「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2009年7月

++美しい装い きよべ++

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学校できもだめし
 わくわく体験教室、5年6年合同で「天体観測ときもだめしで学校に泊まろう!」です。
 あいにくの雨天の為、天体観測は中止となりましたが、天文学会の方が星について教えてくださいました。
 夏休みに欠かせない(?)きもだめしは、夜の学校という非日常の場所、次男によると「かなり怖かった」みたいです。

 みんなで枕を並べて体育館でおやすみなさい。 思い出に残る体験になったのではないでしょうか。
 お世話してくださった学級委員の方々、サポート隊の方々、そして先生方ありがとうございました。
 きょうは紺のコサシルクに地紋のある半衿、黒の角帯に草木染めの袴です。
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2009年7月31日(金)  No.2213

手作り名刺
 僕の名刺は手作りです。 自分でデザインし、印刷し、カットしています。
 かつては印刷屋に頼んでいたこともあったのですが、なんか平凡だし、細かいレイアウト変更が面倒だと感じてました。
 自分で作ると、コンマミリ単位で文字の位置や大きさやを調整できるし、季節によって紙質や色を変えられます。

 高校野球富山県大会で福野高校が優勝しました。 砺波地方初の甲子園出場です。 野球は縁遠いのですが、珍しく試合開始から終了までテレビの前で見てました。
 高商・福野ともに城端中出身の生徒が出てるので、最初は「どっちも頑張れ」だったんですが、福野の敗色が濃くなるにつれて『福野がんばれ!』に…判官贔屓ですね。

 試合は9回の表、3点差をひっくり返す福野の大逆転となりましたが、手に汗握る好ゲームでした。 いや〜盛り上がった^2。 どの家も同様だったようで、試合中は人っ子一人商店街を歩いてませんでした。
 きょうはボーナス現物支給の小千谷に生成りの半衿、緑の絽角帯に薄緑の袴です。
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2009年7月30日(木)  No.2212

ゆらぎと合併
 ベストセラーとハウツー本以外、何でも読む乱読派です。
 マクロとミクロとの境界がどこにあるのか興味があったので、かなり時間をかけて「非線形科学」(蔵本由紀/著)を読みました。 著者は京大物理学の名誉教授です。
 著者によれば非線形科学とは「生きた自然に格別の関心を寄せる数理的な科学」だそうな。 何のことかサッパリ…ですね(笑)
 僕なりの解釈はありますが、違ったことを書くと恥ずかしいので割愛します。 とにかく知的好奇心をくすぐる本でした。

「あっ」と気づいたことがひとつ。 ゆらぎは総数Nが大きくなるほど偏差が小さくなる、逆に言うと数が少ないほうがブレが大きい。
 これを人間社会にあてはめると『少人数のほうが突出した人材が出る可能性が高い』ってこと? そういえば南砺市の田中市長は利賀村出身だし…。
 ということは、統合とか合併って、平均的な人間を生み出すだけなのでは?と考えてしまいます。
 きょうはグレー縞の小千谷に黒い半衿、シケ引きのヘコ帯に薄手の綿袴です。
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2009年7月29日(水)  No.2211

7・28
 あなたの記憶に残る数字ってなんですか?
 城端含む南砺市では昨年豪雨被害を受けた7月28日が忘れられぬ日となりました。
 水害で受けた大きな傷はまだ癒えていません。
 土砂が流れ込み米を作ることができない田んぼが今もたくさんあります(写真をクリックすると拡大)。

 この夏、全国各地でおこる水害の凶報に接し暗然たる気持ちになります。 不幸にしてお亡くなりになった方のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
 きょうは黒の小千谷に黒の半衿、黒の角帯に灰黒の袴です。
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2009年7月28日(火)  No.2210

寺巡り
 久しぶりに吉崎御坊へ。 虫干法会期間中(7/28まで)に行くのも仏縁かも…と勝手に考えます。
 高速使えばすぐですが、8号線→305号線経由だとやっぱり遠いなぁ。
 まず御山(吉崎御坊跡)に登り、東別院、願慶寺、西別院と参拝します。 梅雨空のためかひっそりしてました。
 写真は東別院の宝物館です。

