「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2010年4月

++美しい装い きよべ++

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コシアブラの天ぷら
 寒かった四月もようやく末日、木々の緑が色濃くなってきました。
 この時期になると気になるのが山菜です。 母がボウダラ(タラの芽)とゼンマイ、そしてコシアブラ(写真をクリックすると拡大)を採ってきました。
 我が家ではボウダラの天ぷらが最大のごちそうですが、巷ではコシアブラも人気なんだとか。
 さっそく夕食に天ぷらにしていただきますが、このコシアブラ…我が家での評判は今ひとつ。 見た目はきれいなんですがねぇ。

 きょうは縞の厚手木綿に茶色の半衿、辛子の角帯に焦茶の縞袴、茶色の足袋です。
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2010年4月30日(金)  No.2486

殺すなかれ
 ETV特集 殺すなかれ ー没後100年 トルストイの遺言ー を観ました。
 ロシアの文豪トルストイ、大地主であることに苦悩したトルストイ、平和主義者で日露戦争に反対したトルストイ。
 トルストイの非暴力思想は無抵抗主義のガンジー影響を与えます。 日露戦争勝利に沸く日本にもトルストイの信奉者は数多くいました。 彼らにもトルストイはペンの力で思いを伝えます。

「暴力 つまり悪によって善をなそうとすることは愚かなことです。大切なのは いかにして暴力を振るわない人間にするかという点にあります。人間の真の幸福とは到達しがたい目的のために前進していくことにあるのです。」

 軍事力でもたらされる平和は本当の平和ではありません。
 『他国が攻めてきたらどうする』『若者が国を守る意識が無いのは情けない』と憤慨する人がいます。
 「武力衝突を回避するのが外交の目的」だし、世界が繋がってなかった大昔ならともかく、現代社会では一方的に侵略するというのは考えられません。 
 また「国を守るのに武力を使うのではあれば人を殺すこと」にもなります。

 勇ましい発言をする人たちには『やられ損』という感覚があるのでしょうか? 僕とは人生観が違うんだと感じてます。
 戦って人を殺めるならば戦わない選択肢を選びます。 仏教もトルストイが信仰していたロシア正教も同じはずです。

 きょうは茶に朱縞ウールに赤茶の半衿、裂織の角帯に焦茶の綿袴、茶色のタビックスです。
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2010年4月29日(木)  No.2485

写真展「曳山」
 つづらこみちにて写真展「曳山」を開催しています(5/9まで、会期中無休)。 昨年は織館でしたが、今年はつづらこみちにて展示させていただくことになりました(写真をクリックすると拡大)。

 福野在住の池田芳信さんが昨年の曳山祭に撮影した新作ばかり29点。 城端曳山祭に携わる人々の生き生きとした表情にいつも感心しています。 今年もいい写真がいっぱい!
 店内には2つばかりとっておきの写真がありますので、お気軽にご覧ください。

 きょうは茶縞ウールに久留米のスタンドカラーシャツ、辛子の角帯に焦茶の袴、黒の足袋です。
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2010年4月28日(水)  No.2484

強風の一日
 昨日の穏やかな気候とは打って変わり、朝から強い南風が吹いてます。 雨も降り出し大荒れの天候になりました。
 写真をご覧ください(クリックすると拡大)田んぼの水面が波立ってるのがお分かりでしょう。 これで風速10m/sくらい(参照;風速の目安)だそうです。 こんな状態が丸一日続いたのです。
 
 瓦が飛ばされ、高瀬神社の杉の木が倒れ、風で転んで重傷を負った人、など被害甚大。 ウチも店前のあんどんが倒壊破損…。
 城端小学校は緊急集団下校となり、ひだまりくらぶ有志もサポートに付き添います。 城端、井波、庄川の消防団は警戒巡視に回ってくださいました。
 齢八十の女性によると、「こんな強い風初めてやわ」だそうです。 いったいどうなっちゃったんでしょうか

