雨にたたられ、散水できませんでした。 今年こそは…のリターンマッチで、気合いが入ってます。
 (何故かログが消失したので新たに書き込みました)
2010年8月1日(日)  No.2579

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