 吉崎は城端と同じく、観光バスでいくよりもマイカーでゆっくり巡ったほうがいい土地ですよ。
 きょうは生成りの揚柳木綿に薄柿色の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴です。
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2009年7月27日(月)  No.2209

迷惑電話撃退法
 「電話の声が1オクターブ高い」とよく言われます、地声はそうでもないのですが。
 『ボソボソしゃべると聞き取りにくいので、電話では高い声ではっきりと話すように』と奉公先で教え込まれたからでしょう。

 内店してるといろんな電話がかかってきます。 怪しげな不動産、結婚紹介、電話会社の変更、知らない地域の特産品、子どもの家庭教師、ハウスクリーニングetc.
 平日昼の在宅主婦をターゲーットにした営業電話がかかってきました。リリリリリーン
 「はい、きよべです」『こちら○○○で全国展開している◇◇◇◇ですが、お宅の△△△△は□□□□でしょうか?』相手に付け入る隙を与えぬ営業トーク炸裂です。
 「え、いえ、妻が留守なのでわかりません」と答えると、『・・・・(一瞬絶句した後)、…ご主人様でらっしゃいましたか。奥様だとばかり…オホホホホ』
 ペースを乱された電話の向こう側は、その後しどろもどろに。 マニュアルで想定してなかったんでしょうね(笑)
 ということは…ですよ! 女性が困った営業電話を受けてしまった時、できるだけ野太い声で「私は夫です、妻は外出しています」と言っちゃえばこっちのもんですね。

 忙しい時はいらだつけど、心に余裕があるときは迷惑電話も結構楽しんでます。
 きょうは紺のコサシルクに立涌地紋の半衿、黒の角帯に薄緑の綿袴です。
2009年7月26日(日)  No.2208

短くなった夏休み
 いよいよきょうから夏休み、地区のラジオ体操が始まりました。 出席のハンコが子ども達のモチベーションを高めます(写真)。
 南砺市の小学校、今年は7月25日から夏休み開始です、週休二日導入前の昔のように。
 週5日制となり、授業のコマ数が減ってるのは事実です。 「もうちょっと時間があれば」と思ってる先生も少なくありません。
 夏休み短縮はほんの数日のことですが、おかげで1学期末の保護者懇談会にたっぷり時間を割くことができました。

 なんでこんなに学校が忙しくなったのかといえば、土曜日が休みになったことが原因でしょう。
 「土曜半ドン」だった時代はもっと余裕があったはずです(ちなみに、城端小学校は土曜日に給食も出してました。共働きの親の要望だったと聞いています)。

(1)先進国は週休二日制が常識である。→→(2)ならば日本も見習わなければ。→→(3)産業界に働きかけると同時に、まず官庁が「手本」を示さねばなるまい。→→(4)学校も当然休んでもらわないと示しがつかない。→→(5)いずれ親の会社も土日休みになるのだから、子どもだけを学校にやるのはおかしい。
 僕のおぼろげな記憶ではこんな流れだったと思うのですが、大企業はともかく、完全週休二日制でない親御さんは沢山います。 むしろサービス業の隆盛に伴い、土日に休めない人が増えたような。
 土曜日の子どもの受け皿となる、スポ少や各種ボランティア団体指導者の負担が確実に増えました。 土日に試合や行事が増えたことで、忙しい子どもはより忙しくなってます。

 結果、しわよせが全部子どものほうに来ちゃってるような…。 いいのかなぁ…こんなことで。
 ゆとり教育を見直す前に、学校週休二日制を見直したほうがいいのでは?
 きょうはグレー縞の小千谷に薄柿色の半衿、辛子の角帯に薄手の綿袴です。 
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2009年7月25日(土)  No.2207

天女の絵はがき
 虫干法会が始まってます(7/28迄)。 平日にも関わらず今日は例年以上の人出で本堂はいっぱいです、嬉しいですね。
 別院が積極的に動いているからでしょうか?
 …というのも新しい試みがいくつかあるんです。