 きょうは青縞ウールに柿色の半衿、黒の角帯に灰黒の綿袴、グレーに染めた足袋です。
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2010年4月27日(火)  No.2483

三國バーガーツーリング
 天気予報は「晴れ」だったので、バイクツーリングを計画しました。 目的地は…福井県坂井市三国町、東尋坊のすぐ近くです。 これまで三国を意識したことは無く、ボートレースの土地でしょ…ぐらいにしか思ってませんでした。 しかし「三國バーガー」の評判を聞き、わざわざ食べにいく価値を見いだしたんです。

 殿様街道→山側環状→R8を2時間走り、バイクナビの指示に従い、着いたところは三國湊座。 4年前にできた三国のまちづくり拠点です。
 さっそく三國バーガーとみなとラーメンのセット(右写真をクリックすると拡大)を食し、街中散策マップを手にぶらり散策(左写真は旧森田銀行本店)、三国独特のかぐら建ての家屋を見て回り、途中のジェラートカルナ(“三國の海の塩”は絶品)で休憩し、三國湊座となりの三國湊町家館と旧岸名邸へ。
 町家館と岸名邸には観光ガイドが常駐し、三国の歴史や輩出した人物などについても詳しく教えてくださいます。 たっぷり時間があったので、岸名邸(商家)の二階まで上らせていただきました。
 地元の人にいろいろ聞けるのはいいですね、丁寧な応対にすっかり三国のファンになってしまいました。 珍しい食材は目的地となるし、土地の人との出会いはリピーターを生みます。

 きょうはグレー木綿の袷に焦茶の半衿、黒緑の角帯に新しくおろしたジーンズ風、グレーの足袋にストール、レッグ&アーム&ネックウォーマー、バイクなので完全防寒仕様です。
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2010年4月26日(月)  No.2482

エフエムとなみ特別番組
 2001年4月25日、砺波地方のローカル局エフエムとなみが開局しました。 きょうは開局10周年記念の特別番組、朝7時からなんと24時間ぶっとおしの生放送です。
 レギュラー番組を受け持つパーソナリティーとともに、となみ野まがじんのコメンテーターらも招かれ、ワイワイガヤガヤしゃべりまくります。 僕も夕方、タナベマサキさんと杉本さん開口さんとともに出演しました。
 速射砲のようにしゃべる皆さんに圧倒されながらも、ちゃんと着物のことや伝統文化のこと、地域でお金を循環させることなどを話してきました(と思います)。

 「ローカルラジオは地域の出来事や人を知るのに最適なメディアなので、もっともっと聴いてください。 住む地域のことを知れば知るほど、地域が好きになるはずです。 そして関心を持つ人が増えることで地域が元気になります」と最後にお願いしてきました。
 地域メディアの果たす役割は今後ますます大きくなると思われます。 画一化された全国放送の情報より、多少泥臭くてもローカルメディアは“場”の空気を運べます、そしてさらに新たな“場”を醸成できると考えています。
 エフエムとなみの今後さらなる10年に期待します。

 写真左は記念の紅白饅頭です。 家族で美味しくいただきました、ごちそうさま。
 きょうは白茶にネップの入った木綿にくすんだ黄土の半衿、黒緑の角帯に新しくおろした焦茶縞の袴です。
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2010年4月25日(日)  No.2481

袴生活しませんか?
 ちょっといい感じの木綿生地が入荷したので自家用に袴を仕立てることにしました、それも二腰いっぺんに(写真をクリックすると拡大)。
 焦茶に白糸が混ざったもの(上段)と黒緑にムラ染めしたような厚手の生地です(下段)。 綿とはいえ生地がしっかりしてるのでいつもの袴ほどヨレないと思います。
 双方とも1,260円/m なので、仕立て代コミで2万円でおつりがきます。 意外と安いでしょ。
 ネットに入れて洗濯機で洗えるのでメンテナンスもラクチンです。 袴生活してみませんか?

