「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2010年9月

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大島紬のリースブローチ
 来月末(30&31日)に開催される「なんと彩菜まつり2010」に店内で開催する体験メニューが決まりました。
 古い大島を使ってリース形のブローチ(直径5センチ程)を作ります(写真をクリックすると拡大)。 料金は800円、所要時間は30分くらいです。 講師の丹羽やす子さんが丁寧に教えてくださいます。
 当日参加OK(見学歓迎)ですが、事前予約も承りますのでお気軽にお申し込みください。 いま見本を展示しています。

 彩菜まつりの市街地責任者ということもあっていろいろ計画しています。 おもしろい企画が実現しそうです、ご期待ください。
 きょうは茶地に白糸を織り込んだ木綿に焦茶の半衿、辛子の角帯に焦茶の綿袴です。
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2010年9月30日(木)  No.2639

歩いて発見! 小粋なニッポン
 夜、西下町公民館で(協)城端西町商店会の会合がありました、「歴史と文化が薫るまちづくり事業」についてです。
 「歴史と…」には県内5カ所が指定され、城端ではいくつかの団体が参画し多角的に事業を進めることになってます。
 テーマは『歩いて発見! 小粋なニッポン』
 (1)小粋なまちの雰囲気作り(風景・文化の洗練化)、(2)まちなかのおもてなし(人的資源の洗練化)、(3)まちなかへ引き込む仕掛けづくり(各種インフラ整備)、以上3つの基本方針に添った施策が検討されてます。
 これらは単に観光客目当てではなく、「まず地域住民が地域の良さを知り、まち歩きの楽しさを来訪者に伝える」ことで賑わいをもたらそうという計画なんです。

 にしまち商店会は「シンボル飾り」と「おもてなし店」について協議することになりました。
 多くの方が参加し全員が発言したことで、この商店街の未来は明るいと確信しています。 
 きょうは生成りの文人絣にシケ引きのヘコ帯、腰板無しの綿袴です。
2010年9月29日(水)  No.2638

虹ビーム
 高岡からの帰り道、夕立が降ったようで路面が濡れています。
 ふと東の空を見ると、見事な虹のアーチがかかってました、よく見ると外側にも(写真をクリックすると拡大)。 地表面から明るく輝いているので、まさに虹の架け橋、もしくは地球から発せられるビームのようです。

 あんまり見事なので、路肩に停車してしばらく見とれてました。 しかし他の車両は帰路を急ぐせいか、気にも留めてない様子…。
 みんな忙しいんだな…とガッカリした気分で乗車すると、農作業を終えたご婦人方が虹を指差してなにか話してます、また縁石に腰掛けたおじいちゃんが満足そうな顔で虹を見つめてました。
 ホッとするとともに「気が急いているときは見えるはずのものが見えなくなる」ことに気がつきました。 虹のことだけではありません、ゆっくりした時間の中で暮らしている人々も…です。
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2010年9月28日(火)  No.2637

大伴二三彌ステンドグラス記念館
 きょうは定休日。 午前中に所用を済ませ、午後から近間をプチツーリング。 以前から気になっていた大伴二三彌ステンドグラス記念館を訪れます。
 射水市(旧大門町)の櫛田神社境内に3年前に建ったらしいのですが、正体はナゾのベールに覆われてました。
 櫛田神社には二十数年前に行った初詣以来です。 せっかく来たのだから…とお詣りした後、探す間もなく拝殿の隣にひょっこり森の協会のような建物を発見!(左写真をクリックすると拡大)

 残念ながら鍵がかかっていたので諦めようかと思ったのですが、ダメ元で奥のお宅に声をかけると快く開館してくださいました。 申し訳ないことに入館料は無料です。
 快晴のおかげで自然光がたっぷり入り(右写真をクリックすると拡大)、ステンドグラスの美しさを満喫、ホント心が洗われるようでした。 神社という聖地にこの記念館があるのは必然なのかも…。

 大伴翁の作品は県内はもとより全国で使われています。 CICのアトリウム天井や高岡市ふれあい福祉センター、そして東京駅中央通路にも。 機会があれば大きなステンドグラスも見てみたいですね。
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2010年9月27日(月)  No.2636