 まず、山門下と台所門に案内マップ(左写真)が掲示されてます、初めての方には心強い配慮ですね。
 さらに、山門天井に描かれた天女像が美しい絵はがきになりました(6枚組で350円)。 虫干期間中は本堂内の売店にて販売しています。
 そして26日に「虫干スタンプラリー」を開催。 虫干の法宝物を巡り歩き、先着30名様に景品を出してくれるそうです。

 活気ある善徳寺なくして、元気な城端はあり得ません。 別院とベクトルを揃えて、城端を元気にしたいものです。
 きょうは黒の小千谷に青緑の半衿、緑の絽角帯に薄緑の袴です。
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2009年7月24日(金)  No.2206

緑の隠れ家
 アサガオとユウガオで作った緑のカーテンがほぼ完成しました。
 遮蔽力を高めるため、葉は大きく密度が高いので、咲いた花が目立たないのが欠点ですが、緑のカーテンの役割は完璧に果たしてると思います。

 カーテンの内側に長椅子を置いています。 ちょっと座ってみましょう(左写真)、涼しい風が通り抜ける快適な場所です。
 ちなみに外から見たらこう見えます(右写真をクリックすると拡大)。 じつは女性が二人座ってるんですが、見つけられますか?
 街を歩く人の休憩&おしゃべりの場所としてご利用いただければ幸いです。

 きょうは衿を交換した小千谷に薄茶の半衿、裂織りの角帯に腰板無しの綿袴です。
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2009年7月23日(木)  No.2205

部分日蝕
 「ど〜せ一部が欠けるだけだし、天気も悪そうだし」と朝まであまり興味が無かった今回の日蝕ですが、富山県は74%蝕と朝刊で知り急に気になりだしました。
 「昨夜テレビで作り方を見た」と母がスコープ(?)を急造します。 といっても紙筒の一方に針穴をあけたアルミ箔を、もう片方にスーパーのレジ袋を張っただけの簡単なもの、いわゆるピンホールカメラですね(右写真をクリックすると拡大)。
 像は小さいけれど意外にハッキリ見え、「おぉこれは!」と家族揃って観測(?)してました。
 しかし、太陽の欠けかたがどうも新聞の絵と違う…?? う〜ん、針穴レンズなので上下逆に映るんですね。

 ピーク時に近づくにつれ雲の分量が増え、観測(笑)が危ぶまれましたが、適度な分量の雲のお陰で【肉眼で】見ることができました(よい子は真似しちゃダメ)。 輪郭のスッキリした三日月みたいですね。
 あ〜、イイもん見せてもらいました。 充分満足したので、午前だけで一日が終わってしまった気がします。

※「日食」より「蝕む(むしばむ)」ほうがラシイので「日蝕」の表記を使ってます。

 城端別院善徳寺虫干法会が始まりました(28日まで)。 賑々しく開催しております、ぜひ足をお運びください。
 きょうは黒縞小千谷に生成りの半衿、黒の角帯に薄手の袴です。
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2009年7月22日(水)  No.2204

お金をどう使うか?
 NHKスペシャル「マネー資本主義」 5回シリーズで、マネーが暴走した今回の金融危機を検分します。
 通して見てきましたが、昨夜の「危機を繰り返さないために」が最終回。世界の賢人が発したメッセージを伝えます。

「利益を株主ではなく社会の為に役立てる公益資本主義を目指すべきだ」「実業が大事だと直感的に感じていて、儲からなくても客が喜べばいいと思ってる人が多い唯一の先進国日本だからこそ可能性がある」
 原 丈人さん(日本)の希望に満ちた言葉にハッとすると同時にウルッとなりました。

 月に一度(第2水曜)FMとなみの生番組「となみ野まがじん」でよく喋ってることですが「お金をどう使うかにも知恵が必要」だと訴えています。
 個人のお金をどう使おうと自由ではありますが、
 「使ったお金はどこへ流れていくのか?」「そのお金は社会とどう関わるのか?」「生きたお金の使い方なのか?」考えて欲しいということです。
 お金を手に入れるには責任が必須です。 …が、使うにも責任がついて回ると僕は考えます。