 きょうは太畝の縞木綿に錆朱の半衿、辛子の角帯に焦茶の綿袴、茶色の足袋です。
2010年4月24日(土)  No.2480

PTA役員必見!iPod touchを無料でゲット
 待ちに待ったMacBook Proが届きました! 前のiBookG4が壊れて10週間、ほんとうに長かった〜。
 ワクワクして開封します、15インチのノートは予想以上に大きく、しかし薄い! ちょっと見はスキャナーのようです。 使用感のレポートは後回しにして、記念撮影をば(写真をクリックすると拡大)。

 なにやら上に載っているのにお気づきでしょうか。 そうですiPod touchも同時に購入したんです。
 なんで今更…とお思いでしょうが、アップルストアで2010年5月25日までにMacとiPodを一緒に購入すると、最大19,800円キャッシュバックされるキャンペーンを開催してたので…。 つまりiPod touch(8G)が無料になる計算です。
 「それって学生だけじゃないの?」とお思いでしょうが、実はPTA役員も対象になってました。 念のため電話で確認したので間違いありません。

 通常より安く買えて、しかもiPodが只になる!おいしすぎます。 PTAのお世話するのもいいもん…でしょ!?
 きょうは茶地に朱縞の入ったウールの下はスタンドカラーシャツ、辛子の角帯に帆布の袴、茶緑に染めた足袋に春色のストール
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2010年4月23日(金)  No.2479

春色ストール
 四月も下旬というのに寒い日が続きます。
 ウールのきものばかりでは季節感が無いので、木綿着物に切り替えました。 いつも着用してる肌着も脱いだら…寒いのなんの!

 しかし着物は襟元から暖気が逃げるのを防止すれば大丈夫なんです。 で、いつものようにストールを巻くことに。
 せめて色目だけでも…と春色の絹ストールを自家用におろしました
 いいですね絹は、軽くて細くてしなやかで、それでいて暖かい。 発色よく美しい。

 写真は僕がいつもしてる巻き方です(写真をクリックすると拡大)。 首の周りをふた回りし、片方を輪にして手先をくぐらせるだけ(こんな説明じゃわからないですよね…)。 襟元にボリュームが出て、とても暖かいんです。
 きょうはグレー縞の伊勢木綿にくすんだ青灰の半衿、黒緑の角帯にチャコールグレーの綿袴、グレーの足袋です。
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2010年4月22日(木)  No.2478

もちっとシュー
 酒はだめですが、甘いものは結構イケるくちです。 洋菓子のイワキさんが期間限定のシュークリームを発売してるので買ってきました。
 シュークリームを桜色の求肥(ぎゅうひ)で包んだ見るからに春らしいお菓子です。 求肥には薄くクリームが塗られ、小豆をちりばめてます(写真をクリックすると拡大)。

 シュークリームの中には丸ごとひとつイチゴが入ってて意外性も充分! 簡単に言うと、いちご大福の洋菓子版なんですが、見た目以上に味が違い、楽しめます。
 これでひとつ220円。 ボリュームたっぷりでこれは安い!

 きょうは青縞ウールにくすんだ青緑の半衿、黒緑の角帯に灰黒の袴、先日染めた足袋です。
2010年4月21日(水)  No.2477

ぎゃらりー 合掌かず良 オープン
 昨年夏に再開した桜ヶ池の合掌かず良さんが貸ギャラリーとしても使えるるようになります。 あの立派な合掌造りを利用しないのは勿体ないないと考えたのです。

 初回は中田朋子さん(布染)新保孝二さん(作陶)の「二人展」(写真をクリックすると拡大)
 今日から5月6日まで 開館時間は 11:00〜17:00 もちろん入場無料です。
 さっそく拝見しましたが、建物と作品が引き立て合っていてイイカンジです。 是非ご覧ください。