別院本堂v.s.巨大テント
 むぎや祭用に善徳寺境内に設営された巨大なドーム型テントの解体工事が始まっています(写真をクリックすると拡大)。
 昨年は10年ぶりにテント無しの状態で祭を開催しました。 おおむね好評だったと感じてるのですが、ちゃんとした総括も検証もせず復活してしまったことが残念でなりません。 どういういきさつなのか知りませんが、むぎや祭がどうあって欲しいか?という長期的&大局的なビジョンがあるのしょうか?
 とても立派なテントではありますが、別院の景観とそぐわないと思うのは誰もが同じでしょう。

 むぎや祭だけが城端じゃないんです、来街者に普段の城端の良さを知っていただくには、このテントは不要です。
 きょうは紺のコサシルクに生成りの半衿、黒の裂織角帯に草木染めの綿袴です。
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2010年9月26日(日)  No.2635

焼きドーナツ戦争?
 城端にしまち商店会有志で毎月24日前後に「西の市」を開催しています。 バーゲン情報や各店の新製品情報満載の新聞折込チラシが入るんです。
 今月は田村萬盛堂さんと洋菓子イワキさんが「焼きドーナツ」を新発売し、イワキさんがお試し価格100円だったので、子どもに買ってこさせました(写真をクリックすると拡大)。

 焼きドーナツなるものを初めて食べましたが、甘さも程よくおいしいですね。 3時のおやつにぴったりのボリューム。
 城端には美味しいものがたくさんあります。 今度は田村さんの焼きドーナツ(餅 !! )を食べてみよう

 きょうは生成りにネップの入った木綿にざっくり織った茶色の半衿、辛子の角帯に焦茶の綿袴です。
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2010年9月25日(土)  No.2634

子ども好きなら…ひだまりくらぶ
 副会長という要職にありながらほとんど行けてなかった「ひだまりくらぶ」に顔を出しました。 久しぶりの皿回しに手こずり、子どもたちに教えてもらう始末…。
 五年生は学習発表会で披露する一輪車の練習に余念がありません。 小さな子は大縄跳びに挑戦、なかなか跳べませんが根気よくチャレンジしてました(写真をクリックすると拡大)。
 楽しかったぁ〜。 初顔合わせの低学年もいたのですが、すぐに仲良くなり、あっという間の20分間。

 10月17日の学習発表会で公開ひだまりくらぶを開催します。
 ご覧になり→→興味を持たれたら参加→→よろしければメンバー登録、をお願いします。
 きょうはグレー縞の伊勢木綿に焦茶の半衿、黒緑の角帯に黒に近い茶の袴です。
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2010年9月24日(金)  No.2633

PTA劇団
 富山県PTA連合会(県P)家庭教育委員会のリーダー研修会にスタッフとして参加しました。 家庭教育のありかたを再点検するとともに、単位PTA活動に反映させるための方策を探るのが目的です。 今回は(財)富山県女性財団との共催です。
 会場は小矢部市大谷小学校、クロスランドタワーの近くです。 お母さんが主体の研修会かと思っていたら男性の参加も多くて驚きました。

 講演会講師はアナウンサーの村松真貴子さん。 午後2時からだったので寝る覚悟(←ぉひ)で聴講しましたが、小気味よく&面白く&そして適度な緊張感があり寝てられません。 テンポや滑舌などトークの技もさることながら、内容が僕の考えに近かったからでしょうか。 一時間足らずでしたが身のある講演会でした。

 そして迎えた分科会、第3分科会はなんとPTA運営委員劇団の寸劇(ロールプレイング)付きです。 僕も端役(セリフ無し)で出演しました(写真をクリックすると拡大)。
【ラジオ体操にやってきた父(黒Tシャツ)、近所の子どもたち(黄色い帽子)に「おはよう!」と声をかけるが…。】
 ここで、僕は子どもBです…ってドコがやねん(笑) 役作りができてない(笑) しかし一方、芸達者なPTA 運営委員の面々はアドリブだらけで会場の爆笑を誘ってました、凄い!