 「忙しくてそんなこと考えてられない」という人には『地域でお金を回してください』とお願いしています。 こんな簡単なことで地域は元気になれるんです。
 東京にお金が集中するのは、アメリカ一極集中のグローバル化のミニ版でしかなく、決して望ましい姿ではありません。

 衆議院が解散されました。
 選挙の投票にも同じことが言えます。
 『一票をどう行使するかにも知恵(と責任)が必要』
                  そう思いませんか?

 きょうは生成りの揚柳木綿に薄朱の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴です。
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2009年7月21日(火)  No.2203

父性愛
 録画しておいたETV特集「弁慶の復活〜中村富十郎父子 勧進帳に挑む〜」を観ました。
 歌舞伎の人間国宝であり舞踊の名手である富十郎さん(79)が、息子鷹之資くん(10)に、父として役者のあるべき姿を見せる為に開催した個人興行。 強靭な肉体が必要な弁慶に高齢で挑むのは無謀とさえ思えました。
 しかし、富十郎さんの弁慶は気迫充分・迫力満点でした、画面を通してでも、グッとくるものがあります。
 「まだまだやれる!」の大向こうのかけ声に「そうだ!」と頷いた僕です。

 脇を固めるのは中村吉右衛門ら名優揃い、地方は芳村伊十七先生はじめ超一流。 おっとりした鷹之資くんはコトの大きさにピンときてないようでしたが、大きくなって父の想いに気づくでしょうね、きっと。
 父として息子になにを遺すべきか? 富十郎さんは自問自答したに違いありません。
 僕も我が子に何をどう伝えるべきか考えつづけたいと思います。

 富十郎さんはじょうはな座の杮落としに舞ってくださいました。 あの見事な舞をむぎやの手踊りに取り入れられたら…と願うのは僕だけでしょうか?
 きょうは縞の片貝木綿に黒のだまし半衿、黒角帯に灰黒の袴です。
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2009年7月20日(月)  No.2202

ボーナス現物支給
 みなさんの会社は夏のボーナスが出たでしょうか?
 きよべは個人商店ですし、こんなご時世ですので、当然のように出(せ)ません(キッパリ!)

 代わりと言っちゃナンですが、麻の小千谷を自家用におろすことにしました。 いつも黒っぽい色が多いので、今回は明るくブルーグリーンで涼やかに。
 でも仕立て屋さんが混んでいるので後回しになり、いつ縫えるか予想ができません。 この夏に間に合うでしょうか?

 きょうは緑のコサシルクに生成りの半衿、シケビキのヘコ帯に草木染め木綿の袴です。
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2009年7月19日(日)  No.2201

一円ショップ
 併設のcraft Lun(クラフトラン)は木綿布を販売しています(生地は10cmからカット)。
 Mattler(メトラ)の木綿糸、MOLNLYCKE(モンリッキー)のキルト糸、DMC(Dollfus Mieg & Cie-Paris)の刺繍糸など、他の手芸屋さんで扱ってない商品があるので遠くからまとめ買いに来られるお客様も多いです。
 隠れた人気商品が、写真のミニクロス。 大きさにバラツキはありますが、どれでも1枚1円です。
 いまどき一円の商品なんてどこにも無いんじゃないでしょうか?
 きょうは黒縞の小千谷に黒の半衿、黒の角帯に薄手の綿袴です。
2009年7月18日(土)  No.2200

紅一点
 梅雨前線が北陸地方に停滞しているせいか、宵のうちにどしゃ降りの雨が降りました。 福光高宮で104ミリ、一時間の降水記録としては過去最大だとか。 昨年の集中豪雨の恐怖が蘇ります。

 そんななか、ついに店前のアサガオが開花しました(写真をクリックすると拡大)。 滅入る気持ちが、たった一輪の花で消えゆきます。

 花って不思議ですね。 菊好きのおじちゃんや英国のガーデニング愛好家の気持ちが少し理解できました。
 きょうは黄色のコサシルクに生成りの半衿、裂織りの角帯に腰板無しの袴です。
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2009年7月17日(金)  No.2199