 次回のギャラリー利用者も決まったそうで、さい先よいスタートです。
 なお、かず良さんのメニューにコーヒーが加わりました。 よろしければどうぞ。

 きょうは茶縞ウールにスタンドカラーシャツ、辛子の角帯にコゲ茶の綿袴、茶緑に染めた足袋です。
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2010年4月20日(火)  No.2476

水と緑の森づくり会議
 総会の承認はまだですが(一応)次期砺波地区PTA会長(予定者)です。
 で、地区ブロック会長には富山県PTAの副会長職がもれなくついてくるのだそうで、よくわからぬまま県Pの会合にも顔を出してます。
 さらに多忙を極める会長の代理として、副会長はいくつかの会議に出席するんだそうで、初仕事として「富山県水と緑の森づくり会議」に県庁四階の大会議室へ。
 初めて足を踏み入れる大会議室は知事をはじめそうそうたる学識経験者が並びますが、南砺市から市長や県婦人会長など見知った顔が多く同席されてたので気は楽です。

 水と緑の森づくり税(県条例)と森づくり全般について公聴する会だそうで、予習はしましたが議事テンポが早くついていくのがやっとでした。
 代理だし黙っていようかとも思ったのですが、
「(人工植樹の)針葉樹と広葉樹との混交林が植生として自然なのか?」と質問し、
熊よけの意味も含めて、里山再生に尽力していただいてることに感謝し、続けていただきたい」と申し上げました。
また「目の前に緑の山がある学校が多いので、目に見える形で戦略的に植林するのが最大のPRでは」と意見を述べました。

 城端の東山は秋には一部紅葉します。 ブナの自然林が残る上部は美しいのに、中層部はところどころスギの緑がポツポツと残り見た目が残念です。
 また杉は根が浅く落葉も少ないので、保水力があまりありません(城端の水害被害を大きくしたのは杉などの流木でした)。 水土保全効果を考えれば、広葉樹の森林がベストだと考えます。 なんで杉を残そうとするのか理解に苦しみますが、きっと“オトナ”の事情なのでしょうね。

 会議では「将来を担う子どもたちに森の大切さを伝えねば…」という観点からさまざまな意見が出ましたが、年数回のイベントや紙媒体での告知より、一年365日眼前にある森林そのものに目を向けさせる工夫が必要だと考えています。 季節によって山の色が変わるなんて子どもには最大のPRじゃないですか!
 時間の無いなか早口でまくしたてたので、思いの半分も伝わらなかったでしょうが、みなさん“オトナ”ばかりなので空気を読まない委員がひとりくらい混ざってても許されるのでは…。

 きょうは空五倍子色の紬に茶色の半衿、黒緑の角帯に鉄色の絹袴、梅鼠の足袋です。
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2010年4月19日(月)  No.2475

満タン1,000キロ
 以前燃費が20%アップする運転について書きました。
 燃費が悪いスタッドレスから、夏タイヤに交換したので再びエコドライブに挑戦しています。

 車間距離を長くとり、回転数を上げないトロトロ運転。 写真下に表示される予想走行可能距離が伸びを楽しんでます。
 で、本日ついに合計千キロを超えました! 151.2+850=1,001Km
 この運転を続ければガソリンタンクに満タンで千キロ走れる計算です。
 ドライバーによって運転の仕方が全く違うので実際に千キロ走るのは難しいでしょうが、頑張ってみます。
 きょうは白茶の厚手木綿に茶色の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、茶色の足袋です。
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2010年4月18日(日)  No.2474

立ち上がれ商店街(路灯)
 昨年11月にハデに壊れたにしまち通りの街路灯が復活します。 歩行者の皆様には永らくご迷惑をおかけしました。
 国道拡幅と同時に設置して10年、モデルチェンジされていたので似たのがなかなか見つからなかったようです。 本日、無事立ち上がりました。
 新たに設置する街灯は、差異はありますが普通は気づかぬレベルです。 どこが違うか?はご自身の目で。
 きょうは厚手の縞木綿に朱色の半衿、カラシの角帯にコゲ茶の袴、茶色に染めた足袋にダカ織のストールです。
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2010年4月17日(土)  No.2473