 この寸劇をもとに、気まずくなった親と子それぞれの気持ちを考え、グループワークで討議するのです。
 僕も小グループに混ぜていただいたのですが、いろんな考えがあることが新鮮な驚きでした。 面白くって発展性がありそうな手法ですね、これ。
 最後に県Pアドバイザーの廣川美奈子先生にまとめていただいて、分科会は無事終了。 良い研修会だったと思います。

 県Pでは「親学び」リーダーを各PTAに派遣しています。 家庭教育は良好な親子のコミュニケーションが基礎です、県Pのこの制度を積極的にご利用ください。
 きょうは黄色のコサシルクに地紋のある生成り半衿、辛子の角帯に薄緑の綿袴です。
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2010年9月23日(木)  No.2632

バイクのエプロン
 本日エフエムとなみ「となみ野まがじん」当番日。 少々雨模様でしたが愛車マジェスティで向います、新しく購入したバイク用防水エプロンを試してみたくて。 ポンチョだけでは丈が足らず、袴の裾が濡れてしまうのです。

 白いポンチョにロングのゴム手袋(写真をクリックすと拡大)、そして裾に巻き付けるのは…そう魚屋さんの前掛け(1,050円)です。 生地が厚く自重があるので、裾をクリップで留めればバイク用になるかなぁ…と考えました。 小さくたためるので収納性にも優れています。
 ウエストより低く角帯下の位置で縛れば、ちょうど良い丈に。

 で、実験結果です、正対する風はともかく、横風でヒラヒラする・・・失敗です。 しかし防水効果は抜群なので、もうあとひと工夫…ですかね。

 この格好でスタジオ入りしたら『(テロ対策の)防護服みたい』…確かに(笑)
 きょうはグレー縞の片貝木綿にコゲ茶の半衿、黒の角帯に灰黒の綿袴です。
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2010年9月22日(水)  No.2631

Gさま受難w
 我が家の子どもたちはゴキブリのことを “G” と呼称します、“名前を呼んではいけないあの人”(by ハリーポッター)同様に恐怖の対象なのです。

 ある朝、部屋がいつも以上に散らかっていると思ったら、足元に注意書きがありました(写真をクリックすると拡大)。 どうやら前夜、長女がGと格闘したらしい…。
 大のG嫌いの彼女は両手にゴム手袋をはめ、恐怖に震えながら、深夜1時間以上も息をひそめて待ち伏せし、勝利しました。
 人生初のG勝利です、よくやった娘よ!

 親の敵とばかり渾身の力を込めて振り下ろされた雑誌の下で、憎っくきGは無惨な状態にペシャンコ…信じられないくらい巨大化していました(ここをクリックするとG様の亡骸が)。

 きょうは黒地に縞の小千谷に焦茶の半衿、黒緑の角帯に灰黒の綿袴です。
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2010年9月21日(火)  No.2630

むぎや祭が続く秘訣3
 むぎや祭三日目、残念なことに未明から雨が降ってます。 連休の最終日ということもあってお客様の出足は悪そうです。
 それでも昼頃には空が明るくなりました、なんとか天気は持ちそうです。

 true tearsの四人を中心に据えた今年のむぎやポスターが大人気で、限定販売(筒入り1,100円)のためか凄い人気となってます。 販売場所の織館にはまだ暗いうちから長蛇の列が! 始発で来城しても買えない気の毒な方が続出したようです…申し訳ない。
 アニメファンだけじゃなく家族連れにも購入希望者が多数おられた、ということは今回のポスターは認知を得たということですね。

 運良く買えた方も、残念だった方も北銀前にある観光案内所で記念スタンプを押してもらって大満足(?)。
 背景が善徳寺山門のオリジナル図柄の北日本新聞や、ポスター筒に捺印するのはボランティアの方々(写真をクリックすると拡大)、機の声じょうはなメンバーと自治振興会有志です。 最前線の現場で観光客に応対してくださってます、ありがたい。
 苦情も要望も、意見も感想も、すべてここに集まります。 むぎや祭実行委員会は、出演町内の意見とともに、この「現場の声」を大事にしないと…。 現場を知らない高所からの発言は混乱を招くだけです。