きものの似合うマジシャン
 「麦屋の衣装を着付けてください」とご対面したお相手はなんと、コンプレッサーさんでした。 ケーブルテレビなどでもおなじみの富山出身のマジシャン(手品師)です。 トレードマークの真っ赤なスーツで入店された時は店内が明るく染まりました。
 なんでもBBTの番組で、むぎや踊りの講習をじょうはな座でうけるそうな。

 着付けはチャッチャと終わりました、きものの似合う体型なのでラクです。 どうです?カッコいいでしょ。 きもの生活を送ってる僕が見劣りしてるし(涙)
 放映は多分8月上旬だそうです。楽しみ〜。
 きょうは生成り揚柳木綿に薄鼠の半衿、辛子の角帯に薄手の綿袴です。
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2009年7月16日(木)  No.2198

ゴーヤが咲き乱れ
 ご近所で「緑のカーテン」を以前から実践しているお店があります。 お隣のエルプライム・イシムラさんと、お向かいのカワイ書店さんです。
 カワイさんは昨年までアサガオを育ててましたが、今年はゴーヤにバージョンアップ? 日当りがいいのか、愛情深いせいか、すくすくと成長し、すでに黄色い花を咲かせています(写真をクリックすると拡大)。
 ウチのアサガオはまだ咲きそうにないので「負けた」ようでちょっと口惜しい(笑) でも、こんな競争なら大歓迎ですよね。
 きょうは紺のコサシルクにグレーの半衿は地紋あり、黒の角帯に若草色の綿袴です。
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2009年7月15日(水)  No.2197

リボンアートの四季
 じょうはな織館ぎゃらりーで「リボンアートの四季」が始まりました(8/2まで)。 村上れい子さんと生徒さんによる作品展です。
 リボンアートは、先染めされたリボン布を切り抜いて貼り合わせ、ひねって、コテあて、見事な花を造ります。
 「造花でしょ」くらいにしか思ってなかったんですが、実物の迫力に圧倒されました。 見応え充分です。

 織館にて、週末毎に初心者向けのリボンアート体験会も開催するそうです。
 7月18日(土)・19日(日)・20日(祝)・25日(土)・26日(日)・8月1日(土)・2日(日)
 飛び込み参加OKだそうですよ(参加費500円〜1,000円程度)。

 きょうは黄色のコサシルクに生成りの半衿、シケ引きのヘコ帯に薄緑の袴です。
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2009年7月14日(火)  No.2196

越前大野 宝慶寺
 休日を利用して福井の大野市へ。 大野は越前の小京都です。
 大野城の城下町として栄えた盆地の町で、高山や郡上八幡と同じ武将 金山長近が造りました。

 同業の大門屋さんにいろいろ話を伺いました。 七間朝市通りを石畳化するにあたって、城端も見にきてくださったそうです。
 彦根や長浜などいろんな土地の現在の情報もいただきました。 ネットで知り得ない情報をもらうにはやはり足を運ばないとダメですね。

 「福そば」で手打ち蕎麦をいただいた後、永平寺と縁の深い曹洞宗の宝慶寺(ほうぎょうじ)に足を伸ばしました。 ウワサに聞いていたのですが、いいお寺ですね。
 宋の禅僧、寂円禅師が道元禅師を慕って来日し、道元の死後、山深いこの地(銀杏峰)に一宇を設けました。 日本曹洞第二道場の名にふさわしく、永平寺以上に「修行」という雰囲気が似つかわしい場所です。
 運良く宝物館を拝観させていただくとともに、詳しい解説も聴かせていただくことができました。 これって仏縁なんでしょうかね。


 帰宅してみると、衆議院の解散総選挙が決まったとか…。
 それはそれとして結構なことなのですが、政局に翻弄されて臓器移植法が浅い審議日程のまま参議院で可決されてしまいました。
 将来に禍根を残す法律となるおそれがあります。 だって、「一人の人間を助ける為に、誰かの(脳)死を願う」ってことですから…。