大和楽の調べと朝丘雪路の舞い
 6月6日(日)に南砺市伝統芸能会館じょうはな座で邦楽界最高峰の演奏が聴けます。
 大和久満先生(三味線)、中川善雄先生(笛)、米川敏子先生(箏)のお三方はいずれも天才肌。 鳥肌が立つ演奏をなさいます。

 加えて深水流家元の朝丘雪路さんの踊りがあり、料金はたったの四千円ぽっきり!
 客席数400のじょうはな座ですから、間近で見れます聴けます楽しめます。
 行きたいなぁ〜、でもこの日すでにWブッキングになってるしなぁ…。

 チケットは4月18日より発売開始です。 良い席はお早めに!
 きょうは焦茶に朱縞の入ったウールに茶色の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、茶色に染めたタビックス。
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2010年4月16日(金)  No.2472

センナ
 ワサビの葉茎をこちらではセンナと呼びます。
 普通に食べても辛くないのですが、熱湯を通すとなぜか辛くなる不思議な山菜です。 母がチャレンジしてみました。

(1)適度な大きさに刻む
(2)鍋のお湯が75℃まで上がったら、センナを投じる
(3)一瞬温度が下がるが、再び75℃まで戻ったらお湯からザルヘ
(4)氷水で冷やした後、水をよく切って密封容器へ
(5)辛みが飛ばないよう冷蔵庫で保存

 すべての手順を素早くすることが大切です。 うまくいけば、わさびの辛さと美味さを併せ持った絶妙の一品になります。
 で、我が家の出来映えは…? う〜ん ちょっと物足りない。

 きょうは青縞ウールにくすんだ青緑の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、グレーに染めた足袋です。
2010年4月15日(木)  No.2471

和紙ちぎり絵展
 なんと農協城信支店で藤井 瞳さんの「和紙ちぎり絵展」が始まっています(写真をクリックすると拡大)。
 繊細でありながら大胆な構図についつい見入ってしまいます。 会期は4月末までです、お早めにお越し下さい。
 藤井さんは自坊(井口 蛇喰)で教室も開いておられます。 いつも生徒さんがおられるようですよ。

 きょうは茶縞ウールの下はスタンドカラーシャツ、辛子の角帯に帆布の袴、茶緑の足袋に草木染めしたストールの文士くずれ仕様。
 バイクに跨がりラジオ出演しました。 今日はちょっと歯切れ悪かったかなぁ…。
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2010年4月14日(水)  No.2470

新型MacBook Pro発売
 火曜日(アメリカ時間)は知る人ぞ知るアップル公式サイトの更新日。 午後から頻繁にサイトチェックしています。 …というのは噂のiPad…ではなくて新型ノートブックMacBook Pro(以下MBP)の発売がいよいよだという情報があるからです。
 アップルは新製品を発売するとき、CEO自ら発表するかサイトで突如公開するんです。 マスコミへの事前リークはありません。
 販売店さえもいつ新型が発売になるか気をもむという有様で、僕のようにパソコンが壊れて困ってた人間は「渇望」に近い感じで待ってました。

 新MBPはCPUとGPUがアップした正常進化で、FireWire800もあり安心しました(MacBookやAirには省かれてます)。 USB3.0やBD搭載はありませんでしたが、通常使用では困らないと思います。
 一台必要なので迷った結果、15インチの一番安いモデルを高解像度仕様(1680×1050)で注文することにしました。 届いたら使用感などを報告します。
 きょうはグレー縞の伊勢木綿にくすんだ青緑の半衿、黒緑の角帯に灰黒の袴、昨日染めた濃いグレーの足袋です。
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2010年4月13日(火)  No.2469