 夕方にポツリと雨が落ちましたが、すぐに止み、祭は続けられました。
 総踊りの人出が心配されたんですが、どこからともなく多くの方が参加され予想以上の大きな輪になりました。 ここ数年参加したことの無い長男(高校生)も友人たちと一緒に踊ったそうです。 輪の中心には講習会で習ったのか笠踊り部隊(?)も大勢いて盛り上がりました。
 みんな楽しそう。とても満足度の高い良い祭になりました。
 来客数を競うのでなく、来客満足度を競う祭でありたいと思います。
 きょうは生成りの揚柳木綿にベージュに茶のネップの入った半衿、辛子の角帯に薄手の綿袴です。
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2010年9月20日(月)  No.2629

むぎや祭が続く秘訣2
 むぎや祭二日目。 いよいよ正調麦屋の出番です。
 好評の街並み踊り、今年は新たに「北陸銀行前交差点」と「西新田会場」が増えました。 地区住民の熱意で設営された会場です。

 北銀前会場のトップを飾るのは地元西上町。 広い交差点は黒山の人だかりです。
 四方を囲むお客様によく見ていただくために、この会場では新しい振り付け(隊列)を初披露しました(YouTubeに動画をアップしてます)。
 野下町は空き時間に飛び入り参加(左写真をクリックすると拡大)。 三日目には東新田町も。
 西新田神明社には特設舞台ができ、最終日の境内には住民と観光客との踊りの輪ができました。

 さらに西上は蔵回廊裏(かぐや姫通り)でプログラムには無いサプライズ演舞(右写真をクリックすると拡大)。 雰囲気の良い場所でむぎやを披露したいと企画しました、設営はすべて町内です(YouTubeに動画をアップしてくださいました)。

 第60回記念大会二日目は多くの観光客で賑わいました、それは宣伝効果と天候に恵まれたことが大きいのでしょう。
 しかし多くの人出にも関わらず、苦情がほとんど聞こえてこなかったのは「自分たちがまず祭を楽しむこと」と「お越しになったお客様に喜んでもらう」姿勢がうまく絡み合い伝わった結果だと思います。

 きょうは紺のコサシルクにくすんだ青の半衿、黒緑の角帯に青灰の麻袴にアゲハ蝶家紋を染めた水色のハッピです。
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2010年9月19日(日)  No.2628

むぎや祭が続く秘訣
 今年は特別に三日間開催する城端むぎや祭、初日は「じゃんとこいむぎや2010」と「ふるさと民謡の祭典」です。
 メインのじゃんとこいむぎやは過去最大36チームがエントリーし、市街地は華やかな衣装で埋め尽くされました。 壮観というより圧巻です。

 城端のじゃんとこいむぎやがここまで盛大になったのは、(YOSAKOI流行りもありますが)、踊り子さんが気持ちよく踊れる空間だから…ということが大きいそうです。 贅沢な照明&音響のみならず、観客がすぐ近くで熱い視線を注いでくれるのが快感だとか。 要するにに心地イイんです

 さらに「地元住民が温かく歓迎してくれるのが嬉しい」とおっしゃる方も数多くおられます。 …といっても特別なことをしてるわけではありません、受け入れる側の気持ちなんでしょうね。
 出場チーム側も給水所当番を交替でつとめています、写真は城端の笠舞乱華さん(クリックすると拡大)。 こうすることで、参加意識が高まるし、地元ボランティアの負担が軽減します。

 きょうは黄色のコサシルクに生成りの半衿、辛子の角帯に薄緑の綿袴です。
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2010年9月18日(土)  No.2627

むぎや前夜祭
 いよいよ明日からむぎや祭。 60回の記念大会とあって踊りの稽古も気合いが入ってます。 振りの所作だけじゃなく、舞台の出入りや隊列にも例年以上に気を使ってきました。

 今夜は稽古上げ、最後の最後の調整は我々が「本舞台」とよぶ別院会場にておこないます(写真をクリックすると拡大)。 地元西上町の特権ですね。
 各々の立ち位置を決め、入り方や下がり方まで念入りにチェック。 ここまでやることで落ち着いて演舞できるんです。
 明日から三日間、どんなマッツリになるのか楽しみです。
 きょうは生成りの文人絣にシケ引のへこ帯、腰板無しの綿袴、半衿は無しです。
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2010年9月17日(金)  No.2626