 きょうは黒地にの縞小千谷に黒の半衿、辛子の羅角帯に薄茶の綿袴です。
2009年7月13日(月)  No.2195

頑張れ!ゆーき菜々市
 毎週日曜午後は別院境内で「ゆーき菜々市」が開催されます。
 『別院をもり立てよう』とかなり長い間続いているのですが、先日ぽつりと「今年限りになるかも…」という声が聞こえてきました。 というのは看板が掲示できなくなったことで、開催日時が周知さず客足が減り、出店するおばちゃんたちも減っているからです。
 もし無くなってしまうとしたら、とても残念です。 近隣の人たちのみならず、観光客にも好評だったのに…。
 なんとかならないものでしょうか?

 きょうは生成りの文人絣にシケ引きのへこ帯、腰板無しの綿袴です。
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2009年7月12日(日)  No.2194

きものはエコ
 暑い日は麻がなにより涼しい素材です。 だまし半衿のみで、素肌に着ると、ひんやり快適。
 しかし、何年も着ていたせいで衿がすり切れてしまいました。

 洋服ならこれでポイッですが、着物は違います。 部分的にほついて、掛衿(上衿)と地衿(下衿)を交換すればいいのです。
 きものってとても合理的でエコでしょ
 きょうは生成りの揚柳木綿に薄柿色の半衿、裂織りの角帯に茶の袴です。
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2009年7月11日(土)  No.2193

アサガオをつばく
 「緑のカーテン」が順調に育ってます。 成長の早いツルが軒下まで届いたので、強制的に横方向に這わせていたのですが、そろそろ限界に近づきました。
 「もうヨシ!!」とハサミでアサガオの先頭をつばくことにします(右写真)。

 ツバクは城端弁で「飛び出た部分を刈り揃える」意味です。
 「そこの庭木つばいてくれっしゃい」みたいな時に使います。かなりの古老しか使わないんじゃないかなぁ。
 語源は多分、凸む(つばくむ)だと思われますが、凸むって現在まず使わないですよね。

 きょうは緑のコサシルクに格子地紋の生成り半衿、絽の緑角帯に薄緑の袴です。
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2009年7月10日(金)  No.2192

14歳の挑戦に挑戦
 城端中学校2年生が『社会に学ぶ 14歳の挑戦』に取り組んでいます。
 娘は御菓子処 井波屋さんにお世話になってます。 袋詰め、包装から下ごしらえまで、いろんなことを経験させてもらいました。
 多種のお菓子があるので、娘にとってどの工程も新鮮だったようです。 ありがとうございます。 娘はすっかり井波屋さんファンに。
 しかもお土産までいただいて…、本当にすみません。 もっとあったんですが、美味しく食べてしまいました。

 数年前ウチでも預かったことがあるので、お世話いただくことの苦労がわかります。 特に一番ヒマでお客さんの少ないこの時期に、仕事を探すのが大変でした。
 でも、大きくなった当時の子どもたちが今でも顔を出してくれるのが嬉しいです。
 きょうは紺のコサシルクに水色の半衿、黒の角帯に草木染めの綿袴です。
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2009年7月9日(木)  No.2191

殿様街道
 夕方から金沢郊外に行く用事ができたので、急ぎます。 いつもはR304〜山側環状を抜けるのですが、昔に比べて道が良くなったという福光の法林寺を抜ける県道27号金沢井波線を通ってみることにしました。
 ぬくもりの里ができたこともあって、富山県側はバンバンの道路ですが、石川県側にまだ狭い道路区間(およそ1,5km)が残ってます。 ここは対向車も多く、暗いので昼でもライト点灯必須です。
 しかしこの難所を抜ければ、あとは金沢大学角間キャンパスまであっという間です(福光市街地から金大まで20分位)。 森本経由と比較して約8kmも短縮できました。
 これから頻繁に利用するかもしれません。
 きょうはグレー縞の小千谷に黒の半衿、シケ引きの兵児帯に腰板無しの綿袴です。
2009年7月8日(水)  No.2190