安価に色足袋
 雨の月曜日。 バイクに乗れないので、以前からやりたかった足袋の無地染めをします。 汚れた白足袋を染めて日常履きにするんです。 …といっても化学染料なので簡単^2。
 今回は新品の白足袋二足も含め、四足同時に染めることにしました(木綿と試しにナイロン足袋)。

 既製品の色足袋(@2500)より白足袋(@1450)を染めた方が安いんです。 また男物の色足袋は種類が少ないので、微妙な色が欲しいときは染めるしかありません。
 染色用ズンドウにお湯をはり、足袋の糊けを落とします(右写真)。 染料をよく溶かし80℃前後に維持して20分、濃いめのグレーに染め上がりました。
 ナイロンは染まりやすいので後から入れたのですが、それでも木綿よりはるかに濃く染まってます。

補足;裏も染まるので、足袋底のヨゴレが気になる方にもお勧めします。
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2010年4月12日(月)  No.2468

しだれ桜の狂言装束
 城端しだれ桜まつりに街なかギャラリーと称し、いろんなお店でプチギャラリーを開催しています。
 のむら薬局さんでは今井家所蔵の「枝垂れ桜の衣装」を展示しています(写真をクリックすると拡大)。 説明にこうあります。

【城端別院善徳寺をはじめ、城端には加賀藩の文化、交流が多くみられます。江戸時代から明治にかけて、加賀のお姫様や若君と共にこの城端に移住してきた武家とその家族、そして商家が数多くありました。 この枝垂れ桜の衣装はその時代に加賀より伝わったものです。多くの狂言衣装や登城時の肩衣と共に保存されておりました。 時代は江戸中期ごろの作とみられます。 演目は、能「嵐山」のなかの狂言「棒縛」でしょうか。枝垂れ桜がでてくる演目のものと推察されます。】
 説明にもあるように今井家は江戸時代、加賀から城端に越してきた家柄で、現在は繊維工場を営んでおられる旧家です。

 展示を手伝わせていただきました。 麻生地を鮮やかな水色地に染め、大輪のしだれ桜を描いた見事な装束です。 推定300年前のものとは思えぬ美しさに驚愕しました。
 きょうは白茶の厚手木綿に薄赤の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、茶色の足袋です。
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2010年4月11日(日)  No.2467

桜坂のさくら
 城端しだれ桜まつり、当店では毎年手作り教室を開催しています。 今年は「大島紬を使ったブローチ」を作りました。
 開始直後から予約のお客様がお越しになり、さらに飛び込みの方も加わり店内は大混雑に。 リピーターも多いのですが、今回は南砺市にお住まいの方の新規参加も目立ちました。 しだれ桜まつりもかなり認知が高まったのでしょうか。
 暖かい天候にも恵まれ、町中は多くの方がそぞろ歩きしています。

 外の様子を知りたいのですが、出られないので次男にカメラを任せました。 視点が違う(低い)ので、新鮮です(左写真)。
 桜坂も満開ですね(写真をクリックすると拡大)。
 きょうは縞の木綿に茶色の半衿、黒緑の角帯に焦茶の袴、茶緑の足袋です。
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2010年4月10日(土)  No.2466

花嫁のれん
 しだれ桜まつりにあわせて、当店と隣の電気屋さんで「花嫁のれん」を飾ってます(正しくは内のれん)。 羽二重に鳳凰を染めた美しい構図です。 50年以上前のものをお借りしました。

 婚礼の日、花嫁が「花嫁のれん」をくぐりぬけることで、嫁ぐ家の人間となることの証としたのでしょう。 一生に一度しか用いない贅沢なのれんですが、「生涯一度きり」ということに、家の思いや嫁の決意を感じます。

 別名「加賀のれん」と呼ばれることでわかるように、旧加賀藩(加賀・能登・越中)に残る美しい風習です。 今はかなり簡略化されてますが、20年前に我が家でも用いました。
 きょうは青縞ウールに利休鼠の半衿、裂織りした黒の角帯、灰黒の袴に薄鼠の足袋です。
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2010年4月9日(金)  No.2465