かぐや姫通りでサプライズ
 むぎやまつりに訪れた方をもてなそうと数年前から商工会女性部がはじめたかぐや姫通り(別院ーじょうはな座)が今年は大幅にパワーアップしています。
 ススキ+青竹+むぎやの菅笠(右写真をクリックすると拡大)、色鮮やかな花壇とあいまって幻想的な空間に仕上がりました。

 地元の西上町がこの素敵な場所で踊りを披露することになりました。
 19日の夜7時半(予定)、プログラムにも載せてない一度限りのサプライズ演舞ですのでお見逃し無く。

 きょうは緑のコサシルクに生成りの半衿、カラシの角帯に薄緑の綿袴です。
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2010年9月16日(木)  No.2625

true tears等身大バナー
 南砺市伝統芸能会館じょうはな座true tears住民票を発行しているのは以前書きましたが、現在パネル展と併せて等身大のtrue tears主要キャラタペストリー(写真をクリックすると拡大)が展示されてます。
 写真は女の子3人しか写ってませんが、ちゃんと主役の眞一郎クンもいます、なぜか離れた場所に…。 この4人の立ち位置ってすごく難しいんだそうですね、ファンの方の想いがこもっていて。

 さて、今がチャンス! 麦屋祭のどさくさにまぎれて(?)一緒に記念撮影はいかがでしょうか? できれば気の張った衣装で。 あ、紋付袴の麦端踊りバージョンがGoodかも。

 きょうは黒縞小千谷に焦茶の半衿、黒緑の角帯に灰黒の綿袴です。
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2010年9月15日(水)  No.2624

庶民の台所 黒門市場
 昨日は久しぶりの大阪とんぼ返りツアー
 夜行バスは早朝に大阪駅に到着しますが、今回もラクな作務衣で乗車し朝風呂で着替えました。 以前使った大阪城温泉ではなく、新たに発見した「清水湯」です。 心斎橋にあり非常に便利、サラリーマンの利用者も多く繁盛しています(偶然、角田信朗さんが入って来たのにはビックリしました)。

 さて、心ブラの後は、難波から千日前へと抜け、黒門市場へ。 若い頃、近くで住み込み奉公していたので土地勘があります。
 二十数年の歳月は心斎橋や難波周辺を激変させましたが、黒門市場はあまり変わってないですね。 以前と同じ魚屋さんや肉屋さんが繁盛していて嬉しかったです。
 この市場のお店はどこも安くてとても美味しかった記憶があります。ここが大阪水準だと思ってました。 食の都大阪といえども他地域は全国チェーンに浸食されつつあります、黒門周辺だけでも大阪の味を守って欲しいなぁ。

 きょうは薄緑縞の小千谷にくすんだ水色の半衿、青白の角帯に草木染めの綿袴です。
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2010年9月14日(火)  No.2623

ヤナーチェク弦楽四重奏団
 弦楽器の響きが好きです、大編成のオケも良いのですが、音質がモロに出て一音一音を聞き分けられる室内楽が好みです。 指揮者がいないぶんグループで音楽を理解せねばならず、チームワークも垣間見えます、ジャズの阿吽の呼吸に繋がるカンジですね。

 チェコを代表するヤナーチェク弦楽四重奏団が大阪に来ると言うので矢も楯もたまらず夜行バスに飛び乗りました。
 会場はザ・フェニックスホール、初めて入りましたが、300席の小ホールながら天井が異様に高く、贅沢な感じ。 会場ロビーには音楽をテーマに描いた絵画が多数展示され、とても安らぎます。

 演奏は、ショスタコーヴィチ;弦楽四重奏曲 第8番 ハ短調、ブラームス;弦楽四重奏曲 第2番 イ短調、ブラームス:ピアノ五重奏曲 へ短調(Pf.松田康子さん)の三曲です。