県PTAへ
 富山県PTA連合会の研究指定PTA打ち合わせ会のため、教育文化会館へ。
 城端小学校PTAは平成20〜21年度の研究指定校なのです。 現会長、前会長、前々会長(僕です)の三名が担当しています。
 昨年から準備はしていましたが、いよいよ尻に火がついてきました。

 テーマは「開かれた学校へ 〜地域との協同にむけての働きかけ〜 」です。 内容を絞りきれず、アドバイザーからご指摘をいただきましたが、こちらはまぁなんとかなりそうです。
 ただ、2年間で成果(もしくは動き)を出して発表するというシステムに問題があります。 僕が会長をしていた4年前から取り組んでいる案件なので、ちょっと厳しいかなぁ。
 きょうは黄色のコサシルクに薄朱の半衿、辛子の角帯に薄緑の袴です。
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2009年7月7日(火)  No.2189

七夕&パイプオルガン
 JR城端線に乗って戸出へ。 久しぶりに戸出七夕祭を見ようと思ったんです。
 駅を降りたら旧市街地は満艦飾の七夕一色…のハズでしたがチョット期待はずれカモ。 町内毎に一本(?)の大きい七夕は見事ですが、やはり経費節減でしょうか。
 前夜がメイン開催日だったせいか、お祭り済んで…の雰囲気が漂ってました。


 気を取り直して、金沢駅隣の石川県立音楽堂ホールの「ランチタイムコンサート」へ。 サブタイトルは『ウィーンからの贈りもの 歌声にのせて感じるウィーンの風』
 今回の出演者は春日朋子さん(パイプオルガン)の独奏、中西富美枝さん(メゾソプラノ)&田島睦子さん(ピアノ)のウィーン歌曲です。
 このホールで一度パイプオルガンを聴いてみたくて足を運んだんですが、低音はいいけど、高音はそれほど美しくないなぁ…。 選曲(ヴィエルヌ;太陽への賛歌/モーツァルト;アンダンテ KV616)にもよるのかもしれませんが、残念。

 続く中西さんのメゾソプラノは素晴らしいの一言でした。 歌がホールに響き渡り、余韻を残します。 
「どんなに素晴らしい楽器演奏も母親が歌う子守唄に勝てない」という言葉を思い出しました。 人間の声って最強の楽器ですね。

 ランチタイムコンサートは気軽に音楽に触れてもらおうと、平日昼に開催してるもので料金はなんと500円!
 2年前はスカスカでしたが、今日は半数くらい(数百席)が埋まっていたでしょうか。 驚きです。 ラ・フォル・ジュルネ金沢の効果があらわれてるんでしょうね、きっと。 
 きょうはグレー縞の片貝木綿に焦げ茶の半衿、黒の角帯に灰黒の袴です。
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2009年7月6日(月)  No.2188

味噌汁を作れ
 「味噌汁を作れ」が宿題の次男が昨夜からソワソワしています。 どうせなら…朝御飯を作ってもらいましょう。
 はらわたを取った煮干でダシを取り、大根の皮をむき、短冊切りにして湯にくべます。 湯通しした油揚げを入れて、最後に味噌をといて出来上がり。
 太い大根が煮えるまで時間がかかりましたが、味は合格です。 みんなで美味しくいただきました。
 よし、もうお前は父を超えた(笑)

 朝からtrue tearsファンの人が町歩きしています。 というのも本日いよいよ「true tears ご来城記念ファンイベント」なのです。
 申込多数により抽選で選ばれたファンが全国からお越しになるとか…。 男性だけじゃなく、女性もかなり含まれています。 さすがtrue tears。

 終了後に立ち寄ってくださった人の話によると、イベントは大成功でみなさん喜んで帰られたとか。
 ブログや掲示板を読んでも、じょうはな座や主催者に対する感謝の声がほとんどで、通常のアニメイベント以上の暖かいものを感てくださったようです。 よかった^2
 きょうはグレー縞の小千谷に柿色の半衿、辛子の角帯に薄手の綿袴です。
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2009年7月5日(日)  No.2187