THE APE
 じょうはな織館ぎゃらりーで佐藤忠博さんの個展 “ THE APE ” が開催されています(4/11まで)。
 その名の通り猿づくしの木彫展…だと思っていたんですが、ナメてました。 足を踏み入れて驚嘆しています!圧倒的な存在感!迫力が違います。
 写真では伝わりませんので、ぜひご自身の目でご覧になってください(入場無料)。

 佐藤さんは福島県生まれですが、縁あって南砺市井口に工房を構えています。 となみ野は作家さんにとって住み良い環境なのでしょうか。 だとしたら地域がもっと刺激的に変われる予感がします。
 だって「ヨソモノとワカモノとバカモノが地域を良くする」って言うじゃないですか。
 きょうは白茶の厚手木綿に朱色の半衿、黒緑の角帯に焦茶の袴、茶緑に染めた足袋に草木染めのストールです。
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2010年4月8日(木)  No.2464

加賀藩と善徳寺
 しだれ桜まつり期間中、善徳寺では法宝物の特別拝観をしています。 拝観時間(10時・11時・13時・14時半・15時半)に台所門から入り北の書院で受付し五百円を払えば、院内を解説付きで案内してくださいます。
 今年の目玉は加賀の前田家から洽姫(前田洽子さん)が持参した調度品と長柄傘、そして美しい錦や豪華な刺繍をほどこした打敷(うちしき)です。
 長柄傘はめったに公開してませんし、打敷は織組織まで判別できるほど近づけるので必見ですよ(虫干法会でもこんな近距離で見ることができません)。
 また解説がとても良かった。 別院のことで宝物以外にも新発見がありました。 また報告しますね。
 きょうは茶に朱縞ウールにくすんだ赤茶の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、茶色の足袋です。
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2010年4月7日(水)  No.2463

週末は城端で花見を
 少し前までは蕾も堅かったのに、この数日で見る見るうちに桜が色づいていきます。 まず、城端で一番早いと思われる越村家の桜が咲きました。
 この桜は日本中に1万本も広まるコシノヒガンザクラのルーツだということです。 城端の越村家から茨城県結城市の(財)日本花の会結城農場に枝が渡り栽培されたそうです。
 しだれ桜まつりにちょうど間に合いました。 週末には別院の糸桜向野の桜も見頃を迎えることでしょう。

 きょうは厚手の縞木綿に茶色の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴、茶色のタビックスです。
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2010年4月6日(火)  No.2462

バイクのヘッドライト交換
 雪も溶け暖かくなり、そろそろバイクに乗りたくなってきました
 今日は定休日…ですが午後からしだれ桜まつりの準備があるので、午前のうちにいろんな用事を済ませておくことにします。

 まず以前からやりたかった、ヘッドライトの電球交換にチャレンジ。 中古購入したマジェスティ(4HC)は、たぶん純正のままだと思われるのでかなり暗かったんです。

 流行のHID化したかったのですが、技術がともなわないのであえなく断念。 友人に貰った太めのハロゲン(4500K.60/55W)を取り付けることにします。
 六角レンチでネジ4本とり、黒いV字カバーを外せば、ライト裏側に手が入ります(写真)。 コネクターを外し、ゴムカバーを取り、押さえの針金(?)をはずし、電球を引き抜きます。
 知恵の輪のような針金取り付けを除けば意外と簡単に交換できました。
 さっそく夜間走行してみたいのですが夕方から雨模様に…。残念。
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2010年4月5日(月)  No.2461