 ショスタコーヴィチ作品は今まであまり好みではなかったのですが、この演奏は素晴らしかった! 1stバイオリン(Milos Vacek)の弱音の美しさは身が震えるほどでした。 2ndバイオリン(Vitezslav Zavadilik)との音質の違いも美しく、下を支えるビオラ(Jan Reznicek)、チェロ(Bretislav Vybiral)も完璧なアンブルを奏でてました。 これぞ四重奏! 明るい曲ではないのですが、僕は笑顔になってたと思います。
 続くブラームス…、楽器本体の特性か、1stバイオリンの音量が足りず無理して弓圧をかけてる気がします。 音質も損なわれちょっとツライ演奏に。 しかしビオラがどんな音にでもハーモニーを奏でようと素晴らしい演奏をしました。 音も美しくちょっと感動。
 休憩後のピアノ五重奏…、どうしてもピアノの音量が勝ってしまい四重奏団は余裕の無い演奏に聞こえます。 時々1stバイオリンが異音を放ちますが、全体としては上手くまとめた感じでしょうか。
 とても良いコンサートでしたが、願わくば他のレパートリーも聴いてみたかったなぁ。 それだけが心残りです。

 終演後のサイン会でビオラのヤン=レズニチェクさん(写真中央)に「素晴らしい演奏でした」と話しかけ、握手してもらってきました。 日本語だったけど、伝わったと思います…多分。
 きょうは生成りの揚柳木綿にベージュにネップの入った半衿に黄金の角帯、ざっくり織った青灰の麻袴にグレーの足袋です。
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2010年9月13日(月)  No.2622

光道路
 にしまち通りと東町通りを繋ぐつづらこみちですが、毎日のように様子が変わるんです。
 日差しの強い午後、写真のような光の破線が現れていました。 道路のセンターラインみたいでしょ。

 つづらこみちは木戸が開いてれば何時でも誰でも通れます。 通り抜けて新しい発見をしてみてください、なにかいいことあるかもしれません。
 きょうはグレー縞の小千谷にギャルソンエプロンです。
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2010年9月12日(日)  No.2621

むぎや花壇
 いよいよむぎやウイーク、まちは麦屋色に染まり始めました。
 6月に設置した看板花壇がむぎや祭バージョンに(写真をクリックすると拡大)。 肝心の花壇がジャングルになってるのは、ウチの管理が悪いせいです(お恥ずかしい)。

 西上町内の稽古は今夜から地方と踊り子と合同練習となり、一段と賑やかになりそうです。
 きょうは黒縞小千谷にくすんだ水色の半衿、黒緑の角帯に薄手の綿袴です。 
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2010年9月11日(土)  No.2620

下駄のつぼ交換
 一年前に自家消費した右近下駄の鼻緒が緩みました。 締め直そうと思って見ると前ツボが切れかかってます。 仕方が無いので新しいツボとすげ替えることにしました。

 …といっても仕事は簡単。
 ラジオペンチで曲がった釘を抜き、麻縄をほどいて引き抜きます。
 新しいつぼを丈夫な糸で結わえてから下駄の穴に通し、固く二度結んで、残った紐を縒って捻って、長さを調整してから、金ヅチで軽く叩いて平らにし、釘を打ち付けたら出来上がり。
 楽勝ですね(写真をクリックすると拡大)。

 きょうは薄緑の小千谷に生成りの半衿、辛子の角帯に薄緑の綿袴です。
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2010年9月10日(金)  No.2619

富永和雅 かずよ 染織展 in 城端
 じょうはな織館にて金沢に工房を持つ富永夫妻の染織作品展が開催されています。
 柿渋や漆を用いた富永さんの染めは深みがあり、光沢のある柿渋染めは、なんどもなんども丁寧な工程を繰り返したことを窺わせます。
 ランプやテーブルセンターなどが飾られた展示室はいつもとは違う落ち着いたシックな空間となりました(写真をクリックすると拡大)。

 開催期間は9月23日まで。 土日祝日は富永夫妻が在館されるそうなので、むぎや祭の際にでもお立ち寄りください。 入場料は無料です。
 きょうは紺のコサシルクに生成りの半衿、黒緑の角帯に灰黒の綿袴です。
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2010年9月9日(木)  No.2618

非常食チェック
 防災の日から一週間。 我が家の非常食をチェックしています。
 すると出るわ出るわ、賞味期限の切れた食品が…。 捨てるのは勿体ないので、試食してみることにしました。