シネマ歌舞伎
 じょうはな座でウワサのシネマ歌舞伎が上映され、母が友人数人と見てきました。
 豪華三本立! 加えてかねしまさんのお弁当付きです。
 ハイビジョン7.1chとはいえ本物にはかないませんが、満足してきたようです。 「勘九郎さんの汗が臨場感あり過ぎて…」とビミョーなこと言ってました。
 初歌舞伎だった僕の友人は「すっごい、面白かった。また見たい」と大喜び。 テンポの良い演目は、若い方には大好評だったようです。
 新たな歌舞伎ファンの開拓という松竹の試みは成功しそうです。

 写真は、おみやげに配られた日本手拭。 大サービスです、じょうはな座の懐具合が心配。
 きょうは黒縞の小千谷に青緑の半衿、緑絽の角帯に薄緑の綿袴です。
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2009年7月4日(土)  No.2186

エコポイント取材
 エコポイントの交換商品にじょうはなフラワーカード商品券が認定されたことで、富山テレビ(BBT)井上真帆さんの取材を受けました。
 エコポイント交換業者一次募集で県内4つの商品券が名乗りを上げてますが、フラワーカードが一番アクティブに動いてるんだそうです。

 エコポイント制度について思うこと(禁句含む)や消費者のみなさまにお願いしたいことなどを熱く語っています。
 さらに店を出て、加盟店にA4サイズのビラを配布、説明する様子をカメラに収録。 お店のインタビューもありました。

 7月8日(水)午後6時のBBTスーパーニュースで放映予定です。
 なぜか僕が自転車で走り回るシーンと仕事をしてる姿も撮っていかれたんですが、何に使うんでしょう?? 気になる方は要チェック!!

 きょうは生成りの揚柳木綿に赤茶の半衿、辛子の角帯に焦げ茶の袴です。
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2009年7月3日(金)  No.2185

オリジナル風鈴
 そろそろ店先に風鈴を吊るす時節となりました。
 軒が低く、短冊の汚れが目につくので自作することにします。
 といってもボール紙を芯にして、布を巻き付け、両面テープで留めるだけ。 あとは穴をあければ完成! 簡単です(写真をクリックすると拡大)。
 リーン リーンといい音で涼ませてくれます。

 数を増やしてつづらこみちにも設置しました。 涼風とともに爽やかな音色が通り抜ける算段です。
 きょうは生成りの文人絣にシケ引きの兵児帯、腰板無しの綿袴です。
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2009年7月2日(木)  No.2184

エコポイントで地域活性化
 エコポイントの申請&交換受付が始まりました。 しばらく準備に追われていたので、ホッと一段落(むろんこれから忙しくないと困るのですが…)。
 エコポイント制度は手続きが煩雑なため、じょうはなフラワーカード会加盟の電器店および当店で記入のお手伝いすることにしています。
 同時にまだまだ認知度が低いので、全店頭にPOPを掲示することにしました(クリックするとかつて無いほど巨大化します)。
 昨夏以来冷え込んでいる城端の景気回復の起爆剤…とまではいかなくても、火種くらいにはならないかと期待しています。
 我々商店はやれるだけのことをやります。 あとは地元の方々のご協力をお願いするのみです。

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 あの日から四年が経ちました
 子どもたちを取り巻く環境は良くなったのか?悪くなったのか? 城端は何が変わったのか? 住民意識はどうなのか?
 ときどき絶望的になることがあります。 ただ時が流れただけじゃないか…と。

 本日、小学校では命の授業をしています。
 帰ってた次男とゆうや君の話をしました。 子どもも大人も、記憶が鮮明に残る限り、羅針盤はきっと良い方を指すでしょう。
 きょうは縞の伊勢木綿に赤茶の半衿、黒の角帯にチャコールグレーの袴です。
       (ブルーの文字をクリックすると関連ページへリンクします)
2009年7月1日(水)  No.2183

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