「翼の王国」に城端曳山祭
 全日空(ANA)の機内誌「翼の王国」(四月号)の最終ページ広告に城端曳山祭が掲載されました(右写真をクリックすると拡大)。
 麦焼酎の二階堂酒造の提供で、頁の三分の二を大きな写真が占めてます。
 発行部数84万部、機内でほとんどの乗客が手にするでしょうから、とても良い宣伝になったのではないでしょうか。
 今年の曳山祭が楽しみです。
 きょうは青縞ウールにくすんだ深緑の半衿、黒の角帯に灰黒の袴、グレーの足袋にストールです。
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2010年4月4日(日)  No.2460

城端市街地中心部にFREESPOT出現!!
 知らない土地を観光で訪れるとき、みなさんはどうやって情報を得ますか?  旅の醍醐味は「フラリと訪れた土地での偶然の出会い」という達人もおられましょうが、普通はある程度の予備知識が欲しくないですか。
 ガイドブックで調べたり、観光協会に電話したり、現地でマップを手に入れたり…様々でしょうが、最近はインターネットで調べてお越しになる方が増えているようです。

 しかし下調べした目的地を紙にプリントアウトして持ち歩くのも不便ですし、新たな情報を手に入れたいと思ったときに、「小型ノートパソコンやiPod Touchが使えたら…」と思う方も多いハズ。
 ということで、曳山祭まで試験的に無線通信(Wi-Fi)用のFREESPOTを店内に設置しました。 営業時間内なら誰でも無料で使えます。
 店の中だけではなく、店前の縁台や向かいの駐車場あたりでも利用できますのでご利用ください。

 きょうは白茶の木綿に茶色の半衿、辛子の角帯に帆布の袴、茶色の足袋にダカ織のストールです。
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2010年4月3日(土)  No.2459

ハートのこもったメッセージを…
 いよいよ明日からしだれ桜まつり。 城端の商工会青年部は今年も「恋咲く桜並木」を企画しました。
 誰かに宛てたメッセージを書いて樹木(花水木)に吊るすんです。 城端小学校の児童や中学校の生徒もたくさん書いてくれました。 ひとつひとつ見て回るときっと癒されます。
 “常花”を標榜していますが、ハナミズキ開花にはちょっと早いのでいいアイディアだと感心しています。

 “ハートの花”はまだまだ受付中です。 当店前(右写真をクリックすると拡大)と別院山門下に一式置いてありますので、温かいメッセージを添えてお好きな樹に吊ってください。 子どもたちだけではなく、大人のメッセージもお待ちしております。

 きょうは茶縞ウールの下にスタンドカラーシャツ、カラシの角帯に焦茶の袴、茶緑の足袋にストールです。
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2010年4月2日(金)  No.2458

マル秘!善徳寺会館公開
 3日からはじまる城端しだれ桜まつりでは様々な催しが開催されます。
 なかで耳目を集めるのは西上町恵友会有志の “true tears麦端踊り講習会” ではないでしょうか。 つごもり大市で初披露し大好評を博しましたが、彼らの願いは「別院境内で踊る」こと、そして「仲間を増やすこと」なのです。
 10日(土)19:30〜21:00 善徳寺会館二階にて麦端踊り講習会を開催します。 初めての方(老若男女問わず)でも手取り足取り、無料でお教えします(見学も可)。
 そして翌11日(日)15:00〜 別院境内にて麦端踊りを披露。
 アニメファンならずとも必見ですよ。

 しだれ桜まつり期間中 true tearsパネル展 を各店頭で開催しています。 当店は主人公の眞一郎が麦端踊りを練習している場面のパネルを展示(クリックすると拡大)。
 これ、西上町が公民館代わりに使わせていただいている善徳寺会館二階とそっくり同じなんです。
 普段はお見せすることはできませんが、しだれ桜まつり期間中、西上町若連中が曳山庵唄の稽古をしているので、公開いたします。
 毎夜8時半からです、興味のある方はお越しください。
 きょうはグレー縞の片貝木綿に黒タートルネック、黒の角帯に灰黒の綿袴、黒に絞りのタビックスです。
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2010年4月1日(木)  No.2457

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