 まずアルミパックに入った「わかめご飯」(左写真をクリックすると拡大)。 お湯を注いで20分(水なら60分)待てば、それなりのご飯になりました。 スプーンも入ってるので緊急時にすぐ役立ちそうです。
 同じ種類の「白米」や「五目ご飯」も発掘され、食べてみましたが、予想以上にイケます。

 さて、もうひとつ気になるパックが…「あべ川餅」です。 注いだ水を数秒後に捨てるだけで、あら不思議、ちゃんと柔らかいお餅になってます(右写真をクリックすると拡大)。 きな粉をたっぷりかけて美味しいあべ川餅のデザートです。
 非常食と言えど贅沢なものですね、でも災害時には食べることだけが楽しみとなることも想定されるので、多様な味があるのは大事なことかもしれません。

 きょうは黒縞小千谷に焦茶の半衿、黒の裂織帯に腰板無しの綿袴です。
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2010年9月8日(水)  No.2617

麦端おどりファイナル?
 今年はむぎや祭60年の記念大会。 9月18(土)19(日)20(祝)にわたって盛大に開催します。
 三日間開催でもっとも変わったことといえば、じゃんとこいむぎや正調麦屋の開催日がズレたことでしょうか? どっちもむぎやなので、双方の参加者が互いを知るチャンスだと考えます。

 そして日が違ったことでもう一つ良いことが…。 あの麦端踊りがじゃんとこいむぎやCゾーン(善徳寺交差点前)ステージで披露されることに!
 恵友会メンバーは正調麦屋稽古の後に特訓をしています(写真をクリックすると拡大)。

 9月18日夜9時頃、林道美有紀さんライヴの前に踊ります。
 麦端おどりの披露はこれがラストとなるかもしれません、お見逃し無く!
 きょうは薄緑縞小千谷に地紋のある生成り半衿、カラシの角帯に薄手の綿袴です。
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2010年9月7日(火)  No.2616

オーバードホールの舞台にあがる
 定休日の午後に無料セミナーがあったので申し込んでおきました。
 「オーバードホールを楽しもう!オペラハウスの楽しみ方」と題した、現役バレリーナ上野水香さんと噺家の桂 米團治師匠、そしてプロデューサーの奈木 隆さんの鼎談です。 上野さんは前日に娘がグループレッスンをしていただいた先生だし、師匠は小米朝時代にじょうはな座でオペらくごを披露した方です。

 開場10分前に到着したのですが、全席自由とあってかすでに有閑マダム(?)で長蛇の列、ちょっとビビります。 しかし広いホールなので、最前列に座れました(ちょっと脇ですが)、上野さんまで5mの至近距離です。
 鼎談は、オーバードホールが国内有数の優れた施設であることと、米團治師匠のオペラへの愛情がビンビン伝わってくる内容でした。 うん、おもしろかった。

 実は第一部に県内出身アーティストによるオペラミニコンサートがあり、山本有希子さん(ソプラノ)、門田 宇さん(バリトン)、老月千晶さん(ピアノ)の演奏を楽しませてもらってたんです。
 盛り沢山ですっごく得した気分です、しかも無料だし。

 満足して帰ろうとしたら「オーバードホールのステージに上がってみませんか?」と奈木さん。 はい、もちろん上がりましたとも(写真をクリックすると拡大)。
 客席以上の広さを誇るという三面半舞台の舞台裏を詳しく見せていただきました。 凄いです、オーバードホール、富山が全国に誇れる施設のひとつです。(余談ですが、どの位置が一番良席かも聞いてきましたので、直接お会いした方にコッソリお伝えしますね)

 きょうは黒縞小千谷に黒の半衿、青白の角帯に青灰の麻袴です。
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2010年9月6日(月)  No.2615

懐石料理と京都幕末維新めぐり
 じょうはなフラワーカード会恒例の招待旅行が決まりました。 昨年は豚インフルエンザ渦でやむなく中止したので、二年ぶりの開催となります。
 今年の行き先は…秋の京都。「懐石料理と京都幕末維新めぐり」です。

 霊山歴史館で「大龍馬展」を見学、桂小五郎ゆかりの「料理旅館 幾松」にて昼食、秀吉とねねゆかりの「鷲峰山 高台寺」巡り…と楽しい企画が出来ました。
 特に「幾松」は予約困難な人気料理旅館ですし、NHK坂本龍馬で注目を集める「大龍馬展」は今しか行けない目玉企画。
 10月3日は秋の京都で過ごしませんか?
 普通なら万を超えるツアーですが、フラワーカードポイント5000点にてご招待致します(応募者多数の場合抽選)。
 きよべでも受け付けておりますので(9/7まで)、お気軽にどうぞ。
 詳しいことはフラワーカード会のサイトをご参照ください
 きょうは薄緑の小千谷に生成り半衿、辛子の角帯に薄手の綿袴です。
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2010年9月5日(日)  No.2614

むぎやを継続するしくみ
 西上町内のむぎや踊り稽古が始まりました。 僕は町内役員なので毎晩顔を出すことになってます。
 今年は男の子の笠踊りが8名もいるので賑やかですね、指導する若連中も汗だくになって教えてました(左写真をクリックすると拡大)。

 稽古の終わったちびっ子は、お兄さんお姉さんの踊りを憧れの目で見学し、自分が大きくなったときに想いを馳せます。
 また西上住民は子どもが出てなくても見に来ることになってます、大人の目が踊り子を育てるのです。

 ところで三味線・太鼓などの地方(じかた)は別会場で練習します(右写真をクリックすると拡大)。 西上は11日以降に踊りと合わせる予定です。 ちょっと淋しいのですが、パート練習するにはこうするしかありません。 先達の知恵ですね。
 きょうは黒縞小千谷に黒の半衿、黒緑の角帯に薄手の綿袴です。
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2010年9月4日(土)  No.2613

大鋸屋「書と絵」展
 JAなんと城信支店(じょうはな座の北)で大鋸屋趣味の教室の「書と絵展」が始まりました。 大鋸屋地区の教室に通う方々の書と絵手紙などを展示しています(写真をクリックすると拡大)。
 趣味教室とはいえなかなかレベルが高く見応えのある展示でした、先生がしっかりしておられるからでしょうか。

 展示は9月末までだそうですから、立ち寄られた際はご覧ください。
 きょうは薄緑縞の小千谷に生成りの半衿、辛子の角帯に薄緑の綿袴です。
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2010年9月3日(金)  No.2612

おめでたいキルト展
 金沢香林坊大和8Fホールで『おめでたいキルト展【祝・祭・宴】』が始まりました(9/7まで)。
 古来より伝わる日本の慶事を布で表現した作品展です。 もはや和のキルトは珍しくありませんが、ここまで特化したのは希だと思います。 写真は花嫁のれん(加賀暖簾)、見事な作品です(クリックすると拡大)。
 入場料600円(高校生以下無料)ですが、無料招待券が数枚店にありますので、興味のある方はお申し出ください。

 きょうは黒縞小千谷に焦茶の半衿、黒緑の角帯に青灰の麻袴です。
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2010年9月2日(木)  No.2611

南砺市地震防災マップ
 南砺市内の震度想定図(最大震度分布図)が全戸配布されました。 地形や地質状況を考慮し、想定される地震について、活断層の位置や長さ想定マグニチュードから震度計算したものです。

 地震は断層がズレて起こるわけですが、南砺市にはいくつかの活断層があり(地震・防災「あなたとあなたの家族を守るために」より)、最も大きな庄川断層帯で地震規模(エネルギー)はM7.9、牛首断層帯M7.7、砺波平野断層帯(東部)M7.0などとなってます。
 庄川断層帯はこの数十年の間にまず動かないでしょうが、砺波平野断層帯(東部)はこの30年間にかなりの確率(6%未満)で地震を起こすと予測されます。
 諸条件をもとに計算した城端の想定最大震度は6強!(6.0〜6.3) 予想をはるかに超えてました。 かなり強い揺れで、耐震性の低い家屋は倒壊の危険があります。 

 今日は防災の日。 地震は無いものと安心しきってる富山県民ですが、注意するに越したことはありません。 このマップは注意を喚起するよいきっかけとなるでしょう。
 きょうはグレー縞の小千谷にギャルソンエプロンです。
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2010年9月1日(水)  No.2610

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